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勝田久の死 [追悼]

 今日は今上天皇即位後初の天皇誕生日。2月に祝日が一つ増えた。日曜日と重なったんで、明日は振り替え休日となる。決してハッピーマンデーではありません。
 というわけで、朝から昨夜録画した深夜アニメや日曜朝の定番「プリキュア」「仮面ライダー」「戦隊」のセットを見る。昼食前にパソコンを立ち上げてかきものを少し。昼食後、しばらくだらだと起きて何もせず。休むならしっかり休もうというわけで2時ごろに午睡。夕刻起きてきたら、妻は買い物に出ていて不在。先週までに録画した「題名のない音楽会」を見たりして過ごす。夕食後、少し読書。いろいろと疲れがたまっているんで、明日もゆっくりと休養にあてたい。
 声優の草分け勝田久さんの訃報に接する。享年92。死因は老衰。
 新聞報道でも「お茶の水博士」、「マンディ」の名が挙がっているけれど、確かに私らにとってはお茶の水博士の声というと、まず勝田さんの声が浮かぶ。今放送している「GO!GO!アトム」ではさすがに多田野曜平さんという方に交代してますけれどね。
 他、印象的なのは「サスケ」の冒頭で「光あるところに影がある。まこと栄光の影には数知れぬ忍者の姿があった」というナレーションや洋画の吹き替えで重要な脇役を必ずやってはった。
 でもやっぱりお茶の水博士ですよねえ。虫プロ、手塚プロで3度アニメ化されているけれど、配役が変わらなんだのは勝田さんのお茶の水博士だけやったし、その他、24時間テレビの2時間アニメなんかでもお茶の水博士がキャスティングされている役では必ず勝田さんが声をあててはった。テレビCMでもかわらなんだしね。手塚先生もお茶の水博士だけは他の人に役を振りたくなかったんやろうなあ。
 私らが高校生くらいのころ、「声優への道」というタイトルの本を出してはった。私は別に声優になりたいとかいうことはなかったんで買うこともなかったけれど、妻は関心があったらしく買うて読んだそうです。で、そこで妻は声優という仕事の厳しい状況を知り、断念したという。勝田さんはご自分でも養成所を開いたりしてはって、後進の育成にも力を注いではったそうやけれど、声だけではかんたんに食えんよということを伝えた上でのことやったんやろうね。
 お茶の水博士、お休みなさい。その声が私らの「博士」のイメージなのです。
 謹んで哀悼の意を表します。

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