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電車でそろばん [日常生活]

 今朝は「100分de名著・カラマーゾフの兄弟」などを見てから出勤。短縮授業のため、私は授業はなかったけれど、育英会から届いた書類の封筒詰めなど細々とした仕事や、会議などでけっこう忙しかった。定時に退出。
 帰路、車中で読書をしていたら、途中から折り畳み椅子を持った男性が乗ってきた。くだんの男性、その椅子を車掌室の前に置き、車掌を背にする形で座る。迷惑なおっさんやなあと思いつつ、再び読書。しばらくしたらジャラジャラパチパチと音が聞こえてくる。なんとくだんの男性が膝の上に伝票らしきものを置いて、そろばんで何やら計算をしているのです。
 電車の中でそろばんとは。ゆれたりして珠が動いたりせえへんのかいな。あまりじろじろと見るのもなんやからまた本に目をやる。ジャッと音がしたのでまたそちらに目がいく。電車の床にそろばんを置き、伝票に書きこみをしている。車中でノートパソコンを広げて仕事をしている人はよういてるけれど、折り畳み椅子を持ちこみそろばんを弾くなんちゅうのは初めて見た。車内で立っている乗客は知らんぷりをしている。下手にかかわるとろくなことがないというような雰囲気を漂わせているのですね。
 私は途中で下車したからそのあとくだんの男性がどうしたかは知らんけれど、どこかで車掌さんに注意されたりしてるんやないやろうか。
 帰宅して妻にこの話をしたら、「注目されたいだけなんと違う?」と言われた。うーむ、確かに注目の的ではあったけれど。
 この前のカラオケ婆さんといい、そろばん親父といい、なんか最近けったいな人に遭遇することが多いなあ。

 12月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。
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私学との競争 [教育]

 はい、今朝見た深夜アニメは「私、能力は平均値でって言ったよね!」などであります。これはまあお気楽に見られるからよろしいですね。でも、「バビロン」の再放送なんてのも見てるからやっぱり疲れるか。もっとも再放送なので、本放送の時に見落としていたり意味がわからぬまま見ていたところを確かめるような見方になるので、本放送の時のようなハラハラ感はないからまだましやね。
 お山の学校は今日が考査最終日。試験監督の終わりがけに猛烈に睡魔がとりついてきて、戦いとなる。寝たらあかんからしきりに教室内を歩き回る。試験を受けている生徒にしたらさぞうっとしかったことでしょう。終了後、仕事部屋でくつろぐ。しばらくしたら生徒たちが奨学金関係の書類を次々と持ってきた。気が抜けんなあ。今日持ってこなんだ生徒への督促状を作成し、それぞれの学級担任に預ける。こっちはこっちで都合というものがあるんやから、締め切りは守ってよ。
 午後は考査明けの授業の教材作成など。少し早めに退出し、地元の中学校訪問に行く。お山の学校から歩いて20分ほどのところにあり、スマホのマップを使いながら到着。ことナビゲーターとしてのスマホには助かっております。進路担当の先生と面会し、週末に行われる学校説明会のPRをする。大阪府はゼロサム知事の時代から私学の学費も「就学支援金」として予算をつけているので、公立に進むはずの生徒がかなり私学に流れているので、競争が激しいのです。そやからとことんPRせねば、というわけ。
 面会が終わり、中学校の最寄りのバス停まで歩き、バスと電車を乗り継ぎ、帰路につく。下界に降りると、鼻ポンプの内科に寄って、データの確認、血圧のお薬の処方をしてもらう。調剤薬局で薬を受け取り、帰宅。かなり歩いて疲れたなあ。でも、いつもより早めに帰宅できてゆっくりとくつろげたのでよかったけれど。
 夕食後は妻とテレビを見て過ごす。以前録画した「必殺仕事人」をぼちぼちと見ておるのです。「必殺」好きですねん。
 ところで、阪神タイガースの新外国人の名前ですけれど、デイリーとスポニチと報知は「ボーア」、サンスポとニッカンは「ボア」と表記している。さて、はたして正式な登録名はどちらになるんでしょう。私は「ボーア」に100ウーロン賭けときましょうか。
※アニメ「カウボーイ・ビバップ」や「キャロル&チューズデイ」で使用されている通貨単位です。

 12月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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テレビっ子のなれの果て [日常生活]

 12月にもなると、いよいよ深夜アニメも最終回に向けてクライマックスに。今朝は朝食前に「ヴィンランド・サガ」「Fairy gone フェアリーゴーン」を見る。前にも書いたけれど、月曜の朝から中世ヨーロッパの野蛮人が殺し合いをする話やら、体内に妖精兵器なるものを内蔵した連中が戦う話なんぞを見ているから疲れるのでありますな。
 今日は定期考査4日目。試験監督はひとコマのみ。あとは奨学金がらみの事務作業をしたり、地元の中学校の進路主任の先生に訪問のアポイントメントをとったり。明日の夕刻に訪問することになった。もう一件、来年の人権講演会に呼ぼうと思うている方の携帯に電話をするもつながらず。それは明日。試験明けの授業準備もせんならんし。成績処理は無事終了。とにかくできることからちょっとずつ進めていかんと。
 とかく月曜日はなかなか仕事モードにスイッチがすぐには切り変わらなんだりするので、よけい疲れるのでありますね。
 定時に退散し、帰宅後は読書をしたり妻と「ライフル・イズ・ビューティフル」「ひそねとまそたん」を見たりする。「ひそまそ」は以前見たものの再放送やけれど、もう一度見たいと思うていた。昨日の深夜に放送された回は、本放送で一部録画に失敗した回やったらしく、前半は見覚えのないシーンが続く。再放送をずっと見ていてよかったわい。
 というわけで、今週は「昨夜録画した深夜アニメ」と省略するのでなく、きちんと見ているアニメのタイトルを書いているのですが、さすがに50代後半にもなってこんだけ手当たり次第に見ている生活はそろそろ変えていかねばと思う反面、「ひそまそ」みたいなできのいい作品を見逃したくないというのもあり、結局放送されている深夜アニメのほとんどを見ることになるのであります。ここに私は相撲とタイガース、妻はフィギュアスケートとドラマが加わるのですからね。いくらテレビっ子世代のなれの果てとはいえ、ねえ。

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あんた演歌好きか [日常生活]

 土曜深夜はおもしろいアニメが多く、「ソード・アート・オンライン」「この音とまれ!」「星合の空」「本好きの下剋上」など起きたらすぐに見るのです。朝食時だけは別ですけれどね。で、そのあと「スター☆トゥインクルプリキュア」「仮面ライダーゼロワン」「騎士竜戦隊リュウソウジャー」と定番をたてつづけに見て、ほっと一息。そら疲れるわ。
 昼食後、出かける。生命保険の確認をせんならんので、営業所が歩いていける距離にあり、20分ほどかけてたずねる。保険内容の確認と、新商品のセールストークを聞くのと、来年のカレンダーや干支タオルなどの手土産をいただくなど例年同様の手続きをすませ、帰路に。
 途中の信号で立ち止まっていたら、いきなり70歳くらいの女性から声をかけられる。
「ここの信号長いなあ」
 驚いて反射的に「そうですね」と返事をしたら、その女性は私の頭から足元までをなめるように見て、話を続ける。
「あんた、演歌好きか?」
 唐突な問いかけに、「演歌は聞きませんなあ」と答えてしまう。「みんなで歌うと楽しいんやから」とかなんとか言いだしたので、気持ち悪くなり、ちょうど信号が変わったのでさっさと早足でその場を去ったけれど、その女性はどこかに私を連れていきたそうな素振りをしていたなあ。
 あれはいったい何やったんや。ものごっつう気色悪かった。どなたか同じような目に遭うた方はいてはりませんか。いたらあれはなんやったんかご教示いただければありがたいです。
 帰路、ショッピングモールに寄って靴やらジャンパーやらを買い、帰宅。その後すぐに午睡。今朝はゆっくり目に起きたのと、昨日帰宅したあとの午睡でしっかり寝たせいか、早くに目覚める。夕刻はパソコンと読書、夜は大河ドラマ「いだてん」を見る。ついに来週は最終回。全体の感想は来週に書きましょう。
 いやまあそれにしてもあの高齢の女性、何者やったんやろう。まあたぶんあのへんを歩くことは来年の今時分までないからどうということはないんやけれどね。JR城北公園通駅近辺を歩く方はお気をつけなされ。

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愚直 [読書全般]

