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マスクに泣かされて [日常生活]

 来週登校してくる生徒たちを迎える準備に追われる1日。午前中は新たに課す宿題についての打ち合わせなど。午後は教室やトイレなどの消毒について当番表の作成など。若い方たちがよく働くので、それについていくので精一杯です。
 帰宅したら、前任校で初めて担任を持ち卒業させた教え子から郵便が届いていた。封書の手触りからすると中身はマスクのようです。で、手洗いうがい、一服のあと開封。
 マスクでした。しかも手作りマスク。同封の手紙には、私のこの日記でマスク不足に困っている様子を知り、送ってくれたとある。ただの手作りマスクやなく、売り物にしているものらしい。
 気がついたら胸がいっぱいになって、泣いていた。誰もがストレスを感じ、ささくれだっているこの時期に、かつての教え子からこんなプレゼントをもらえるなんて、思うてもみなんだ。卒業ぎりぎりまで単位をそろえるのに苦労させられた、あの生徒が。立派に母親として子どもを育てながら、初めて高校生の担任をしてなかなか思うようにいかず悪戦苦闘し至らなんだ担任に。卒業後、いろいろ苦労していたのも知っているだけに、なんともいえぬ思いがこみあげてきたのです。
 まさかマスクに泣かされるとね。この仕事、続けてきてよかった、かな。これで月曜からもがんばって出勤できそうです。

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