外国人差別の現場 [読書全般]
今日は出勤日。非常に蒸し暑い一日。
短縮授業は今日まで。今日は午前中の授業は1コマだけやったけれど、午後に追試。そしてその採点など。出席停止の生徒向けに追試の再試験のプランも練らんならん。新型コロナウィルス感染症はこんなところでも迷惑をかけてくれる。
明日の教材研究などをしてから、定時に退出。妻は日帰り帰省で不在。追っかけ再生でプロ野球のナイター中継を見る。今日の放送はBS1。地上波ではABCとサンテレビ・KBS京都のリレー中継もしていたけれど、放送開始時間が6時を少し回っていたので、試合開始から中継してくれるBS1の方を予約しておいたのです。試合はシーソーゲームの末、1点差でなんとかタイガースの勝利。各地でAクラスのチームがBクラスのチームを突き放す展開になっている。明日も勝って3タテを食らわせたいところやけれど、天気予報は雨。明日も試合が無事行われますように。
安田浩一・安田菜津紀「外国人差別の現場」(朝日新書)読了。ヘイトスピーチなど差別問題に取り組むルポライターの安田浩一さんが「実習生」という名目で来日し搾取される外国人労働者について書き、入管でひどい待遇を受けている外国人たちを支援する活動をNPO法人で行い、その実態を発信するフォトジャーナリストの安田菜津紀さんがスリランカ人のウィシュマさんが虐待死にあった事件について、スリランカにまで行ってウィシュマさんの家族を取材した記録を書く。そして、お二人がヘイトスピーチやヘイトクライムだけでなく、政治家にもある差別意識などについて語りつくす。
読み進めるほどに、辛くてページをめくる手が止まる。ヘイトスピーチとは弱者に対する一方的な罵倒のことであるのに、曲解して権力者に対する批判までヘイトスピーチとしてしまう維新の会の政治家たちの言説などを読むと、このような破廉恥な破落戸たちの進めるカジノ事業がどのようなものになるか容易に想像がつく。京都のウトロ地区への放火事件にも言及があったが、ちょうど昨日のニュースで4年の懲役という判決が出たところで、ヘイトクライムに対する司法の判断がちゃんとしていることに安堵したりしている。
私にできることなどこれっぽっちもないけれど、こうやってここで本書を紹介することで少しでも力になれたらと思うた次第。多くの方たちが本書を手に取ってくれることを願っております。
短縮授業は今日まで。今日は午前中の授業は1コマだけやったけれど、午後に追試。そしてその採点など。出席停止の生徒向けに追試の再試験のプランも練らんならん。新型コロナウィルス感染症はこんなところでも迷惑をかけてくれる。
明日の教材研究などをしてから、定時に退出。妻は日帰り帰省で不在。追っかけ再生でプロ野球のナイター中継を見る。今日の放送はBS1。地上波ではABCとサンテレビ・KBS京都のリレー中継もしていたけれど、放送開始時間が6時を少し回っていたので、試合開始から中継してくれるBS1の方を予約しておいたのです。試合はシーソーゲームの末、1点差でなんとかタイガースの勝利。各地でAクラスのチームがBクラスのチームを突き放す展開になっている。明日も勝って3タテを食らわせたいところやけれど、天気予報は雨。明日も試合が無事行われますように。
安田浩一・安田菜津紀「外国人差別の現場」(朝日新書)読了。ヘイトスピーチなど差別問題に取り組むルポライターの安田浩一さんが「実習生」という名目で来日し搾取される外国人労働者について書き、入管でひどい待遇を受けている外国人たちを支援する活動をNPO法人で行い、その実態を発信するフォトジャーナリストの安田菜津紀さんがスリランカ人のウィシュマさんが虐待死にあった事件について、スリランカにまで行ってウィシュマさんの家族を取材した記録を書く。そして、お二人がヘイトスピーチやヘイトクライムだけでなく、政治家にもある差別意識などについて語りつくす。
読み進めるほどに、辛くてページをめくる手が止まる。ヘイトスピーチとは弱者に対する一方的な罵倒のことであるのに、曲解して権力者に対する批判までヘイトスピーチとしてしまう維新の会の政治家たちの言説などを読むと、このような破廉恥な破落戸たちの進めるカジノ事業がどのようなものになるか容易に想像がつく。京都のウトロ地区への放火事件にも言及があったが、ちょうど昨日のニュースで4年の懲役という判決が出たところで、ヘイトクライムに対する司法の判断がちゃんとしていることに安堵したりしている。
私にできることなどこれっぽっちもないけれど、こうやってここで本書を紹介することで少しでも力になれたらと思うた次第。多くの方たちが本書を手に取ってくれることを願っております。
動く指 [読書全般]
今日は定休日。午前中はたまっていた先週の深夜アニメを見たあと、パソコンに向かい、寝床で読書。少し寝てから、昼食。食後は午睡……のつもりやったけれど、寝ずに読書。
夕刻、社説のダウンロードなどをしてから、サンテレビでタイガースのナイター中継を見る。雨男の青柳投手、今季初めてやないかな、これだけ豪雨を降らせたのは。45分遅れで試合開始。この豪雨の後で試合ができるというのはさすが阪神園芸。試合中も再度雨で中断したけれど、9回まで試合ができたもんなあ。試合は投手戦の末、大山のホームランで辛勝。ここまで来たら辛勝でも大勝でもなんでもええから勝ってくれたらそれでええんです。
