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昼食も放屁も我慢 [日常生活]

 今日は人間ドック。例年行っている病院なので、手順もだいたいわかっている。なにより胃カメラに慣れたのが大きい。もちろん食道にカメラをつっこまれる時はえづくし、位の中でカメラを動かされると気持ち悪くなる。胃からカメラを抜かれる時も苦しい。ただ、それはすべて予測しているから、耐えられるようになったね。
 昨年まで急性の糜爛性胃炎やったのが、今年見たら慢性のタコイボ胃炎に変わっていた。それ以外は昨年までと同じ。
 きつかったのは麻酔が切れるまで飲食禁止やったこと。病院で軽食を用意してくれはって、すぐにでも食べたかったけれど、1時間近く本を読みながら空腹に耐えて待っていた。それだけに出されたサンドイッチや果物がおいしかったこと。昨日の晩から絶食してたからねえ。
 あと、胃カメラがよく撮影できるように空気を送りこまれ、待合室で放屁したくなったけれど、やはり人間ドックを受診しに来ていた御婦人がたの手前、屁を我慢していたのも実はけっこうきつかった。ひとりになった時に思い切りぶっぱなしましたとも。
 受診終了後、すぐに帰宅し午睡。夕刻まで熟睡。胃カメラのダメージはやはりきつかったみたい。
 夜はスマホとテレビのリレーでナイター中継観戦。またもリードされてて嫌な雰囲気やったけれど、降雨ノーゲーム。とりあえず負けなんだ! そんなんで喜んでてええんかい。

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天平の女帝 [読書全般]

 今日も汗だくでお仕事。遅れて持ってこられた書類をまとめて郵送したり、来週の授業準備をしたり、面接練習をしたり。定時に退散。
 帰路、妻との連絡にLINEを使用。スタンプを使おうと思うたけれどやり方がようわからんので、テキストを送信。帰宅してから妻を目の前にしてスタンプの送り合いをする。50代半ばでのスマホデビューやからね。なかなか思うようにはいかんもんですなあ。
 もっともLINEで連絡を取り合う相手は妻か友人Y氏くらいしかいてへんのですけどね。
 夜はナイター中継を見る。まあ、つまりなんです、タイガースは3連敗。先発投手のやりくりに困っている相手が出してきた谷間の投手にやられてるんやから、どうなってるんだか。
 玉岡かおる「天平の女帝 孝謙称徳 皇王の遺し文」(新潮文庫)読了。歴史書では奈良時代末期に道鏡とともに政治を乱したとされる孝謙天皇(重祚して称徳天皇)と、道鏡の帝位を阻止した女官和気広虫を主人公にした物語。物語は女帝の崩御で追放されていた広虫が許されて都に戻るところから始まる。実は広虫は女帝の最大の理解者で、その死後に藤原永手、藤原百川らによって女帝の目指した男女ともに活躍できる朝廷という理想が崩されていく様子が描かれる。女帝は広虫の回想として登場し、その治世がどのようなものだったかが語られる。
 通説を覆し、現代に通じる男女平等の社会を作ろうとした女帝の孤独、そして歴史の流れに押し流されながら自立した生き方を進む女官たちの姿が生き生きと描かれる。女帝の理想があまりにも現代風なのには違和感を覚えなくもないけれど、奈良時代という権謀術数の時代を描き切っているところに意義があると思う。特に女帝と道鏡の関係、和気広虫と清麻呂の姉弟の関係や、都に住む隼人たちの描写などは、おそらくこれまでにはない視点からなされたもので、男性社会に呑みこまれつつもそれにあらがう姿に悲壮感はなく、常に前向きというあたり、非常に面白かった。ドラマや映画のモチーフになることのあまりない時代だけにとっつきにくい人もいてると思うけれど、実は奈良時代は非常にドラマチックなので、もっとこの時代を舞台にした小説が書かれたらええのになあと思うた次第。

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汗だく面接練習 [教育]

 今日は朝から奨学金関係の書類を持ってくる生徒が次々と仕事部屋にやってくる。今日郵送すれば、デッドラインに間に合うというぎりぎりのところ。でも全員分は集まらん。たまたま廊下で会うて未提出の生徒に声をかけたら、「なにそれ?」。思わず脱力。帰宅してから探すように指示したんやけれど、自分の大事な学費の問題でしょう。困ったことであります。とりあえず、集まった分だけでも郵送。明日以降に持ってきた生徒については順次送るように育英会に連絡せねば。
 就職組の面接練習にかりだされる。あらかじめ用意していた答えはすらすら出るけれど、意表をついた質問をしたら絶句、なんて生徒が多い。これはもう何度も何度も練習していくしかないね。
 そうかあ、もう面接練習の時期になったのかあ。夜明けは遅くなるし、日の入りは早くなるし、いよいよ秋なんやねえ。
 それやったら室温も秋らしくなってほしいところやけれど、以前30度以上の室温を保っているのでした。今日も汗だく。週末の雨で気温が下がるという予報やけれど、当たってほしいものです。
 タイガースは……とにかく試合を見られるだけで幸せやと思わな。しかし毎日しんどい試合をしているなあ。

