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本を貸すということ [読書全般]

 本日、「たちよみの会」例会。最初の1時間だけやけれど、古参Y氏が顔を出してくれた。先月「読めたら貸して」と言われた本を持っていっていたので、貸す。私は基本的には本の貸し借りはしない主義なんやけれど、彼だけは別です。なんでかというたら、ちゃんと返してくれるから。いわゆる「借りパク」というのをやられると、ほんまに悔しいのです。自腹を切って手に入れた大切な本なんやから、手元に置いておきたいものですよね。
 某T京S元社のK浜氏にずいぶん前に「ターザン」シリーズの何冊かを貸したけれど、あれ、まだ返ってきてへんのですよ。その出版社が映画化を機に「類猿人ターザン」を出すというので、その参考に貸してほしいといわれて貸したんやけれど、さて、彼は借りたことを覚えているでしょうか。一応ハヤカワ文庫の「ターザン」は既刊分全部持っていて、彼に貸した分だけ歯抜けになってしもうた形になっている。また読み返すこともないかもしれんけれど、今や入手困難なものだけに、返してほしいなあ。でも、彼と顔を合わせた時にはその件について言うのを忘れているのです。最近は東京に行くこともSFのイベントに参加することもないので、顔を合わせる機会もなかなかないのです。どなたかK浜氏に会うたら「喜多がブログでぼやいてた」と伝えてください。て、自分でいえよ。
 進呈するものは別です。私が死蔵しているよりも研究者やコレクターに寄贈した方が役に立つというなら、それは喜んでお渡しします。そういう方になら進呈しても惜しくはないのですよ。
 というわけで、Y氏にはまた来月別な本を貸す約束をしました。むろん返ってくるという信頼があるのです。

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羽生結弦は国民栄誉賞確定? [時事ネタ]

 今日は完全休養日。午前中は例によってテレビを友とし、昼食後、午睡。よって、五輪大会のフィギュアスケートは見てません。妻はテレビをつけたら表彰式をしていたとか。
 それにしても羽生結弦選手はすごいなあ。2大会連続金メダルですか。これで国民栄誉賞確定かと思うけれど、こればかりはしんぞう総理の気まぐれで決まることやからなあ。国民栄誉賞選定委員会みたいなのを作って毎年検討するとかせんと、こんなに不公平極まる賞はないからね。
 漫画家では長谷川町子さんが受賞しているのに手塚治虫さん、水木しげるさん、藤子・F・不二夫さん、石ノ森章太郎さんなどが受賞してへんのはおかしいと思うのは私だけですかね。女優では森光子さんが受賞していて杉村春子さんが受賞してへんとか。あ、落語家や漫才師で受賞した人がいてへんのはおかしいな。
 まあ羽生選手は間違いなく受賞するでしょうけれどね。
 将棋では藤井聡太五段が羽生善治竜王を破り、朝日杯優勝で六段に昇格したとか。まだ中学生ですぜ。まあまだこの段階では国民栄誉賞なんて話にはならんけれど。羽生竜王みたいに永世七冠を達成せんとあかんのか。ここら当たりの基準はあってないようなもんですからね。
 あ、大相撲の横綱白鵬関には国民栄誉賞はやらんのか。モンゴル人やからというのは理由にならんと思うぞ。なにしろ第一号受賞者の王貞治さんは台湾籍ですからね。白鵬関が日本国籍を取得したらあげるのでしょうか。
 やっぱれ総理の気まぐれで決めるのではなく、選定委員会は必要のように思うが、如何。

 明日2月18日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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SFファンがいた! [日常生活]

