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狂気に対する誤解 [テレビアニメ]

 金曜深夜はなんや知らん深夜アニメが多い。「ちおちゃんの通学路」とか「ぐらんぶる」みたいなギャグアニメは楽しく見られるんやけれど、「殺戮の天使」やとか「ハッピーシュガーライフ」みたいなホラーや狂気というもの対して根本的な誤解があるようなものは見ていてしんどくなる。目をむいて力みかえったしゃべり方や哄笑をすれば「狂気」、血を流せば「スプラッタ」、なにかに偏執しながらよだれを垂らして笑えば「サイコホラー」と思うているんと違うやろうなあ。
 というわけで、昼食後も録画したアニメをひととおり見たらくたびれたので昼前に午睡。
 午後は妻が出かけたので私も近くの本屋まで行ったりなんかする。一時ほどの酷暑ではないけれど、ちょっと歩くと汗だくになる猛暑であることには違いない。
 帰宅してへばっていたら、妻が帰宅。夕刻から例によってナイター中継を見る。そろそろ乗り換えるスマホの会社選びもしていかんならんなあ。乗り換えてから設定とかもせんなんから、余裕のある日がええんやけれど。

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人魚ノ肉 [読書全般]

 今日は日帰り帰省。昼食後に家を出て、昼過ぎに実家に。正月以来の帰省という不孝者です。まあ、3月末はいろいろと多忙で帰省する暇はなく、5月の連休は片づけものを最優先にしていたから、こちらにはこちらの事情があるわけですが。
 父は外出中で、母に持っていった洋菓子の詰め合わせを食べてもらいながらゆったりとした時間を過ごす。父が帰宅後もゆっくり過ごし、父の車で阪急の駅まで送ってもらう。さすがに両親とも認知力が落ちていて、なにかあったらすぐに実家に帰れるように、転勤をかなり本気で希望していかんならんと感じた次第。お山の学校から実家に帰ろうと思うたら、ほんまに交通手段が限られてしまうのです。
 帰宅後、夕食をとりながらプロ野球中継を追っかけ再生で見る。メッセンジャーの粘りの投球などで快勝。いや、横浜スタジアムではほんまに負ける気せんね。
 木下昌輝「人魚ノ肉」(文春文庫)読了。「宇喜多の捨て嫁」で多面的に対象を描く手腕を発揮した作者が、本書でも幕末を舞台に様々な人物の視点から物語を綴っていく。本書のポイントはタイトルになっている「人魚ノ肉」。人魚の肉を食らえば妖となり、血を飲めば不死となる。若き日の岡田以蔵、坂本龍馬、中岡慎太郎、そして新撰組の幹部たちが人魚の肉を食い、それぞれの形で妖となる。史実の真相は人魚の肉によって生じたものやったというのがこの作品のキモ。本書の伝奇妖異小説としてのおもしろさは、奇想天外な発想というだけやなく、そこにうまく史実を当てはめているというところにある。「宇喜多の捨て嫁」同様鬼気迫る筆致で読ませる。山田風太郎賞候補になったというのも当然でしょう。史実と違うとかいうて怒りだす方には薦めませんが、伝奇小説ファンにはお薦めであります。

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なくなった乱闘 [プロ野球]

