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録画再生不能! [日常生活]

 朝は朝食時に前の晩に録画した深夜アニメを見たりするのを日課としているんやけれど、デッキを立ち上げている間にベランダで一服つけ、戻ってきてHDDレコーダに外付けしているHDに録画した番組を見ようとしたら、「再生できません」の表示が。一度電源を切り、再起動。そしたらなんとか見られた。
 安心して宅配の日刊スポーツに目を通し、再度見ようとしたら、また再生不能になっている。再々起動しようと思うたら、早朝に録画予約していた「100分de名著」が始まっていた。これは外付けHDに録画するように予約しておいたんやけれど、HDが反応してくれへんので、デッキ本体内蔵のHDに切り替えて録画していた。今時のデッキはほんまに賢いのであります。
 というわけで、「100分de名著 ノートルダム=ド=パリ」の最終回を見ながら朝食を取る。外付けHDの具合をちゃんと見たかったけれど、朝のことで時間がない。出勤せんとあかん時間になっていた。
 出かける前に妻に事情を話す。行ってきますの代わりに「外付けHDのUSBがちゃんとさしこまれているか確かめて」とか言うてる。なんという夫婦!
 今日はお山の学校の合格発表の日。あれこれとお仕事をし、定時に退出。帰路の車中で、上橋菜穂子「炎路を行く者 守り人作品集」(新潮文庫)を読了。これで「守り人」シリーズは一応すべて読了。主要登場人物2人の幼少時代を描いた中編が2本収録されていて、作品世界にさらに深みを与えている。
 帰路、最寄駅前から携帯で自宅に電話。「外付けHDどうやった?」。いわゆる「帰るコール」でまずきくのがHDDレコーダの心配ですか。「USBの差し込みもゆるくなってへんだし、ちょっと押しこんどいて起動したらちゃんと見られたよ。録画もできたし」。なんという夫婦!
 というわけで、朝に見損ねた「学園ベビーシッターズ」などを帰宅してから楽しく見られたのでした。ああよかった。て、何を心配してるやら。なんというおっさん!

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テスト監督より授業 [日常生活]

 鼻唄クラシック「シルヴェストリのN響ライヴ」を更新しました。

 朝、起きぬけに体温を計ると36.1度。朝食後に計り直すと36.9度。ええい、もうええわ。改源でしのぎ、通常通りに出勤。今日から在校生の期末テストで、試験監督が入っている。50分間、生徒をただ見ているだけというのは今の体調ではけっこうきつかったりする。かえって授業の方が脳内物質が分泌されてテンションが上がり一瞬でも元気になったような気がするだけましです。もっとも、反動もきつかったりするんやけれど。
 午前中は奨学金関係の仕事、午後からは入試関係の仕事。明日が合格発表なので、あとひと踏ん張りですね。
 というわけで、帰宅したらもうへろへろ。それでも少しばかり録画したアニメを見たり読書をしたり。面白い話でも、なかなかさくさく読んでしまわれんのはやっぱり心身ともに疲れているからかなあ。
 今日はここまで。せっかく来てくれはったのにこんな日記で申し訳ありません。実は聴いたばかりのCDをネタに書き始めたけれど、クラシック好きの人以外にはあまり面白くない内容になったので、日記ではなく別のコンテンツで公開することにしたのです。興味のある方はお読みください。

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梅安蟻地獄 [読書全般]

 朝から微熱。37度のラインをうろうろ。仕事は年度末のまとめの作成やら入試解答の点検やらあれこれ。合格発表まで入試関係の事務作業は続く。発表後は新入生対象の説明会やらなんやら。ひとつのことに集中して取りかかれぬ日々がしばらく続くなあ。
 帰路の途中で抗生物質医者に診てもらうつもりやったけれど、炎症を抑える薬と鼻炎薬を処方してもらうくらいやろうと思い、帰宅して体温を計ってから行くかどうか決める。熱は少し下がっていた。少し早寝して体調を整えることにする。鼻炎はアレグラ錠で抑えられるしね。
 通勤の車中で、池波正太郎「梅安蟻地獄 仕掛人・梅安 二」(講談社文庫)を読了。ドラマの「必殺シリーズ」もええけれど、やっぱりその原型である小説はまた格別であるなあ。梅安と彦次郎という二人の仕掛人の滋味豊かなやりとりがよろしい。単純な勧善懲悪にならないひねり方に妙味がある。「剣客商売」にまで手を出すと他に読みたい本が読めなくなるんで、池波正太郎は「梅安」でいったん休止しようと思うてる。なので、シリーズの残り5冊をじっくり味わいたい。

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眉村卓讃 [SF]

