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生徒を前にアドレナリン [教育]

 今日は3年生が登校。6クラスあるのを半分に分けて、午前と午後にそれぞれ登校させている。今日は進路について希望別に分かれて説明会。私は奨学金の説明にかりだされる。ほんまはもう係やないからあんまりしゃしゃり出たくないんやけれど、お山の学校で一番奨学金にくわしいのはあんたなんやからと校長に依頼されたら断れん。生徒に配布されている資料も、昨年まで私が使うていたものに少しだけ手を加えたものやから、それこそ目をつむっていても何が書いてあるかわかる。
 生徒の前に立って話をするのは2月の初め以来。腹から声を出しているつもりでも、のどで声を出しているんやね。途中で少し声がれをしたり声が裏返ったり。しかも、説明しているうちに脳内にアドレナリンが出たのかいささか興奮した状態になり、午前の説明会が終わり保健室に戻ってきたらクールダウンするのにちょっと時間がかかってしもうた。
 逆に反動で疲れてしまい、午後の説明では午前中よりもペースダウン。保健室に戻り、コーヒーをがぶ飲みしてしまう。胃に悪いですよ。
 ただ、やはり教員は生徒に何か教えるのが本業。それがたとえ授業やなくても、生徒の前でここが大事これは忘れるなとやっていたら、幾分ストレスが緩和されたように思う。毎日パソコンの前に座り、書類やら教材を作ってばかりでそれを使うことがでけんというのがどんなにストレスになっていたかがわかった。
 帰宅したらほとんど何もできず、妻といっしょに録画しておいたアニメ「フルーツバスケット」を見たくらい。
 大阪府知事は6月から小6中3高3の授業を本格的に再開させると公表しているけれど、今みたいな分散登校を恐る恐るさせて生徒が帰るたびに教室の消毒をしている状況から、わずか10日で普通の授業なんかできるわけはないし、リモート授業をさせるとか言うて、お勉強が好きでない生徒や障碍のある生徒のことなんか全然配慮してへんやろう。支持率が上がってるらしいけれど、ゼロサム先生と同じで現場のことなんかわからんのに思いつきで発言するからどうもならんねえ。困ったことです。

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