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保健室には麒麟はこない [日常生活]

 ネットで「麒麟がくる 最終回」を検索したら、賛否両論いろいろあって面白い。できたらNHKは調子に乗って現存している大河ドラマの「本能寺の変」ばかり集めた特番を作り、DVD化してもらいたい。むろん、光秀の最期もちゃんとつけてね。信長の自刃がそれぞれの役者によってどれも迫力あるものに仕上がっていて見ごたえがあるのです。私が一番印象に残っているのは「真田丸」のもの。なんと鎧兜がガラガラと崩れる映像にナレーションをかぶせただけ。これは三谷幸喜さんが真田信繁が直接かかわってへんものに関しては簡略化するというポリシーを貫いてのことです。関ヶ原の戦いも合戦シーンは徳川秀忠の上田城攻めだけで、関ヶ原で西軍が敗れたという知らせを信繁たちが受けて愕然とするということですましてしもうている。
 自刃シーンがない「本能寺の変」は「麒麟がくる」が最初、ではないのでした。
 というわけで昨日のテレビを引きずりつつ出勤。でも、「昨日の『麒麟がくる』見ました?」と職場で話題にできないのは辛い。保健室の養護教諭たちは一切その話はしてへん。前任校やったら社会科準備室で社会の教師が集まるから、必ず話題になっていたはず。来年度、私は転勤しているかお山の学校にとどまった場合は新3年の担任をしているかという、まだ不確定なところにあるけれど、誰かしらそういう話題についてきてくれる人がいてると思うので、期待したい。もっとも、渋沢栄一の死に様なんて知らんからなあ。明治から大正、昭和を生きた人物を主人公にするなら、高橋是清あたりを濱田岳主演でやっていただきたいものです。少なくとも渋沢栄一よりも波乱万丈の人生であるはず。アメリカに留学したと思うたら売り飛ばされて奴隷労働、日本に帰国してからは英語教師など職を転々としながら、ついに政治家に。蔵相から首相までつとめたあと、2・26事件で暗殺される。こんな人物を主人公にしない手はないと思うんやけれど、まあ5千円札になるから渋沢にしたということなんやろう。いや、見るつもりですよ、もちろん。そやかて、渋沢の生涯なんて全然知らんもん。知らんからこそ面白かろう。
 今日は私は授業はなし。掃除用具の点検表のプリントアウトやら、1年生の社会科の成績を出すためのデータ入力などをして午前中を過ごし、午後からは会議あれこれ。定時に退散。
 夕食後は妻と「八十亀ちゃんかんさつにっき」や「せいぜいがんばれ魔法少女くるみ」など5分のギャグアニメを見たりして和んだ。やはり人間、笑わなあかん。

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「麒麟がくる」終わる [テレビ全般]

