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人喰いの時代 [読書全般]

 昨夜は鼻の調子が悪すぎたので鼻ポンプはつけずに寝る。明け方苦しくならなんだのと、鼻の穴に負荷がかからなんだのがよかったのか、風邪は少しだけましになった。というても汗をかいたのが冷えたりしてくしゃみはちょくちょくと。なんとか最低限の仕事はこなして定時に退散。帰宅して追っかけ再生でプロ野球中継を見る。なんでジャイアンツの選手はタイガース戦になると打ちまくるのか。THのマークを見るとアドレナリンが出るように条件付けでもしているんか。もっとも、関西出身の選手にようやられていて、彼らはもともとタイガースファンで、タイガース戦になると張り切るのだとスポーツ紙のコラムに書かれていたけど、そういうのもあるのかもしれんなあ。タイガースのスカウトはタイガースファンの選手を優先的に指名していただきたい。
 山田正紀「人喰いの時代」(ハルキ文庫)読了。作者が初めて手掛けた本格ミステリ。呪師霊太郎という高等遊民を探偵役に、昭和初期の小樽で起こる殺人事件を友人の椹秀助の視点で描く、古き良き探偵小説へのリスペクト短編集かと思いきや……。最終話で小説全体の枠組みを揺るがしていくんやから、さすが山田正紀。のちのち「ミステリ・オペラ」などにつながっていくメタフィクションミステリをミステリに挑戦した最初の作品でもう仕掛ていたんやなあ。続編もあるので、そちらも楽しみにしているのです。

 4月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。今月は「フランソア喫茶室」営業再開でもとにもどります。お間違いなきように。多数のご参加をお待ちしています。

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