 今日も暖かめな1日。というても平年並みらしいんですね。要はこの冬の厳冬のせいで、平年並みでもものすごく暖かく感じるという相対的なものなのです。でもまあストーブをつけているのに部屋がなかなか温もらないというよりはまだよろしいわ。
 今日は来週火曜日に迫った入試の準備に追われる。全体の打ち合わせ、教室の整備など、毎年のことではあるけれどこうして準備をしていると少しずつ緊張してくるなあ。
 仕事部屋でひと休みしていると、仕事の用事で訪れた先生が「ひと段落したらお薦めのSFを教えて下さいよ」と言うて来はった。別に私はものかきの仕事については公言してへんのですが、この前SFの話をしたはるのにちょっとだけ口をはさみ、北野勇作さんのことなど話したのがきっかけで、SFファンであることなどを知らはったのですね。
 その先生は最近は「ソラリス」を読まはったとのこと。この前はディックの話をしてはった。いやまあいるところにはいてはるのですよね、SFファン。前任校ではSFファンの先生には出あわなんだ。ミステリファンの方はいてたけれど。
 最近あまり最新SFは読んでへんのでこの先生の話についていけるかどうか心配ですけれど、ぼっち教諭としては楽しくお話しできる相手が見つかったというだけでなんか嬉しくなったのでありました。

 2月18日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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天と地の守り人 [読書全般]

 昨日、今日と気温が急に上がり、日中は大阪市内で10度を超えたそうな。お山の学校も身を切るような寒さは失せた。それにしてもつい先日は最高気温が3度とかいうてたのに、この急激な変化はなんですか。上がるなら、体がびっくりせんようにじわじわと上がってほしいものです。ホメオスタシスなるものがうまく働かんやないですか。おかげで1日ずっとなんかだるい。
 寒いというては文句をたれ、暖かいというてはぼやいているなんて勝手な奴やと思わはるかもしれんけれど、段階を踏んで暖かくなってくれたら文句はないのです。とかく自然現象なるものに人間は勝たれへんのう。人間も自然の一部やったはずやのにね。
 往復の車中で、上橋菜穂子「天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編」(新潮文庫)を読了。これで一応「精霊の守り人」から始まる連作シリーズを読み切った。最終のエピソードとなる「天と地の守り人」は、途中で戦国物語というような様相を見せ、どうなることかと思わせたが、ちゃんとファンタジー世界らしい結末の付け方をしているところはみごと。皇太子チャグムと用心棒バルサ、そしてこの2人をめぐる人々の織りなす人間模様と、人間の力ではどうにもならない超自然の世界、そして陰謀渦巻く王宮の物語とが絶妙のバランスでからみあった大きなシリーズですねえ。作者の上橋さんも1962年生まれなのですね。62年生まれというのはほんまに多士済々ですなあ。
 惜しむらくは、登場人物のネーミングで、バルサとかイーハンとか現実社会で意味のある言葉と重なってしまうので、そこが気になったりする。最初にアニメ「精霊の守り人」で「バルサ」という名を聞いた時は、模型作製などに使う軽い木材を連想してしもうたし、ドラマ「精霊の守り人II」で「イーハン」の名を聞いた時は、麻雀の役がついてるんかとか兄弟がいてたら「リャンハン」とか「サンハン」という名前なんかとかいらんことを考えてしもうた。他にも「トロガイ」って名古屋弁みたいな響きやなあとかね。まあ、ファンタジー世界の人物なんで特定の言語によらない名前をと考えはったんやろうけれど、そういう名前を作るのは難しいのですよ。キラキラネームをつける親の方が驚くべき独創的な発想をしていたりなんかしますなあ。
 今さら私がどうこう言う余地はありますまい。余韻を楽しむように残り2冊の短編集をまたぼちぼちと読んでいくことにしよう。

 2月18日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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予想外のバレンタイン・デイ [日常生活]