 今日も完全休養日。次週は木曜日に祝日が入るので、気分的にもに少し余裕がありそう。
 例によって午前中はテレビ漬け。アニメ「はたらく細胞」、「はたらく細胞BRACK」、「バックアロー」「ホリミヤ」などなどバラエティーに富んでいて楽しいけれど、「仮面ライダーセイバー」、「キラメイジャー」まで見たらかなり疲れる。昼食後、少しばかりスマホで遊び、午睡。夕刻起きてきてスマホで新聞のサイトをまわって社説の読み比べをする。
 ネットに接続できている間にパソコンであれこれと作業しているけれど、夕食で中断。食後、再度パソコンに向かうけれど、ネットからは切断されていて、これは深夜まで待つしかないと断念し、録画したばかりの大河ドラマ「麒麟がくる」を見る。もうネット上の各所で結末もばらされているので、ネタバレも含めて感想を書いておく。
 〈以下、「麒麟がくる」最終回のラストシーンについても書いてますので、ご注意ください〉
 私の妻は色が派手すぎて目がちかちかするというて途中で見るのをやめた。私は年末年始にまとめて見たりしたけれど、とりあえず今年も全話通して見ました。
 これまでの大河ドラマの戦国ものと違うのは合戦シーンがあまりないということ。これは新型コロナウィルス禍のため、密を避けるために合戦シーンを削らねばならなんだという事情もあるらしい。
 斎藤道三を成り上がり者として描いてへん。いわゆる「マムシ」の嫌らしさよりも、地方の一大名としてどうやったかという視点で描いていたのが新鮮。
 織田信長は大人になり切れへんだだっ子として描いており、だだっ子に「天下」という餌を示したのが光秀ということになっている。よって、「本能寺の変」はその責任を自分の手でとるというのが光秀の主たる動機になっている。
 板東玉三郎演じる天皇の存在感の大きさはこれまでになかったもの。天下を大局から見ているのが天皇であるという視点は、これまでの戦国大河にはなかったんやなかろうか。まあそやからこれほどまでの大物を起用したんやろうけれど。
 架空の人物たち(望月東庵、駒、伊呂波太夫)が天皇、将軍、関白、各大名といった偉い人のところに出没し過ぎ。医師と助手、旅芸人と、確かに偉い人のところに出入りできる立場ではあるけれど、ほとんど対等に話をしたりしているのには違和感が最後まであった。そうあちこちに光秀を出没させられへんので、こうした人物群を創造したんやろうけれど、あまりにも不自然。まあ、神出鬼没の「江」ほどひどくはないようにはしてあったけれど。
 秀吉がとことん腹黒い陰謀家として描かれていたのは正義の人たる光秀との対比のためか。最終回に黒田官兵衛役で、「軍師官兵衛」で黒田家の重臣を演じた濱田岳を起用したのはちょっとした遊び心、かな。
 家康は信長に翻弄される悲劇の人で、光秀の最大の理解者というのも面白い解釈。でもそれやと過酷な伊賀越えはなんやったんやと思えるけれど、そこらあたりはちらりと描いただけでスルーしてた。
 本能寺の変で信長の自刃シーンを描かなかったことも異色。火の中で息絶えている信長だけを見せるというのはちょっとショッキングやったかも。
 光秀の最期を描かず、本能寺の変の3年後に駒が光秀らしい人物を市で見かけて探す、というのはなかなか含みのあるラストでよかったけれど、そのあとで馬に乗って走る光秀のカットを入れたのは蛇足。これでは生きていることになってしまう。どうせなら特撮で麒麟にまたがった光秀を月に向けて飛ばす、なんてラストの方が座りがよかった。
 個人的にはどこかで漫才コンビ「麒麟」をモブでええから出して、視聴者から「麒麟がきてるやないか!」と突っ込ませるとかいうのもありかと思うたけれど、そこまで悪ノリはしませんでしたね。もっっとも、コロナ禍でストックがなくなり「麒麟がくるまでお待ちください」というタイトルで放送していた特番では「麒麟」の川島明をMCに起用したりしてたから、それが限界かな。
 というわけで、トータルしてみたらまあ面白い方やったと思う。でも、視聴率では低かった「平清盛」の方が見応えがあった。総じて使い勝手の良い架空の人物が活躍する話というのは私の中では評価が低くなるけどね。

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もらいが少なく耳を疑う [日常生活]

 今日は完全休養日。そやけど、明け方に急激な尿意と鼻づまりで苦しくなり、平日と同じくらいの時間に起床。そのまま昨夜録画した深夜アニメ「天地創造デザイン部」や「蜘蛛ですが、何か?」などを見る。昼食前に大河ドラマ「麒麟がくる」を3回分一気に見てしまい、明日の最終回「本能寺の変」に間に合わせた。やはりクライマックスはリアルタイムかそれに近い形で見たかったからね。昼食後、スマホで遊んだりしてから、午睡。
 夕刻は鼻ポンプと血圧の内科に行かねばならんので、予約時間に間に合うようにアラームをセットし、実際一度は目覚めたんやけれど、よほど疲れていたのか二度寝してしまい、予約時間くらいに妻があわてて起こしに来た。予約時間は午後5時。多少の遅れはええけれど、6時からは「発熱外来」に変わってしまうんで、その前にはいかねばならん。
 急いで寝間着から外出用に着替える。焦ったらミスをするからと寝ぼけた頭で一つずつ確認しながら着替える。頭の中で「あわてる〈××〉はもらいが少ない」とつぶやく。〈××〉には、他人から食料や金銭を恵んでもらい生計を立てる人を意味する、日本古代の歴史書と同じ読み方の言葉が入ります。子どものころ、焦ってミスして友だちにそうはやし立てられたことを思い出すなあ。
 ちなみに妻から聞いた話では「理髪店」を「床屋」というのも放送上不適切な言葉らしい。なんでやろうとあとからネットで調べたら、「床屋」にはもともと差別的な意味で使われたことはなく、「床」という言葉が性的なニュアンスを含むので放送局などが忖度して「不適切な表現」にしているらしい。「床屋」自体は「髪結床」からきているはずやから、そんなん不適切でもなんでないやんかと思うた私の言語感覚は間違うてなんだみたいです。
 というわけで、医院が発熱外来になるちょっと前になんとか行けました。ただ、問診の時間などはほとんど取れず、薬を処方してもらうためだけに行ったみたいな感じになったけれど。
 帰宅後はスマホで新聞のサイトなどを巡回。そこで社説の読み比べなどもしてしまう。森与太郎五輪組織委員長の失言を非難するものばかり。在位中も「失言宰相」として知られ、「日本は神の国」発言で退陣した人物が失言をしないわけがない。神戸新聞やったかが「耳を疑う」と書いていたけれど、この論説委員は長年新聞記者をしていて与太郎委員長が「鮫の脳ミソ」などと呼ばれていたことも失念していたのかな。私はこの社説に「目を疑う」たよ。「大阪はタンツボ」と言うて問題になったこともあったよなあ。そんなことも失念して失言に耳を疑うような人を論説委員にしておいてよいのか。こういう紋切り型の表現しかでけん記者というのも、なあ。
 マイナンバーカードを作れというような郵便物が来ていた。ものすごく手軽に作れるようになっているみたい。政府も焦っているんやなあ。もらいが少ない〈××〉になるんやんいかと危惧しております。

