SSブログ

ダイジェスト版三国志 [読書全般]

 今週も朝から「なつぞら」今週分をまとめて見、昨夜録画した深夜アニメをたっぷり見る。
 昼前に出かける。今週も入院中の母の見舞い。病院の慰問コンサートがあったので、母がボーカルの歌声を楽しんでいる間に、シャトルバスの発車時間に合わせて病院を退出。往路の特急は座れなんだけれど、復路は座れたので少しうたた寝。
 帰宅してプロ野球中継を追っかけ再生で見る。試合はテンポよく進み、テレビ中継時間内に余裕でおさまる。投手戦の締めくくりは北條の決勝ホームランで勝利。
 その後は相撲中継を見る。隠岐の海の相撲は取組の中で遠藤のかかとが土俵の外に触れたということで軍配が隠岐の海にあがる。それに気づかず相撲を取っていた両力士はそのまま取組を続け、遠藤が隠岐の海を下していた。テレビのリプレイでははっきりとかかとは出てへんし、なんか釈然とせん相撲になってしもうた。貴景勝と隠岐の海が2敗で並ぶ展開に。
 羅貫中/駒田信二・訳「三国志」(講談社青い鳥文庫)読了。このまえ「愛と欲望の三国志」を読み、また、高井信さんが「三国志」にはまっているのをブログで読んで刺激を受けたりして、もういっぺん読み直してみようかなと手に取ったのが、駒田版三国志。小学生高学年以上が対象のダイジェスト版。必要な出来事はもれなく記述してあるんやけれど、なにしろ「三国志演義」の原本は大量ですからね。それを大きな活字で280ページにまとめてるわけやから、ほんまに単なるダイジェストにしかなってへん。あらすじを読まされている感じ。劇的な場面や感動的な場面なども盛り上げるような書き方をしてへんから、これやと「三国志」とはどんな話かという骨子はわかっても、その魅力がはたして伝わるかどうか。私は小説では吉川英治版と柴錬版を、マンガでは横山光輝版を読んでいて、それぞれを非常に楽しんで読んだ。それだけに、駒田版の素っ気なさにはちょっと耐えられなんだ。ただ、あれだけ入り組んだ物語のあらすじが非常に簡潔にわかるというこのダイジェストの腕はさすがですね。さすが直木賞作家。その点においてはすごいと思う。日本の作家が自分流にアレンジした「三国志」がほんまはどんな話なんかということを確認するのには絶好の一冊、なんていうと訳者に叱られるかな。

nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ: