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選手名鑑はコーチから [プロ野球]

 貴乃花親方がここにきてテレビでしゃべったり週刊誌のロングインタビューに応じたりしているけれど、理事選挙が終わるまではいらんことはしゃべらんと決めていたんやろうかね。とにかくこの先2年間は協会の要職からは離れることになるんやから、その間に貴景勝、貴源治、貴公俊の3人を横綱大関に育て上げることですわ。師匠として弟子をそこまで出世させたら、協会内での発言力が強まるものなのです。むろん貴乃花親方はそれくらい承知のうえでのここまでの行動やったんやと思うけれどね。有望な弟子がいてるから、あえて理事選挙で落選する道を選んだ、というのはうがち過ぎかな。
 今日は「週刊ベースボール」の「選手名鑑号」の発売日。どこよりも一番早い選手名鑑なんやけれど、そのため顔写真の一部は昨年のものを使用している。プレス用の顔写真は、一軍と二軍のキャンプを別々にやってるチームはオープン戦が始まってから撮影したりしているからね。
 新しい写真を使用した名鑑は後日買うとして、とりあえず現時点での新メンバーを確かめることができるのがありがたい。私は特にコーチ陣の顔ぶれをみるのが楽しみ。昨年までタイガースでコーチをしていた久保さんがホークスに移っていたり、長年スカウトをしていた人が久々にコーチとしてユニフォームを着ていたり、現役引退後すぐにコーチに就任していたり。
 現役時代には縁のなかったチームのコーチについている人は、選手育成の手腕を買われているんやろうね。今季、ホークスからイーグルスに移籍した佐藤投手コーチなんか引っ張りだこですもんね。
 というわけで、往復の車中で細かな文字を舐めるように読んで楽しんでいたのでした。
 うーん、読みかけの小説が読まれへんよ。今はハヤカワ文庫から出ている日本SF作家選集の「筒井康隆」(日下三蔵・編)を読んでいる。何しろ分厚いもんやから、なかなか読了でけんのですよ。まあ、短編集やから読むのを中断してても何ら問題はないんやけど。

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鉄道高校生の読む小説は [読書全般]

 3年生の成績業務が本日で終了。やれやれ。でもまだ1年生と2年生の授業日は続いているから、気を抜くわけにはいかんのですけれどね。それでも一段落ついて、午後からどっと疲れが出た。
 毎朝乗る電車では一番前の車両に乗っている。乗り換えの便利さと、確実に座れるからというのがその理由です。
 で、今年度はその車両の運転手の後ろの席に必ず座っている男子高校生をよう見る。鉄道のパンフレットを手にしていたり、進行方向をじっと見つめて電車の走る様子に集中していたり。十中八九、鉄道ファンでしょう。
 今朝は珍しく鉄道のパンフレットを手にしてなんだ。なんか疲れた表情で、靴を脱いで座り、ときどき車窓の風景を眺めている。彼の足下に置かれている鞄の上に無造作に新書ノベルズが置かれていた。
 小説を読むとは珍しい。私の席からはタイトルなどはようわからん。いつも鉄道パンフとにらめっこの彼はいったいどういう小説を読むのか、妙に気になってきた。
 彼が車窓に視線をやっているすきに、身を乗り出して本のタイトルを読もうとしてみた。悪いことをしているわけやないけれど、こちらに視線がある時に身を乗り出したりするとなんとなくばつが悪いものね。
 鞄のしわに隠れて背表紙が見にくい。裏表紙を上に向けているので、著者近影は見えても、その作家の顔までは判別でけん。さらに首をのばして目をこらす。
「十津……?」
 おおお、もしかしたら西村京太郎さんの十津川警部シリーズか! なるほど、鉄道ファンの彼が読むのは時刻表ミステリなんや。ここまで徹底しているとは。
 鉄道ファンやからというて必ず西村京太郎の小説を読むとは限らんやろう。しかし彼は読む小説も鉄道にこだわるんやね。いやあ、そこまで考えが及びませんでしたよ。そうかあ。
 なるほどと思う反面、他のジャンルの小説も読んでほしいなあとかよけいなことを考えていたのでありました。

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電動一輪車 [日常生活]

