SSブログ

いじめ教師のこと [教育]

 今日は土曜出勤の代休。午前中は昨夜録画した深夜アニメを何本か見る。疲れているせいか眠くなり、しばらく仮眠。昼前に出立し、入院中の母の見舞いに行く。体は行くなと訴えかけていたけれど、これは別。平日の阪急の特急はなんとか座れる程度にすいていた。売店で買うた「週刊朝日」を読み、電車とバスを乗り継いで病院へ。元気そうにしていてなにより。1時間近く話をして、帰阪。帰りはちょうど高校生の下校時と重なる時間帯やったけれど、特急は座れて、読書。自宅最寄り駅に着いたら雨が強く降っていた。もと台風の熱帯性低気圧が近づいているんやそうな。
 帰宅後、午睡。爆睡。夕刻起きてきて、妻と録画した番組を見たり、読書をしたり。明日は「即位の儀」で臨時の祝日。これがなかったらお見舞いはパスしていたかもね。
 先週来からニュースやワイドショーをにぎわしているのが、神戸の小学校で40台のリーダー的教師と取り巻きの30代教師が、新任の20代教師に対して子どものやるような「いじめ」をしていたという事件やけれど、私も同業者としていろいろ考えるところはあり、この件についてはなにも書くまいと思うていた。ただ、雑誌の特集記事や新聞による報道を読んでいて、違和感が生じてきたので、そこだけ書いておきたい。
 一言でいうと、「あんたら、そんなんしてんと仕事せえよ」であります。中学校や高校の教師は部活の指導やら研修やら本来の業務やない事務作業に追われて過労状態になっていたりするとメディアは報じる。人をいじめる余裕なんかないよ、ほんま。私もこの日記で再々書いているように、「奨学金」という名の金貸しの片棒担ぎを業務としてやっていて、そらもうストレスはたまるし疲れて頭は働かんしという状況の時期が続く。力を使い果たして、人にかかわってられるような状態やないです、ほんま。ストレス解消のために定時に退出してプロ野球とか相撲中継とか読書とかアニメとか、とにかく自分の好きなことに没頭する。
 教材作成、教材研究、外部への研修と、やらんならんことはようけある。それは小学校の先生もいっしょやろう。若い教師をいじめて憂さを晴らしている余裕なんかあるんかいな。小学校の場合、1時間目から6時間目まで詰まっていて、休み時間中には連絡帳をチェックしてコメントをつけたり、放課後はテストの採点をしたりとまず私はようやらんことをしているという認識があった。前任校で担任をしていた教え子が2人も小学校の先生をしている。偉いなあと思う。
 どういう職場環境なのか、報道からは見えてこんので、コメントのつけようもない。不十分な情報で加害教師を糾弾することは私にはでけん。部外者にはわからん事情も多々あったんやろう。他府県のことで校種も違うし、一切くわしい情報は伝わってこん。軽々しく罵詈雑言を浴びせかける気にはなれん。ただ、被害教師にはなんとか立ち直ってほしいと願う。長いことやっていたら、しんどいこともあれば教師冥利につきることもある。再び教室に入り、生徒たちと触れ合ってほしい。
 そして、加害教師たちに私が言えることは先ほど書いたひとことだけ。
「あんたら、そんなんしてんと仕事せえよ」

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

玉藻の前 [読書全般]

 朝から例によって土曜深夜のアニメやら日曜朝の特撮やらを見て、昼前に出立。本日は「たちよみの会」例会。ただし、古参Y氏からは前もって仕事の都合で欠席との連絡があったんで、一人でぽつねんと座ってるだけになるんやろうなあと思うていたし、実際そうなった。
 早目に散会し、丸善で「十二国紀」の最新刊などを買うてから、帰阪。
 帰宅後は妻と、録画しておいた「題名のない音楽会」スペシャルの「夢響」を見たりする。これは素人の方とオーケストラの共演という、去年から始まった企画。東北から来たチューバを吹く中学生女子の舞台度胸に感心したり、手製の「ほうきギター」で自作の曲を演奏する夫婦などの演奏が印象に残った。いやあ、全国から選ばれた6組、みなさんすごいですねえ。
 その後少し読書。うっかり寝てしまい、慌てて起きてこの日記を書いています。やっぱり疲れてますねえ。
 岡本綺堂「玉藻の前」(中公文庫)読了。こういう「名著復刻」は大歓迎。金毛妖孤の殺生石伝説をベースに若き陰陽師と狐に憑かれた少女との恋物語をからませている。男をたぶらかせて国を傾ける妖孤が、初恋の相手に対しては少女の昔に帰り妖婦らしからぬ嫉妬を起こすというところになんともいえん「情」が感じられ、哀しみを誘う。漢字は新字に直してあるけれど、仮名遣いは旧かなのままで原著の雰囲気を壊さんようにしてあるのが効果的。今のオカルト伝奇小説にはない「味」があるんですよねえ。時々はこういう古典的なものを読んでいきたいと思わせる一冊。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

