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金本監督辞任 [プロ野球]

 一日ぐずついた天候。体が重く、授業もかなり無理にテンションをあげんとやってられなんだ。その後の反動がきつかったなあ。
 ニュースサイトを開くと、阪神タイガースの金本監督辞任の報。
 昨日の甲子園今季最終戦。最後にマイクの前であいさつをしている映像を見て、妻と「私は今季限りでやめます」と言うんやないかと言い合うていたんやけれど、腹の中ではもう辞める決意はした上でのあいさつやったんやなあ。それが言外に伝わってきていたということか。
 若手が思うように伸びないで最下位。それが辞任の理由やという。今季のタイガースの若手を見ていたら、他のチームの若手がのびのびはつらつやっているのに対し、おどおどとしているように感じられていて、その原因は監督の発する圧力なんやないかというように私は感じていた。「厳しく楽しく」をモットーにしていたはずが、「楽しく」の部分が抜け落ちていたように思う。
 辞める人に対して批判するのもなんやけれど、金本式の鍛え方は、今の若者には合うてなんだんやないかな。昨シーズン、二軍に落とされて悔しいはずの藤浪や高山が、掛布二軍監督のもとで明るい表情をしている写真をスポーツ紙などで見るたびに、そして今シーズンの二軍の選手たちが矢野二軍監督のもとで生き生きとプレーしている映像を見るたびに、金本監督という存在そのものが若手をつぶしているんやないかという印象はどんどん強くなっていた。
 さて、来季は誰が監督になるのか。選手たちの表情を明るくできるのなら、掛布さんでも矢野さんでもどちらでもええと思うけれど、古手のファンとしてはできたら掛布さんに一度一軍の監督をしてもらいたいと、これはまあほんまに勝手な希望ではあるんですけれどね。スポーツ紙のサイトでもう一人名前が挙がっていたのは岡田もと監督やけれど、ちょっと現場を離れすぎてるのと、前に監督をした時のやり方に固執してしまいそうなんで、やめといた方がええと思う。もっとも、解説を聞いていたりしたら、もう一度やりたそうなのが言葉の端々から伝わってきてるんやけどね。
 どっちにしても早いところ新監督を決めんと、来年のカレンダーに間に合わんようになりますぞ。今一番やきもきしているのはタイガースカレンダーを作っている会社やないかなあ。

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こわれた腕環 [SF]

 今日から後期の授業。午前中4時間連続で授業をし、急いで菓子パンを腹につめこんでから学生支援機構の奨学金第2回募集説明会を行う。30分間でなんとかすませ、休む間もなく生徒支援委員会の会議。朝8時55分から午後2時30分ごろまで、一息つく間もなく仕事というけっこうハードなスケジュールをこなし、やっと一服つけられた。あしなが育英会に提出する書類の作成やらネットにつないでの教材研究などをしてたら、もう定時。とっとと退散。帰宅してすぐパソコンを立ち上げ、ネット配信の「虎テレ」に接続。甲子園最終戦の配信は、テレビ中継がないため「無料お試し」。これでパケット料金を使わずに最終戦を楽しめた。以前は甲子園最終戦を見に行くのが「儀式」になっていたけれど、ここ数年はそれもかなわず。もう少し交通の便の良い勤務先に転勤できたら「儀式」も復活させたいな。最終戦だけでも勝ってよかった。
 試合終了後、金本監督がマイクを前にひたすらお詫び。謝らんでもええねんで。その点星野仙一という人は言葉の使い方がうまかった。「この悔し涙を、来年は喜びの涙にかえてみせます」と宣言し、満場のタイガースファンを魅了したもんなあ。むろんその中には私もいたわけですけれど。それでほんまに優勝させたんやからすごいもんです。
 アーシュラ・K・ル=グウィン/清水真砂子・訳「こわれた腕環 ゲド戦記2」(岩波少年文庫)読了。地下の神にその身を幼い頃から捧げられ、大巫女となるよう教育される少女アルハが登場。彼女のすごす「アチュアンの墓所」の描写がさすがにうまい。闇の中にある地下の迷宮を手探りで探検するアルハと、壊れた腕環の半分を探すゲドとの出会い、ゲドへの警戒から信頼関係を作りあげていくまでをじっくりと描きだす。そう、信頼関係なんて一朝一夕に形作ることなんてでけんよ。ル=グウィンは多くの頁をさき、そこを読み手がじりじりするほどじっくりと描いていく。自由を取り戻したアルハ、いや、本当の名であるテナーの今後がいやでも気になる。閉じた世界にとらわれた少女が広い世界を知る、これは子どもが大人になることを示しているんやろう。子どもが大人になる過程での葛藤などを、墓所からの脱出という形で描き出しているのだなあ。次巻が楽しみ。

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輪島大士の死 [追悼]

 今日は後期始業式。明日からの授業準備などに追われる。定時に退散。帰宅後、BS朝日で今季最後のジャイアンツ戦を追っかけ再生で見る。メッセンジャーでも勝てへん。まだあと2試合も残ってるのか。嗚呼!
 大相撲54代横綱輪島大士さんの訃報 に接する。享年70。死因は咽頭癌など。
 私が相撲に初めて触れたのが小学6年生の秋の京都巡業やった。北の湖の土俵入り、初っ切りなど初めて見る相撲に私は魅了された。子どもの特権で、場内をうろちょろとまわった。土俵下で輪島関と貴ノ花関が談笑しているのを見上げたのを今も覚えている。
 母が貴ノ花ファンやった影響で私も貴ノ花関を応援していたけれど、土俵の中心は横綱輪島関と北の湖関やった。巡業のあとにテレビで毎日相撲を見始めた。黄金の左と言われた輪島関は不調に陥り休場を重ねていた。
 その間に貴ノ花関が2度の優勝を果たし、北の湖関は大横綱への一歩を踏み出し、魁傑関が大関に昇進し、金剛関が平幕優勝を飾り……。そして輪島関は黄金のまわしを締めて再起を計り、復活の優勝を成し遂げた。
 輪湖時代が始まった。両雄がしのぎを削るのが相撲の醍醐味と知った。そやから千代の富士、朝青龍、白鵬が無人の野を行くが如く勝ち続けても、私の中では輪湖時代、そして曙貴の時代の方が数段上やったと今も思う。
 小兵の扱いが抜群にうまかった。反面、高見山関のような巨漢に一気に攻められるともろい一面もあった。そのギャップがまた土俵を盛り上げた。
 バラエティに富んだ役者の揃っていた時代やった。北の湖、若三杉、麒麟児、大錦、金城の花のニッパチ組。旭国、鷲羽山、北瀬海、若獅子ら小兵軍団。突貫おじさん富士桜に、人気者の高見山。ホラ吹き金剛。クリーン魁傑。曲者陸奥嵐、二子岳、栃東、増位山。技能は大関三重ノ海……書きだしたらきりがない。
 輪島の左下手投げは強烈やった。あの北の湖の巨体が振りまわされるんやもんなあ。
 引退後は年寄株を担保に借金をしたりして協会から追放されるように廃業。プロレスのリングにも上がり、なぜかアメフトの監督をしたりもしてはった。最近は声が出せず、それでもインタビューに答えて今の相撲界に対して熱く語ってはった。でも、明らかに病魔におかされているとわかった。まさか貴ノ花や北の湖が自分よりも先に逝くとは思うてなんだやろうなあ。
 あの頃の相撲はほんまに魅力的で面白かった。私らの世代にとっては黄金時代やったかもしれん。数々の名勝負、ほんまにありがとうございました。
 謹んで哀悼の意を表します。

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実況をしろ! [プロ野球]

