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やっぱり思うてたんと違う日 [日常生活]

 朝から降ったりやんだり。じめじめと梅雨らしい日々。お山の学校は今日から授業再開。夏休み前なんで、今日行ったクラスは次回は夏休み明けとなる。
 空き時間は成績業務に専心……したいところなんやけれど、エンジンがかかってギヤをあげようとするたびに、保護者から奨学金に関する問い合わせの電話がかかってくる。
 本来は空き時間なんやけれど、説明会に来なかった生徒向けに進路ホームルームの時間に説明会の追加を依頼される。気がつけばもうお昼。今日から午前中のみの短縮授業期間なんで、ゆったりと食べられるかと思いきや、進路を決めかねている生徒が担任に言われて奨学金の書類を取りにくる。説明なしで渡すと後が大変になるので、ポイントを絞って説明。例年なら「今回来なければ次は秋の募集にまわってもらうよ」というところなんやけれど、今年に限っては1度しか募集がない。取りこぼしが許されんからやむなく説明を繰り返しているけれど、こちらからしたらほんまは1度だけで終わらしたい。そうせんと他の業務に支障が出るからね。一人体制の欠点をもろにかぶっているなあ。
 午後、何度かガス欠になりながらもあと1クラスだけエクセルに数字を打ち込めば完了というところまでこぎつける。今年は「海の日」が例年よりも早めにくるので、明日のうちにやってしまわなならん仕事がかなりたまっている。説明会は今日で打ち止めにしたい。
 定時に退散。帰宅して相撲中継を見ようと思うたら、HDDレコーダのディスクに支障が出たのか、デッキが録画途中でフリーズしてしもうている。本体のスイッチを長押しして強制終了。相撲はまるまる録画でけてなんだ。幕下と十両の相撲を見るのは諦める。そして、予約していたけれどやはり前半部分は録画でけてなんだプロ野球フレッシュオールスターは後半部分をリアルタイムで見る。NHK「ニュース9」を録画してスポーツコーナーで少しでも見、明日早朝のダイジェストを録画予約する。と、「ニュース9」を見ていたら、画面の端にQRコードが表示されている。読みとってそのサイトに接続したら、幕内の相撲はすべて無料で見られるサービスをやっているのでした。今日はスマホで幕内の取組のみすべて見る。
 なんかここんとここんなんばっかりやなあ。今日もまた「思うてたんと違う」一日でありました。ああしんど。

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小松左京スペシャル「日本沈没」 [SF]

 朝、朝食を取りながら、今週もNHKEテレ「100分de名著 小松左京スペシャル」を見る。まあ別に小松さんやから見ているというわけやなくて、この番組は第1回の「ツァラトゥストラ」からかかさず見ているのですけれどね。
 で、今週は「日本沈没」をとりあげていた。SFに関心のない方でも、これならわかるでしょうという選択かな。これは25分やなく、1ヶ月かけて100分でやってほしかったなあ。最終週に予定されている「虚無回廊」も25分ではさわりをさらりとすることしかでけんやろう。というわけで、「日本沈没」です。コンパクトによくまとまっていたし、わかりやすかった。それ以上のものをこの25分間に求めるのは酷というものですね。久しぶりに書棚から引っ張り出して読んでみようかな。でも、昔の文春文庫版やから、字が小さいのが難点やなあ。前任校なら図書室に字の大きめな小学館文庫版があるんやけれど。私が担当者の時に購入したのです。もしかしたら教職員がテレビを見て借りに行ってるかもしれんな。
 今日はチョンボなしで出勤。今日は定期考査最終日。試験監督は2コマ。終了後、またも新規に奨学金の説明を聞きたいという生徒がきて、臨時の説明会。さあ昼食をさっさと食べてしまおうと思うたら、卒業生で浪人している生徒が申し込みに来た。ちゃんと約束してたのですよ。そやから昼食を早く食べようとしていたんやけれど。無事入力をすませ、卒業生が帰ったあと、やっと昼食。食後、一服つけてから成績業務に専念……できず。管理職といっしょに地元のNPOの人と話をしたりする。「総合」の授業でタイアップできないかという話。それが終わってから成績業務を再開。最低限ここまでというところまではなんとか。
 定時に退散し、帰宅後は相撲と野球を見る。白鵬はやはり相撲がうまい。タイガースは点の取り方がうまくない。ジャイアンツに今季3度目の3タテを食らいましたとさ。嗚呼!

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チョンボ連発 [日常生活]

 疲れているせいか、出勤時からチョンボ連発。地下鉄の改札では定期券を取り忘れてホームで電車を待っていたら放送で呼ばれてあわてて取りにいく。その間に電車が来る。急いでホームに降り、なんとか乗れると思うてあいているドアに入ろうとしたら途中ではさまれた。このまま発進されたらたまらんともがくけれど、動かれん。車掌さんが気付いたか開け直してくれて乗れたけれど、自分が思うているように体が動いてくれんようになってしもうてるんやなあ。
 精神的ショックが大きく、お山の学校についた時にはもうへとへと。試験監督をした後、さて成績つけの業務に入ろうかとしたら、2名ほど奨学金の書類の書き方を聞きにくる。結局成績つけの仕事は午後から。その隙間に不備書類のあった生徒へのお知らせやら電話での問い合わせやらなんやら。予定していた成績処理の仕事は4分の3くらいまでしかでけなんだかな。けっこうきつかった。定時に退散。今日は電車が止まることもなくすんなりと帰宅。
 録画した相撲中継を見てから、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。相撲は白鵬と鶴竜が3連勝。十両では安美錦が今日から休場。うーむ、さすがの「あみたん」もいよいよ土俵から去る日が来るのかな。
 野球は0-1でジャイアンツに惜敗。新外国人のソラーテよ、早く来て。ところでそのソラーテやけれど、タイガースの広報が発表するまで、各紙とも「ソラルテ」と表記していた。まあようあることやけれど。スポニチだけがソラーテと表記していたので、これはスポニチの勝ち。に、しても、日刊スポーツもサンケイスポーツも表記の訂正を詫びもせず、最初からそう書いていたかのように「ソラルテ」を「ソラーテ」と書いている。いつものことやけれど、やっぱりここは一言あってしかるべきなんやないかなあ。なんで「ソラーテ」をこれまで「ソラルテ」と表記していたのか。メジャーリーグの中継では「ソラルテ」と呼んでいたんか。おそらくスポニチにはメジャーリーグ通がいて、向こうの中継で「ソラーテ」と呼ぶのを聞きおぼえていたんやないかと、まあこれはあくまで推測にすぎないんですけれどね。とにかく掌を返すように前日までの表記などなかったかのようなことをするのはいただけないなあ。私のように複数のスポーツ紙のサイトを巡回している者ならともかく、1紙しか読んでへん方たちが戸惑うやないですか。

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思うてたんと違う一日 [日常生活]

 今日は試験監督が2コマ。間の空き時間には生徒が立て続けにきて、奨学金書類記入の説明を手取り足取り。気がつけばもう午後。午後からやっと評点を出すためにたまっていた課題の採点を始めたら、管理職がやってきて「総合」の授業に関して次年度の方針についての相談。いろいろと話ができたのはいいけれど、思うたほど採点は進まず、1科目だけなんとか成績を出すにとどまる。その最中にも別の管理職から今週末締め切りの教育委員会への報告書の催促があったりして、もういや!
 疲れ果てて定時に退散。バスが早く駅についたので、いつもよりも1本早い電車に乗れた。帰宅したら相撲を少し見て、野球は完全中継やないから適当なところから追っかけ再生で見て……なんて考えていたら、大阪市内に入っていったあたりで電車が止まる。なんと人身事故の影響で運行停止! 幸い、乗り継ぎ駅のひとつ前での停車となったので、そこで下車して、ひと駅の区間を歩き、乗り継ぎ駅から最寄り駅まで地下鉄に乗って、無事帰宅。電鉄のサイトを見たら、帰宅してしばらくしてから運行再開やったようで、とっさの判断で歩いたのは正解やったみたい。
 それでも予定した時間よりも大幅に遅い帰宅となり、プロ野球中継を追っかけ再生で見て、中継時間が終わったらラジオに切り替え、試合終了後に大急ぎで相撲を見る。栃ノ心が連敗。先場所ちょっと無理してなんとか10勝したけれど、もとの通りというわけにはいかんみたいやね。しばらくは大関の地位を維持していくためにだましだまし相撲を取っていくしかないのかな。朝乃山は白鵬にうまく取られて敗れる。いやあ、やはり白鵬はうまい。
 というわけで、なんか今日は思うてたんと違うことが続く一日でありました。明日は馬車馬のように働かなあかんな。

