SSブログ

平等と大統領と首相と [教育]

 今日も出勤日。試験監督一コマと、出題した現代社会の試験が一コマ。こちらは特に平均点アップ作戦をとる必要がない。教科書をベースに私独自の教材を使用して、それをもとに試験問題を作っているからね。例えば「平等権」の単元ではただ「法の下の平等」や「外国人差別」「性差別」など教科書に掲載されているものだけやなくまさに「現代」の「社会」のトピックをとりいれて「親ガチャ」について生徒の考えを書かせたりした。その上で「機会の平等」と「結果の平等」の違いについて考えさせたいと思うたからね。「平等権」というとつい「結果の平等」のことととらえてしまう者もいてるやろうから、「法の下の平等」とは「結果の平等」とは限らんということを踏まえたうえで、では「平等」とは何かをとらえさせたいという思いで教材を作った。
 ただ、採点は昨日の世界史の続きをするのがやっと。雑事があれこれとあり、調べ物をしたりしていたら、今日の試験の採点まで手がまわらなんだのです。さて、生徒たちは私の投げかけた課題にどう反応してくれているやろうか。それは月曜日のお楽しみ。ちなみに世界各国の首脳の顔写真を並べて、どこの国の人で名前と肩書を書け、なんて問題も出している。ちゃんと授業でやったのですよ。「大統領」に権力のある国と「首相」に権力がある国の違いとかね。国王のいる国には大統領はいてへんのはもちろん、大統領はいてても象徴的な役割で、首相が実権を持っている国もある。ドイツやイタリアがそう。ファシズムの愚に懲りて、権威と権力をわけているわけですね。カナダの場合は英国王のもとに首相がいてるという、ここらあたりも押さえておいた。さすがにテストにトルドー首相の顔写真を載せるようなことはしてへんけれど。あ、英国王の名前を書かせてもよかったかもしれん。
 ぱらぱらと答案に目を通したら、米国大統領の名前がオバマになったりトランプになったりしてたのには苦笑した。バイデンさん、陰が薄いですよ。
 お山の学校は風が冷たく、体力をかなり奪われた。帰宅後、寝床にしばらくどぶさり、社説のダウンロードなど。夕食後は読書をしたりスマホをいじったり。
 明日は定休日。左耳はまだつまってるから、耳鼻科に行かねば。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校