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星の王子さま(池澤夏樹・訳) [読書全般]

 妖精さんがまた増えたので、とりあえず水曜までは授業なし。今日は妖精さんが隠棲したあとどうするかということについてさんざん話し合い、準備をしていくというところまでがお仕事。明日は妖精が隠棲したあとの、授業を再開する時の準備をすることになる。いや、まだ新たに妖精さんが現れるかもしれんので、それに備えて出勤せんならん。ど素人保健主事には荷が重い。去年までのぼっち部屋担当やったら、とっとと休暇を取ってステイホームするんやけれど。むろん、定時には帰れず。少しだけ遅くなる。
 帰宅後、読書。夕食後は妻と「アルプスの少女ハイジ」を見て心を清めた。
 アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ/池澤夏樹・訳「星の王子さま」(集英社文庫)読了。左開き横書きというところに特色があります。ただし挿絵はすべてモノクロ。内藤濯の詩情あふれる文体に対し、こちらは硬質のきりりとした翻訳。内藤訳が「です・ます」やったのに対し、こちらは「だ・である」。用語も漢字の熟語を多く使い、明らかに大人向けに書かれたもの。内藤訳が王子さまの心情に心を寄せているのに対し、こちらはパイロットから見た王子さまというスタンスがはっきりとみてとれる訳し方になっている。それだけに、センチメンタルな気分には決してならず、どこか冷めた心持で読むという感じになる。もしかしたら、この作品の本質的なところはそうやって見ないとつかめんということなのかもしれん。文明に対する風刺という側面がくっきりと浮かび上がる訳で、王子さまとの別れの場面も、王子さまがパイロットを突き放しているように感じられた。これはこれで面白く読めたけれど、子供に買い与えるならばやはり内藤訳の方やろうなあ。

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星の王子さま(内藤濯・訳) [読書全般]

 早朝、目覚める。夜、冷えたのか、はばかりに行きとうてたまらんようになったのです。で、そのまま起きてBDに録画した番組をダビングしたり、昨夜録画した深夜アニメをひたすら見たり。朝食後は「仮面ライダーセイバー」「キラメイジャー」などを見てから、まだ見てないドラマを何本か見る。昼食時に持見る。昼食後も見る。疲れた。切りのいいところで見るのをやめて、午睡。夕刻起きてきて、妻といっしょにまた録画したアニメを見る。どんだけテレビが好きやねん。
 夕食後はさすがにテレビはやめて、手近にあった本を手にとる。読了後、パソコンに向かう。ほんまに休みっぱなしの日曜日でありますね。
 サン=テグジュペリ/内藤濯・訳「星の王子さま」(岩波文庫)読了。何度目になるかわからんけれど、時々こうして手に取るのです。ただ、これまでは中学生のころに買うた岩波少年文庫版で読んでいたんやけれど、今回は岩波文庫版。挿絵が少年文庫版はすべてモノクロやったけれど、文庫版はハードカバーと同じくカラーも含むものやったのと、訳者の内藤濯さんの御子息である内藤初穂さんの解説つきということで買い直したのです。そして、あと数社、版権切れで訳せるようになったために各文庫で新訳で出たものも購入し、訳文も読み比べようと思い、何冊か購入してそのままにしていたのです。
 まずは読み慣れたものから。独特の文体で、本作が多くの読者を得たのも、この文体の発する魅力に引き付けられたんやないかと思うている。解説によると思い切った意訳もしてはるそうなので、そこらあたりは他の人の訳文と読み比べてみよう。もっとも大きいのは「星の王子さま」というタイトルで、「小さな王子」という原題を思い切ってこう訳した内藤氏の言葉に対する独特のセンスに今さらながら驚かされる。言いまわしなど、現在では使われなくなったものもあり、かえって今読むと新鮮やったりもする。帯に「歴史的名訳」と大きく書かれているのは、新訳文庫に対する岩波書店のプライドであるか。
 内容については特に触れない。読むたびに切なくなったの、優しくなったり、悲しくなったりとこれほどシンプルなのに読むこちらの状態で与えてくれるものが違う本はそうないように思う。今回は、疲れた心に沁み入ってくる感じかな。

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意識の下の映像 [テレビ全般]