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保健室も一区切り [日常生活]

 一区切りついた。
 ほんまは昨日締め切りやった3年生の「総合的な学習」の成績を提出した。
 来年度の予定の追加を教務に知らせに行った。ところが、養護教諭が先に知らせていた。それやったら言うといてよ。まあ、これで保健室で私がすべき仕事はもうほとんどない。
 保健部の会議も今日が最終回。ど素人をいきなり保健主事に任命した校長の責任ではあるけれど。私は校長とは前任校で同僚として自立支援コースの担当をしてた旧知の仲やから、そのことについてはあとからかなりはっきりと苦情は言うことができたけどね。おかげで来年度は保健室からは外してもらえることになった。
 1年生の授業が終わった。あとは学年末考査を残すのみ。
 今月は後半からは入試一色になる。
 ここまでやっとたどり着いたんやねえ。
 というわけで、帰宅してもだらだら。夕食を取りながらサンテレビ「熱血! タイガース党」を見る。春季キャンプの様子をくわしく放送。ああ、明日起きたらもう3月下旬で、手間のかかることはすべてすんでしまい、タイガースの開幕戦をみられる、なんてことになりはせんわなあ。でも1ヶ月半ほど冬眠したい気分ではありますね。

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仕事がやたら重なる日 [日常生活]

 出勤したらデスクにメモが。謹慎登校の生徒が会議室で自習をしているので1時間目が始まるまで監督を……というメモ。確かに木曜日にそういう生徒が出たら私は監督役をするという当番になっている。そやけどめったにそういう時はめぐってこない。そんな登板がよりによって今日みたいに忙しい日に、ねえ。仕方なく、謹慎生徒のいる部屋に今日の「学校保健委員会」の資料をもっていき、読みこむ。で、1時間目になっても交代の先生がこない。担任に内線電話をして声をかけてもらうことにする。忘れてはるのかもしれん。しばらくしたら、担任の先生がきた。交代の先生はどこにいるのか探したけれど見つからなんだんやて。
 出鼻をくじかれつつも、資料の増し刷りをしたり、今日の授業で返却するプリントのチェックをしたり、エクセルにプリントの評価を入力したり。気がつけばもう授業に行かんならん時間。2コマ授業を続け、昼休みは「学校保健委員会」の準備など。昼食抜きで、定期的に飲む薬だけは服用し、すきっ腹で委員会に行く。校医、歯科医、薬剤師の「学校三師」とPTA会長を招き、今年度の保健室の活動報告をする。終了後、おにぎりなどで昼食をすませ、校外に出て一服つける。それから成績表を教務部に提出したり、まだエクセルに入力してなんだ評価を入力し、計算式の微調整をしたりしながらなんとか評価を確定させた時には定時はとっくに過ぎていた。前任校みたいに自宅に近かったら気にしないけれど、お山の学校は20分の残業で帰宅がぐっと遅くなる。きりのいいところで片付けて、とっとと退散。
 帰宅したころにはもうくたくたジャガー。
 成績提出日と、学校教育法に定められた委員会が同日同時間。さらに謹慎生徒の当番やらなんやらあれこれ一気に仕事が集中するなんて、こういう日はそうはないんやけれど、なんか複数の締め切りが同日に重なった作家、みたいな感じになってしまいましたよ。
 ああ、しんどかった!