生まれながらの犠牲者 [読書全般]

 今日は文化祭本番のため、土曜出勤。電車とバスのダイヤが平日とは違うので、乗り継ぎのタイミングなどがずれるのでやりにくい。それでも出勤時は通常と同じ時間帯にお山の学校に到着。夜半に降った雨はあがってはいたけれど、時折ぱらつく。
 今日のお仕事は食品模擬店の衛生チェック、模擬店の見回り、保健委員会展示の片付け、ゴミ捨て場の立ち番など。役割分担のない時は仕事部屋で事務作業。いつもならCDをかけて音楽を流しながら作業をするんやけれど、今日は外の廊下から琴の美しい音色が聞こえてくる。筝曲部の先生が指慣らしをしているのです。午前中はお琴の音色に包まれながら……という感じです。
 登板を無事こなし、定時に退散。それでもバスは土曜ダイヤなんで、結局待つことに。土曜出勤、来月もあるんですよねえ。
 帰宅後は妻と何本か録画した番組を見て過ごす。これということはしてへんのに、なんか疲れた。
 ヒラリー・ウォー/法村里絵・訳「生まれながらの犠牲者」(創元推理文庫)読了。母子家庭の13歳の少女が行方不明になる。母親は娘がもう帰ってこないとあきらめるようなことを言うが、フェローズ署長は部下たちにしらみつぶしに関係者のアリバイや目撃者の有無などを捜査するよう指示する。失踪した娘や、母親の過去が明らかになってきて、署長はついに真相に迫る。難解なトリックはない。そやけど、なんで娘が失踪したんかというところがわからんので、行き先も不明。殺されたにしても、なんで殺されたんかというところで容疑者が絞れん。タイトルの「生まれながらの犠牲者」というのは誰のことをさしているのか。実はそこが本書の一番のポイントになる。社会的弱者であることの悲劇というものが、このタイトルで示されているんやなあと、読了後、ため息とともに本を閉じた。謎解きの爽快さはない。でも、少女の失踪を鍵にした社会派ミステリという感じで、描かれているテーマは重い。新訳で復刊されるだけのことはある秀作ですね。

 明日、10月20日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

アニメと文化祭 [季節ネタ]

 今日は一日文化祭の準備。私は保健室の養護教諭の指示のもと、食品模擬店で調理にかかる生徒たちの爪切りチェックやらゴミ捨て場の立ち番やら手洗い場の消毒用アルコールの交換やらをする。退出前には展示室をまわり、人権上問題があるような点がないかのチェックをする。幸い担任の先生たちの指導がよかったのか、問題になるようなことはなし。
 そう、文化祭というのは衛生面やら安全面、人権侵害の有無など何重にもチェックを受けて初めて成立するのです。
 こういう仕事をしていると、テレビアニメに出てくる文化祭の描写にいちいちつっこんだりせんとおられんようになるのですね。例えば「お化け屋敷」なんて企画は安全面を考慮してでけんようになっているし、「男子が女装する喫茶店」なんてのは人権上の問題から許可はおりない。でも、アニメではかなり当たり前のようにそういう出しものを主人公たちにやらせていたりする。
 調理は保健所の指導で調理室でしかでけんようになっているので、お客の目の前で焼きそばを焼いたりするというようなことは衛生面から禁止されることになる。
 アニメのことに目くじらを立てなさんなとおっしゃるかもしれんけれど、中学生がアニメを見て高校の文化祭ではそういうことができるんやと楽しみにしたりして、入学してから「厳しすぎる」と文句を言うたりすることもあるのですよ。
 ライトノベルの作者たちはおそらく文化祭で中心となって仕事をしたり、生徒会役員として運営をしたりという経験がない人が多いんと違うかと思う。まあリアリティなんてなくても別にかまへんけれど、せめて調理を交代でやる時にアルコール消毒をする場面をちらりと入れるとかしてほしいなあなどといつも思うのであります。そういう細かいところが描けているアニメは話も面白いことが多いし、そこらあたりがいい加減なアニメは話も概してつまらなんだりするもんなんですよ。
 てなことを考えながらお仕事に励んだのでありました。