 今日は午後から月例の京都の医者行き。さすがに電車は比較的すいていた。とはいえ4~5月ごろの「非常事態宣言」の時と比べるとけっこうな人出。たぶん「GO TO ナントカ」という和製英語の政策のせいなんでしょう。カートを転がしている人もいてたものね。
 私はほんまは家から外には出とうはなかったけれど、薬を処方してもらわんとあかんので、否も応もないのです。売薬出は代わりにならん薬なのでね。
 で、診療後薬を受け取り、すぐに帰阪。帰りに駅前の家族経営の本屋さんで妻の「フラワーズ」を買い、さっさと帰る。帰宅後、午睡。先週の疲れは午睡くらいでは取られへん。防災訓練の翌日が妖精さんにふりまわされて、ですからね。でもゆっくり寝てかなり楽になった。
 夜は録画をためていた番組をちょこちょこと見る。
 一昨日、妻と久しぶりに「刑事コロンボ」を見たので、その感想を書いておく。今回見たのは「意識の下の映像」。サブリミナル効果を悪用して被害者をおびき出し、射殺という手口。この当時、最新の学説をいち早く取り入れていることには驚く。もっとも、その後の研究でこのドラマみたいに鮮やかにサブリミナル効果が使えるわけではないことが明らかになったわけやけれどね。
 犯人役は「指輪の爪あと」「アリバイのダイヤル」に続いて3度目の犯人役のロバート・カルプ。プライドは高いけれど犯行は穴だらけという絶品の演技で人気のある犯人役の方なのです。もっとも「ミセス・コロンボ」なるドラマの第一話ではあっさりと殺される被害者役でゲスト出演してましたけどね。最後の場面でコロンボの逆トリックにはめられてつかまるんやけれど、その時にプライドが満たされたかのように嬉しげにしている笑顔が印象的。嫌な奴なんゆけれど、どこか憎めんというところがコロンボファンからも人気が高い犯人役ということでしょう。いかにもコロンボらしい展開で、安定感はあるけれど、傑作かといわれると、どうかなあ。私はけっこう好きな話なんやけれど、とにかくボロをぽろぽろ出しているからコロンボにしたらあまり張りあいのない相手やったかも。それに、3度目ともなると「またこいつか」と一発で犯人とわかったことでしょう。いやいや同一人物やないんやから。私はこのドラマで「サブリミナル効果」のことを知った。多くの人がそうなんやないかなあ。

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妖精と仲間たち [日常生活]

 今日は午前中の空き時間に自習監督が入ったので、けっこう詰まった一日……のはずやったけれど、4時間目の授業が終わって保健室に戻ってきたら、養護教諭からとんでもない知らせが。
 妖精が出た。
 先週にも妖精は出ていたんやけれど、仲間のいてへん妖精やったので、休校も1日だけ。ところが今週の妖精は仲間がようけいてる妖精で、その仲間も妖精やないかと、専門家がきき取り調査に来るという。で、午後の授業は休止。森に遊ぶ者たちをそのまま帰らせてね。
 ところが専門家は多忙なのかなかなかやってこない。私はその間、昨年まで使うていたスライドショーやプリントの日本の総理と米国大統領の写真の差し替えなどを行う。いつまでも安倍とトランプでは具合が悪い。プリントを見たら、英国首相がメイのままになっていて、これもジョンソンと差し替えねばならん。ネットで画像を取ってきてトリミングやサイズ変更をしようとしたら、専門家が現れて妖精鑑定の材料探しや事情聴取を今からすると連絡が入る。
 仕事を中断して前回同様聞き取りにたちあう。話を聞いていたら、妖精の仲間たちはマスクをしてなんだようで、それならきっと妖精と化すに違いない。定時を過ぎてから専門家たちは来て、妖精かどうかの鑑定を自分たちの仕事場でやるという。
 教材作成の続きをしながら、鑑定結果を待つ。学校保健主事が「あとはよろしくね」なんてことを養護教諭に言うてその場を逃げ去るなんてことは許されないのでして、これがきつい。結局鑑定結果を待たずして帰宅許可が出たんで、通常よりも2時間半近く遅れて退出。
 帰宅したらもうへろへろ。明日が休みでほんまよかったよ。
 しばらくしたらスマホにメールが来て、妖精になるかもしれん者が何人かいてたらしい。さあ、その生徒たちが妖精なのかどうかは週明けを待たんとわからん。そして妖精であることが判明したらまたその仲間たちに妖精がいないかどうか調べて……と連鎖反応が起きるかもしれんのです。妖精さんはきまぐれです。困ったことです。

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小林泰三の死 [追悼]