 今朝も早く目覚め、朝食前に昨夜録画したアニメ「アンゴルモア」などを見る。そのあと録画したまま見てなかった「平成紅梅亭」を見たりしてから無性に眠くなり、寝床に。昼食後は読書三昧、のつもりやったけれど、読んでいるうちにまた眠くなり、夕刻まで午睡。おそらく夜、熟睡でけてへんのやろうね。台風の影響か湿度が高く気圧が低く、というのもあるかもしれん。
 起きて追っかけ再生でナイター中継を見る。タイガースには珍しく一発攻勢で勝利。糸井の決勝ホームランのでかかったこと。当たった瞬間、球場全体の時が止まったかのよう。守ってる野手も、打った糸井も動きが止まった。9回表に、ジャイアンツの宮國投手が陽川、北條に死球。特に北條への四球は頭近く、左肩を直撃。これに怒ったのが山田コーチ。ベンチから飛び出してきて宮國投手を怒鳴りつける。以前ならこういう場合、当てられた打者が投手をにらんでマウンドに向かい、それを合図に両チームのベンチから待ってましたとばかり選手もコーチも出てきてもみ合いになるところなんやけれど、北條が冷静やったせいか、飛び出してきたのは山田コーチだけ。古手のファンとしてはおもろないけれど、これが今の野球なんやろうなあ。去年、藤浪投手がスワローズ戦で畠山選手にぶつけて乱闘になり、バレンティンが矢野コーチ(当時)をどつくというような場面があったけれど、あれ以来、藤浪がびびってしまうようになったと思うのは私だけかしらん。藤浪にしたら、ああいう乱闘は生まれて初めてで、もしかしたらかなりショックやったのかも。あの時の青ざめたような藤浪の表情は忘れられん。現在に至る藤浪の不調の原因は、週刊誌が面白おかしく書きたてる金本監督との人間関係やなく、畠山の威嚇とバレンティンの暴力にあると見ているんやけれど、如何。
 まあされだけ野球という競技が文化的になってきたということなのかもしれんねえ。でも、北條はもう少し怒ってもええと思うたぞ。

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津川雅彦の死/タイヘイ夢路の死 [追悼]

 今日は1週間ぶりに出勤。あまり休み過ぎると連絡などが停滞するから、自分なりに考えて休みをとっているのです。案の定、育英会から電話がきてたりした。
 職員室前の掲示板で俳優の津川雅彦さんがこちらを見てにらんでるポスターを見、津川さんの訃報 を思い出した。享年78。死因は心不全。歳をとるごとに味の出る、かというて枯れた感じにはならなんだ役者さんやったね。なんや生臭さを伴った役をやらせたら天下一品でしたなあ。たとえば大河ドラマ「八代将軍吉宗」の徳川綱吉役。後継ぎを作るために都から貴族の娘を呼んで側室にし床に入るてな場面があり、好色な笑みを浮かべたりするのが実によかった。映画「善人の条件」では政治家やった岳父に死なれたために選挙に出ることになった大学教授が印象に残っている。最初はくそまじめにクリーン政治を訴えていた主人公が、金と欲で動く人々を嫌というほど見せられてだんだんおかしくなっていく様子がよかった。マキノ雅彦名義で監督した映画「寝ずの番」は登場人物全員に春歌を歌わせ死人も踊らせるという、テレビではまず放送でけん作品やったね。あれは確信犯やったんやろうなあ。私はDVD買いました。あ、津川さんがこちらを見てにらんでるポスターは拉致被害者問題解決の啓発ポスターです。これを書いとかんとなんで津川さんが学校で生徒をにらんでるんやと思われるね。
 日記に書くのが遅れたけれど、漫才師タイヘイ夢路さんの訃報 もありましたね。私はタイヘイトリオは子ども心にはあまり印象に残ってへんのですが、テーマソングで「夢路さん、ハイハイ。糸路さん、ハイハイ」と名前を呼ぶのは他のトリオとは違うなあ、くらいかな。あの頃は歌謡ショーの漫才もようけあったもんね。タイヘイ夢路さんというと、私はワイドショーで今喜多代さんらといっしょに好き放題しゃべってたりする姿の方が印象に残っている。NHKの朝ドラにも役者として出てたりしてた。つまり、タイヘイトリオの夢路さんやなく、ピン芸人としての印象の方が強いのです。
 津川さん、夢路さんに、謹んで哀悼の意を表します。
 というわけで、久しぶりに汗だくになってお仕事をしてまいりました。明日から拡大盆休み。次に出勤するまでにやっとかんならんことはなんとかやって定時に退散。夜はプロ野球中継を見る。福留を休ませたらとたんに打てんようになるのは困るなあ。

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携帯ショップのはしご [日常生活]