 本日も完全休養日。お医者の薬は今日の昼まで。午前中はテレビを友とし、昼食後、午睡。夕刻起きてきて、読書。夜の体温は平熱より少しばかり高い。風邪は治ってへんみたい。またお医者に診てもらうてもかわりばえせんやろうし、改源で症状を抑えておくか。できたらあと1週間くらいだらだらと休みたい気分ですけれども。妻から見ると、なんか目も腫れぼったいらしいので、花粉の影響もあるかも。アレグラ錠を服用したら、鼻の具合はましになった。
 日下三蔵・編「日本SF傑作選・3 眉村卓」(ハヤカワ文庫JA)を読了。初期の作品から「下級アイデアマン」「わがパキーネ」などの異世界接触ものと、「産業士官候補生」などのインサイダーSFを収録。私の場合、眉村さんというと「ねらわれた学園」「まぼろしのペンフレンド」「なぞの転校生」などの一連のジュヴナイルSFや「司政官」シリーズなどは読んでいたけれど、初期の短編集はあまり読んでなんだ。そのため今回初めて読む作品も多く、ありがたかった。
 一読、驚いた。初期の眉村作品のシニカルなこと! いわゆるデッドエンドというべき結末が圧倒的に多いのですね。そうならなくても、なにやら皮肉な将来を暗示して終わっていたり。ここらあたり、第一世代の作家群の中ではかなり異色な存在やなかったろうか。
 特に異世界との接触ものでは、地球人からの視点で描かれたものは少なく、異世界人(宇宙人など)の視点から地球人を見た作品がほとんど。星新一さんや小松左京さんとはまた違う突き放し方ですね。後半に収録されたインサイダーSFでも、やはり人間に対して悲観的な作品が中心。小松さんは人間を最後のところでは信頼していたのかもしれんけれど、この時期の眉村さんは絶望してはったんかなあ。
 これはもう近著にも手をのばしてどう変化しているかを確かめたくなりますね。
 よう考えたら、ジュヴナイルSFでも人類の描き方はけっこうえぐかったりするなあ。むろん子ども向けに希望を持たせるような結末にはしてはったけれど。
 このシニカルさは昨今のSFには見られないものかも。若い読者にぜひ読んでもらいたくなる一冊でありました。

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野球中継の薬効 [日常生活]

 午前中は例によってテレビを友とする。とはいえ疲れのせいか見ていて眠くなり、「週刊ニュース深読み」を見ている途中で目が開けられなくなり、中断。気がついたらうたた寝をしていた。1時間くらい寝ていたか。
 午後からは午睡。夕刻起きてきて、プロ野球オープン戦「東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース」の試合を録画したのを見る。
 きたなあ、ついに来ましたよ、オープン戦。開幕まであと1ヶ月ほどになったんやなあ。キャンプレポートでは物足りんのですよ。どのチームの新外国人選手も大活躍するみたいな書かれようやし、新人たちは即戦力で一軍入り間違いなさそうやし。記事は大きく盛り上げるためにかなり割り引いて読まんならん。
 その点、オープン戦はよろしいな。どれくらいの力を選手がつけてきたか。どういうことを試しているのか。ひいきチームの仕上がり具合と他チームのそれを比べることができる。
 残念ながら今日のタイガースは敗れたけれど、バレンティンに対して2発のホームランを打たれただけ。先発再転向の岩崎優投手も、二番手で出てきた秋山拓巳投手もコントロールの精度はなかなか高い。打線がちょっと振りが鈍くなっているのが気がかりやったけれど、解説の金村義明さんによると「あれだけ練習していたら疲れもピークに達しているはずですよ」とのこと。開幕に向けて調整する期間なんで、それほど深刻になることもないやろう。
 とにかく試合をしているタイガースの選手たちを見るだけでもう幸せです。嬉しいです。
 ただ、薬効はそれほどでもなかったらしく、夜になってもなんかまだ体が重いなあ。明日もしっかり休養しよう。明日はテレビでオープン戦の中継がないのが残念ではあるけれどね。

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鏡の中の顔に仰天 [日常生活]

 本日も入試関係の作業や打ち合わせなど。来週月曜日より在校生が登校してくるので、静かな校舎も今日まで。もっとも私は仕事部屋に戻ると例によって音楽を流しているのですけれどね。
 ひととおりの作業が終了し、はばかりに行く。手を洗う時に鏡を見てぎょっとした。自分の顔が自分の顔やないように見えた。顔色は悪いし、目は多少腫れぼったいし、何よりも表情に生気がない。
 うわあ。こらあかん。飲み会の予定をキャンセルしたのは正解やね。すぐにでも帰宅して横になりたい気分。なんとか定時まで仕事部屋で単純作業(部屋の掃除とかゴミ捨てとか)をやったりして過ごし、とっとと退出。ほんまは行きたい飲み会やったけれど、体が、そして鏡の中の私が、行ったら倒れるぞと警告しております。
 帰宅して、床暖房で体を温めながら体を休める。テレビもサンテレビ「熱血! タイガース党」を見たくらい。おお、毎年恒例のキャンプ企画「中田良弘のブルペンチェック」を見ていたら、早いことシーズンインしてほしくなるくらいわくわくしてきたぞ。「週刊ベースボール」でもタイガース投手陣をセ・リーグの他チームよりも高く評価していたしな。明日はオープン戦の中継があるし、そう思うと少しは元気が出てきた。
 夕食後の薬で体はいくぶん楽になったけれど、薬効が切れたらまた逆戻りか。今度の土日はひたすら養生しましょう。たぶん一番効く薬はタイガースの試合かな。抗生物質よりも薬効は抜群とみた。