 今でも信じられへんし、信じたくないし、昨日の夜に受けたショックがまだ残っているしで、たぶん冷静に書くということがでけへんのやないかと思いながら、この項をどのように書くか、一日中考えていた。
 作家の小林泰三さんの訃報に接する。享年58。癌で闘病中やったと、初めて知った。
 同い年で、しかもかつてはSFのイベントでごいっしょした時などしょっちゅう親しく接してきた人の訃報を昨晩高井信さんのブログで知った時、目を疑うた。同姓同名の方がいてはる(「かに道楽」の人とか。ニュースでテロップを見てびっくりしたものです)から。でも、高井さんが「かに道楽」の社員さんの訃報をアップするわけないやんな。
 で、すぐに検索をかけたら、早川書房のサイトにヒットした。嘘やなかった。ほんまやった。私のすぐ後ろでテレビニュースを見ていた妻に、「小林泰三さん、死んだって」と言うと、妻も驚いた。私と妻は、よく思い出話をする時に小林さんのことを話題にしていたものですからね。妻もSFのイベントで小林さんとお話をしたりしていたのです。
 この日記にもつい最近まで時折コメントをつけてくれたりしてくれてはったし、実際は10年くらい会うてなんだけれど、この日記を読んでくれてはると意識しながら書いていた。
 30代から40代にかけて、SFのイベントではよくごいっしょさせてもろうた。その時々の思い出をすべて書いていたんではかなりの時数になってしまう。おいおい触れていこうと思う。
 あれはまだ小林さんもデビューしてそれほどたってへんころやったなあ。津原泰水さんの「妖都」という作品のあらすじを抱腹絶倒な物語のように語る人が、京都SFフェスティバルの合宿にあらわれた。それが小林さんやった。そこにいっしょにいたのは、牧野修さん、田中啓文さん、冬樹蛉さんといった面々で、小林さん、牧野さん、田中さんのやりとりがまた絶妙な間でその場にいたものは大爆笑。その人があの「玩具修理者」の作者やとは誰が思うたやろうか。冬樹さんはすぐにご自分のウェブ日記で「漫画トリオ」と命名した(むろん、横山ノック・フック・パンチのトリオのことを踏まえての命名)。後に田中哲弥さんを加えた「漫画カルテット」と呼ばれるようになる。
 あのころは毎年のように今日フェスの合宿で、SF大会で顔を合わせていたものです。
 小林さんは私のことを「『SFマガジン』という歴史ある専門誌で書評を担当している書評家」と呼んでくれはった。たとえ私の担当が架空戦記や伝奇アクションやったとしても。やがて私は「開店休業中の、本をほとんど読まない書評家」になってしもうた。それでも、小林さんは最新刊までずっと新刊が出るたびに本を贈ってくれはった。私のことを書評家としてずっと認めてくれたはったんやと思いたい。それが嬉しくてたまらなんだ。
 同い年ですよ。もし会社勤めを続けてはったとしても、まだ定年退職まで間がある歳ですよ。「因業探偵」の続きはどうなるんよ。徳さんもどっかに行ってしもうたんかよ。アリス、クララ、ティンカー・ベルときて、次は次は誰を殺すつもりやったんよ。
 書きたいことをみなさんにも伝えたいことはまだまだあるけれど、字数が増えてきた。この続きはまたいつか、折に触れて書くことになると思う。
 知人というほど離れてはいず、友というほど近くはなく、ほどよい距離間がよかったのかもしれん。
 ロジカルで、邪悪で、グロテスクで、リリカルな小説を数多く残してくれた小林さん。まだあなたの贈ってくれた本を何冊か読み残してます。辛いけれど、少しずつ読んでいって、この日記で紹介しますね。それが私にできるただ一つの供養やないかと思う。
 そやけどなあ、早すぎるぞ、小林さん。私はこれからまた書き始めるつもりやのに。
 謹んで哀悼の意を表します。
 明日になったら小林さん本人のコメントが付いていそうな気がひょっくりとしてしまう。そんなはずないんやけれどね。

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普通でないシーズンの短期決戦 [プロ野球]

 短期決戦は怖いなあ。シーズン終盤下降線の上に実践勘を取り戻せなんだジャイアンツは、CSでマリーンズに連勝した勢いそのままに臨んだホークスの前に4連敗。しかも本拠地東京ドームが都市対抗野球で使用でけんので不慣れな京セラドーム大阪をホームとして使用せんならん。さらに、ホークス工藤監督の提案の全試合指名打者制という条件をのむ。
 相手の嫌がることをせんと勝負には勝たれへんのに、相手に利する条件がそろう。せめて投手を打席に立たせるくらいせんと、打ち負けるのは目に見えていた。
 確かにホークスは強い。それは間違いない。そやけど、今季の優勝は3年ぶりで、過去2年はシーズン優勝をライオンズに譲っている。CSのおかげで日本シリーズ四連覇となったけれど、それがなかったら日本シリーズに出ることすらでけてなんだはず。
 ジャイアンツは、シーズンの力を出せなんだ。弱かったから負けたわけではない。タイミングが悪かったということですわ。
 でも、この惨敗のせいでセ・リーグのチームすべてがパ・リーグに劣るようには思われたくないなあ。
 とにかく新型コロナウィルス禍の影響でいろいろなことが普通やないシーズンが終わった。まあ、来季はもとに戻るかと言われたら、やっぱりいろんな制限がかかることやろうね。今年の経験をどれだけ生かせるか、やろうな。がんばってな、矢野監督。

