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逃亡テレメトリー [SF]

 今日は出勤日。空き時間に少し余裕ができたので、奨学金の仕事を少しばかり進める。
 授業では、1960年代のNASAで活躍した黒人女性職員を描いた映画「ドリーム」の冒頭を見せる。白人たちの彼女に向ける視線など、差別視をわかりやすく表現しているので、生徒たちにもそこらあたりはわかりやすかった模様。
 放課後は進路指導の打ち合わせ。定時に退散し、帰宅してすぐに録画した相撲を見る。照ノ富士が琴ノ若を力でねじ伏せる。横綱はかくあるべし。その後夕食を取りながらナイター中継を追っかけ再生で見た。タイガースはまたも1点差負け。3度くらい逆転のチャンスがあったのに、代打の切り札原口の出番はなし。そこはロハスJr.やないでしょう。原口でしょう。陽川でもええぞ。ロハスJr.はない。矢野監督はロハスJr.になんでそこまで信を置いているのかあ。ようわからん。
 マーサ・ウェルズ/中原尚哉・訳「マーダーボット・ダイアリー 逃亡テレメトリー」(創元SF文庫)読了。マーダーボットが恩人のマーサ博士の警備ユニットとして乗り合わせた宇宙ステーションで、死体を発見。どうやら他殺らしい。「幣機」らしくなるべく面倒事に関わらないようにするんやけれど、結局探偵役をする羽目に。
 つまりこれはSFミステリなんやね。その気になればハッキングなどでまたたく間に真犯人を割り出す能力があるけれど、制約を受けていたり、マーサ博士に迷惑をかけないように自制したりして、人身売買の一味と闘うことになったりしては身の不運を嘆くあたりが楽しい。そして、シニカルで自虐的なゆーねあが本書ではまた戻ってきた。今後もシリーズは続くらしいので、本書のように新たな趣向を凝らして「幣機」をおおいに困らせながら活躍させてほしいものです。

 5月15日は「たちよみの会」例会の予定です。ただし、前日に新型コロナウィルスのワクチン接種をするので、副反応次第で中止にするかもしれません。当日の朝、このブログで告知します。また、蔓延防止等重点措置が解除されたとはいえ新型コロナウィルス感染者が大きく減ったわけではないので、今月も13:00~14:30の短縮版で行いたいと思います。ご参加お待ちしています。

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