 今日は大阪府立高校前期入試の出願日。私は午後から受付業務。どたばたしながらもなんとかこなす。願書の処理などは明日に行うということで、今日は定時に退出。いつものバスに乗り、駅へ。いつもよりも1本早い電車に乗ろうと思えば乗れたんやけれど、はばかりに行ったりしたのでいつもの電車に乗った。これが幸いしたのかもしれん。
 阪急山田駅で停車し、乗客が乗り込んだところで「阪急京都線上牧駅で人身事故があり、今から全線運行を見合わせます」というアナウンスが。車掌さんとほかの乗客の会話を聞いていると、運行再開のめどは全く立たず、1時間くらいは待たねばならんとか。腹をくくって妻に電話してから読書。しばらくしたら「大阪モノレールと大阪市営地下鉄とで振り替え輸送を行います」というアナウンスが。
 山田駅は大阪モノレールと交差しているので、乗り換えができる。かなり大回りになるけれど、あてどなく運行再開を待つよりもましかと判断し、阪急の駅を出てモノレールの駅へ。もし1本早い電車に乗っていたら、南千里か千里山で停車していたはずで、そうなるとモノレールへの乗り換えも難しかったところ。尿意を催したことでいつもの電車に乗ることになったからこそ乗り換えやすかったわけで、運がよかったとしかいいようがない。
 モノレールの改札で振替切符をもらって改札を通り、大日駅で地下鉄谷町線に乗り換える。この間の乗り継ぎもすべて振替切符ですんだ。大回りをしたとはいえ午後7時ごろには帰宅できた。妻がテレビのデータ放送で調べてくれたら、阪急の全面運行再開は7時20分やった。あのまま再開まで待っていたら、ほんまに1時間は電車の中で待ってんならんところやった。
 というわけで、仕事でへろへろ、帰路の振り替え乗り継ぎでくたくた。帰宅してすぐ、疲れているから甘いものをと妻がバレンタイン・デイのチョコ饅頭を出してくれた。これはこれで愛情の証しという感じではありますね。非常においしく感じたのは疲れていたからだけやなかろう。なんか予想もつかん展開のバレンタイン・デイになってしまいましたな。

 2月18日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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アスガード7 [漫画]

 3連休のあとの出勤日はなかなかエンジンがあったまらんというのはこの日記で再々書いておりますな。とはいえ、短縮時間割や来週に迫った入試の関係から、私の今年度の持ち授業は本日で終了。午後からは出願受け付けの準備など。それらの作業が終わると、ほっとして仕事もほんまにマイペース。明日のために力をためておくことにしましょう。
 妻とは1歳違いで、子どものころの体験など共通する点が多く、昔話などをしていても食い違うことは少ない。ただし、学習雑誌なんかの話題になると、1学年違うだけでけっこうずれるのですね。
 例えば、私が小学6年生のときに、学研の「6年の科学」に連載されていた石森章太郎原作の学習漫画「アスガード7」の話題になると、私が読んでいたのはすがやみつるさんの作画で、妻が「5年の科学」で読んでいたのは細井雄二さんの作画。記憶しているエピソードも違う。扱う理科の学習テーマの範囲が学年ごとに違うから当然なんですけれどね。
 で、妻が6年生になって読んだ「アスガード7」はすがやみつるさんの作画やったんやけれど、私が読んだすがや版とはこれまた設定が違うのですね。主人公が小学6年生になっていたそうです。私の読んだすがや版はメンバーはすべて大人やったからね。
 復刊ドットコムから、すがやみつる版だけ再刊されていることがわかったので、amazonで検索してみたら、私が読んだ1974年版と、妻が読んだ1975年版がそれぞれ出ていた。解説を読むと、確かに妻の記憶通り1975年版は主人公が小学6年生という設定に変更されているようです。
 どうせなら、石森タッチに忠実な細井雄二版も復刊してほしいけれど、漫画家として成功したすがやみつるさんの分しか単行本にならなんだのかな。学習雑誌の、特に低学年版などは一冊にまとまることはまずないものね。
 昔の小学館の学習雑誌には一峰大二や古城武司といった往年の人気漫画家がテレビのヒーローものをマンガにして連載してはったけれど、一部をのぞいて埋もれてしもうているものはかなり多いんやないかと思う。たぶん商業ベースに乗らんから復刻は難しいかもしれんけれど、「学習雑誌漫画大全」みたいな形で一部でいいから復刻されたりしてほしいとふと思うたのでございます。

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史実と演出 [テレビ全般]

