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金魚の眼が光る [読書全般]

 今日は試験監督はなし。来週の授業準備はなんとかできた。職員の健康診断もあったけれど、私は今年も人間ドック受診の予定なんで、胸部X線撮影だけやったので、その分余裕もあったかな。定時に退散。
 帰宅してまず相撲の録画を見る。栃ノ心は3敗目。あと1勝で大関復帰というところで足踏み。炎鵬も勝ち越しを前に連敗。なかなかすんなりいかんもんやねえ。相撲のあとは野球中継を追っかけ再生で見る。こちらは0-0のまま9回裏にサヨナラ勝利。タイガースもスワローズも両チームともチャンスは作るけれどあと1本が出ない。ああしんどかった。
 山田正紀「金魚の眼が光る」(徳間文庫)読了。呪師霊太郎シリーズの第2巻。とはいえ、「人喰いの時代」のようなメタフィクション的な構成ではなく、横溝正史風の本格探偵小説。呪師霊太郎はあくまで脇にまわり、主人公は北原白秋に憧れる女性編集者。白秋の故郷である柳河に、親族会のために行くことになり、そこで白秋の「金魚」という同様になぞらえた殺人が起こる、という筋立て。非常に読みやすく、楽しめたのは確かなんやけれど、「人喰いの時代」みたいな込み入った仕掛けを期待したりもしていたので、少し肩透かしを食らうた気分かな。本書だけがハルキ文庫で復刊されてへんのはなんでやろうと思うていたんやけれど、霊太郎シリーズとして並べると弱いのであえて復刊しなかったということなんかなあ。それでも復刊するならシリーズものなら全部そろえてほしいというのがファン心理なんですけれどね。

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