 事務作業の間にちょくちょく電話。日本学生支援機構からは奨学金申し込み生徒の書類不備について。3年生はしばらく登校しないから、直接電話して書類のコピーを持ってきてもらうように頼まんならん。こういう細々とした仕事が突如入ってくるから、成績つけの業務に集中でけん。特にエクセルに数値を入力している最中に電話がかかってくるのは困る。入力ミスなどあってはならんので、神経を使うのです。それをむりやり断ち切られるのはきつい。
 へろへろになって帰路につく。最寄り駅から自宅に向こうてとぼとぼと歩いていると、背後からウィーンと電動のモーター音がする。何事ならんと振り向くいとまもあらばこそ。すーっと私を追い越す若い女性が。えらい足の早い人やと思うたら、面妖な乗り物に乗っている。
 円盤型の掃除機ロボットがありますよね。あれを立てたような形状。暗くて見えにくかったけれど、その円盤に乗って移動しているのです。
 電動一輪車というものを、私は今日初めて見たのでありました。足を動かすことなく、また重心をふらつかせることなく、比較的静かな電動モーター音とともにかの女性は去っていった。
 歩かんでええし、足を動かさんでええんや。あれは楽そうやなあ。でも、よたっているおっさんはバランスをうまくとられへんかもしれん。だいたい乗る時どうやってるんや。降りる時はどうなんよ。それよりも、あの一輪車で公道を走ってもええんか。
 帰宅後、ネットで検索。いろんな種類が出てるんやね。おお、セグウェイといっしょで公道での走行は禁止されているみたいや。やっぱりね。ヘルメット着用をメーカーは推奨している。そらそやろう。
 というわけで、私を追い抜いたあなた、警官に見つかったらアウトでっせ。
 ところで、彼女は駅から帰宅するのに電動一輪車を使用していたみたいやけれど、いったい駅のどこに駐輪(?)していたのかな。まさか乗らん時は持ち歩いているとか。かなり重量はありそうやったけど。それともこのくそ寒い中、夜の散歩としゃれこんでいたのか。謎であります。

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春場所初日のチケットを手に [日常生活]

 インフルエンザの流行はお山の学校にもやってきていて、本日ついに学級閉鎖のクラスが2つも出てしもうた。教員にも発症する人たちが次々と。こういうとき、ぼっち部屋に隔離されていると、感染しにくい、のか? ほんまか?
 困ったことに、わずかに残った私の持ち授業のうち、学級閉鎖になったクラスの生徒がいる選択科目があって、これがまあなんと明日今年度最終日であるということ。テストをするわけやないけれど、「ソーシャルスキル講座」で、自己PRをしてもらうことになっている。受講生の3分の1が不在になるので、成績をつけるのに困る。うーむ。
 とにかく自分も感染せんように気をつけな。うがいと手洗いの励行くらいしか対抗策はないんやけれど。
 帰路、コンビニに寄り、大相撲春場所のチケットを発券してもらう。便利なものですね。昔は電話で予約をした後、相撲協会に現金書留でチケットの代金を送らんと発券してもらわれなんだものです。いつの話やという人もいてるかもしれんけれど、10年くらい前のことですわ。
 今回は抽選で落ちることを覚悟で初日を第一希望にして予約申し込みをしたら、みごとに当たり。以前は当日券がたっぷりあったんで平日の朝に直接行くことがほとんど。一昨年は当日券が入手しにくいやろうということで、発売日から数日後、まだ残っていた平日の席を前売りで購入。昨年は当日の夕方にネットで申し込もうと思うたら売り切れていたので平日の早朝に並んで当日券で入場。
 つまり、人気の殺到する休日は避けていたか売り切れていたのです。長年本場所観戦をしているけれど、それゆえ初日や千秋楽に行ったことがない。今年の春場所は初めて初日に行くのですね。
 コンビニで券を受け取った時、昨年苦労して当日券を入手した時のことを思い出し、涙がはらはらと……出るわけはないけれど、なんか感慨にひたっていたのでありました。もっとも今年は発売日の夕方になっても平日の席でまだまだ売れ残っていたりしたらしい。1年で相撲人気がしぼみ、転売屋もうまみがないと手を出さなんだのかなあ。

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レツゴー長作の死 [追悼]

