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続昭和の怪物七つの謎 [読書全般]

 日中は真夏なみになってきた。今日は授業がつまっていて、放課後までノンストップ。6時間目が終わって仕事部屋に戻ると、もうダウン。へたりつつも資料のコピーなど最低限の仕事はして定時に退散。帰路の車中で読書をしたけれど、眠くなってきてなかなかスムーズに読まれへん。
 妻は諸般の事情で日帰り帰省。帰りが遅れるというので、ナイター中継を見ながら一人で夕食。おお、横浜スタジアムでのタイガースは今季も強い。大勝して連敗を止める。でも眠い。
 保阪正康「続昭和の怪物七つの謎」(講談社現代新書)読了。前巻と比べると、ちょっとキーとなる人物たちが小粒になってくる。それでも関係者への綿密な取材から昭和史の転換期となるところで起こったことを推理していくところはなかなか興味深かった。それでも近衛文麿や野村吉三郎、伊藤昌哉あたりを「怪物」と呼ぶのは無理があるなあ。三島由紀夫や田中角栄あたりはまだ「怪物」といえなくもないけれど。まあ歴史の表舞台に立っている人たち中心になるのは仕方ないか。それと、どうしても続編となると「落ち穂拾い」みたいになるのもしかたないか。そういうわけで前巻ほど強くお薦めしたいとは思われんのでした。唯一うなったのは近衛が登場に総理の座を譲ることになった理由が通説を覆すことやったというところか。ここでは書かない。知りたい人はご自分でお読みください。

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