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機械の精神分析医 [SF]

 朝はいつもの起床時間に起きる。まだ眠たかったけれど、夜冷えこんだのかはばかりに無性に行きたく、起きてそのままリビングへ。1週間分の「なつぞら」を一気に見たあと、昨夜の深夜アニメをひたすら見る。さすがに疲れて、寝床へ。昼ごろに起きて、昼食を取ったあと、妻といっしょに出かける。
 阪急で京都へ。母の入院している病院に行く。元気そうにしていたのでほっとする。シャトルバスのダイヤの都合であまりゆっくりでけなんだ。
 阪急で帰阪。帰宅後、録画しておいたプロ野球中継を見る。ドラゴンズの大野投手にノーヒットノーランを食らい、完敗。昨日の大勝とえらい違い。ほんまにむらっ気のあるチームですよ、タイガースは。
 夜は録画した相撲中継を見る。むらっ気の隠岐の海が土俵際に何度も粘り、土つかず。いつもならあっさりと負けるようなところで何度も踏ん張るもんやから、テレビ解説のもと霧島の陸奥親方もびっくりして「こんな相撲を取る力士でしたかね」と本音をポロリ。貴景勝は連敗。立ち合いの変化にばったり。下半身はまだ万全やないみたいね。
 岡本俊弥「機械の精神分析医」(オンデマンド)読了。AIがあらゆるものに当たり前についている近未来に起こる様々な事件を描いた連作短編集。自費出版やけれど、amazonで買えます。岡本さんには若い頃いろいろとお世話になった。SF大会のスタッフとしてプログレスレポートやプログラムブック、アフターレポートなどの編集、執筆のお手伝いをした。「SFアドベンチャー」の新刊チェックリストのメンバーに推薦していただき、書評家として本格的にデビューさせてもろうた。ただ、創作に関してはお話をしたりしたことはなかった。数年前から創作を再開しはって、自ら一冊にまとめて出版しはったということですね。自分も書評をしつつも創作もするのでわかるんやけれど、書評家として名前が出たものが創作をする時、自らに課すハードルは自ずから高くなる。人の書いたものをああだこうだと書くからには、自分の書くもののレベルが低かったらしゃれにならんのですよ。それだけに、岡本さんは自分にどれだけのハードルを課してはるのかというところにも注目して読んだ。さすがであります。自費出版のレベルやないですね。早川や創元からハードカバーで出てたとしてもおかしくないレベルの短編集です。特に会社勤めが長かったので、社会人である登場人物たちの関係性などはリアリティがある。そこにAIの精神分析を行うのが仕事である人物が主人公となった話が軸となり、想定されうるトラブルがこれまたリアリティをもって描かれる。いやいやさすがでございます。自費出版ではあるけれど、「本の雑誌」で大森望さんが紹介していたのは、それだけのレベルのものやということの証左であるということですね。

 明日、9月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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