 愛すれどTigers「2001年以来の最下位確定」を更新しました。

 朝からテレビを友とし、昼食前まで午睡。昼食後、パソコンを立ち上げてものかきのお仕事に手をつける。少し集中して疲れたので、中断して夕刻は読書。夜はラジオ時々スマホでプロ野球中継。
 例によって「トラ番」のABCはラジオ中継なし。10月の消化試合には予算をつけないのですね。「withタイガース」のMBSの実況中継を聞く。解説は谷繁元信さん、実況は金山泉アナウンサー。
 この中継がひどかった。そらまあ先発の才木投手がいきなり6失点し、打線は淡白で凡打ばかりやから実況に身が入らんのもわからんわけやないけれど、リスナーから谷繁さんへの質問を募り、谷繁さんがていねいに答えるという趣向はええとして、試合そっちのけで谷繁さんにしゃべらせっぱなし。谷繁さんの話の後ろでバットにボールが当たる音がしてたり、場内の歓声が聞こえたり。それでも金山アナウンサーは一切実況せず。
 私はもう痺れを切らしてスマホで見ましたよ。ラジオの音声とスマホの配信画面にタイムラグがあるけれど、だいたいのところはわかる。
 パケット料金節約のためにラジオにしているのに、意味ないやん。谷繁さんの話が終わると、「バレンティン選手三振でチェンジです。その前の打者はファールフライでした」。これ、実況ですか。こんなもんスタジオでゆっくりとやってよ。
 8回にやっと反撃しだしたら、金山アナウンサーも実況に戻ったけれど、ほんまにひどかった。テレビ中継はないし、他局のラジオ中継もないんやから、MBSひとり勝ちのはずやのに、こんな中継をされたらなあ。
 金山さん、谷繁さんの話をただ拝聴するんやなくて、試合の様子がわかるようにちゃんと実況してよ! テレビやったら画面があるからええけど、ラジオは音声だけが頼りなんやからね。

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あっさりタイガース [プロ野球]

 朝から昨日の深夜録画したアニメなどを見る。今週のアニメはだいたい第1回なんで、まだなんともいわれん。3話目くらいまで見て、こらあかんと思うたら見るのをやめる。それくらいやないと本数が多すぎて他にやりたいことをする時間を割いてまでは難しい。
 それでなくとも今週からものかき関係のお仕事も入ってきたんで、アニメばかり見ているわけにはいかんのです。
 それでも疲労回復のため、本日はたっぷり午睡。ものかき仕事は明日の昼からがんばりましょう。
 夜はナイター中継を見る。なぜか消化試合の神宮のスワローズ戦をBS朝日で中継してくれる。3時間しか放送枠がないから、9時以降はスマホで見るしかないかと思うてたら、2時間50分くらいで試合終了。タイガースの各打者があっさりとアウトになってくれるもんやから、放送枠におさまりました。ちっとも嬉しいことないわーい。スワローズも得点の場面以外はCSに向けての調整みたいな感じやしなあ。それでも、もうあと数試合でタイガースのシーズンが終わると思うと、見んわけにはいかんのです。新聞で結果だけ見て監督をボロカスには言われんのです。
 勝ってなんぼの商売やからね。それに監督に与えられた猶予はだいたい3年。3年目で結果が出なんだらたいていの監督はやめさせられるか自分から辞めるかです。金本監督の前任である和田監督は3年目にCSを突破して日本シリーズに進出したから4年目があったのです。
 さて、新聞報道では来季も監督を続けるつもりの金本監督やけれど、最下位になったらどうするのかな。
 今日の試合を見ていたら、「執念」というスローガンがむなしく感じられてならんのです。ああこんなチームに誰がした。

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「まんぷく」はじまる [テレビ全般]

 今週の月曜日から、NHKの朝ドラで「まんぷく」が始まった。昨年の「わろてんか」は期待外れやったけれど、今年のBKは本気ですね。主演を新人にやらすんやなくて、キャリアのある人にやらせる。「いもたこなんきん」の藤山直美さん、「カーネーション」の尾野真千子さん、いずれも非常に面白かった。「わろたんか」の葵わかなさんは熱演やったとは思うけれど、19歳の子に吉本せいをモデルにした主人公をやらせたBKがいかん。芸人を仕切る御寮人さんに迫力がないものな。それは葵さんの責任やなく、そういう女優を起用せなんだBKの問題です。
 今年の「まんぷく」は安藤サクラさん。芝居も達者、大阪弁も不自然なところがない。ドラマ自体の出来はまだこれからやけれど、やはり芝居は役者で決まるんやなあと、今朝、今週分6本一気に見て思うた。
 ただ、ひとつだけ違和感があるのですね。主人公の母は松坂慶子さん、二人の姉は内田有紀さんと松下奈緒さん。この3人は目がぱっちりしていて母子と言われても納得がいくんやけれど、安藤サクラさんだけ細い目でのっぺりした顔立ち。同じ母から産まれたとは思われんのです。せめて父親の遺影を柄本明さんあたりにしといたら、「ああ福子ちゃんだけお父さん似なんやねえ」と思うたりできるんやけれどねえ。そやけど写真のお父さんもぱっちりした目をしてはる。
 誰の子や。近所でそんな噂が立ってるんと違うか、なんて妻と言うてます。
 さあ、これから半年、どう展開していくか、楽しみにしております。