アガサ・クリスティー/高橋豊・訳「動く指」(ハヤカワクリスティ―文庫)読了。久しぶりにミス・マープルを読む。療養のために田舎にやってきた傷痍軍人のジェリー・バートンとその妹のジョアナ。ついて早々に匿名の悪意ある手紙を受け取る。村の者全員にその手紙は送られてきて、シミントン弁護士の妻モナがショックのあまり自殺する事件が起こる。さらにシミントン家のメイドが殺害される。ジェリーはモナの連れ子であるミーガンに恋をし、事件解決のために動き出す……という話。謎の手紙と殺人の関連、容疑者が複数登場するなど、非常に趣向を凝らしたミステリ。ミス・マープルは物語の後半になって、やっと司教夫人に呼ばれて登場。ジェリーの話を聞き、犯人を特定してしまう。これこそミス・マープルの本領発揮ですね。アクティブな探偵であれば、ポワロに任せておけばよい。火曜の夜クラブでやってるように、現場を見ていないのに話を聞いただけで推理力を働かせるというところにミス・マープルの魅力はあるんやからね。なによりミス・マープルが登場するまでにジェリーの一人称で推理に必要な材料をすべて用意してあるので、読み手がミス・マープルと推理比べをできるという楽しみもある。そこらへんはクイーンの国名シリーズの「読者への挑戦状」的な楽しみが味わえるというもの。ここまで読んだ長編のミス・マープルでは一番面白かった。というてもまだ3作しか読んでへんのやけれどね。
夕刻、社説のダウンロードなどをしてから、サンテレビでタイガースのナイター中継を見る。雨男の青柳投手、今季初めてやないかな、これだけ豪雨を降らせたのは。45分遅れで試合開始。この豪雨の後で試合ができるというのはさすが阪神園芸。試合中も再度雨で中断したけれど、9回まで試合ができたもんなあ。試合は投手戦の末、大山のホームランで辛勝。ここまで来たら辛勝でも大勝でもなんでもええから勝ってくれたらそれでええんです。
アガサ・クリスティー/高橋豊・訳「動く指」(ハヤカワクリスティ―文庫)読了。久しぶりにミス・マープルを読む。療養のために田舎にやってきた傷痍軍人のジェリー・バートンとその妹のジョアナ。ついて早々に匿名の悪意ある手紙を受け取る。村の者全員にその手紙は送られてきて、シミントン弁護士の妻モナがショックのあまり自殺する事件が起こる。さらにシミントン家のメイドが殺害される。ジェリーはモナの連れ子であるミーガンに恋をし、事件解決のために動き出す……という話。謎の手紙と殺人の関連、容疑者が複数登場するなど、非常に趣向を凝らしたミステリ。ミス・マープルは物語の後半になって、やっと司教夫人に呼ばれて登場。ジェリーの話を聞き、犯人を特定してしまう。これこそミス・マープルの本領発揮ですね。アクティブな探偵であれば、ポワロに任せておけばよい。火曜の夜クラブでやってるように、現場を見ていないのに話を聞いただけで推理力を働かせるというところにミス・マープルの魅力はあるんやからね。なによりミス・マープルが登場するまでにジェリーの一人称で推理に必要な材料をすべて用意してあるので、読み手がミス・マープルと推理比べをできるという楽しみもある。そこらへんはクイーンの国名シリーズの「読者への挑戦状」的な楽しみが味わえるというもの。ここまで読んだ長編のミス・マープルでは一番面白かった。というてもまだ3作しか読んでへんのやけれどね。
キスギショウジ氏の生活と意見 [SF]
愛すれどTigers「森木大智先発デビュー」を更新しました。
今日は出勤日。短縮はまだ続き、今日の授業はまたも「歴史新聞」の続き。生徒たちの質問になるべくていねいに答えたつもりやけれど、さてどうなるか。
後は進路指導室での留守番業務やとか、育英会に送る書類の作成、水曜の授業に向けての準備など。会議も入ったりしたけれど、定時に退出。
朝夕は涼しいけれど、日中はまだまだ暑い。とはいえ日光に当たっても汗がだらだらというようなことはあまりなくなった。歩くと汗をかくけどね。
帰宅後はしばらく読書。夕食後も読書。タイガースの試合がないと読書が進む。
草上仁/日下三蔵・編「キスギショウジ氏の生活と意見」(竹書房文庫)読了。もう少し早く読むつもりやったんですけどね。去年の出版なんやからね。単行本未収録作品ばかり19編。「SFアドベンチャー」と「野性時代」で発表された短編と、書きおろし1編。SFあり、ミステリあり、ファンタジーありとバラエティに富んだラインナップ。特に「野性時代」に掲載されたものはSFファン向けでないだけに、少しひねったものが多くなっている。私が特に気に入ったのは異星人の経営するカジノに潜入して麻薬をさばくボスをつかまえに行く「鉄の胃袋」、久しぶりに帰った祖父の農園で巨大昆虫と戦闘を繰り広げる「われらの農場を守れ」、花に新聞蝶が寄ってくるファンタスティックな小品の「お父さんの新聞」など。人間の欲望の醜さをえぐる、思わずぞくりとくるようなものもあれば、皮肉たっぷりでくすりと笑ってしまうものもありと、安定した質の高さで一気に読ませてくれました。往復の車中で読んでいたら、あっという間に降車駅に来てしまうのですからね。
絶版になっている過去の短編集もぜひ復刊してもらいたいものです。これだけ面白い作品を多数発表しているのに、過小評価されているとしか思えんのです。これだけのベテランがこれまでSF大賞にかすりもしてへんというのはどういうことですか、と思うのですね。
今日は出勤日。短縮はまだ続き、今日の授業はまたも「歴史新聞」の続き。生徒たちの質問になるべくていねいに答えたつもりやけれど、さてどうなるか。
後は進路指導室での留守番業務やとか、育英会に送る書類の作成、水曜の授業に向けての準備など。会議も入ったりしたけれど、定時に退出。
朝夕は涼しいけれど、日中はまだまだ暑い。とはいえ日光に当たっても汗がだらだらというようなことはあまりなくなった。歩くと汗をかくけどね。
帰宅後はしばらく読書。夕食後も読書。タイガースの試合がないと読書が進む。
草上仁/日下三蔵・編「キスギショウジ氏の生活と意見」(竹書房文庫)読了。もう少し早く読むつもりやったんですけどね。去年の出版なんやからね。単行本未収録作品ばかり19編。「SFアドベンチャー」と「野性時代」で発表された短編と、書きおろし1編。SFあり、ミステリあり、ファンタジーありとバラエティに富んだラインナップ。特に「野性時代」に掲載されたものはSFファン向けでないだけに、少しひねったものが多くなっている。私が特に気に入ったのは異星人の経営するカジノに潜入して麻薬をさばくボスをつかまえに行く「鉄の胃袋」、久しぶりに帰った祖父の農園で巨大昆虫と戦闘を繰り広げる「われらの農場を守れ」、花に新聞蝶が寄ってくるファンタスティックな小品の「お父さんの新聞」など。人間の欲望の醜さをえぐる、思わずぞくりとくるようなものもあれば、皮肉たっぷりでくすりと笑ってしまうものもありと、安定した質の高さで一気に読ませてくれました。往復の車中で読んでいたら、あっという間に降車駅に来てしまうのですからね。
絶版になっている過去の短編集もぜひ復刊してもらいたいものです。これだけ面白い作品を多数発表しているのに、過小評価されているとしか思えんのです。これだけのベテランがこれまでSF大賞にかすりもしてへんというのはどういうことですか、と思うのですね。
北朝鮮 拉致問題 [読書全般]
今日も例によって午前中はテレビ漬け。「仮面ライダーリバイス」は最終回。ラスボスを倒したあと、登場人物の後始末(?)をこれだけきっちりと何回か使うてつけた話も珍しい。まだ見てへん人にはネタバレになるのでこれ以上書かんけれど、1年間、どちらに転ぶかわからん展開をちゃんと片付けたので見るこちら側がほっとしております。
パソコンに向かうた後、少し読書して昼食。食後は少し午睡。早めに起きて、デーゲーム中継を追っかけ再生で見る。高卒ドラフト1位の新人森木がデビュー。5回まではみごとな投球。ただし、それに引っ張られるようにドラゴンズの柳も好投し、6回に隙をつかれて失点。ここらはこれから一軍マウンドに何度も立つことによって克服できるやろうから、ほんまに将来が楽しみです。来季は西純矢とともにローテーションの一角を担うかも。
MBSは放送延長がなかったので、最後はラジオに切り替えて終いまで聞く。試合終了後は読書したり、ちょっとうとうとしたり。夕食後も読書。
夜は秋風が吹いている感じで、今日はずっと長袖を着ておりました。薄着をしていると寒いくらい。
有田芳生「北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実」(集英社新書)読了。カルト宗教からの脱会活動や、北朝鮮拉致問題解決について国会議員になる前から活動を続けていた著者が、政府が表に出そうとせなんだ、帰国した拉致被害者からの聞き取りを記録した文書をもとに、拉致被害者が北朝鮮でどのように扱われていたかななどを明らかにしていく。そして安倍内閣がなんで拉致問題を解決でけなんだかについて、その問題点を指摘していく。「最重要課題」と口にし、「やってる感」を演出して、実際には解決からは程遠くなった理由を、著者は北朝鮮との外交交渉を外務省から内閣府に移したことで、拉致問題が外交問題ではなく内政問題になってしもうたと指摘する。また、外交の素人がせっかく築きあげてきたパイプ役をうまく使えなんだことも明らかにしていく。実は内閣府からの指示で、毎年生徒にアニメ「めぐみ」を何年も見せ続けているんやけれど、そうやって啓発活動だけさせておいて政府は何も解決させようとしてへんやないかと疑念を抱いていたんやけれど、これも「やってる感」の演出のひとつやと納得。著者は国会議員時代、野党で一番数多く拉致問題に関する質問をしたと、解説にあった。その質問に対し、当時の安倍総理がいかに誠意のない返答を重ねてきたかも明らかにしている。こういった事実の公開こそが問題解決に必要なことやろうと感じた次第。
パソコンに向かうた後、少し読書して昼食。食後は少し午睡。早めに起きて、デーゲーム中継を追っかけ再生で見る。高卒ドラフト1位の新人森木がデビュー。5回まではみごとな投球。ただし、それに引っ張られるようにドラゴンズの柳も好投し、6回に隙をつかれて失点。ここらはこれから一軍マウンドに何度も立つことによって克服できるやろうから、ほんまに将来が楽しみです。来季は西純矢とともにローテーションの一角を担うかも。
MBSは放送延長がなかったので、最後はラジオに切り替えて終いまで聞く。試合終了後は読書したり、ちょっとうとうとしたり。夕食後も読書。
夜は秋風が吹いている感じで、今日はずっと長袖を着ておりました。薄着をしていると寒いくらい。
有田芳生「北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実」(集英社新書)読了。カルト宗教からの脱会活動や、北朝鮮拉致問題解決について国会議員になる前から活動を続けていた著者が、政府が表に出そうとせなんだ、帰国した拉致被害者からの聞き取りを記録した文書をもとに、拉致被害者が北朝鮮でどのように扱われていたかななどを明らかにしていく。そして安倍内閣がなんで拉致問題を解決でけなんだかについて、その問題点を指摘していく。「最重要課題」と口にし、「やってる感」を演出して、実際には解決からは程遠くなった理由を、著者は北朝鮮との外交交渉を外務省から内閣府に移したことで、拉致問題が外交問題ではなく内政問題になってしもうたと指摘する。また、外交の素人がせっかく築きあげてきたパイプ役をうまく使えなんだことも明らかにしていく。実は内閣府からの指示で、毎年生徒にアニメ「めぐみ」を何年も見せ続けているんやけれど、そうやって啓発活動だけさせておいて政府は何も解決させようとしてへんやないかと疑念を抱いていたんやけれど、これも「やってる感」の演出のひとつやと納得。著者は国会議員時代、野党で一番数多く拉致問題に関する質問をしたと、解説にあった。その質問に対し、当時の安倍総理がいかに誠意のない返答を重ねてきたかも明らかにしている。こういった事実の公開こそが問題解決に必要なことやろうと感じた次第。
ダブル・ダブル [読書全般]
午前中は例によって深夜アニメを見て、パソコンに向かい、それから昼食。午睡は短時間。2時までにはアラームでなんとか目覚め、ラジオで1時間ほどデーゲームの中継を聴いてから、テレビに切り替え。カンテレが土曜の中継をするようになってから、3時から5時までという大昔の阪急ブレーブスの試合中継並みの放送枠になった。以前は5時から「こやぶるスポーツ」というスポーツ番組をしていたんで、その枠内で放送したりしていたんやけれど、今はかまいたちのスポーツとは何の関係もない番組を放送しているので、延長もなし。5時以降はラジオに切り替える。いえいえ地上波放送があるだけありがたいですがね。ちなみにカンテレ、来週の土曜のジャイアンツ戦は地上波では7時から9時というこれまたなんですねんという枠で放送予定。ただし、BSフジでは6時から放送してくれるので、そちらを予約いたしました。試合は藤浪が好投して鬼門ナゴヤの連敗ストップ。
試合終了後は読書。夕食後も読書。あまり午睡してへんのでちょっと眠くなってきた。昨晩は鼻ポンプをつけて寝たけれど、朝になったら鼻水が止まらず苦しかった。今晩はどうしようか思案中です。
エラリイ・クイーン/越前敏弥・訳「ダブル・ダブル」(ハヤカワミステリ文庫)読了。新訳版。長らく絶版になっていたクイーンの作品を少しずつ新訳で出してくれているのはありがたい。本著はクイーン中期の「ライツヴィル」もの。ライツヴィルでは事件は解決したもののエラリイは犯人の掌の上で踊らされていたという苦しみを味わうというような事件が続いていて、本作もそうなりかけるんやけれど、常に表裏の可能性を考えながら推理することによって迷いからふっきれた活躍をする。
匿名でライツヴィルから新聞記事がエラリイのところに送られてくる。いずれも事故死なんやけれど、自分の知った名前をそこに見つけてライツヴィルに行く決意をする。そこへライツヴィルから一人の女性が依頼に訪れる。彼女はリーマ。一連の事故の被害者の一人なんやけれど、事故やなく殺されたんやと訴える。彼女は酒びたりの隠者である父に育てられ、自然の中で育っているけれど、もと大学教授やった父親のおかげでとくに文学的素養は非常に高い。その自然児である部分と教養の高さのギャップにエラリイは惹きつけられる。ライツヴィルでは続けて事件が起き、それがマザーグースの数え唄にあわせたものになっていることにエラリイは気づく……という話。ここのところクリスティの本格ミステリを読んでいたけれど、クリスティはちょっと読み手に対してずるいところがあったり、未解決なところが残ってたりするのに対し、クイーンは最後にはかっちりとパズルのピースをはめこんでくれる。ずるは決してしない。本書でも、連続した事故なのか、連続殺人なのか、なぜマザーグースの「見立て殺人」なのか、最後にはすべてけりをつけてくれる。ただ、エラリイとリーマの関係はどうなったのか。そこだけは引きで終わっている。リーマという不思議な魅力の女性を登場させたんやから、この後もパートナーとして出し続けたらよかったのにねえ。というわけで、やっぱり私はクリスティよりクイーンの方が好みやということを再確認したのでありました。
試合終了後は読書。夕食後も読書。あまり午睡してへんのでちょっと眠くなってきた。昨晩は鼻ポンプをつけて寝たけれど、朝になったら鼻水が止まらず苦しかった。今晩はどうしようか思案中です。
エラリイ・クイーン/越前敏弥・訳「ダブル・ダブル」(ハヤカワミステリ文庫)読了。新訳版。長らく絶版になっていたクイーンの作品を少しずつ新訳で出してくれているのはありがたい。本著はクイーン中期の「ライツヴィル」もの。ライツヴィルでは事件は解決したもののエラリイは犯人の掌の上で踊らされていたという苦しみを味わうというような事件が続いていて、本作もそうなりかけるんやけれど、常に表裏の可能性を考えながら推理することによって迷いからふっきれた活躍をする。
匿名でライツヴィルから新聞記事がエラリイのところに送られてくる。いずれも事故死なんやけれど、自分の知った名前をそこに見つけてライツヴィルに行く決意をする。そこへライツヴィルから一人の女性が依頼に訪れる。彼女はリーマ。一連の事故の被害者の一人なんやけれど、事故やなく殺されたんやと訴える。彼女は酒びたりの隠者である父に育てられ、自然の中で育っているけれど、もと大学教授やった父親のおかげでとくに文学的素養は非常に高い。その自然児である部分と教養の高さのギャップにエラリイは惹きつけられる。ライツヴィルでは続けて事件が起き、それがマザーグースの数え唄にあわせたものになっていることにエラリイは気づく……という話。ここのところクリスティの本格ミステリを読んでいたけれど、クリスティはちょっと読み手に対してずるいところがあったり、未解決なところが残ってたりするのに対し、クイーンは最後にはかっちりとパズルのピースをはめこんでくれる。ずるは決してしない。本書でも、連続した事故なのか、連続殺人なのか、なぜマザーグースの「見立て殺人」なのか、最後にはすべてけりをつけてくれる。ただ、エラリイとリーマの関係はどうなったのか。そこだけは引きで終わっている。リーマという不思議な魅力の女性を登場させたんやから、この後もパートナーとして出し続けたらよかったのにねえ。というわけで、やっぱり私はクリスティよりクイーンの方が好みやということを再確認したのでありました。
佐藤輝のバックトス [プロ野球]
今日は定休日。午前中は録画したアニメや「平家物語」「プリキュア」「仮面ライダーリバイス」「ドンブラザーズ」などを見る。結構な量で見るだけで疲れたけれど、これで「仮面ライダー」と「ドンブラザーズ」は残していた分を全部見られた。特に「仮面ライダーリバイス」は次回が最終回やから日曜までには間に合わせておきたかったからね。
テレビのあとはパソコン。その後昼食。
食後、少しだけ読書をして、午睡。寝ている間に妻は日帰り帰省。夕刻起きてきて、耳鼻科に行く。鼻の調子がなかなかよくならんので、薬を変えてもらうことになった。漢方薬を処方してもらう。今のところ鼻の調子はまずまずなんで、今度こそなんとか治ってほしい。
帰宅後、社説のダウンロードや読書をしてからBS1でナイター中継を見る。西勇が指先を傷めたりして失点を重ね、敗れる。最下位ドラゴンズとはいえ、やはりバンテリンドームナゴヤは鬼門やなあ。明日は藤浪、そして明後日は高卒新人のドラフト1位森木が先発予定。西勇で勝てなんだのは痛いけれど、新旧高卒ドラ1コンビで連勝といけるかな。まあ、そのためには打線に期待したい。
今日の試合途中からサトテルが二塁守備についた。オープン戦で守って以来で、公式戦では初めて。なんとか逆転したくて守備より打撃優先でこうなったというのはわかるけれど、これで守備のエラーで追加点を取られたらその方が大きい。幸いサトテルは二塁を無難にこなしてたし、なんとバックトスなんて高度な技もやってみせた。それでもやっぱりひやひやしましたぞ。
試合終了後はしばらく読書。
夜明けが少しずつ遅くなってきたり、日暮れが少しずつ早くなってきたりしている。コオロギの声も聞こえてくるようになった。まだ8月末で日中は暑いけれど、少しずつ秋の気配がしてきたなあ。
テレビのあとはパソコン。その後昼食。
食後、少しだけ読書をして、午睡。寝ている間に妻は日帰り帰省。夕刻起きてきて、耳鼻科に行く。鼻の調子がなかなかよくならんので、薬を変えてもらうことになった。漢方薬を処方してもらう。今のところ鼻の調子はまずまずなんで、今度こそなんとか治ってほしい。
帰宅後、社説のダウンロードや読書をしてからBS1でナイター中継を見る。西勇が指先を傷めたりして失点を重ね、敗れる。最下位ドラゴンズとはいえ、やはりバンテリンドームナゴヤは鬼門やなあ。明日は藤浪、そして明後日は高卒新人のドラフト1位森木が先発予定。西勇で勝てなんだのは痛いけれど、新旧高卒ドラ1コンビで連勝といけるかな。まあ、そのためには打線に期待したい。
今日の試合途中からサトテルが二塁守備についた。オープン戦で守って以来で、公式戦では初めて。なんとか逆転したくて守備より打撃優先でこうなったというのはわかるけれど、これで守備のエラーで追加点を取られたらその方が大きい。幸いサトテルは二塁を無難にこなしてたし、なんとバックトスなんて高度な技もやってみせた。それでもやっぱりひやひやしましたぞ。
試合終了後はしばらく読書。
夜明けが少しずつ遅くなってきたり、日暮れが少しずつ早くなってきたりしている。コオロギの声も聞こえてくるようになった。まだ8月末で日中は暑いけれど、少しずつ秋の気配がしてきたなあ。
風と行く者 [読書全般]
今日も出勤日。昨日と同様、午前中のみの短縮授業。授業も「歴史新聞」作成と「アイ・アム・サム」の続きの視聴。
午後からは教材研究をして過ごし、定時に退出。往復の車中では読書。帰宅後、少し休憩してからサンテレビでナイター中継を見る。ベイスターズに完封リレーでお返しをし、連敗は2でストップ。ただ今絶好調のベイスターズだけに3タテを食らうのではないかと心配しつつも、相手の先発投手がロメロという段階で、今日は勝てるんやないかとは思うていた。先発投手と中継ぎ投手の質と量ではベイより上やねんなと実感。やはり勝負は9月です。それにしてもスポーツ紙は2連敗くらいでもう絶望みたいにファンをあおるのはやめましょう。開幕9連敗、勝敗差マイナス16というところからプラス3までもっていったチームなのですよ。コロナ禍で主力を欠き8連敗したあと4連勝したチームなのですよ。2連敗くらいでがたがた言いなさんな。
今日の解説は福本豊さんと、ゲスト解説に坪井智哉さん。坪井さんがタイガースに新人として入団した時の打撃コーチが福本さんという縁。異色の顔合わせやね。先シーズンまでベイスターズの打撃コーチをつとめていた坪井さんの解説は、ものすごく具体的で面白かった。
試合終了後、読書。一気に最後まで読んでしまう。
上橋菜穂子「風と行く者 守り人外伝」(新潮文庫)読了。バルサの新たな冒険譚。旅芸人一行の護衛をするバルサだが、この旅芸人の本務は鎮魂のための巡礼。しかも、バルサは20年前、同じ旅芸人たちの護衛を養父ジグロとしていたという縁があった。旅芸人たちをつけ狙う刺客の依頼主は誰か、2つの王家の古い因縁とは……という話。
バルサの少女時代と、30代半ばとなった現在の変化を、同じ旅芸人たちの護衛という形で鮮やかに描き出すだけやなく、ジグロの生前の姿が生き生きと描かれているところが本伝とは違う人物像の掘り下げ方になっている。年齢を重ね、成長、成熟していくというのはこういうことなんだよ、と作者はごく自然に読み手に提示してくれている。そして、作者と同い年の私は、いつまでたっても成熟せず馬齢を重ねる自分を思わず恥じてしまうのでありました。作者の中にあるファンタジー世界では、まだまだ登場人物は生きていて、新たな冒険をしていることやろう。いずれまたそれが作者の手によって綴られていくことを期待したい。
午後からは教材研究をして過ごし、定時に退出。往復の車中では読書。帰宅後、少し休憩してからサンテレビでナイター中継を見る。ベイスターズに完封リレーでお返しをし、連敗は2でストップ。ただ今絶好調のベイスターズだけに3タテを食らうのではないかと心配しつつも、相手の先発投手がロメロという段階で、今日は勝てるんやないかとは思うていた。先発投手と中継ぎ投手の質と量ではベイより上やねんなと実感。やはり勝負は9月です。それにしてもスポーツ紙は2連敗くらいでもう絶望みたいにファンをあおるのはやめましょう。開幕9連敗、勝敗差マイナス16というところからプラス3までもっていったチームなのですよ。コロナ禍で主力を欠き8連敗したあと4連勝したチームなのですよ。2連敗くらいでがたがた言いなさんな。
今日の解説は福本豊さんと、ゲスト解説に坪井智哉さん。坪井さんがタイガースに新人として入団した時の打撃コーチが福本さんという縁。異色の顔合わせやね。先シーズンまでベイスターズの打撃コーチをつとめていた坪井さんの解説は、ものすごく具体的で面白かった。
試合終了後、読書。一気に最後まで読んでしまう。
上橋菜穂子「風と行く者 守り人外伝」(新潮文庫)読了。バルサの新たな冒険譚。旅芸人一行の護衛をするバルサだが、この旅芸人の本務は鎮魂のための巡礼。しかも、バルサは20年前、同じ旅芸人たちの護衛を養父ジグロとしていたという縁があった。旅芸人たちをつけ狙う刺客の依頼主は誰か、2つの王家の古い因縁とは……という話。
バルサの少女時代と、30代半ばとなった現在の変化を、同じ旅芸人たちの護衛という形で鮮やかに描き出すだけやなく、ジグロの生前の姿が生き生きと描かれているところが本伝とは違う人物像の掘り下げ方になっている。年齢を重ね、成長、成熟していくというのはこういうことなんだよ、と作者はごく自然に読み手に提示してくれている。そして、作者と同い年の私は、いつまでたっても成熟せず馬齢を重ねる自分を思わず恥じてしまうのでありました。作者の中にあるファンタジー世界では、まだまだ登場人物は生きていて、新たな冒険をしていることやろう。いずれまたそれが作者の手によって綴られていくことを期待したい。
勝負は9月 [プロ野球]
今日は出勤日。通勤の車中では雑誌を読んだりしていたので、文庫本には手がまわらなんだ。
生徒たちは昨日が全校集会という名の始業式で、今日から午前中のみとはいえいきなり授業。空調は効いていてもやっぱりそう簡単にすんなり授業には入れんな。私は1時間目に映画を見せる。夏休み明けの最初は「アイ・アム・サム」ショーン・ペン主演の知的障碍者による子育ての物語。
4時間目は世界史の授業で、夏休み前に作らせていた「歴史新聞」を完成させる。ともに講義やなかったので、こちらもそれほど力を振り絞る必要もなく、生徒たちもそれなりにきっちり取り組んでくれて、まずは上々の滑り出し。
午後は進路指導部の打ち合わせと、明日以降の授業の教材作成。他に奨学金関係の書類の送付やらなんやら細々と事務作業。定時に退出する。
今日のタイガースのナイター中継はABCが珍しく7時から放送開始で、試合開始からの1時間はサンテレビとのリレーナイターもないので、帰路、ときどき立ち止まりDAZNで試合経過を確認しながら帰る。歩きスマホはいたしません。
帰宅後、しばらくはラジオで中継を聴き、途中でテレビに切り替え。ABCの放送時間が終わった後はサンテレビとKBS京都でリレー中継があり、最後まで試合を見たけれど、またも完封負けで連敗。今の勢いは完全にベイスターズが上。7月のタイガースが絶好調で負ける気がせなんだのを思い出させる。今シーズンのセ・リーグはまず4月はジャイアンツが飛び出すが、5月以降はもうもたず、交流戦からスワローズが6月まで独走し、7月にコロナ禍で勢いが止まると、タイガースが一気に追い上げ、8月はタイガースがコロナ禍で失速したら、ベイスターズが勢いに乗ってくるという展開か。ベイスターズは開幕当初にコロナ禍で苦しんでいた。ジャイアンツはオールスター前後にクラスターが発生し、そこから大失速。カープも調子を上げてきたと思うたらコロナ禍で失速。
どの球団も新型コロナウィルスに振り回されているという状況。勝負は9月。スワローズとベイスターズの日程がかなり詰まっていて苦しく、投手のローテーション次第ではがたがたっといく可能性もある。特にベイスターズは30日間の間に27試合も試合を消化せんといかん。たぶん今の先発投手陣ではローテーションの谷間が多くなるか、先発投手のローテーションの間隔を詰めるしかなくなる。おそらく今のような勢いはどこかで止まる。となると、ローテーションに余裕があり、なおかつ先発もリリーフも数がそろっているタイガースもあきらめず食いついていけば最後にもう一山くると考えられる。
今はまだコロナ禍復帰組がすべて本調子やないのでいささか苦しいけれど、9月には7月の状態にかなり近づくはず。勝負は下駄をはくまでわからんのであります。実際、昨シーズン両リーグで一番勝利数が多かったタイガースが優勝でけなんだんやからね。
試合終了後、少し読書。明日の通勤の車中では文庫を手にすることもできるやろう。
生徒たちは昨日が全校集会という名の始業式で、今日から午前中のみとはいえいきなり授業。空調は効いていてもやっぱりそう簡単にすんなり授業には入れんな。私は1時間目に映画を見せる。夏休み明けの最初は「アイ・アム・サム」ショーン・ペン主演の知的障碍者による子育ての物語。
4時間目は世界史の授業で、夏休み前に作らせていた「歴史新聞」を完成させる。ともに講義やなかったので、こちらもそれほど力を振り絞る必要もなく、生徒たちもそれなりにきっちり取り組んでくれて、まずは上々の滑り出し。
午後は進路指導部の打ち合わせと、明日以降の授業の教材作成。他に奨学金関係の書類の送付やらなんやら細々と事務作業。定時に退出する。
今日のタイガースのナイター中継はABCが珍しく7時から放送開始で、試合開始からの1時間はサンテレビとのリレーナイターもないので、帰路、ときどき立ち止まりDAZNで試合経過を確認しながら帰る。歩きスマホはいたしません。
帰宅後、しばらくはラジオで中継を聴き、途中でテレビに切り替え。ABCの放送時間が終わった後はサンテレビとKBS京都でリレー中継があり、最後まで試合を見たけれど、またも完封負けで連敗。今の勢いは完全にベイスターズが上。7月のタイガースが絶好調で負ける気がせなんだのを思い出させる。今シーズンのセ・リーグはまず4月はジャイアンツが飛び出すが、5月以降はもうもたず、交流戦からスワローズが6月まで独走し、7月にコロナ禍で勢いが止まると、タイガースが一気に追い上げ、8月はタイガースがコロナ禍で失速したら、ベイスターズが勢いに乗ってくるという展開か。ベイスターズは開幕当初にコロナ禍で苦しんでいた。ジャイアンツはオールスター前後にクラスターが発生し、そこから大失速。カープも調子を上げてきたと思うたらコロナ禍で失速。
どの球団も新型コロナウィルスに振り回されているという状況。勝負は9月。スワローズとベイスターズの日程がかなり詰まっていて苦しく、投手のローテーション次第ではがたがたっといく可能性もある。特にベイスターズは30日間の間に27試合も試合を消化せんといかん。たぶん今の先発投手陣ではローテーションの谷間が多くなるか、先発投手のローテーションの間隔を詰めるしかなくなる。おそらく今のような勢いはどこかで止まる。となると、ローテーションに余裕があり、なおかつ先発もリリーフも数がそろっているタイガースもあきらめず食いついていけば最後にもう一山くると考えられる。
今はまだコロナ禍復帰組がすべて本調子やないのでいささか苦しいけれど、9月には7月の状態にかなり近づくはず。勝負は下駄をはくまでわからんのであります。実際、昨シーズン両リーグで一番勝利数が多かったタイガースが優勝でけなんだんやからね。
試合終了後、少し読書。明日の通勤の車中では文庫を手にすることもできるやろう。
「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? [読書全般]
今日は定休日。午前中は、日曜日からたまっているアニメや「仮面ライダーリバイス」、「ドンブラザーズ」、「平家物語」などを見る。思いのほか数が多く、時間がかかった。しかも今日また「ライダー」と「ドンブラ」の未放送の分が録画されたんで、次の定休日には見てしまわんと。まあ、ABCの放送圏内にいてる以上、「ライダー」や「プリキュア」を見たいよい子は毎年こうやとあきらめることを覚えていくんやろうね。
パソコンに少し向かい、そのあと少し読書。昼食後、テレビ疲れで眠くてしかたなくなり、たっぷりと午睡。昨日久々に出勤した疲れもあるのかな。
夜はサンテレビでナイター中継を見る。青柳はここにきて疲れが出てきたかまたも先取点を許し、ベイスターズに先制点を与え、打線は完封リレーで連勝ストップ。相手も波に乗ってるからなあ。
伊藤和弘「『週刊少年マガジン』はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959-2009」(星海社新書)読了。帯に「週刊少年マガジンの歴史は、マンガの歴史そのものである!」とうたっているけれど、それはオーバーでしょう。奥付を見たら、発行元は星海社やけれど、発売元は講談社。営業的にはこう書きたい気持ちはわかるけれどね。
創刊時の少年サンデーとの「少年週刊誌第1号」争いの裏話から始まり、少年サンデー、少年ジャンプ、少年チャンピオンなど他の出版社との比較などもしながら、創刊から執筆終了時までの漫画史を、数多くの人たちの証言をいれながら構成している。「少年マガジンを中心に置いた視点で見た少年週刊誌の漫画史」という感じかな。時代ごとの浮き沈みなど、非常にわかりやすくコンパクトにまとめられている。特に昔は少年週刊誌を読んでいたけれど、今は読んでへん私のようなおっさんには、最近の少年週刊誌の状況がどうなのか非常によくわかった。ヒットした作品名については、特に最近のものはアニメ化されたもの以外は知らん漫画も多かったけれど、以外と実写ドラマ化されているものが多いのですね。漫画史に関心のある方はどうぞ。ただ、米沢嘉博さんの本などを先に読んでおいた方がいいかも。ページ数の関係からか、マンガのタイトルだけは並べていてもそれがどのような作品かを紹介してへんものが多く、特に古い作品となると若い人には不親切かもしれんね。
パソコンに少し向かい、そのあと少し読書。昼食後、テレビ疲れで眠くてしかたなくなり、たっぷりと午睡。昨日久々に出勤した疲れもあるのかな。
夜はサンテレビでナイター中継を見る。青柳はここにきて疲れが出てきたかまたも先取点を許し、ベイスターズに先制点を与え、打線は完封リレーで連勝ストップ。相手も波に乗ってるからなあ。
伊藤和弘「『週刊少年マガジン』はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959-2009」(星海社新書)読了。帯に「週刊少年マガジンの歴史は、マンガの歴史そのものである!」とうたっているけれど、それはオーバーでしょう。奥付を見たら、発行元は星海社やけれど、発売元は講談社。営業的にはこう書きたい気持ちはわかるけれどね。
創刊時の少年サンデーとの「少年週刊誌第1号」争いの裏話から始まり、少年サンデー、少年ジャンプ、少年チャンピオンなど他の出版社との比較などもしながら、創刊から執筆終了時までの漫画史を、数多くの人たちの証言をいれながら構成している。「少年マガジンを中心に置いた視点で見た少年週刊誌の漫画史」という感じかな。時代ごとの浮き沈みなど、非常にわかりやすくコンパクトにまとめられている。特に昔は少年週刊誌を読んでいたけれど、今は読んでへん私のようなおっさんには、最近の少年週刊誌の状況がどうなのか非常によくわかった。ヒットした作品名については、特に最近のものはアニメ化されたもの以外は知らん漫画も多かったけれど、以外と実写ドラマ化されているものが多いのですね。漫画史に関心のある方はどうぞ。ただ、米沢嘉博さんの本などを先に読んでおいた方がいいかも。ページ数の関係からか、マンガのタイトルだけは並べていてもそれがどのような作品かを紹介してへんものが多く、特に古い作品となると若い人には不親切かもしれんね。
ギャンブラーが多すぎる [読書全般]
愛すれどTigers「V字回復!主力復帰で8連敗から4連勝」を更新しました。
今日は出勤日。2週間ぶりにお山の学校に行くと、通勤だけでぐったり。どばどば汗をかき、進路指導室のエアコンで冷え、外に出たら少しばかり降った雨のせいでサウナみたいに暑くてまた汗がどばどば。早く秋になって!
仕事は明後日から本格的に始まる授業の準備が中心。夏休み明けの職員会議も。進路指導室の留守番をしていたら企業が求人票を持ってきたのに対応したりと、夏休み明け初日から気が抜けません。それでも定時に退出。
今日は妻が日帰り帰省。タイガースの試合もないし、帰路の車中で読みかけていた小説をひたすら読む。ノンストップで読ませる面白さで、妻が帰ってくるまでずっと読書。妻が帰宅して夕食を取り、そから残りを一気に読んでしまう。こういう読書、もしかしたらものすごく久しぶりかも。
ドナルド・E・ウェストレイク/木村二郎・訳「ギャンブラーが多すぎる」(新潮文庫)読了。原著は1969年に刊行。なんで今ごろ訳出されたかの経緯は不明なれど、久々のウェストレイクの新刊(?)ということで、楽しみにしていたんやけれど、期待は裏切られなんだ。ギャンブル好きのタクシー運転手チェットはノミ屋に頼んだ万馬券が大当たりしたので、金を受け取りに行く。するとそこにはノミ屋の死体が。警察、対立する2つのノミ屋の胴元、さらにはノミ屋の妹アビーまでがチェットを犯人と疑い追いまわす。アビーの誤解が解け、二人で真犯人を探そうとするが、胴元の二大勢力や、正体不明の殺し屋からつけ狙われ、二人は真犯人を探しつつもひたすら逃げ回るはめに……という話。息をつがさぬ逃走劇が読ませどころ。一難去ってまた一難。やっと負傷を癒すために休んでいたら、立て続けに胴元の親分がやってきて、チェットの目の前で鉢合わせと次々に困難が追っかけてくる。そこを二人がどう切り抜けるか、そして消去法で浮かび上がってきた意外な真犯人とは! しばらく翻訳ミステリはクリスティばかり読んでいたので、こういう手に汗にぎりつつ、コミカルなエンターテインメントは逆に新鮮。なんでこれが今まで訳出されてなんだのか、不思議ですね。ハヤカワミステリ文庫も復刊フェアでたまにはウェストレイクあたりをとりあげてもええんやないですか。短編集「ウェストレイクの犯罪学講座」など、復刊する値打ちはあると思うぞ。本格推理物でも本格冒険小説でもハードボイルドでもない、強いていえばエンターテインメントアクションというのか、とにかく読み始めたら止まりません。こういうの、好きですなあ。ドキドキワクワク、そしてちょっぴりロマンスの香りも。それがごった煮にならず手際よくなおかつ怒涛のように押し寄せる。緩急のつけ方もお見事。まさにこれこそ職人技の逸品。
今日は出勤日。2週間ぶりにお山の学校に行くと、通勤だけでぐったり。どばどば汗をかき、進路指導室のエアコンで冷え、外に出たら少しばかり降った雨のせいでサウナみたいに暑くてまた汗がどばどば。早く秋になって!
仕事は明後日から本格的に始まる授業の準備が中心。夏休み明けの職員会議も。進路指導室の留守番をしていたら企業が求人票を持ってきたのに対応したりと、夏休み明け初日から気が抜けません。それでも定時に退出。
今日は妻が日帰り帰省。タイガースの試合もないし、帰路の車中で読みかけていた小説をひたすら読む。ノンストップで読ませる面白さで、妻が帰ってくるまでずっと読書。妻が帰宅して夕食を取り、そから残りを一気に読んでしまう。こういう読書、もしかしたらものすごく久しぶりかも。
ドナルド・E・ウェストレイク/木村二郎・訳「ギャンブラーが多すぎる」(新潮文庫)読了。原著は1969年に刊行。なんで今ごろ訳出されたかの経緯は不明なれど、久々のウェストレイクの新刊(?)ということで、楽しみにしていたんやけれど、期待は裏切られなんだ。ギャンブル好きのタクシー運転手チェットはノミ屋に頼んだ万馬券が大当たりしたので、金を受け取りに行く。するとそこにはノミ屋の死体が。警察、対立する2つのノミ屋の胴元、さらにはノミ屋の妹アビーまでがチェットを犯人と疑い追いまわす。アビーの誤解が解け、二人で真犯人を探そうとするが、胴元の二大勢力や、正体不明の殺し屋からつけ狙われ、二人は真犯人を探しつつもひたすら逃げ回るはめに……という話。息をつがさぬ逃走劇が読ませどころ。一難去ってまた一難。やっと負傷を癒すために休んでいたら、立て続けに胴元の親分がやってきて、チェットの目の前で鉢合わせと次々に困難が追っかけてくる。そこを二人がどう切り抜けるか、そして消去法で浮かび上がってきた意外な真犯人とは! しばらく翻訳ミステリはクリスティばかり読んでいたので、こういう手に汗にぎりつつ、コミカルなエンターテインメントは逆に新鮮。なんでこれが今まで訳出されてなんだのか、不思議ですね。ハヤカワミステリ文庫も復刊フェアでたまにはウェストレイクあたりをとりあげてもええんやないですか。短編集「ウェストレイクの犯罪学講座」など、復刊する値打ちはあると思うぞ。本格推理物でも本格冒険小説でもハードボイルドでもない、強いていえばエンターテインメントアクションというのか、とにかく読み始めたら止まりません。こういうの、好きですなあ。ドキドキワクワク、そしてちょっぴりロマンスの香りも。それがごった煮にならず手際よくなおかつ怒涛のように押し寄せる。緩急のつけ方もお見事。まさにこれこそ職人技の逸品。