 10月20日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

平成怪奇小説傑作集2 [読書全般]

 今日も朝から肌寒い。授業は午前中1コマだけ。午後はほうきを手に校舎のガラス窓にかかった蜘蛛の巣掃除。去年もやったけれど、けっこう疲れるんですよ。そやけど、中庭に面したガラス窓だけでも掃除しておかんと、そこにテントを立てて食品模擬店をするんやからね。放課後は奨学金関係の書類のプリントアウトなど。定時に退散。
 帰宅してすぐに録画しておいたドラフト会議の中継を見る。タイガースは星稜高の奥川こそスワローズにかっさらわれたけれど、創志学院の西投手を単独指名できた。実は以前からタイガースに入ってくれんかなあと思うていた投手なんで、非常に嬉しい。テレビ中継では1位指名しかわからなんだので、2位以下はタイガースの公式サイトで確認。おおおっ、履正社高の井上選手を2位指名してるやないか。この選手も将来の大砲候補としてタイガースに来てほしかったので、スマホを片手にガッツポーズしたぞ。3位以下にも高校野球で活躍した有望選手をたっぷり指名。去年は地味なドラフトとか言われたりしたけれど、今年は華やかやなあ。数年後、甲子園で大暴れする姿を見られると期待してますぞ。
 東雅夫・編「平成怪奇小説傑作集2」(創元推理文庫)読了。平成の30年間に発表された怪奇小説を集めたアンソロジー。本巻は平成10年代。1巻に比べると、かなりオカルト風味のものが増えているように思う。救いのないのと最後はほっとするのと作品によって差が激しい。バブル崩壊、震災、サリン事件などの影響があるのかな。集中では川上弘美「海馬」、朱川湊人「トカピの夜」、光原百合「帰去来の井戸」あたりが私の好み。ただ、1巻に収録されていた作品の方が全体に読みでがあったように思う。怪奇小説に限らず短編小説そのものが低調になろうとしている時期、ということなのかもしれんなあ。最終巻となる平成20年代の短編はどうなのか。次巻が早くも楽しみです。

 10月20日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

トクナナとバビロン [テレビアニメ]

 このクルーの深夜アニメでは刑事もの2本がおもしろい。ひとつは「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ -」で、もうひとつは「バビロン」(←リンクを開くと音が出ます。ご注意を)ですね。前者は漫画原作があり、後者は野崎まどさんの小説が原作。むろんもとが面白いからというて、アニメ化が下手やとその魅力は伝わってこないわけやから、演出も作画もかなり気合が入っているということは、原作を読んでへんでもわかる。「トクナナ」は人間だけやなくエルフのドワーフのというようなファンタジィ世界の住人が混在している社会が舞台。でもあつかわれる事件などはリアルなもの。特務部に配属された新米刑事の成長物語です。「バビロン」は巨悪の前に手も足も出ない検事が主人公。SF味は第2話までの段階ではかけらも出てへんから、このままリアルでいくんやろう。こんな中身の詰まった作品は朝食をとりながら見られへん。タイガースの試合日程が終了したんで、夜見ます。朝はもう少し気楽に見られるものの方がよろしいな。
 今日は授業の空き時間に奨学金関係の書類の発送をしたり、放課後に明日以降の文化祭準備について打ち合わせをしたり。定時より少し遅れて退出したけれど、乗り換えの電車には辛うじて間に合い、いつもの時間に帰宅でけた。そして妻と録画した番組を見たりして過ごし、そのあとパソコンを立ち上げてかきものをしたり。
 明日の午後からは学校全体が文化祭モードに入る。こういうとき、担任を持ってへんと雑務が中心になるので少しばかり寂しいね。

 10月20日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

BEM [テレビアニメ]

 今日は平年並みの気温。少し薄着にしていたら肌寒いくらい。風邪気味弱り気味は変わらず。改源を呑んでもたせるけれど、授業がぱんぱんにつまっていてきつかった。放課後は、漫研の部誌の追加印刷を頼まれていたので、印刷屋のおっさんに変身。定時に退散。
 どうも本を読む気になれず、車中では本日発売の「週刊朝日」を隅々まで読んでいた。気力体力ともに弱っているということかな。
 帰宅後は妻とともに録画したアニメ「BEM」の最終話を見たりする。これは「妖怪人間ベム」の再リメイク。巨悪の妖怪人間を登場させ、それの支配下にある警察組織がベム、ベラ、ベロを人間の敵として追う。ベラは少女という設定、ベロは世をすねたようなキャラクターに変えている。いろいろとやりたいことはあったんやろうけれど、話数たらずですべてになにか中途半端な感じで終わってしもうた。製作スケジュール的にもきつかったのかな。第4話くらいまで放送したあと、再放送を何週かして時間稼ぎみたいなことをしていた。2クールくらいかけて人間になれない妖怪たちの苦悩などをもっともっと掘り下げられたやろうに。ただ、かつかつのスケジュールの中でなんとかやりくりしていたとしたら、とても2クールはもたなんだかもしれんね。それと、私の子どものころに見た「妖怪人間ベム」は作画も稚拙でストーリーも雑やったけれど、なんともいえんおどろおどろしい雰囲気だけはあった。今回の「BEM」はきれいすぎてあの根源的な気持ち悪さのかけらもなかったのが、おっさんとなった私としては残念であったのですよ。
 寒いので風呂で体を温めて湯ざめせんように厚手の寝間着を着て早く寝ることにしましょう。

 10月20日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

歴史秘話るーみっくわーるど [テレビアニメ]

 愛すれどTigers「ジャイアンツの前にリリーフ陣力尽きる」を更新しました。

 風邪気味らしい。朝は鼻の調子が悪く、鼻ポンプが突如空気を激しく送りこんできて目が覚めた。それでも比較的ゆっくり起きてきたのではありますが。昨日の深夜に録画したアニメ「ヴィンランド・サガ」や「ひそねとまそたん」の再放送などを見たりして、朝食後、早目の午睡。昼食後、パソコンを立ち上げてかきもの。タイガースががんばってくれたおかげででけてなんだかきものをなんとか少しでも挽回すべくパソコンに向かう。疲れて寝床に横になり少し読書し、またパソコンに向かい……を繰り返す。
 夕食後は妻といっしょに今日の夕方BSで録画した「歴史秘話るーみっくわーるどヒストリア」を見る。これまでも「機動戦士ガンダム」「プリキュア」を、「歴史秘話ヒストリア」のフォーマットで解説してきたシリーズの、高橋留美子版ですね。また後日地上波で同じものを放送するようなので、ここではくわしく書かんけれど、高橋留美子原作のアニメということで「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」「境界のRINNE」「高橋留美子劇場」を解説していくという形なんやけれど、これらは製作したスタジオも違えば、脚本家や監督もそれぞれ違うわけで、「るーみっくアニメ」とひとくくりにしてしまうのは乱暴やないかと感じた次第。これらの作品について語るならばまず原作であってアニメはあくまで副次的なものとして扱うべきなんやないかなあ。必ずしもすべてのアニメが高橋留美子作品の魅力を忠実に再現しているわけやないし、「うる星やつら」に至ってはオリジナルストーリーも多々あるわけで。よほど好きな方がNHKにはいてはるとおもうけれど、こじつけたような番組作りはどうなのよと思う。それなら「なつぞら」にひっかけて、「東映長編まんが映画」を若い人たちに紹介するという方が時宜を得ているんやないかなんて考えた次第。

 10月20日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

丸の奇襲 [プロ野球]