 日曜ですから、やはり午前中はテレビを友とする。「宇宙戦隊キュウレンジャー」は最終回。宇宙最強の悪、ドン・アルマゲはあっけなく最後を迎えたけれど、宇宙の生命エネルギーを集めていたのがキュウレンジャーの小刻みな攻撃で少しずつ漏れていき、ついにすっからかんになったところをやられるという、一応筋は通してある。そやないと、1年間やたら強かった相手がやられる理屈にはならんもんね。総勢12人という戦隊シリーズ最多のヒーロー群像ではあったけれど、全員を生かし切るのは難しかったかな。やはり5~6人が限度ですね。
 夜、ネットニュースを巡回していたら、レツゴー三匹のメンバー、レツゴー長作さんの訃報に接する。享年74。死因は肺がん。ここ数年闘病生活を送ってはったとのこと。
 これでレツゴー三匹は正児さんだけになったなあ。
 レツゴー三匹についてはレツゴーじゅんさんが亡くなった時 に書いたので、今日の日記では繰り返しません。
 長作さんは松竹新喜劇からコミックバンド「あひる艦隊」などを経て、レツゴー一修さんの抜けたところを埋める形でレツゴー三匹に加入。ここらの事情はレツゴー正児さんの著書などにくわしく書かれていて、じゅんさんは当初長作さんの加入には反対やったみたいやった。正児さんが2人中心でまわしていったらいいと説得し、結局その通り正児さんとじゅんさんの横に立って、時々横から話に入るという形は最後まで変わらなんだ。
 とはいえ、強引にネタを進めるリーダーの正児さんと、暴走気味に笑いを取るじゅんさんの間に立ちクールにつっこむ長作さんがいてこそのレツゴー三匹やったんやと、残された漫才の映像で確認できる。
 人(じん)長作名義でレコード「道頓堀人情」を発売。天童よしみさんらとの競作になり、天童さんほどではなかったけれどけっこうヒットしたという記憶がある。
 じゅんさんが俳優業を中心にしてからはトリオでの活動が休止され、三味線漫談をしてはったようやけれど、私は残念ながらそちらは見たことがないのでなんとも言われん。
 昭和の漫才師がまた一人、鬼籍に。
 謹んで哀悼の意を表します。

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リリコ・アンド・四郎 [テレビ全般]

 朝からテレビを友とする。朝ドラ「わろてんか」に「ワカナ・一郎」をモデルにしたコンビが登場。事実とは大きく異なり、映画女優をしていたもと女義太夫のリリコが漫才に転向し、無声映画の楽士を廃業した四郎と組む、という展開。これは予想外でした。なるほど、ドラマとしてはこういう展開もありか。
 実際の玉松一郎・ミスワカナのコンビは、安来節出身で京都に住んでいたワカナと楽士をしていた一郎が恋に落ちるも、ワカナは山陰の田舎に嫁入りさせられて別れる。そやけど、都会暮らしに慣れたワカナは田舎暮らしに耐えられず、大阪に出奔。そこで一郎に再会し、駆け落ち同然で満州へ。帰国してから漫才コンビとしてデビューし、吉本入りという経歴なんで、ドラマは大幅な改変をしていることになる。事実は事実でなかなかにドラマチックなんやけれどね。まあドラマはドラマでコンビ結成を促すところなどなかなか楽しく描けていて、これはこれでよろしいです。人気映画女優が漫才に転向というところは無理があるとしても。
 夜は節分で、イワシを食す。もちろん「恵方巻き」なるものは意地でも食しません。福豆は今年は諸般の事情で買うてなんだので、ピーナツで代用。ただし、年の数だけ食べたら腹をこわすやろうから、数は適当に。ピーナツならば柿の種をということで、「小倉山荘」のチョコレートでコーティングした柿の種をいっしょに食べる。これではただおやつを食べただけやないですか。節分だかなんなんだかわからんことになってしもうた。

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貴乃花親方の思惑は [大相撲]