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北の富士流 [読書全般]

 愛すれどTigers「カープを3タテし、2位浮上」を更新しました。

 今日は完全休養日。午前中はとにかく深夜アニメに「プリキュア」に「ライダー」に「戦隊」にとまあいつもの日曜日。昼食後、午睡。ちょっとだけ寝て早く大相撲名古屋場所の初日を見るつもりやったんやけれど、起きたら6時。相撲中継終わってるやん、プロ野球中継始まってるやん。で、まず相撲中継を見る。朝乃山が先場所に続いて豪栄道に勝つ。むむむ、朝乃山はほんまに強くなったのか。それは明日の白鵬戦で確認ですね。
 試合開始から2時間遅れてプロ野球中継を追っかけ再生で見る。緊迫した投手戦で、すいすいと試合は進み、2時間半くらいで決着。予感通り、カープに3連勝。今のカープは何をしても勝たれへんという感じになってるなあ。でも明日からは好調ジャイアンツ。カープ相手みたいなわけにはいかんやろうけれど、勢いはついてきているから、期待したい。
 村松友視「北の富士流」(文春文庫)読了。相撲解説でおなじみのもと横綱北の富士勝昭さんの生き方というかスタイルを「北の富士流」と名付け、著者が若き日の北の富士さんを知る人たちにインタビューしたりしながら、そのスタイルがいかにして生まれてきたかを探る。ノンフィクションライターの書く評伝とは違い、エッセイ風につづられたかと思うと、人物評を混ぜて見たりと、著者らしい自在な書き方が、読んでいて楽しい。超一流の横綱ではなかったけれど、頂点を極めた人にはできないような自由自在の、そして筋の通った、おしゃれでさわやかな「北の富士流」の生き方は、まあ凡人にはできないねえ。今場所も元気な声を聞かせてくれている北の富士さん。相撲中継には欠かせない「風景」のひとつですね。相撲ファンならぜひ読んでおきたい一冊。

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クリムゾン・リバー [読書全般]

 大相撲小言場所「令和元年名古屋場所展望~貴景勝全休で大関陥落へ~」 を更新しました。

今日は月例の京都の医者行き。午前中は今週の「なつぞら」をまとめてみたあと、昨日録画した深夜アニメをたっぷりと見る。多いなあ、金曜深夜。楽しみなのは、「荒ぶる季節の乙女どもよ」。岡田麿里さんの最新作ですね。思春期の耳年増になっている高校生の女の子たちが「性」に翻弄される姿がヴィヴィッドかつコミカルに描かれていて、これは男性の脚本家には書かれへん内容ですねえ。
 「京とれいん雅洛」にて入洛。疲れているので、診療してもらいすぐに帰阪。帰路、最寄駅前の理容院で整髪。前回に引き続いてこの理容院は2度目。阪神理容室がなくなってから落ちつかなんだけれど、どうやらここに定着しそう。
 帰宅後、午睡。夕刻からプロ野球中継を追っかけ再生で見る。カープに連勝。リードされても自信満々で逆転していたチームとは思われんくらい負け癖がつきかけてるなあ、カープ。なんとタイガースは単独2位。ジャイアンツとのゲーム差は大きいけれど、2018年のお返しをしてほしいですねえ。
 ジャン=クリストフ・グランジェ/平岡敦・訳「クリムゾン・リバー」(創元推理文庫)読了。ジャン・レノ主演の映画もあるらしいけれど、未見。崖の岩にはさまれ、目をくりぬかれ指を切られた死体、氷に覆われた絶壁に閉じこめられた死体……。猟奇殺人を追う名物刑事が登場する。一方では墓あらしの犯人探しにかりだされたアラブ系の刑事が、そこに不自然なものを感じ、墓の主について探りはじめると意外な事実が次々と判明し……。物語はこの2人の刑事の別々の事件を交互に描きつつ、この2件が実は一つの事件に結びついていく様子を描きだす。ハードボイルドかと思えばさにあらず、パズラーというほどロジカルでもなく、そやけど先の予測のつかん展開でかなり分厚い本やったけれど、ぐいぐいと引きつけられた。真相はミステリとしてはちょっとアンフェアかなという気がしないでもないけれど、あっけない結末というわけでもないし、何より読みごたえがあったので、許容範囲かな。確かに映画化したくなる話ではある。同じ作者の最新作も購入したので、いずれまた読むつもり。楽しみですね。

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案の定 [日常生活]

 今日は試験監督はなし。提出されてきた奨学金の書類をチェックし、不備のあるものに対しては再提出依頼のプリントを作成する。一人ずつ不備なところが違うので、思うていたよりも時間がかかる。午後からは人権研究会で十三にある高校まで行かんならんので、急いで作成。あと少しで完了という時に、生徒が「書き方わからん。どれを出したらええの」とやってくる。普段の授業から私の説明を聞かずいざプリントをやるという時になってから「どう書いたらええの」と聞いてくる生徒なんで不安はあったけれど、やっぱりこうきたか。昼食はとりたいし、出発予定の時間は迫ってくるし。そやけどおざなりな説明ですますと、後で苦労するのは私の方やし。ほんま、必死のパッチで説明しましたよ。
 コンビニのおにぎりをがつがつと食らい、すぐに出発。十三には思うてたよりも早くついたんで、あんなに焦らんでもよかったかなあと思いつつも、お山の学校から下界に降りるバスの本数を考えたら、やっぱり急いでよかったんですね。
 研究会では生徒にスマホとどうつきあわせるかというようなテーマで、他の学校の先生たちと情報交換。いろいろ苦労してはるのを聞く。こういう集まりにはやはりなるべく参加して知見を広げていかんとね。
 定時に退散。しかし自宅までかなり近いので、東梅田の旭屋書店に寄り道してもまだまだ時間に余裕がある。やはりお山の学校は遠いんやなあと実感。帰宅して、妻と録画した番組を何本か見てからプロ野球中継を追っかけ再生で観戦。タイガースは調子はようないけれど、カープはもっと悪いんやなあ。あのしつこい野球はどこへ行ったか。えらい淡白でした。この調子で3連勝してほしいし、できそうな感触はあるな。

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電話三昧 [日常生活]

 今日からお山の学校は定期考査。試験監督は1コマだけやし、あれもこれもできるぞと計画を練っていたけれど、試験監督が終わって仕事部屋に戻ってきたら、保護者から奨学金に関する質問の電話ありとのこと。折り返し電話したら、30分近く説明することになってしもうた次第。電話を切ったらまた電話。今度は大阪府育英会より問い合わせの電話。それが終わったらもう昼休み。昼食後、説明会の日に休んでいた生徒がやってきたので、一から説明。生徒が帰ったら、会議。会議が終わったらまた保護者から電話。
 気がつけばもう退勤時間。めちゃめちゃ忙しかったのに、手元にはほとんど仕事の結果が残ってへん。ものすごく疲れた。試験監督と会議の時間を除いたらほとんどしゃべってた。のうみそフル回転でしゃべらんとあかんかったからなあ。そら疲れるよなあ。
 定時に退散。きっと帰ったあと、問い合わせの電話がまたあって、明日の朝一番に電話戦とあかんのや。ああ、電話が怖い。
 帰宅後、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。ああ、昨日やっと勝ったのにまた負けた。川柳をひねり出そうにもええ材料がないやんか。

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小松左京スペシャル「地には平和を」 [SF]