 昨夜は比較的寝心地がよく、すっきりとした寝起き。朝から「ルパン三世」「邪神ちゃんドロップキック」など昨夜録画した深夜アニメを見たりしてから、9時ごろ出かける。運転免許の更新期間に入ったので、さっさとすましてしまうことにしたのです。例年やとなにかしら3年間のうちに違反をしてしもうていたので、運転免許試験場まで行って長めの講習を受けんならんのやけれど、今回はお山の学校に転勤になって原チャリに乗る機会がほとんどなくなったんで、5年間無事故無違反ということになり、最寄駅前の警察署で更新手続きをする。30分間の講習も、免許を郵送してもらうという手続きをすれば、本日中に受けられる。指定日はあるんやけれど9月の平日で、仕事を休まんならんのは厄介ですよね。というわけで、当日講習をすることに。これは大阪府だけのサービス、らしい。確かに京都は違うたな。
 手続きから講習の時間まで50分ほどあったんで、警察署近くのauショップに行く。この夏のうちにスマホに乗り換えようと考えているんやけれど、今使用しているのはdocomoのガラケー。他社に乗り換えた方が得なのかどうなのか、それぞれのショップで見積もりを出してもらい比較検討することにしたのです。ええ時間に説明がおさまり、講習を受ける。
 帰路、softbankのショップもあるので、そちらにも寄って見積もりを出してもらう。2年縛り、4年縛りが公正取引委員会で問題になっているのに、s社はしきりに4年分割購入を勧めてくる。あとから行ったdocomoショップを含めて一番押しが強かったのがs社でしたね。ノルマきついんかもなあ。
 一度帰宅して昼食をとり、少し休憩してからdocomoショップに行く。a社やs社がタブレットに条件を入力してプリントアウトにしたのに対し、d社はペーパーに条件を書きだして電卓を叩いて計算。まさかそのペーパーをそのまま渡されるとは思わなんだなあ。
 少し時間を置いて、比較サイトなども閲覧してから妻と相談のうえ決めることにしよう。
 帰宅後、さすがに疲れたので午睡しようとしたけれど、なんか眠気がしないので今日は午睡なし。夕刻からBS日テレでジャイアンツ戦を見る。ロサリオの満塁ホームランが初回に出て、そのままリードを保ち、快勝。明日からもこういう気持ちのいい試合をたのんまっせ。

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昭和の怪物 七つの謎 [読書全般]

 愛すれどTigers「5点差を逆転、北條初サヨナラ打」を更新しました。

 今日はヒロシマ原爆忌。せっかく朝早く起き、休みを取っているんやから、8時15分には黙祷しようと思うていたのに、例によって深夜アニメを見まくって疲れてしまい、うたた寝をしている間に時間が過ぎてしもうた。あほですわ。
 午前中は読書。昼食後も読書。無性に眠くなってきたんで、仮眠のつもりで寝床に。しっかり午睡。とにかく猛暑のためいくら扇風機をつけても汗が出る出る。昨日の晩、寝苦しかったので熟睡できてなんだんやなあ。妻もすぐに疲れて寝ていたしね。夕刻は台風の影響からかベランダから強く湿った風が吹きこんできた。そやけど夜になってまたやんだ。今晩も寝苦しいのかなあ。明日は外出の予定。今日こそしっかり寝ますぞ。
 保坂正康「昭和の怪物 七つの謎」(講談社現代新書)読了。昭和史を追い続けている著者が、長年積み重ねてきた生き証人へのインタビューや文献から、東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺錠太郎、瀬島龍三、吉田茂にまつわる「謎」を解き明かそうと試みる。東條内閣の首相秘書官、石原の教え子などの関係者や犬養道子、渡辺和子、麻生和子といった近親者の証言、さらに瀬島本人へのインタビューなどから、定説とされるものの裏に隠れた「真実」を探し出そうとする。それでも不可解なままのものは残ってしまう。著者は推測するにとどめ、わからないものはわからないとはっきりさせている。そこに誠実な姿勢を感じる。犬養道子や渡辺和子への尊崇の念、そして瀬島の胡散臭さなど、著者の感じたものがダイレクトに伝わってくる。ネットの風説を無条件に信じる前に、本書で示された生き証人の声をしっかりと読んでほしいと思うのです。

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巨神覚醒 [SF]