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刑事コロンボの帰還 [読書全般]

 今日は昼間も気温が上がらず。一応ダウンベストを着ていったんやけれど、換気をしっかりしている保健室はスースーと寒うございました。各教室ではきっとエアコンで暖房を入れているやろうにね。しんどいというて来た生徒がよけい具合が悪うならんかひやひやものですが、養護教諭は専門家なんやから、そこらへんはちゃんと考えてはるんやろう。こっちが風邪をひきそうです。あ、彼女たちは白衣を着ているからそれほど寒さを感じてへんのか。うーむ。
 今日は授業の空き日なので、明日の会議資料の作成や、府教委に提出する書類の作成、新規開発の教材の完成など、ほとんどパソコンの前で作業をしていた。寒さをしのぐために内線電話ですむところをわざわざ職員室まで足を運んでみたり、それなりに工夫してましたけれどね。
 何人かPCR検査を受けていた生徒もいたけれど、今日結果の出た生徒はすべて陰性。ほっとして、定時に退出。帰宅して、くつろぎながら週刊誌を読んだり、スマホをいじったり。夕食後は読書。たまっている録画も見たいけれど、読みかけの本かて読んでしまいたいのです。あ、日本シリーズもやってたんやった。パソコンを立ち上げてスポーツ紙のサイトを開くと、ホークス3連勝。しかも投手陣は9回2死までノーヒットリレー。ジャイアンツがどうしようもなく弱いみたいやないですか。2005年、マリーンズに惨敗したタイガースを思い出した。こんなはずやなかったと思うていたら好き放題されていた。実戦から少し離れていたのと、シーズン終盤の下り調子をそのまま引きずっていたのと両方でしょう。それにしてもいいようにやられ過ぎですぞ。
 山口雅也・総指揮/菊池篤・構成「刑事コロンボの帰還」(二見書房)読了。いわゆるバラエティ・ブックという構成ではあるけれど、山口氏による「刑事ものドラマの歴史」から、「刑事コロンボ」の原型となったリンク&レヴィンソンの戯曲、そして俊英ミステリ作家によるコロンボ・パスティーシュのアンソロジーつきという、ファンにはこたえられない一冊。コロンボシリーズの解題と俳優名鑑では、出演した俳優たちが他のミステリ映画やSF映画でどう共演しているかというところまで追っていて、出演俳優のリストで「コロンボ曼陀羅」ができるなんてことも書いている。パスティーシュはどれもコロンボ愛に満ちた佳品。樹林伸「殺意のワイン」はむろん「別れのワイン」を下敷きにしていてコロンボファンならにやりとしてしまう仕掛けがしてある。七尾与史「コロンボの初仕事」は作中にちりばめられた遊びが楽しい。コロンボが好きで好きでという人にはこたえられない一冊。版元がコロンボのノヴェライズを出していた二見書房というのもたまりませんねえ。

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歯をくいしばれ [新聞]

 今日は勤労感謝の日。産経新聞の社説(主張)には「歯を食いしばれ」というタイトルで「今はしんどいけどがんばるんだ」みたいな主旨のことを書いているけれど、勤労感謝の日というのは「勤労できることに感謝する日」ではなく「ふだんの勤労に対して感謝する日」なんやないかと思うてたんやけれど。これって総理の言う「自助」ですよね。国は何もしてやれんけれど自分らでがんばれ、ということを産経新聞の論説委員が「勤労感謝の日」にかこつけて「主張」しているということになるんやろうな。あんたら総理にパンケーキをおごってもろうてる人らやろ。そんな人たちに「歯を食いしばれ」なんて言われたいことないと思いませんか。
 それはともかく、普段の勤労に感謝し、今日も完全休養日。たまっている録画を朝のうちにたっぷりと見て、それから喪中欠礼葉書の宛名書き。間に昼食をはさんで、昼過ぎには一気に110枚強を書きあげる。いや、毎日ちょびちょびやって月末までに間に合わすくらいのつもりでいたんですよ。なんかもうやりはじめたら最後までやらんとという感じになってしもうた。
 疲れたので、午睡。夕刻、妻とおしゃべりしたりしてから少し読書。夕食後は妻と録画した番組を少しだけ見る。
 さて、明日からまた勤労の日々。新型コロナウィルス感染症は拡大の一途。あまり外に出たくないなあ。3月よりも事態は深刻になってるみたいやのに、電車はあの頃より混んでますもんね。まあもうこれ以上「自粛」を要請でけんわなあ。こういう時にこそ政府が「歯を食いしばる」べきなんやないですか、産経新聞の論説委員さん。