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論説委員は喫煙しないか [新聞]

 入試採点業務、ほぼ終了。残るは合否判定資料作成など。業務終了後、やけに体が重い。帰宅してから体温を計ったら、わずかに微熱が。薬で抑えているうちはまだええけれど、切れたらまだまだ風邪ひき状態に戻るということか。お医者の先生、抗生剤は効いてますのかいな。明朝まで様子を見て、体調がすぐれないようやったら休むか早退するか。しんどい状態で仕事をしてミスを連発してもなあ。
 ところで、新聞などでは飲食店の喫煙可能域が増えて、健康増進法が骨抜きになっていると連日のように報道してますな。ピョンチャンでは欧米の来場者が屋外の喫煙場を利用せんとそこらへんでスパスパやってるらしい。オープンエアの場所ならば副流煙の影響は少ないという、私からしたらしごく当然の判断やと思うのですね。
 全国紙、地方紙問わず、社説では喫煙者の心に鞭を打つように禁煙禁煙と主張している。室内でも屋外でも喫煙者はまるで犯罪者扱いですわ。そのくせ煙草を完全禁止にしろとは書かんところがいらつく。煙草の煙よりも自動車の排ガスの方が有害やとは書かんのです。原発の核のゴミについては寛容な産経新聞ですら、副流煙の害を書きたてる。
 で、私が知りたいのは、そうやって喫煙を攻撃しはる各紙の論説委員の方の本音です。論説委員の方たちのすべてが非喫煙者なのか。喫煙する論説委員の方はどんな気持ちで社説を書いてはるのか。肩身の狭い思いをしてはらへんのか。
 朝日新聞には論説委員による「社説余滴」という本音らしきことを書くコラムがある。ぜひここで喫煙をする論説委員の方にほんまはどう思うてはるんかを書いてほしいのです。
 朝日新聞にかみつくことが存在意義になっていると思われる産経新聞の論説委員の方には、朝日が禁煙を社説で主張したら、そこも反対してもらいたいくらいなのです。
 こと煙草に関しては言論統制でもしいているかのように喫煙容認の意見が掲載されへんのは、ほんまに気持ち悪いのです。メディアは公平であるべきやというなら、非喫煙者の視点からしか記事を書かんのは不公平やないのかなあと、喫煙者である私はいつも感じているのです。

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30分の差 [日常生活]

 本日も朝は30分前倒しで起床、出勤。30分早いというだけで、早朝は地下鉄の本数が少ないから、最寄駅前のコンビニで飲み物などを買うのに少しでも手間取ると、駅のホームでえらく待たされたりするのですね。なんとかお山の学校に行くバスは思うてた時間発のに乗れたけれど、ぼーっと待たされたりせかせかと急がされたり。わずか2日間のことなのに、それだけで気疲れしてしまう。
 お医者の先生に処方してもろうた薬のおかげで熱は平熱に。鼻の調子も悪くない。もっとも薬が切れるころにはまたぐずぐずいいだすんやけれど。そんなこともあり、週末に予定していた同僚との飲み会はキャンセルすることにした。ふだんはなかなか同僚と雑談する機会もないので楽しみにしてたのになあ。
 午前中は面接試験の質問係。決まった質問をするだけやなく、受験生の回答を受けてさらに突っ込んだ質問をその場で考えていろいろと引きだしていかんならん。脳みそフル回転でございます。面接試験終了後、仕事部屋でストーブにあたりながらへたっておりました。そやけど午後からは学科試験の採点とこれまた過酷な業務であります。もう許して。
 集中力が続かず、丸をつけたつもりやのに手が勝手にペケにしていたり。すぐに気がついて訂正印を押して書きなおすなど、ロスが多いなあ。
 定時にさっさと退出し、昨日逃したバスにも乗れ、昨日よりも早めに帰宅。午睡するには遅く、夕食には早い時間帯についたから、リビングでごろごろしながら録画したアニメ「学園ベビーシッターズ」「宇宙よりも遠い場所」などを見る。後者は十代の女の子たちが本気で南極に行く話。もしかしたらほんまに宇宙に行くよりも南極に行く方が難しくなる時代が来るかもしれんなあ。
 薬のおかげで体は多少楽にはなったけれど、疲れまで取ってくれるわけやないですからね。明日から通常の時間帯に戻る。やれやれであります。早いとこ寝ましょ。