 今朝は夏の高校野球の開会式。そのためプリキュアもライダーも戦隊もぶっ飛ばす特別編成。大阪では当たり前なんやけれど、関東では珍しいことらしく、夜にニュースサイトを見たらネット上でブーイングのツイートが多数あったとか。冬に大雪で大慌てする都市部の人を雪国の人が鼻で笑うような感覚ですかな。高校野球シーズンというたらそういうもんやというのが関西では常識ですからね。
 録画して会長あいさつなどは早回しですっとばし、入場行進と皇太子殿下あいさつと選手宣誓などみたいところだけを見る。殿下は来年の今ごろはもう天皇陛下となってはるんやなあ。
 午睡のあとは読書など。夕刻からナイター中継を見る。タイガースは連勝。先発の小野はよたよた、得点は内野ゴロの間の生還とか押し出し死球とかあんまりすかっとしなかったけれど、まあ勝ったからよろし。
 シルヴァン・ヌーヴァル/佐田千織・訳「巨神覚醒 上・下」(創元SF文庫)読了。「巨神計画」の続編。今作では異星からもう一体巨大ロボットがいきなりロンドンの真ん中に出現し、前作で人間が組み立てたロボットと戦うたり、謎の霧を噴出して大量殺戮したりと、なかなか派手な展開。というてもテレビアニメみたいな戦いは1回だけで、基本的には異星人ロボが一方的に地球人を殺戮する話。
 ただ、ここでは異星人ロボ(なんと13体も降下してくる)は地球侵略のためにくるんやないのですね。何のためにくるのかは読んでもらわんとわからんのですが、その手があったかと感心してしもうた。主要登場人物の死もあり、新たな人物も登場し、となかなか先が読めない展開を楽しめた。来春発売予定の「巨神降臨(仮)」ですべては明らかになるらしいけれど、やはり予想外の展開やと解説の堺三保さんが書いてはるので、楽しみに待ちたい。前作も未読の方は三部作全部そろうてから読むのがええんやないかと思います。

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烏検校 [読書全般]

 今日も朝は早く起きて、昨晩録画したアニメをたっぷりと見てから二度寝。昼食後は読書。窓から吹きこむ風も熱風であります。
 夕刻より3日ぶりにナイター中継を見る。2日間も試合がなかった分、ファンを楽しませようというのか、5時間を超える長時間ゲーム。最後は二転三転してタイガースのサヨナラ勝利やったからまあよかったけど、スワローズファンの方はさぞがっくりきたことでしょう。テレビ解説の中田良弘さんも関本賢太郎さんも最後は疲れたかサンテレビ橋本アナウンサーに話を振られても反応が鈍くなっていた。ヒーローインタビューの北條選手も開口一番「疲れました」。サンテレビ湯浅アナウンサーが「明日に向けて一言」とふると、「明日に向けて、早く寝ます!」。テレビで見てるこちらも疲れました。
 加瀬政広「なにわ人情謎解き帖 烏検校」(双葉文庫)読了。シリーズ第2巻は長編。島流しにする下手人たちをつれて港に行こうとした同心大吾。しかし、安政南海地震に遭遇し、津波から逃げる際に下手人たちをわざと逃がす。これをとがめられて7日後までにその4人を探し出さねば切腹する羽目に陥る。一方梓巫女のお駒はそこひの手術が成功して目が見えるようになり、「お救い小屋」の手伝いをしていた。そこに「烏検校」なる者の仕業とされる連続殺人事件の謎解きがからみ……。
 下手人脱走と連続殺人、そしてお救い小屋の3つがバランスよくからみ、上質のミステリになっているから、レギュラー登場人物のキャラクターに頼ることなく読ませる作品に仕上がっている。本書がデビュー2冊目とは思えないくらい、かっちりした話なのに感服。また、「お救い小屋」の描写など、非常にリアリティを感じさせ、そこはやはりアニメーターとして映像的にものをとらえてきた人だけのことはあるなあと感じさせてくれた。田中啓文さんの「鍋奉行」「横町奉行」両シリーズとともに、なにわ捕物というカテゴリーができてくれれればええのにな。もちろん先達の有明夏夫さんの「大浪花諸人往来」シリーズがその嚆矢であるわけですけれど。

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真夏の熱球スペシャル [テレビ全般]