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ゾンビランドサガ [テレビアニメ]

 朝食をとりながら昨夜録画した深夜アニメ 「ゾンビランドサガ」を、何の予備知識もないままに見る。アイドル志望の女の子が車にはねられて亡くなり、10年後にゾンビとしてよみがえり、同様にゾンビとしてよみがえった女の子たちとアイドルユニットを組み……てな話なんやけれど、それは佐賀のご当地アイドルとして県の知名度を上げるためやった、ですと。「サガ」というのは「英雄譚」やなく文字通り「佐賀」やというこのあほらしさ、けっこう好きやなあ。
 ゾンビのアイドルたちが観客にかみつきに行こうとしたりとか、繰り返しギャグも第一話ではうまいこといってる。どういう展開になるんかはわからんけれど、前クールから私好みのギャグアニメがいい感じのレベルで放送されているから、これも期待してええかもね。
 今日は一日蒸し暑く、1週間の疲れがたまっているせいかずっと眠かった。こういう日に限って成績会議に職員会議と会議続きなんですよねえ。寝ろと言わんばかりのスケジュールやないですか。なんとか耐えたけどさ。
 定時に退散し、帰宅してサンテレビの今シーズン最後の野球中継を追っかけ再生で見る。もう完全に負のスパイラルに陥ってしまい、何をやっても結果につながらん。もうCSには出られへんのやから、勝敗を度外視して若手だけのオーダーを組んでもええんと違うかな。福留は代打待機でええやんか。最下位になるのを恐れてるみたいな感じやけれど、ここまで来たら5位も6位も変わらんて。金本監督、どうしても勝ちたい時に若手をとっかえひっかえしたんやから、それを続けたらええんと違うかな。来シーズンも監督を続けられることは決まってるんやから、思い切り好きなようにしようよ。

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虎党のノーベル賞受賞 [プロ野球]

 ノーベル賞受賞の本庶特別教授は大のタイガースファンで、岡田もと監督の後援会長もしていたそうな。テレビのインタビューでタイガースのことを聞かれて「監督を変えるべき」なんて言うてはる。いやまあ気持ちはわからんではない。この前教育センターで会うた私の前任校の同僚も「来年は掛布にやらせたい」と言うていたし、私も金本監督のもとでは選手がのびのび野球が出けへんみたいやなあと感じている。
 教授、言いたい気持ちはわかります。わかるけど、その瞬間にノーベル賞受賞者がただの虎党のおっさんにすぎなくなってますぞ。
 というわけで、本日、タイガースは今季のBクラス確定。まあ現状AクラスにすべりこんでCSに進出しても勝ち上がるだけの気力はないと見ているけどね。潔くBクラスに甘んじ、まず監督自らが自分のやり方を冷静に見つめ直してくれたらええと思うている。
 ジャイアンツは高橋由伸監督が辞任。高橋監督の場合、現役を続けたいのにいきなり監督にさせられたり、同情すべき点は多々ある。来季はジャイアンツの足かせを外して自分の気持ちに素直に生きていってほしいと願うております。金本監督はどうするんやろう。タイガースのフロントは来季もそのまま続けてもらうと言うてるけれど。本人がどう思うているかはわからんからね。全日程終了後に何らかの動きがあるんやないかな。
 負けたらこんなもんです。勝負の世界は厳しいなあ。
 岡篠名桜「見ざるの天神さん 浪花ふらふら謎草紙」(集英社文庫)読了。シリーズ第2巻で、レギュラー登場人物の立ち位置が定まった感じ。本巻の最後には歴史の教科書に名を残す人物も登場し、ここから物語が大きく動き出すことになるんやろう。今のところ市井のささやかな「事件」を主人公の花歩が首をつっこむことで周囲が解決に向けて動き出すという短編シリーズやけれど、次巻からどうなるのか。このままのペースで進めていくのか、大地震や幕府への反乱などの歴史的事実をからめていくのか。楽しみになってきた。