 今日もひたすら成績つけ。9割方作業が進んだんで、来週月曜日にはエクセルに数値を入力して一気に成績処理ができる……はず。放課後の会議が長くなり、いつもよりも20分ほど遅く退出。これが乗り継ぎの関係で30分以上遅い帰宅になるんやなあ。帰路は相撲雑誌を読んだりする。
 相撲といえば、今日は注目の理事選挙。貴乃花一門から貴乃花親方と阿武松親方(もと関脇・益荒雄)が立候補し、貴乃花親方の理事当選なるかが注目されたけれど、基礎票が少ないうえに、一門の親方衆には阿武松親方に投票するよう貴乃花親方の指示が出ていたとかで、貴乃花親方が他の一門の親方衆の票をどれだけ集められるかが焦点となっていたけれど、全く集められず、落選。そやけど、どうもこの落選は貴乃花親方にしたら織りこみ済みやったんやないか。おそらく来年以降のことも考えて阿武松親方を一門からの理事として理事会に送りこみ、自分は委員という立場で2年間足場固めに専念しようとしているんやないかなあ。
 おそらく次の2年間、八角理事長(もと横綱・北勝海)体制はもたへんと踏んでいるんやないか。それを見据えたうえでの今回の立候補か。また、無投票で理事が決まったらあかんという考えもあって、あえて立候補したようにも思える。
 私は八角理事長は次の理事長選挙には立候補したらあかんと思うている。ほなら誰を理事長にするのよ。ここで浮上するのが芝田山親方(もと横綱・大乃国)ですわ。現役時代から師匠の故放駒親方(もと大関・魁傑)のもとでガチンコ相撲を貫いた人物。温和な人柄ではあるけれど、一本筋の通った人物と見受けられる。八百長問題で揺れた時期に思い切って本場所開催をやめ、次の場所は技量審査場所として無料公開をするなどして難局を乗り切った放駒理事長の衣鉢を継ぐにふさわしい人物やないかと思うています。
 まだひと月以上あるけれど、今から春場所が楽しみ。今年はネット予約で初日の椅子席を確保できたので、朝もはよから並んで当日券を買い求める必要もないのです。同じ失敗は繰り返しませんとも。

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笑劇の人生 [読書全般]

 早朝、まだ暗い中を出勤。午前6時半、街灯に照らされて、粉雪が光る。大阪市内でも明け方にはわずかながら降ったのです。乗り換え駅の改札を出ると、小雨。バスに乗ってお山の学校の最寄りバス停に着いたら、粉雪に変わっていた。午前中は窓の外を見ると常に雪がちらつく。夕刻、退出時には気温が上がったのか小雨になっていた。バスと電車を乗り継いで自宅の最寄り駅前に出ると、まだかすかにやけれど雨が残っていた。
 もし昨日こんな天気やったら皆既月食は見られなんだやろうなあ。
 ストーブをつけ続け、仕事部屋に1日こもって成績つけの業務に専念。3年生の授業が終了したので、時間の余裕はある。ほんまは郵便物を出しに行きたいところやったけれど、この天候なので、明日にまわすことにする。急ぎの用件やなくてよかった。午後、2年生対象に奨学金の説明。
「就職やしぃ」と聞えよがしに言う生徒もいる。そんなもん、わずか数カ月でころりと変わったりする実例を山ほど見てるんよ、こっちは。「気がかわり、後期になってから慌てて奨学金を申し込む生徒もようけいてるんやから、関係ないと思わんように」と釘を刺す。まあ目の前のことしか見えへんのは仕方ないのよね。そういう年頃なんやから。
 通勤時、芦屋小雁「笑劇の人生」(新潮新書)を読了。上方演芸史ではあまりとりあげられてこなんだ花登筺系の喜劇に関する貴重な証言が語られている。どうしても上方演芸史では漫才と落語を軸にした著作が主流になってしまうから、まだ当事者である小雁師匠が達者なうちにこういう本を出してくれはったのはありがたい。企画を出した新潮新書の殊勲甲ですね。去年は大村崑さんも自伝を出してはる(未読)。ここいらあたり、小林信彦さんでもカバーし切れてへんラインなんで、ほんまに貴重なんですよ。
 不満があるとすれば、量が少なすぎる。もっともっと語ることはあるはず。第二弾を切望します。こうなると、花登さんの早世が悔やまれるなあ。「私の裏切り裏切られ史」は未完のまま終わっているわけやし。それと、できれば簡単でええから年譜もつけてほしかった。出演したコメディのリストとか、そういうものもつけられなんだかな。ここらあたりは編集者の腕の見せ所なんやけれど、新潮新書というのはそういう意味では全体にお手軽な感じがするのですねえ。

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