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少年ミステリー倶楽部 [読書全般]

 やっとこさ金曜日。今週は長かった。午前中は空き時間でいろいろとやりたいことがあったけれど、心身ともに不調で不本意ながら仕事を持ち帰らんならんようになってしもうた。昼前に退出し、あびこの教育センターへ。人権教育の研究会に出席。他校の若手の熱心な先生たちのエネルギーに押されっぱなし。お山の学校でもこういうのは若手にバトンタッチせんならんと思うんやけれどなあ。
 定時に教育センターを退出。地下鉄のみの乗り継ぎなんで、通常より少しばかり早めに帰宅。すぐにナイター中継を見る。タイガースは3連敗。ここというところでのエラーが目立つ。もっとも今季はカープがもっとひどい状態なんですけれどね。まあまだ先は長い。
 ミステリー文学資料館・編「少年ミステリー倶楽部」(光文社文庫)読了。この前読んだ「少女ミステリー倶楽部」と対をなす一冊。少年が鍵を握る短編を集めたアンソロジー。森村誠一「魔少年」による子どもならではの残酷さや、戸板康二「美少年の死」に見る美少年への美学。そして仁木悦子「誘拐者たち」に出てくる男の子ならではの単純さ。ここらあたりが読み応えあり。少女よりも少年の方がミステリーにしにくいのかもしれないけれど、そのかわり扱い方のバリエーションが広く、本書も楽しんで読めた。ほんま、アンソロジーというのは思いもよらぬ作家の傑作、秀作が読めて、実にありがたい。2冊まとめてみなさんにお薦めであります。

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