 今日は早くに目覚め、昨夜録画した深夜アニメを見たりして、朝食後、少しうとうと。昼前に起きて、出かける。諸般の事情で再入院している母の見舞い。もっとも明日には退院するので、そんなに深刻なことはない。様子を見に行くという程度のことです。とはいえ阪急の特急に乗って上洛し、バスに乗り継いで……ということでやはり片道1時間半はかかるから、「様子を見に行く」だけでもけっこう疲れる。母は元気そうにしていたのでよかったけれども。
 阪急で帰阪。帰宅後、午睡。やはり風邪ひきなどで体力を消耗しているのか、思うてたよりもしっかり寝てしまいました。夕刻起床し、夕食。食後は妻と雑談。某事件について、二人してスマホで検索しながら情報交換。二人して何してるんやろうね。
 荒井太郎「愚直 平成最後の日本人横綱 稀勢の里の魅力とはなんだったのか」(産業能率大学出版部)読了。著者は相撲専門誌で奥の記事を書くライター。横綱稀勢の里(現荒磯親方)の入門から引退までを、師匠の先々代鳴戸親方(もと横綱隆の里・故人)からの取材もまじえてていねいにたどる、いわば「稀勢の里半生記」です。父親や中学時代の担任からもじっくり取材し、またまだ幕下時代のころの姿も活写しつつ、稀勢の里がなぜ人気があったかが読んでいくうちにわかるようにしている。むろん、悪いことは書いてへん。ちょっぴり白鵬批判めいたことも書いているけれど、あからさまに敵役にしているわけでもないので、気持ちよく読める。相撲経験のほとんどなかった萩原少年がなぜ相撲部屋に入門したのかなどはあまり知られてへんことなんで、そこらあたりは父親や中学時代の担任の証言にくわしい。ベースボールマガジン社から出ている稀勢の里の自伝と読みくらべるとおもしろかろうが、もしかしたら同じ著者が聞き書きしてまとめている可能性もあるなあ。そういった「自伝」はライターの力量次第なんでね。そういう意味で、書き手がはっきりしていて信頼のおける本書を読んでみたわけです。もっとも多くは相撲雑誌でこれまで読んできた記事で知っていたことやったり、実際にテレビなどで観戦してきた取組のことやったりしたので、まあ知ってることの確認みたいな感じで読みました。相撲専門誌などは読んでへん方にはお薦めするけれど、こまめに相撲関係の記事をチェックしている者からしたら「ようまとまってるなあ」という感じになってしもうているかな。まあ著者が相撲ライターなんやから仕方ないことではあるけれど。サブタイトルにあるような「稀勢の里の魅力」を細かに分析していたりするわけではないので、そういうものを求めていると物足りない部分はあるけれど、引退する「悲運の横綱」にはええはなむけになる一冊なんやないでしょうか。

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量子魔術師 [SF]

 今日も冷え込む一日。試験監督に行く前に昨日準備した奨学金書類不備の督促状を試験問題置き場に持っていったりする。自分もひとコマ目に監督が入っているので、廊下を走り回って配布するというわけにはいかんのです。
 午後からは提出書類の作り直しやとか、成績伝票の出欠記録の確認など、ひたすらパソコンの前に座って作業。定時に退散。帰宅後は夕食時にサンテレビ「熱血! タイガース党」を見たりする。今週のゲストは能見投手。15年前の新入団選手発表のビデオが流れ、若き能見投手は「目標とする選手はいませんが、目標とされるような選手になりたい」と言うてます。そして今や若手投手の目標になってます。これぞ有言実行! 今年の新人では西純矢投手が「沢村賞」を目標にしていると答えていた。能見さんみたいに有言実行を頼みまっせ。
 デレク・クンスケン/金子司・訳「量子魔術師」(ハヤカワ文庫SF)読了。読み始めてから1週間近くかかってしもうた。ストーリーはおもしろい。遺伝子操作で量子解析力を持つ「ホモ・クアントゥス」として生まれた主人公ベリサリウスは、研究所から脱出して今は詐欺師をしている。彼は宇宙戦艦隊をワームホール・ネットに通す仕事を依頼される。やはり遺伝子操作から産まれたパペット族や爆弾魔の元軍人、詐欺師の師匠など様々なメンバーを集め、ベリサリウスは作戦を実行する。
 裏表紙の作品紹介に「世紀のコンゲームに挑む」とあったので、楽しみにして読んでみたんやけれど、金持ちのカモを引っ掛けてだますような話を「コンゲーム」というんやとばかり思うていたら、どうやら私の認識は間違うていたらしい。依頼主をだまして、依頼を果たすと同時に依頼主も知らないお宝を手にしようとする……これって「コンゲーム」というのかな。ちっともスカッとしないんですけれど。バラエティに富んだメンバーが縦横無尽に活躍するあたりは面白く読んだんやけれど、私が「コンゲーム」に期待していたのとはちょっと違うた。あ、作品紹介で読者をだます「コンゲーム」なのですね。それは違うか。実は読了するのに時間がかかったのは、訳文が直訳調で日本語としてこなれてなくて読みにくいというのが主な原因。頭にすいすいと入ってこないんで、何度も読み返して文章の意味を確認したりしていたからね。訳者には失礼やけれど、ほんまに読みにくかった。あと、登場人物が多いので一覧表がほしかった。そしたらもう少しスムーズに読めたんと違うかな。とにかく映画「スティング」みたいなものを求めて読んだらあかんよ。社会からはみ出すような人たちが大暴れするお話、くらいのつもりで読んだ方がよろしいです。