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怪盗銭形 [テレビアニメ]

 朝食時に昨夜録画したアニメ「ルパン三世パート5」を見る。サブタイトルは「怪盗銭形」。ルパンが狙ったお宝を先回りしてルパン同様の手口で盗むライバルが登場。実は記憶を失うて泥棒の一味に助けられた銭形警部やった、というお話。ルパンのジャケットは赤。つまり「ルパン三世パート2(赤ルパン)」にありそうなエピソード、なんですね。ただし、「赤ルパン」の話としても非常に丁寧に作ってあるので昔の赤ルパンのようにいらっときたりはしないのです。
 なんというても、ここまでのエピソードでルパンを出し抜こうと何人もの敵が登場してきたけれど、ことごとく最後はルパンがなんとか切り抜けるのに対し、「怪盗銭形」はルパンには負けんのですね。なぜなら、記憶を失うていてもこと盗みの手口については骨の髄までルパンを研究し尽くしているから、泥棒をやらせたらルパン並みの腕を発揮できるというわけです。
 ここが赤ルパンの銭形との大きな違い。道化役にまわることが多かった赤ルパンの銭形を見ていると、とても敏腕刑事とは思えんのですが、今回の「怪盗銭形」では銭形警部はほんまは敏腕なんやということを暗に示している。スタッフの「ルパン愛」を今回のシリーズでは特に感じるんやけれど、むろんそれはレギュラーメンバー全員に対する愛情でもあるわけです。それを前面に押し出したのが昨日放送された「怪盗銭形」なんやと思うのです。
 「パート5」はおそらく2クールの予定やろうと思うので、あと1ヶ月で終わるんやろうけれど、こんなに「ルパン三世」のおもしろさを追求したシリーズをやられたら、次に「パート6」を作るスタッフは大変やろうなあと思うた次第。
 本日もお山の学校の仕事部屋は蒸し蒸しと暑く、1リットル入り紙パックの麦茶を飲み切ってしまい、学生食堂前の自販機で追加で十六茶を購入せんならんかった。そやないと、帰路の最寄り駅から自宅までの途上で脱水症状を起こしてしまいかねんもんねえ。
 夜はプロ野球中継を見る。甲子園に帰るとタイガースは勝てんなあ。今季は甲子園の魔物にとり憑かれているのかなあ。

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領土問題も多角的に [教育]

 愛すれどTigers「Gに大逆転で長期ロード5割に」を更新しました。

 まだまだ暑いねえ。朝の出勤時に、最寄駅前のコンビニについた時に汗だくになってたら今日も暑い、それほど汗をかかなんだらまだましと、自分の汗の量で暑さを計っております。
 午後からは久しぶりに大阪縦断の旅をして大阪府の教育センターに。数年後から実施される「歴史総合」「地理総合」「公共」などの授業に関するレクチャーを聴きに行ったわけです。
 教育委員会の担当者さんは地理でも歴史でも領土問題について執拗に強調していた。文部科学省から降りてきたのをそのまま伝達しているだけやから、担当者の方に罪はないけれど、強調したあとで「特定の考え方を押しつけない」なんて言われてもなあ。韓国から見た竹島についても、ロシアから見た北方領土についても、そちらがわの言い分もちゃんと紹介してどちらにりがあるかを考えさせるようと言うならわかるけれど、その部分に関しては「多角的な視点を養う」という目標は関係ないわけですね。
 あ、私は竹島は日本の領土でええと思うているし、北方領土もはよう返してと思うてますから、誤解なきよう。特定の事項だけに例外を作るのはどうかと疑問に感じただけです。
 新聞でみた文庫の新刊を買いたくて、あびこ駅前の本屋にも、自宅最寄り駅前の本屋にも寄ったけれど、見つからず。新刊コーナーをきっちりと作っているような書店が通勤途中にあれば便利なんやけどなあ。

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「仮面ライダービルド」終了 [テレビ全般]