 今日も猛暑日。昨夜は夜半に寝苦しかったか目が覚め、一度起きて一服してから寝なおし、通常営業日と同じくらいの時間に目覚める。深夜に録画したアニメやためておいた番組など少しずつ見て、朝食後、二度寝。こんなのが毎日続いている。いかんなあ。
 昼食後は午睡せずに読書。夜は今日もタイガースの試合がなかったんで、NHKの「夏の高校野球100回記念 真夏の熱球スペシャル」という番組を見る。2夜連続の特番で、今日は甲子園を彩ったヒーローたちの特集。NHKならではのアーカイブを駆使して100回にわたる大会で活躍した選手たちを紹介してくれるとあらば、見てみたくもなるやないですか。
 これがひどい構成で、民放のバラエティ番組の劣化コピーというのかなんというのか。これやったら朝日放送に丸投げして作ってもろうた方がええんやないかという代物。漫才師を司会に立てるのはええけれど、コーナーごとに違う芸人を出してくる必要があったんか。掛布、金村、谷繁、水野、斎藤などなどそうそうたる元プロ野球選手を集めているけれど、全く生かし切れてへん。NHKの専属解説者で荒木がいてるんやから出演してもろて、金村と荒木を並べて昔話をしてもらうだけでもええやんか。芸人を遣うなとはいわんけれど、高校野球ファンを売りにしているアンタッチャブル山崎ひとりで十分やないの。
 100回記念なんやったら、戦前の澤村栄治やら藤村富美男やら島清一やら、フィルムを探して放送するくらいのことはでけなんだか。
 高校野球に対する「愛」を全く感じさせん番組やった。明日は名場面集ということらしいけれど、見る必要はないな。もっともタイガースの試合があるからむろんそっちを見ますけどね。録画してまで見ようという気にはなれんなあ。構成、演出ともこんな不出来な番組を作っていたらあかんと思うぞ。

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困難な成熟 [読書全般]

 本日も猛暑日。仕事は休み、休養に徹する。というても熱帯夜で寝苦しかったんか、営業日の30分前に目覚め、いつもの朝のように深夜に録画したアニメを見て過ごしているんやから。朝食後、寝不足やったんやろう睡魔に襲われて再び寝床に。午前中は熟睡。昼食後は扇風機にあたりながら録画したアニメを見たり、読書をしたり。
 ニュースでは大阪市長が「全国学力テストで政令市最低だったので、対策を講じたい」と言うていた。夜、ネットにつないで新聞のサイトを見ていたら、「結果は教員のボーナスに反映させる」と言うてるそうな。教員がさぼってるから子どもの成績が低いというてるわけか。
 全国でも最下位やった沖縄の「琉球新報」の本日の社説より引用しておく。
「学力テストの結果は、家庭の経済状況、さらには、親の労働環境を映し出しているといえる。貧困を克服するために、親の働き方改革をはじめ、あらゆる方策を講じる必要がある」「一斉テストの本来の目的は教師の指導方法、授業の改善に役立てることにある。学校、都道府県の競争や序列化を招くなら本末転倒だ。児童生徒の健やかな成長のために適切に活用したい」「正答率だけに目を向けるのではなく、背景にある本質部分を見落としてはならない」
 私の言いたいことをそのまま書いてくれたはる。これは奨学金担当である私の実感でもあるのです。大阪市長も背景にある本質部分を見落としてはならんぞ。
 内田樹「困難な成熟」(夜間飛行)読了。若い編集者が独立して作った出版社のメールマガジンで、その編集者が質問した「責任を取るとはどういうことでしょうか」「フェアネス(公平・公正)とはどういうことでしょうか」「働くとはどういうことでしょうか」「人生は運と努力、いずれによって決まるのでしょうか」「いったいどういう人が大人なのでしょうか」というような本質的な質問に内田さんがていねいに答えている。私はこれまで割と内田さんの本は読んできているので、本書に書かれている内容の多くはそのまとめみたいなものになっている。ならば、読まんでもええやないかと言われそうやけれど、私は自分の中の物差しがぶれてへんか確かめたい時に内田さんの本や森達也さんの本を読むことにしている。喉もとにひっかかっていたようなことが、すとんと腑に落ちるのです。そして自分なりにいろいろと考えるヒントが随所にちりばめられているのです。本書を読んで腑に落ちない人もいてるんやないかと思う。そういう人とはきっと見えている景色が違うんやろうなあ。

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