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緊急事態を過ぎて [日常生活]

 今日は午前中はコロナがらみで休んでいる生徒への課題作成や成績つけの続きでつぶれ、午後から2コマ授業をしたあと休む間もなく明日の「学校保健委員会」の会場設営にかりだされ、終わったらすぐに社会科の教科会議。課題につけた評価をエクセルに入力する気力もなく、定時に退散。帰宅後はだらだらごろごろ。
 今日は立春。まあ立春から突如暖かくなり日も長くなるということもないわけで、それは彼岸まで待たねばなるまい。
 緊急事態宣言が1ヶ月延長になった。緊急事態宣言というても夜八時以降の飲食店営業の自粛要請のみ。8時までならええんやろうとばかりに開店している間に会食してたらいっしょのことやん。疫学的根拠もなく全国一斉に学校の休校を要請して2ヶ月放置していた前総理もひどかったけれど、小手先だけの緊急事態宣言でなんとかなるという見通しの甘い現総理もたいがいですね。官房長官時代は総理の権力を背景に「有能な政治家」に見せかけていた政治家は、実はリーダーの資質などかけらもない人やったというオチですか。五輪大会を開けば国民の支持が得られるとか思いこんでいるようなのがまたなんともピントがずれているというのかなんというのか。
 でも、今の野党は頼りないから今の与党の方がまだましなどという声もあるけれど、それはメディアが政権におもねっているうちにそういう認識ができてしもうただけやないか。少なくとも「ガースーです」と自己紹介してしまう愚かな総理よりも野党の代表者たちの方がしっかりしてるように見えるけれど。
 緊急事態なんてものはないと私は思うている。1年前の「緊急事態」が「日常」になってしもうたんやないかというのが私の私見ですが、如何。

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蘇民将来子孫也 [日常生活]

 今日の午前中はひたすらプリントと格闘。3年生の「総合的な学習」でこれまでやらせた課題の採点がたまっていて、それぞれに目を通しながら4段階の評価をつけていく。間にコーヒーを飲んだり、ストレッチをしたり。なにしろ一つの学年の生徒全員を指導しているので、プリント1種類につき150枚くらいは一気にチェックしなくてはならず、そんなこととは関係なく保健主事の仕事が次から次へと出てくるのです。つい後回しにしていたつけを今払っているところ。前任者は教科書を使うた授業をしてはったやろうから、教材を自前で考案せんならん、しかも正解が一つやない問いに対する回答を読みこみ、考えながら評価せんならん私の採点に比べたら、テストの丸つけの労力は少なかったやろうと思うな。
 同じ量の仕事、いや、新型コロナウィルス感染症のおかげでさらに増えた未知の仕事を試行錯誤でやってきた10ヶ月。あと2ヶ月でそれから解放されると思うとほんまにほっとする。
 というわけで、午後からのひとコマの授業をはさみ、定時までプリントと格闘し、きりのいいところで切り上げて退散。
 帰路を長く感じたことは言うまでもなし。帰宅してスマホでソリティアなどしながらごろごろ過ごす。心身ともに疲れていてなかなか読書でけんのですよ。この歳になると適宜疲労を取りながら仕事をせんと、能率が悪くなっていくのでね。
 今日は節分。今年はイワシ料理はなく、福豆のかわりに南京豆を食す。こんなんで鬼やらいになるんかどうかわからんけれど、南京豆は食べ出したら止まらんのだなあ。脳内で「ピーナッツ・ベンダー」が鳴りはじめた。そんな節分でええんか。まあ玄関に「蘇民将来子孫也」と書かれたちまきを飾っておけば、家の中まで厄は入ってくるまいて。

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町工場の苦しみ [日常生活]

 出勤したらいきなり校長に呼び止められ、来年の人事関係の話をする。くわしいことはすべてが決定してからやないと書かれません。とにかくまあいろいろと動いているということ。さて、4月から私はどこの職場でどういうポジションについているのでしょう。お山の学校に残留することになるかもしれんしね。
 今週行われる「学校保健委員会」の資料の印刷と製本をしてから、3年「総合的な学習」の成績つけを始める。午前中で仕事は打ちきり。3週間前の土曜出勤の振替休を予定していたので、昼食後、とっとと退散。
 帰宅後、妻と少しおしゃべりをしてから午睡。ただ、昨日までしっかり休んでいたんで眠くはならず、横になっていただけやけれど、それだけでも違うね。
 夕刻に寝床から出て、スマホで作業。法事についての連絡がとられなんだ従兄にショートメールを送ったら、すぐに電話が返ってきた。
 ガースー総理は飲食店と旅行会社のことばかり気にかけているけれど、海外を市場にしている従兄の町工場は、その例には入らん。商品見本をもって海外に出張に行きたくても行かれへん。ものづくりを生業としていると、見本をリモートで見せても商売にならんそうです。実物をもっていってきっちりと説明せんとあかんのです。それがでけんから仕事が入らん。社員には給料は払えず、この間アルバイトをして食いつないでもろうてるとか。
 こんな町工場は数多くあるはず。すべてに補償をというわけにもいかんやろうけれど、こういう話を聞くと、政治家というのは票にならんものには見向きもしないというのが生々しく伝わってくる。
 教員は教員でしんどくはあるけれど、仕事があり、給料がいただけることへの感謝は忘れたらあかんなあと改めて感じた次第。

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