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ブラジルから来た少年 [映画]

 午前中はテレビの前で過ごす。休みで時間もあるので、見ようと思うて録画してあったけれど見てへん映画を見ることにする。「ブラジルから来た少年」であります。アイラ・レヴィンの原作ははるか昔高校時代に「リーダース・ダイジェスト」のハードカバー本で読んだけれど、細部は覚えてなんだ。まあ抄訳であるので、ほんまは完訳本も読みたいところやけれど、絶版なんで、いつか復刊フェアかなんかやるのに期待しておこう。同じ作者の「ローズマリーの赤ちゃん」も復刊希望。こう書いといたら業界の人がどなたか読んではるので早川の人にいつか伝わるやろう。直接言えよ。
 映画はヒトラーのクローンを作ったマッドサイエンティストのグレゴリー・ペックと、ナチス残党狩りに情熱を傾ける老ユダヤ人のローレンス・オリビエの暗闘を描く。思うていたより地味な感じの映画やったけれど、ラスト近くでついに直接対決するあたりは火花が散っていて非常に面白かった。名優同士のつばぜり合いはやはり迫力がある。
 昼食後、午睡。妻は日帰り帰省。起きたらもう出かけていたんで、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。今日も両チームの投手の出来がよく、緊迫した投手戦。最後は大山のサヨナラ打でタイガースの勝ち。せっかくエキサイトした試合やったのに、ヒーローインタビューはゴールデンウィーク企画の「子どもヒーローインタビュー」で、質問はサヨナラ打とはまるで関係ない用意したものばかり。普通のヒーローインタビューやったら興奮そのままの言葉がどんどん出てきたファンと選手が一体化したものになるのに、「一番仲の良い選手は誰ですか」とか「試合前にはどんな準備をしますか」なんて質問に、大山君もしごく冷静に答えていた。うーむ、ファンサービスとしてアイデアを出してきたのはええんやけれど、企画としてはヒーローインタビューと切り離してやってほしかったなあ。

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