 朝、早目に起きて、昨夜録画した深夜アニメを見てから「仮面ライダービルド」「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」を見る。昨日から立て続けに見ているなあ。
 「仮面ライダービルド」は最終回。1年間、単純なよい子たちにはちょっと難解なストーリーで1年間引っ張ったなあ。これはすごい。正直、いつ路線転換するのかと心配していたんですぞ。特に政争を描いた部分や、端役で出てきた人物が一気に重要人物になったり、悪役として登場していた人物が父の死をきっかけに味方になるとか、ライダーのアクションだけを楽しみにしているお子様は退屈やったりわけがわからなんだりしたんやなかろうか。
 そやけど、自分もそうやったけれど、子どものころに見たウルトラマンを大人になって見直すとそこに隠されたメッセージが見えてきたりする。今わからなんでも、「おもしろかった」という記憶があれば大きくなってからまた見直そうとするはず。子どもだましは必ず見破られる。徹頭徹尾テーマを貫いたスタッフに拍手をしたい。
 昼食後、午睡。夕刻、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。5点差をつけられて8回表を迎えた時には、まさか一気に6点取って逆転勝ちするとは予想もしてなんだ。まあ澤村からは何度も逆転勝利をしているから、かすかに期待するところはあったけれどね。
 というわけで、ゆっくり休めた上にテレビも楽しめたので、いい休日になりました。

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サブチャンネルの活用法 [テレビ全般]

 朝早く目覚め、昨夜録画したアニメと、平日に放送されたのを録画した「仮面ライダービルド」「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」「プリキュア」を見る。近畿エリアのみの、高校野球中継でぶっ飛んだ回を平日にまとめて放送、というやつです。地デジ時代になったんやから、高校野球中継をメインチャンネルでしながら、「ライダー」などはサブチャンネルでしたらええのにと思うけれど、如何。「ライダー」や「戦隊」など社会人も見てるという意識は朝日放送にはないのかなあ。また、よい子のみなさまも毎週楽しみにしているという意識も、まあなかろうな。
 昼食後、午睡。今日も猛暑日。それでも窓から吹きこむ風は昨日よりは心地よい。夕刻起きてきて、読書。夜はナイター中継観戦。今日はNHKの地上波。ニュースの時間帯はサブチャンネルを活用しての中継。アナログ時代はこのニュースの時間帯の中断でええ所が見られなんだりして困ったものでしたが、こればかりは地デジの恩恵ですね。
 試合については書くまい。ビデオ判定でセーフに見えたのをアウトにされた段階で、審判がジャイアンツを勝たせにきたと確信。以上。
 小島毅「天皇と儒教思想」(光文社新書)読了。自民党の「復古派」の人たちがいう皇室の伝統などがいつ作られたのか、儒教研究の専門家が、「お田植とご養蚕」「山陵」「祭祀」「皇統」「暦」「元号」と章だてをして検証する。ご自分でも書いていて予備知識の部分で読み手が退屈するのではないかと心配して、本題に入る時に「みなさま、大変お待たせしました」なんて書いたりしているのがおもしろい。むろん、内容はかなり専門的なもので読みやすい本やないけれど、「真実をネットで知った」というような人たちはぜひネット上での誤認を本書で正していただきたいものであります。明治政府がいかに急ごしらえで「伝統」をこしらえたのかがようわかりました。

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実況と解説の相性 [スポーツ]

 早朝起きると、雨はあがり、風も弱まっていた。ベランダの履物は昨夜は雨でぐしょぐしょやったのに、雨が上がったあとの風で速攻乾いたらしい。一服つける時に座る木製の踏み台もずくずくやったのがさらさらに。高層マンションのベランダの風の強さを改めて思い知りました。
 台風が行って秋風が吹くかと思うたけれど、湿度が高い風で心地よくない。
 今日から授業再開。いきなり2時間連続であります。それだけでもうへろへろ。後は仕事部屋で来週の準備や、提出書類を持ってくる生徒を待ったりしていた。
 というわけで、定時に退散。
 ナイター中継をBS日テレで見る。2時間40分ほどで試合終了。ジャイアンツのメルセデスに完封負け。解説の赤星さんがしゃべりまくる。実況の平川アナはあまりにしつこい時は「そうですか」と言うてさらりと流していた。実況アナのテクニックの一つなんやろうけれど、あまりええ感じはせなんだなあ。関東風なんかなあ。それとも赤星さんと平川アナの相性が悪いのか。こういう時、NHKのアナウンサーの凄さを感じる。そういう相性の悪さみたいなものを視聴者に悟らせるようなことはないもんなあ。

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トリフィド時代 [SF]