 今日は建国記念の日の振替休日。去年のカレンダーを調べたら、2月11日は土曜日で、休みを1日損したような気分になったもんやけれど、今年は逆に1日得した勘定になる。去年のカレンダーでは土曜に祝日が入るケースがあと何日かあって、金曜日に振り替えてくれんかなと(心身ともに不調な日が多かったもので)思うたもんですが。
 今日は気温が低く、暖房を入れていてもなかなか室温が上がらなんだ。テレビを見ては布団にもぐり、昼食を取ってからしばらく読書をし、寒くてまた布団にもぐり、なんてのを繰り返す。
 2週間分たまっていた大河ドラマ「西郷どん」を一気に見る。やっと島津斉彬が藩主となり、西郷との接触が増え、物語が動き出してきた。その分、前藩主の愛人であるお由良の方の出番が減ったのは残念。小柳ルミ子が実にいい味を出しているのです。ただし、あんなにヒステリックな女性を島津斉興が寵愛しているのはなんでなんでしょう。立って食う寿司も寿司寿司というやつですか。※落語「三十石」(桂米朝口演)参照のこと
 劇団ひとり演じるジョン万次郎が登場し、西郷や大久保とからむ。まさか史実でそういうことがあったとは思われんけれど、そこは演出というやつですね。そういう可能性があれば、ドラマとして面白ければそういう話を作る。小説でもそうやけれど、それがフィクションの醍醐味というやつやと思う。それが許されんでテレビ局に抗議する人がいてたりするのが、私には不思議でならん。
 そういう人に限って「鬼平犯科帳」などで池波正太郎が創造した「盗人宿」や「盗賊三カ条」なんかについては抗議しなかったりするんやないかなあ。と、これは私の想像ですけれど。でも、「長谷川平蔵は史実ではそんなことはしていない」とかテレビ局に抗議がきたという話は聞いたことがないので、当たらずとも遠からず、と思うております。

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冬季五輪と深夜アニメ [テレビ全般]

 冬季五輪が開幕し、妻はフィギュアスケートの試合をこまめにチェックして録画予約を入れている。ところが、韓国ピョンチャンの競技場は屋外が多く、天候によって番組が変更されることもたびたび。せっかく予約していても、HDDレコーダの番組表が改変されたりしていて、録画し損ねるということもあるらしい。今日は団体戦の決勝を予約していたのに、肝心なところがとれてなかったと妻は怒ってましたわ。
 五輪大会はアニメの予約にも影響があり、「3月のライオン」みたいに番組そのものが飛んでしまうものもあれば、深夜アニメは通常よりもかなり遅い時間帯に放送されるものもある。今のところ予約時間がダブって困ったというケースはないので助かっているけれど、この先どうなるかはわからん。五輪大会の放送延長ということもあるかもしれんしね。そこらあたり、さらにこまめにチェックしていかんなんのかな。
 それやったらリアルタイムで見てるのと変わらんやんというようなことになってしまう。何のための予約機能なんやら。
 午前中はテレビを友とし、録画した深夜アニメなどを見る。朝の「戦隊」シリーズは新番組「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」が始まった。ふたつの戦隊が共通の敵をめぐって競い合うという展開のようで、これまでにない趣向ですね。かなり思い切った実験なんで、どう展開していくかかなり楽しみにしております。
 午後は午睡。寝ても寝ても疲れが取れんなあ。起きて読書。池波正太郎「闇は知っている」(新潮文庫)を読了。しまった、「闇の狩人」を先に読むんやなかった。シリーズものやないにしても、続きものみたいな場合はちゃんと解説か裏表紙のストーリー説明に書いておいてほしいものです。これから読もうという人は「江戸の暗黒街」「殺しの掟」「闇は知っている」「闇の狩人」そして「仕掛人梅安シリーズ」の順にお読みになることを勧めます。新潮文庫と講談社文庫が混ざってしまうので気をつけてね。

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筒井康隆讃 [SF]