 朝、朝食を取りながらNHKEテレ「100分de名著 小松左京スペシャル」を見る。今週は「地には平和を」をとりあげて、SFファンやという宮崎哲弥さんが「指南役」。ストーリーの解説と、歴史改変という手法を使い、戦中と戦後についての小松さんのとらえ方を解説してくれたけれど、申し訳ないけれどSFファンとしては特に新しい知見はなく、通りいっぺんに終わってしもうたなあというのが偽らざる感想。あえて「指南役」からSFプロパーを外したのかもしれんけれど、例えば堀晃さんなどに「指南役」をしていただきたかったなあ。一般の視聴者にもよくわかるように深く掘り下げてくれはったと思うんやけれど。来週は「日本沈没」。さてどうなることやら。
 雨の中出勤。今日は時間割変更のため授業はなし。奨学金の申し込みについての電話相談数件と、生徒がやってきて説明を求めてきたのが2件。わかりやすく説明するのにはやはりかなりエネルギーがいる。たいした仕事をしたわけでもないけれど、なんかへとへとになった。定時に退散。
 帰宅して、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。土壇場で追い付き、延長11回に決勝点をあげ、どたばたしつつもドリスがなんとか抑えて連敗ストップ。サンテレビやったから最後まで中継してくれたけれど、10時半くらいまでのびたので、今日もまたそれだけ寝るのが遅くなるのだよねえ。

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神獣の都 [読書全般]

 朝から雨。下界ではかなり強かったので、お山の学校はいかばかりかと構えていたら、なんのことはない。あがっておりました。
 今日は授業ぱんぱんの火曜日。わずかな空き時間や休み時間は奨学金業務ばかり。特に今日も生徒や保護者からの問い合わせが多い。当分はこんな毎日なんやろうなあ。でもね、説明会で私の話をちゃんと聞いて、事前に配布した私の特製の案内プリントや書き方見本、そして学生支援機構の用意した「申し込みの手引」をよく読んだらせんでもええ質問も多いのですねえ。そやからというて、「手引きに全部書いてあります。お宅のお子さんが私の話をちゃんと聞いてなんだんと違いますか」なんて突っぱねるわけにはいかん。時間をかけて何度も繰り返し懇切丁寧に説明する。「わからない時はまたご連絡ください」と付け加えて電話を切る。ここらあたりは学生時代に百貨店でずっとアルバイトしてた経験も生きてる、のかな。いやいや百貨店のお客さんの方が無茶を言うてきはったりしてたから、それに比べたらあなた。
 定時に退散。大阪府育英会に郵送する書類を帰路に投函。なんて仕事熱心なんでしょう。誰も言うてくれんから、自分で言うとく。
 帰宅後はプロ野球中継を見る。BS-TBSのみ。中継延長はないので、試合終了時間を見計らって、パソコンを立ち上げて「ニコニコプロ野球チャンネル」でタイムシフト予約をしておいた配信を見る。はい、また負けました。
 小林泰三「神獣の都 京都四神異譚録」(新潮文庫NEX)読了。新潮文庫の若者向けレーベルでの発行。それを意識してか、臓物がぐちゃぐちゃ辺りにまき散らされたりするような描写はなし。もっともカビに体が浸食されたりとか別な形でやってますけれど。世界を京都の中心で守っている麒麟、朱雀、玄武、白虎、青龍の5体の神とその眷族のバランスが壊れ、死んでしまったと思われる朱雀と、滅びたと思われる火の一族の末裔をめぐり、京都の町を破壊するほどの激しい戦いが始まる。日の一族の末裔である主人公は、自分に秘められた力の使い方がわからず、生き延びたと思われる朱雀を探すのだが……というお話。小林さんには珍しい(失礼!)まっとうな伝奇アクションであります。むろん五行の相克などの理屈はきっちりとしているし、小椋池の干拓などの事実をうまく伝奇的に活用している。なにより戦いで壊れる京都の町の描写の正確さが細かい。さすが地元ですねえ。読んでいて、距離感とか方角とか実に正確なんで、神獣たちが大暴れして建物などを破壊していく様がありありと目に浮かんだよ。2時間ドラマで京都を舞台にした話のむちゃくちゃな距離感とはえらい違いです。若者たちのほのかな恋情なども描かれていたりして、これまで小林さんの作品を敬遠していた方もきっと抵抗なく読めるはず。とにかく神獣や眷族たちの暴れっぷりが気持ちいい。主人公が東京に帰ってからも話が続きそうなので、ぜひ続刊が出るように願いたい。

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