 台風の東日本直撃は甚大な被害をもたらしたということで、ニュースも台風に関するものばかり。さて、こんな時でも総理は国会での最優先事項を改憲と言い張るのやろうか。いくらなんでもそこまでアホやとは思いたくないけれど、大嘘をついてまでして五輪大会招致をしたお方ですからねえ。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
 関西はさほどでもなく、私は今日は午後から母のお見舞いに行った。諸事情で転院し、別な病院でどうかと心配していたけれど、元気に昼御飯も完食していて一安心。快速特急「京とれいん雅洛」に乗って帰阪。
 帰宅後、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。1点を争う好ゲーム。1-1で迎えた6回裏、2死一塁で打席にはジャイアンツ丸。ここで丸に奇襲を仕掛けられる。いきなり初球にセーフティバントをしかけてきた。これがまた絶妙なところに転がす。タイガースの西投手も梅野捕手も全く予想だにしてないプレーに焦り、それでも西投手はなんとか一塁に送球したけれど、わずかにそれて一塁を駆け抜けた丸はセーフ。西投手はその場にへたりこんでしばらく動けず。
 負けた。
 見ていてそう思うたね。ホームランやったら切りかえられるけれど、これは精神的にこたえたと思う。それでも次の岡本を打ち取った西投手はすごいよ。二番手の岩崎投手がゲレーロにホームランを打たれたけれど、これはまあおまけみたいなものです。丸の奇襲はそれくらい大きかった。そんな野球もできるんや、原監督はと思うてたら、スポーツ紙のサイトで見たら丸の判断やったらしい。さすがはカープで2年連続MVPに輝いただけのことはある。そう、これはジャイアンツの野球やない。カープが去年までやってた野球ですわ。
 というわけで、タイガースの今シーズンの試合はすべて終了。でもまあ、まさか日本シリーズに出て優勝してほしいなんて大それたことは考えてなんだので、私はそれほどこたえてませんね。いや、ドラゴンズの大野雄にノーヒットノーランをやられた時に、これはもう5位に終わるんやないかと思うていたら、3位に入ってくれた上にCSのファイナルステージで1勝でもできたんやもん。ほんま、ようやってくれたと思いますわ。
 この仇はドラフトでとってね。佐々木でも奥川でもええから、大物をくじで引き当ててください。もっとも、今年の近本外野手みたいにくじを外し外ししてとった選手が新人王争いをしてたりするわけやから、ドラフトだけはわからんけれどねえ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

完訳三国志演義4 [読書全般]

 台風接近につき、朝から強風。とはいえ、大阪市内は昨年の暴風雨に襲われた時とは違い、予想していたほど風雨は強くなく、一安心。なにしろベランダで余裕で一服つけられるくらいやったからね。お隣さんなんか風を通すためか窓をあけたはったもんなあ。
 とはいえ、太平洋沿岸や東海、関東地方はかなり激しい暴風雨やったらしく、NHKは全日気象情報という感じでしたね。被害にあわれた方々に、お見舞い申し上げます。
 というわけで、朝から昨夜録画した深夜アニメを見、そのあと午前中に午睡。昼食後、パソコンを立ち上げてかきもの。東京ドームのCS第4戦は明日に順延になったので、腰をすえてかきものができる。
 夕刻、読書。でもまだ疲れが取れへんのやろう、少し寝てしまう。夕食後、妻と録画した番組を何本か見る。こういうときは外に出ず、テレビを友とするしかないです。
 羅貫中/立間祥介・訳「三国志演義 4」(角川スフィア文庫)読了。ついに完訳版を読み切った。本巻では孔明が泣いて馬謖を切ったり、五丈原で客死したり、死せる諸葛亮がいける仲達を走らせたりするわけですが、見どころはそこまで。孔明の死後は、ひたすら姜維が孔明の遺志を継いで戦うも魏には歯が立たず、凡庸な皇帝劉禅があっさり晋に降伏するてな感じで前半2巻と比べると山場もなく、魏から晋に玉座が譲られるところも、呉が滅亡するところも、同じようなことの繰り返しでいささか退屈。ダイジェスト版や少年文庫版で大幅に簡略化されていたのもわかります。でも、柴錬三国志では姜維を主人公にしたところもかなり面白かったという記憶があるから、そこは書き手の思い入れのなさ、なのかな。羅貫中がどこに力点を置いていたかよくわかる。柴田錬三郎は滅ぶことがわかっていながらただただ戦うことにしか身を置けなかった姜維の姿に美学を感じていたんやろうし、羅貫中は史書に書かれているまま三国が統一されるところまで書き切ることを主眼にしていたということなんやろうと思う。というわけで1ヶ月くらい三国志演義の世界にどっぷりつかっていたので、もうしばらく三国志はよろしい。いずれ気が向いたら宮城谷版三国志に挑戦してみようと思うけれど、今は他の本が読みたくてうずうずしております。つまりその、三国志は孔明が死ぬところまでで十分、というのが完訳版を読み通しての感想でありますね。月並みではありますが。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ: