今でも銀魂

　今日は４時間連続で新１年生相手の授業。一発目なんで、空気を暖めるためにあの手この手。とにかく年度初めの第１回目の授業で雰囲気を壊すと、残りの授業すべてに悪影響を及ぼすからね。
　今日は生徒の誤答が場の空気を暖めてくれた。導入部分ということで、自分の知っている歴史上の人物をプリントにたくさん書かせるという課題。そして一人ずつ書いた人物の名前を答えてもらう。で、ある生徒が「沖田そうご」と答えたのでありました。ああ、今でもこの手の間違いをする生徒がいてるんや。漫画「銀魂」に「沖田総悟」という新選組の沖田総司をもじった名前の人物が出てくるのです。「銀魂」の人気が絶頂にあった１０年ほど前はこういう間違いがちょくちょく出たもんやけれど、さすがに今はもうなくなったと思うたら、いてるんですね。
　むろん、ここでそのまちがいを笑い物にしたらあかん。「以前はようあったんや」と決してその誤答が珍しいものやないとして、その誤答をきっかけに、テストで徳川慶慶という選択肢を入れたらそれにひっかかった生徒がいたという話とか、そういう方向に話を広げ、「でも正解は沖田総司やから」とまとめて次へ行く。これでずいぶんむーどが和らいだ。
　昨年は最初の授業が６月むで、しかも半数ずつの分散登校という異例の形をとったので、授業の雰囲気を作り出すのが難しかったなあ。
　ただ、蔓延防止のために明日あたりから部活動の自粛をするよう知事が要請してきそうやから、授業もまたどうなるか。全部リモートでやるようになんてことにはならんと思うけどね。

　新型コロナウィルス蔓延防止のため。大阪も京都も他府県への越境がはばかられる状態となってますので、「たちよみの会」の例会は今月またお休みします。せっかく先月は一応開いたのになあ。残念。