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特攻隊振武寮 [読書全般]

 今日の帰り、阪急電車は人身事故の影響でダイヤが乱れ、いつもなら乗り換えんでええ駅で乗り換えたり、乗り継ぎで待たされたり。むろんプロ野球の試合は始まっている。駅で待っている間は駅のWi-Fiサービスを活用できるのでスマホで中継を見る。
 問題は帰宅してからで、いろいろ考えた挙句、ラジオとの併用というのを思いついた。試合を全部見ようとするからパケット料金がかかるのです。これまで同様ラジオで試合の様子を追いながら、チャンスの場面やピンチの場面の時だけスマホで映像を見るのです。イニングの間の選手交代の時間などにまでパケット料金を使う必要はないのです。もっともラジオをかけながら寝床で横になっていたら疲れから居眠りして逆転された場面はリアルタイムでは見逃したんやけれど、データでの中継なんで、点を取られたイニングまで戻して見たりもできる。
 明日からのナイターはBSやサンテレビで中継があるし、甲子園の試合やとまた「虎テレ」が無料視聴にしてくれる可能性があるので、ビジターの試合はこれでいこう。
 大貫健一郎・渡辺考「特攻隊新武寮 帰還兵は地獄を見た」(朝日文庫)読了。「特攻」について考えるための本第2冊目(あくまで私にとって、です)は、がたがたの機体に乗って特攻を果たせず帰還してきた兵士の証言。大貫氏は歌手大貫妙子さんのご父君。機体のトラブルで不時着し、なんとか生還したのにもかかわらず、再出撃はならず、福岡に設けられた「振武寮」に連れていかれ、そこでクズ扱いされる。実は特攻隊に選ばれた時点で死亡届も出され、生きていてもらっては困る存在になっていたのですね。実は「振武寮」については映画「月光の夏」に登場していたので、一応知ってはいたけれど、ここまでひどい扱いを受けていたとは知らなんだ。大貫氏の証言をNHKスペシャルのディレクターである渡辺氏が再構成し、「特攻」についての解説を付け加えている。テレビの番組を書籍という形で残すのはNHKスペシャルなどで多く行われているけれど、本書の親本はしばらく絶版になっていた模様。文庫化して再び日の目を見たことは喜ばしい。
 本書ではちゃんと飛行訓令を受けた学徒兵士たちの当時の本心がはっきりと吐露されているという点でも価値がある。本書を読めば、特攻隊を美化なんて絶対出けへんはず。誰が喜んで死ににいくものか。それを軍神の何のと美化して最悪の作戦を最高の作戦であるかのように見せかける愚劣さ。死にたくない者が「死にたくない」と言えない愚かしさ。生き証人の言葉には死んだ仲間たちの分もという思いがこめられ、ずしりと響く。

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スマホは金がかかる [日常生活]

 わっ、スマホでプロ野球を見ていたらあっという間に使用量が5Gを超えてしもた。明日もスマホで見るしかないになあ。うーむ困った。
 携帯電話をガラケーからスマホにかえて1ヶ月以上。確かに便利なのかもしれんけれど、とにかく料金がかかるようにできているのだなあ。あまりネットにつながんようにせねばと思うんやけれど、ネットにつなげんとスマホの使用価値はないのですね。ネットにつなげへんのやったらガラケーで十分。
 料金コースの見直しなども考えんならんなあ。お山の学校の生徒たちはしょっちゅうスマホをいじっており、動画を見たり音楽をダウンロードして聴いたりしているけれど、彼らはそんなに金持ちなのか。あ、そうか。それで部活に入らんとアルバイトしてるのかな。
 ガラケーに戻す人が出てきているとか、ガラケーとタブレットを併用している人とかいてるらしいけれど、確かにその方が経済的にも利便性でもええかもしれん。
 それでも野球は見たいしなあ。近くのコンビニのイートインに居座り、コンビニのワイファイで動画見て節約するとか。そこまでせんなんか。

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