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今さらなんで書類不備 [教育]

 今朝、職場についたら、管理職から「何時の電車に乗った?」と聞かれた。はて面妖な。「7時20分ごろ最寄駅につく電車ですけど」と答えると、「その時はまだちゃんと走ってたんやな」と言う。なんでも私がお山の学校に着く8時ごろの段階で、人身事故で運行停止になっていたらしい。あららら。早く出るのはしんどいけれど、運よく間に合うたんやね。でも生徒の足には影響があるので、考査は1時間遅れで開始。
 午後からは事務作業。事務室から簡易書留がきているというので受け取りに行ったら、学生支援機構から。いやな予感がしつつ封を切ったら、不備書類のある生徒向けの督促状が何通か入っていた。
 ちょっと待ってよ。進学予約の奨学金の採否通知は今月末の予定やん。今ごろ不備書類の督促って、それを来週の締め切りに間に合うように送ってもその生徒たちは今月末の通知には間に合わんやないか。ということは、彼らは年を越してから通知が来るということになるのか。だいたい書類を提出したのは8月上旬ですぞ。
 督促は1ヶ月遅いやないか!
 怒っていても仕方ないので、すぐに督促状を封筒に入れ、明日の試験監督の先生に渡せるように準備する。
 それにしても、学生支援機構の下請けの業者は去年も仕事が遅くていらついたけれど、業者を変えた今年もひどいなあ。生徒は一日も早く通知が来るのを待っているというのに。なにが教育改革ですか。全国の高校から申し込みが来るから、事務作業が煩雑になるのはわかるけれど、これはひどいよ。下請けの業者は安くで落札しているんやろうけれど、安い分人が足らんのと違うかな。

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スマホは不便? [日常生活]

 今日も一気に冷えこみ。そろそろダウンジャケットを着た方がいいのかなあ。今のところ厚手のブレザーとマフラーで間に合うているけれど。去年の今ごろはもうダウンジャケットを着て出勤していたと思う。
 お山の学校は今日から定期考査。以前にも書いたけれど、私は今年度は試験を作らんでもよい独自科目ばかりなんで、採点に追われることはない。その分、奨学金関係の仕事やら人権関係の仕事があれこれとあるんやけれどね。あと試験監督と。
 今日は試験監督がひとコマ。あとは人権関係のお仕事に専念。午後からは会議。これが長くて辛い。終了後、パソコンに向かい調べものなど。定時に退散。やっぱり寒い。
 昨日の晩、日記を書こうとしていたら、妻が自転車保険はどれがいいのかとスマホを手に悪戦苦闘していたので、私もパソコンでネットにつないで調べるお手伝い。いろいろな保険会社のサイトで比較検討をする。
 こういう時、スマホは不便なんやね。まず、画面が小さく字も小さい。老眼が進んできている身にとってはこれは辛い。むろんタップして画面を拡大できるけれど、ディスプレイが小さいから画面を動かしながら読まんならん。複数のサイトのタブを選んで比較することになるけれど、どれがどの保険やったかすぐに見られん。パソコンのブラウザやと、複数のタブをクリックするだけでかんたんに見比べられるし、画面が大きいので一目でわかる。スマホは端末としては手軽で便利やけれど、うまくパソコンと使い分けんとかえって使いにくかったりするんやね。いろいろと勉強になりました。
 というわけで二人してパソコンの画面をにらめっこし、妻のニーズに合うものを選ぶことができた。そのサイトは以前登録したことのあるサイトやったんで、いちいちメールを受け取って入り直したりということもせんですんだ。
 そんなこんなで日記を書くのが遅くなり、就寝時間も遅くなり、起床時間は変わらへんから今日はいささか寝不足気味でありました。妻はすまながっていたけれど、なに、私が自主的に調べるのを手伝うたんやから、何もあやまることはないです。で、今日帰宅した時には妻が所用で外出していたので、少し録画したアニメを一人で見たあと、寝てしまいました。妻が帰宅したのにも気がつかん。目を覚ましたら、妻がいててびっくり。
 今日は早目に寝た方がいいね。

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マリス・ヤンソンスの死 [追悼]

 今日から本格的な冷えこみ。お山の学校の仕事部屋ではもうがんがんストーブをたいています。油断したらすぐに冷える。午前中は授業ぱんぱん。午後からは短縮授業のため、空き時間。昼食後はなんか緊張の糸が切れたみたいにどっと疲れが出てました。それでも奨学金関係で仕事部屋を訪れた生徒の対応などでけっこうばたばた。定時に退散。
 帰宅後は妻と録画したアニメを見たりして過ごす、いつもと変わらぬ日々でございます。
 ロシア出身の指揮者マリス・ヤンソンスさんの訃報 に接する。享年76。心臓病を患っていたという。かつてソ連が崩壊し、レニングラード・フィルがサンクトペテルブルグ・フィルと名称が変わった時に、音楽監督の有力候補として名があがっていたけれど、ユーリ・テミルカーノフが就任したというようなことを思い出す。ソ連時代の名指揮者といわれるアルヴィド・ヤンソンスの息子といわれても、父の録音は私は「幻想交響曲」だけしか聴いたことがなく、それもそんなに印象に残る演奏やかなったのですね。そやからマリスさんの指揮したCDしか知らん。
 とにかくかっちりした演奏。タイプとしては情熱や感性で突っ走るよりも、楽譜をきっちりと読みこみ、かっちりとした生真面目な演奏をするというタイプやなかったかと思う。ベートーヴェンの交響曲全集やショスタコーヴィチの交響曲全集を聴いたり、3度のニューイヤーコンサートを聴いたりしているけれど、最後までその印象は変わらなんだなあ。でも、無味乾燥というわけやなく、ずっしりとした音作りをしていたように思う。そこらあたりはやっぱりロシアの指揮者なんですね。もっともウィーン・フィルの3度目のニューイヤーコンサートではかなりリラックスしてくだけた感じになっていたりもしたから、きっとあれこれと聴きこんだら、また違った印象が残っていたかも。
 最近ではバイエルン放送響との録音が多く、私がきいたベートーヴェンもそれ。ドイツの名門オケだけにどっしりした音作りには向いていたので、相性はよかったんやないかな。これやという名演は思い浮かばんけれど、誠実な演奏は好感がもてたし、今後もどんどん幅広いレパートリーを聴かせてくれたやろうに、もったいないことです。いわゆる正統派の指揮者という感じで、こういう人がサンクトペテルブルグ・フィルを率いていたら、ムラヴィンスキー時代のような研ぎ澄まされたオケとして続いていたかもなあなどと思うのであります。
 謹んで哀悼の意を表します。

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拉致問題の解説 [教育]

 愛すれどTigers「2019年を振り返って」を更新しました。

 朝から結構強い雨。傘をさしても鞄や肩が濡れてしまう。それでも昼前にはあがり、夕刻には雲の切れ目も見えた。
 午前中はそれほど忙しくもなかったけれど、午後からはほぼフル回転。6時間目の授業が終わると、全校集会。世界人権デーについて校長が話をし、私は「北朝鮮拉致問題」について解説する。これは大阪府教委がわざわざ拉致問題のために作った冊子やチラシを配布するよう送ってきて、それについて解説するようにということで、人権平和委員長という肩書の私に役割がまわってきたということ。そのために先週はいろいろと調べ物をして独自の資料を用意したのです。とにかく拉致はいかんけれども「北朝鮮は悪い国」という固定観念を刷りこまんように、ISが占領地の学校で行った行為やら、戦争はそれ以上の人権侵害であるということやら、拉致問題を理由にヘイトスピーチやらネット上での悪意ある書きこみなどしてはならないことなどあれこれと盛りこみました。むろんなんで金正日がそんな非道な命令を出したかということもはっきり伝えましたよ。そこらへんのさじ加減を間違えると生徒たちにかたよった知識を植えつけてしまいかねんからね。いやほんまわずか5分ほどの話やったけれど、めちゃめちゃ疲れた。
 で、それが終わると体育館からダッシュで校舎に移動して、今度は大阪府育英会の高校在学中の奨学金の返還説明会の準備。こちらは育英会から係の人がきて説明をしはるので、パソコンやらプロジェクターやらのセットもせんならん。そして説明がわからん生徒のために補足したり。明日からは欠席した生徒を呼び出して私が説明していかんならん。ぶっ続けでやりましたからね。全部終わって仕事部屋に戻ったらもうへろへろ。定時に退散。
 帰宅して少し休み、夕食後は昨日録画した「いだてん」を妻といっしょに見たりした。
 明日は短縮授業なんで、少しはましかなあ。とりあえず早目に寝ましょう。

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