 一日雨天。月例の京都の医者行きの日。こういう天気の時には家でだらだらしていたいけれど、そういうわけにもいかん。
 往路の車中で、日下三蔵・編「日本SF傑作選1 筒井康隆」(ハヤカワ文庫JA)をやっとこさ読了。
 初期の筒井さんは、ほとばしる才気に筆力がついていってへんという感じがする。これは、25年ぶりくらいに読みなおして今回初めて感じたこと。若い頃に読んだ時はそういう感じはせなんだんやけれど。歳はとってみるものである。
 それと、筒井さんの初期作品はすべてなにか古臭く感じてしもうた。筒井さんが作中で予測している未来社会はかなりその予測通りになっているんで、古臭いどころかその着眼点の凄さを感じるというのに、それでも何か違和感がある。
 少し読み返し、なんとなくわかってきた。1960年代に予測した21世紀が、現実の21世紀にかなり近いために、現代の感覚で読むと微妙なずれが生じているわけですね。そのずれが、「60年代に書かれた未来図」であるにもかかわらず、それらを「現実の21世紀を描いた小説」のようについつい読んでしまうので、古臭く感じられてしまうのかもしれん。
 したがって、本書も半ばを過ぎて筆力が発想に追いついてくると、その違和感がなくなってくる。いわゆる「実験的作品」は「現実の21世紀」を跳びこしてしもうているんやろう。特に「佇む人」と「パブリング創世記」はやはり傑作。若い頃に読んだ時の衝撃とはまた違う「凄み」を感じさせてくれた。
 思うに、筒井作品は書かれたその旬の時に読むべきものなんやなかろうか。その時の流行語などやテレビ番組のタイトルなどをもじった「くすぐり」を入れているというだけでなく、書かれた時の読者に理解できるように作られているんやと思う。そういう意味では年代を超えて読み継がれる星新一さんとは好対照な作家なんやないかな。
 帰路は梅田に寄り、阪神百貨店の理容室で整髪。東梅田の旭屋書店で新刊文庫などをみてまわったあと、夕刻に帰宅。阪神百貨店のバレンタイン・チョコレートの催し場を通らんとあかんかったので、人波をかき分けるだけでくたくたになった。午睡したら、もう夜。月曜も休みでよかったですよ。

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コンビニと地下鉄 [日常生活]

 早朝、いつものように出勤。さすがにかなり薄明るくなってきた。1月なんかまだ夜のうちに出ていく感じやったもんな。ああ、朝が来たなあと前向きな気持ちになってくる。冬季鬱病というのにかかる人がいてるのはわかる。実際、暗いうちに出勤していた時期というのはお山の学校まで1時間半かけて仕事しに行くのがうっとおしかったね。
 とはいえ朝は冷える。起きてすぐ床暖房を入れ、ファンヒーターをつけ、部屋を少しでもぬくめる。布団の中で温もった体が冷えるのを防ぐためです。暖房を入れた床に寝そべって昨晩とった深夜アニメ「ゆるキャン△」「スロウスタート」など、女の子たちが仲良くしている様子を描いたアニメを見て、身も心も温めています。
 駅前まで、冷えた空気の中を速足で歩く。ダウンパーカーを着ているけれど、うっすらとも汗をかかへん。少しは体が温まってきたかなというころ、駅前のコンビニで昼食や飲料を仕入れる。
 レジで支払いをしていると、額から汗がしたたり落ちる。コンビニというのはもう暑いくらい暖房が効いているのです。そういえば、コンビニの店員さんたち、薄着ですよねえ。そのまま外へ出たら風邪ひくでというかっこうをしている。こちらは上着はダウンパーカー、下着はパッチ。とにかく重武装です。
 ハンカチで汗をふきふき、パーカーの襟元をあけて地下鉄の駅に降りる。地下鉄の階段というのは、とにかく風が吹きこむのです。額は風が心地よいけれど、襟元から入る風のせいで体温が奪われていく。あわててファスナーを引き上げ、あごの下まですっぽりくるむ。
 コンビニと地下鉄の気温差のせいで体力が落ちていくような気がする。なんか風邪気味やなあと毎日思うんやけれど、朝の出勤時に原因のひとつがあったか。
 日に日に早くなる日の出にあわせ、気温も上がっていってくれんもんかねえ。

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