SSブログ

三月書房も閉店へ [日常生活]

 昨日からよく忘れ物のをする。昨日は職場から帰る時に手袋を忘れた。そのため、今朝は手袋なしで、手が冷たく感じられたらダウンジャケットのポケットに両手をつっこんでしのぐ。家を出てマンションの出口のところでUSBメモリスティックを忘れたことに気がついて一度家に取りに帰る。仕事の最中は忘れ物はなかったけれど、帰宅時に呑みかけの緑茶のペットボトルを置いて退出してしもうた。鼻の調子が悪いと口で息をしてしまうので、のどが渇かんように常備しているのにね。疲れがなかなか取れんのですわ。
 妻は妻であまり調子がよくないみたいやしね。今週の頭から今シーズン初めてまともな冬が来て、一気に体にこたえているのか。まあ父の状態とか気がかりなこともあるし、週末は休めてへんし、それらが複合しているのでしょう。
 日曜日に京都の書店のことを書いたけれど、今日朝日新聞の電子版の見出しを見ていたら、寺町通りにある三月書房も閉店やねんな。ここは思想書など昔の大学生たちにとっては聖地みたいな書店で有名やった。私は高校時代に一度入ってみて、とても歯が立たんと退散した覚えがある。もっとも福島正実「S・Fハイライト」(三一新書)なんてものを見つけて買うたのはここやったかな。三一書房は当時の大学生好みのかたい本やカウンターカルチャーの本をようけ出していたから、その中にたまたま福島さんのショートショート集が混じっていたのです。SFもその時分はカウンターカルチャーとして扱われていたのかもしれんな。大学時代は学問関係の本は大学生協で買うていたかし、だいたい大学は寺町からかなり離れていたから、三月書房とはあまり縁がなかった。
 とはいえ、京都の文化を支えるシンボル的な書店やったから、閉店となると寂しいね。なんでも店主が高齢化し、後継者がいてへんので閉店することにしたそうな。三月書房に代わるような書店はもうないし、これも時代の流れなんか。学生の街、京都ですらこうなんやから、全国的に書店が減っていくのは当然なのかもしれん。京都で生まれ育ち、学生生活を送った身としては、なんともやり切れん思いではあるなあ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感