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鼻風邪でも抗生剤 [日常生活]

 今日はお山の学校の入試1日目。試験開始時間に合わせて早く出勤せねばならん。いつもより30分早く起き、すべて30分間前倒しで行動。朝の30分はなかなか厳しいものがある。しかも電車の時間など、本数が少なかったりするので通常のリズムとは違う。
 起きぬけに体温を計ると、37.1度。市販の風邪薬を服用してなんとかもたせる。ただ、鼻水を抑える成分のせいで試験監督中に眠くなって困ります。
 なんとか無事業務終了し、午後4時過ぎに退出。でもパスを1本逃してしまい、30分くらいバス停で待たんならんかった。通常ならばどれくらいの時間にバス停にいけば間に合うとかわかってるんやけれど。せっかく早く退出できてもこれではねえ。
 それでも通常より30分ほど早く自宅の最寄駅に到着。帰路、自宅近辺のかかりつけの内科に寄り、インフルエンザの検査をしてもらう。今年のインフルエンザには高熱を発しないものがあると聞いたもので、心配になったのです。結果は陰性。ただの鼻風邪やったみたいで、風邪薬を処方してもらう。わっ、また抗生物質を処方しはった。枝雀落語では「葛根湯医者」というどんな時にも葛根湯を処方する医者が出てきますが、ここの先生は「抗生物質医者」なのです。見立てとかはしっかりしてはるように思うけれど、これで抗生物質を処方せなんだらいうことないのになあ。
 待合室では36.8度。このラインをずっと保ってるというのが始末に負えないのですよねえ。通勤の車中と医者の待合室で、池波正太郎「殺しの四人 仕掛人梅安1」を読了。小松左京さんの重厚なSFも、池波さんのアウトローを描いた時代小説も、「人の持つ矛盾」を描いているという共通点があるんやないかと感じた次第。
 さあ、明日も早出。さっさと寝ます。

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小松左京讃 [SF]

 明日は入試本番。今日は最終の準備作業に終始。というか、準備作業が一区切りつき、次の作業に移るまでの間、仕事部屋に戻ってぐったりと動けず。自分が鼻声なのが自分でわかる。目はしょぼしょぼするし、背中は張るし。こらあかん。帰宅して体温を計ると、少しばかり平熱より高い。発熱しているというほどやないけれど、この程度の体温上昇やと無理したら動けてしまうから始末が悪い。何度か間をおいて計る。じわりじわりと上がっている。インフルエンザやないとは思うんやけれど。明日は通常よりも30分ほど早く家を出る予定なんで、早寝せねば。
 往復の電車で、日下三蔵・編「日本SF傑作選 2 小松左京」(ハヤカワ文庫JA)を読み、後わずかというところで最寄駅についたんで、帰宅して読了。「地には平和を」「時の顔」「紙か髪か」「物体O」「神への長い道」「継ぐのは誰か」などを収録。ほとんどが再読やけれど、細かいところはだいぶ記憶が薄れているなあ。
 先日読んだ筒井康隆さんと比較するような読み方になった。例えば「物体O」。筒井さんなら巨大な物体が日本を分断したら、そこで大慌てしてぐちゃぐちゃになっていく人物群像を戯画化するやろう。眉村卓さんならば、物体の被害にあった地域の最前線で苦闘する人物に焦点を当てるかもしれん。では小松さんはどうしているか。
 分断された日本を俯瞰し、その影響や事態収束を図る人々の姿をシミュレートするのですね。さらに、なぜそんな物体が出現したかについての考察なんかもやってみせる。
 日本SF初期に、これだけ個性の強い面々が群雄割拠のごとく登場したことに感謝せねばならん。星新一さん、光瀬龍さん、半村良さんなどほんまに多士済々というほかない。
 解説で日下さんが書いてはるけれど、小松さんという「SFそのもの」を書く芯となる人がいてたから、これだけバラエティに富んだメンバーが独自の世界を広げていけたというのは間違いないことですね。
 小松さんは「知の巨人」と呼ばれるけれど、それだけやないと思う。本書には「紙か髪か」くらいしか収録されてへんけれど、関西人らしいサービス精神に富んだ笑いも提供できるし、文学畑の出らしく詩情豊かな描写にもたけている。こうやって選ばれた作品を読むと、その視点のシニカルさを強く感じた。小松さんは未来にどのような「希望」を見てはったんやろうか。
 あ、そうか。いきなり小松さんの傑作選なんて読んだもんやから、私、知恵熱を出しているのかも。読んでる間、脳みそフル回転でしたもんねえ。

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