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次は来年ですね [日常生活]

 大相撲小言場所「十一月場所をふりかえって~貴景勝、決定戦で照ノ富士下す~」 を更新しました。

 今日は日曜日、ですよね。昨日出勤しているので、なんか土曜日みたいな気がする。でも、「仮面ライダーセイバー」や「キラメイジャー」があったから、日曜日や、やっぱり。どういう認識の仕方ですか、このおっさんは。
 朝からテレビを友とし、昼食後、午睡。こういう日曜を毎週過ごしたい。夕刻起きてきて、駅前の理容室に行くけれど、2時間待ちとのことで予約を入れて帰宅。幕下の相撲だけ録画で見てから、再度理容室に。整髪は何ヶ月ぶりかしらん。ようやっとさっぱりした。整髪してもろうてる間、後ろのテレビから日本シリーズの中継の音が流れていた。今村というほとんど実績のない投手を第2戦に先発さした時点で原監督はこのシリーズを投げたんかと思うていたら、案の定ぼこぼこに打たれていた。今季もまた4連敗かな。
 支払いをすませて店を出る時に、理容室のマスターから「次は、来年ですね」と声をかけられた。正月前にもう一度来るような客やないということはとっくに見透かされているらしい。「まあ、はい」と答えると、「来年もよろしくお願います」と言われてしもうた。まだ勤労感謝の日前日ですぞ。気分はもう年末。いやはや。
 帰宅して、相撲中継をたっぷり録画で楽しむ。最後の最後は盛り上がったけれど、やっぱり横綱土俵入りのない相撲は寂しいなあ。貴景勝には来場所も優勝してもらい、早く横綱を締めてもらいたいものです。

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寄付したはずなのに [日常生活]

 今日は土曜出勤。とはいえコロナ禍のため、授業はなし。部活に来る生徒もおらず、ほとんどの教職員が年次休暇を取っていて、お山の学校は森閑としたもの。留守番役で教頭が出勤していた。
 教頭は「喜多さんも休んだらええのに」と言うてくれはったけれど、養護教諭2名が出勤するのに、私が休むというのもどうよということもあって、出勤したのです。むろん停滞している教材作成やら仕事はなんぼでもある。人権担当として4年間の間自分の参考書として買いためた新書などを寄付したのに、後任の人権担当がほったらかしにしてはったおかげで廃棄されそうになっていて、そちらの回収もしなければならん。
 前任校は人権教育が盛んな学校やったので、お山の学校ではそちらの方も期待されてまわってきた仕事でもあったので、私なりに「いじめ」「児童虐待」「セクシャルマイノリティ」「在日外国人」などについていろいろな知識を蓄えようと購入し、付箋を貼りながら読んだものです。それは学校に寄付して財産としたいと思うてたのに、廃棄とはあんまり。
 授業で活用できるようにとコンビニコミックで買い直した「ブッダ」や「アドルフに告ぐ」、「はだしのゲン」なども廃棄対象になっていて、これも回収。こういうのの引き継ぎはほんまに難しい。後任者の意識の濃淡もあるしね。私としては、若手に自分の蓄えたものを惜しみなく譲ったつもりやったんやけれど。
 引き継ぎの難しさという点では、今のポジションも難しい。前任者から引き継ぎの覚え書きももろうたんやけれど、それ以外のところで養護教諭から「前の先生はこれもしていたあれもしていた」と知ってて当たり前のように言われるたびに、「聞いてへんよお」と苦闘しているのです。
 というわけで、午前中いっぱいはかつてのぼっち部屋と教科の準備室にこもる。
 昼過ぎにようよう退出。帰路、途中で理容室に寄ってみたら、お客がいてて待ち時間がかかりそうやったので、そのまま帰宅。
 帰宅し、午睡。夜は録画した相撲を見る。貴景勝が単独トップを守り、明日は1差で追う照ノ富士との対戦。優勝争いは現大関ともと大関という順当なものになり、ほっとしている。また幕尻優勝なんてことになったら、それはそれで面白いけれど、やはり横綱や大関が一番強いという、番付通りの展開になってほしいのも事実。
 喪中欠礼葉書のプリントアウトも終わり、あとは宛名書きをして休み明けに投函すればよろしい。やれやれです。

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