 今日から生徒も登校開始。全校集会という名の始業式で、校長あいさつの後、「いじめアンケート」について全校生徒に告知。今さら足が震えたりはせんけれど、1ヶ月ぶりに生徒の前に立つといささか緊張いたしますなあ。
 集会の後は実力テストの試験監督。というか、障碍のある生徒の代筆。解答用紙はマークシート式。去年の教員免許更新講座のテスト以来ですねえ。均等に塗りつぶすのが難しいうえに、自分のテストやなく生徒のテストやから塗りつぶし方が悪くて結果が悪くなったらいかんから気を遣うね。
 午後からは台風の影響で暴風警報が出たので生徒は完全下校の指示が出る。同僚の中にも時間休をとって早退した人もいてたみたい。ぼっち部屋なんで、そこらあたりの状況がようわからんのです。私は明日から始まる授業の準備など。暴風警報も大雨警報も出ているのに、風はそよとも吹いてへんし、雨も降ってへん。けったいな警報ですわ。大雨が降るかもと大きめの傘を持っていったのに、荷物にしかならなんだ。
 夜になってようやく台風らしく風雨が強くなってきた。ナゴヤドームは台風とは関係なく試合をしていた。タイガースのサヨナラ負け。ナゴヤドームはやはり鬼門か。
 ジョン・ウィンダム/中村融・訳「トリフィド時代 食人植物の恐怖」(創元SF文庫)読了。新訳版が出たんで読み直してみることにした。何十年ぶりの再読でしょうか。彗星の光を見たものはみな盲目になってしまい、光を見ずにすんだ少数の人類は無秩序になった世界にそれぞれの形で秩序を作りあげようとする。しかし人間が無力化した世界には三本脚で移動する食人植物「トリフィド」が増殖し、秩序を作りあげる前に対抗策もとらねばならなくなった。
 SFのアイデアをうまく使うた、無力化した人々がいかに生き残るかというサバイバル小説やったのですね。第二次大戦後すぐに書かれた小説なので、そこらあたりも意識して書かれたんやろうと思われる部分もある。盲目になった人々は敗戦国の国民。生きのびた人々は焼け野原から復興する人々。トリフィドは、大戦後も続く冷戦構造の隠喩、てなところでしょうか。もちろんそこまで深読みせずとも、ゾンビものの原型としてホラー小説として読むもよし、大きなアクシデントに見舞われた人々を描くパニック小説として読むもよし。さすがに70年以上も読み継がれているだけのことはあると、おっさんになって読み返すといろいろと考えさせられてしまうのでした。長い間読み返してへん方は再読することをお薦めします。むろん若い方にもお薦め。

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走れメロス [読書全般]

 朝食をとりながらNHKEテレ「100分de名著」を見る。番組開始からずっと欠かさず見ているのです。そのせいで読みたくなったものもあるしね。今月は夏休みの中高生向けに週替わりで「星の王子さま」「ソロモンの指環」「走れメロス」「百人一首」を読み解く。
 今週は「走れメロス」。中学時代に教科書で読んだ時は王様が悪者で困った奴というような読み方をしていたはず。メロスとセリヌンティウスの友情物語、てなとらえ方やったんでしょうか。
 それ以来一度も読み返したことはなかったけれど、今日の番組を見てびっくり。これは王様が主人公の話なのだ、というのですね。国王として庶民を見た時に、その醜い面を見て人間不信に陥った王様が、メロスという若者のおかげで人間不信を解くという話なのだ、と。
 これを見て宿題の感想文を書く中高生に対して、国語の先生はどう反応するのかねえ。それはそれで想像するとおもしろい。
 それよりも驚かされたのはメロスです。とんでもない奴です。自分とは直接関係ない王の暴虐に激怒し、あろうことか暗殺をたくらみ、妹の結婚式に出んならんなどとわがままを言いだし、自分の身代りに親友を人質に差し出す。妹の結婚式に出て宴席で楽しんでいたら、その親友のことなど忘れてしまう。まあなんとか時間までに帰還してまるくおさまるわけですが。それにしても困った人ですよ、メロス君。
 いやあ、どう見ても王様の方が人間としてまともやなあ。人間不信に陥り、人を裏切った者を次々と処刑する。確かにやり過ぎではあるけれど、権力者としては私欲のために恐怖政治をしいているというわけやないもんね。
 今度また時間を作って学校図書館で「走れメロス」をちゃんと読みなおしてみよう。
 本日はまた猛暑。しかもけっこうみっちりと仕事があり、盆休みの間に休めた体を逆に酷使する羽目になってしまいました。ああしんどかった。
 まあ夜はタイガースがきっちりと勝ちパターンを守って連敗を止めたからよしとしましょう。

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