日本のカルトと自民党 [読書全般]
昨日の夜10時ごろ、妹よりLINEのメッセージで母の再入院を知る。実は夕食後、少し寝ていたんやけれど、同じグループでメッセージを読んだ妻に起こされて知ったのです。どうやらかなり危険な状態なんで、家族は揃った方がよいということらしく、急いで出る支度をして京都方面の阪急電車に乗る。各停の列車しか止まらん駅で、心中焦りつつもこればかりはいくら焦っても仕方なし。11時50分ごろ、病院に着く。
コロナ対策で多人数は病室に入れず。妹たちと入れ替わりで病室に。確かに容体はよろしくない。妹たちと交代で病室に詰め、ほぼ徹夜。始発の電車で妹たちはいったん帰宅して所用をすませる。私と妻はそこから午前中いっぱい病室に。
幸い母の容体はよくないながらも安定し、看護師さんの交代とともに、規定である15分のみの面会に切り替わった。病室にずっと詰めていたので朝食は私がたまたま持っていたチョコレートを食べたのみ。別に遭難したわけではないけれど、急いでたんで食べるものも用意してなんだのです。
妹が来てくれて交代。病院内のコンビニでサンドイッチなどを買い、イートインで朝昼兼用の食事を取る。兄妹全員揃うたところで、あとは病院に託してそれぞれ帰宅することに。阪急の準急で帰阪し、帰宅後私はすぐに午睡。妻は洗濯をしたりしながらビデオデッキのチェック。また勝手に高画質で録画しよって予約していた野球中継が録画でけんところやったとのこと。録画したけれど見てへん映画を削除してくれて、なんとか野球中継は録画でけたし、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」も録画でけた。
野球を急いで見る。試合は投手戦のロースコアで、MBSの中継時間内にすべておさまっていた。
てな訳で、昨晩から老体に鞭打つハードスケジュールでへとへと。明日から授業やけれど、大丈夫かしらん。
橋爪大三郎「日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す」(集英社新書)読了。安倍晋三射殺事件を機にカルト宗教の統一教会と自民党とのずぶずぶの関係が明らかにされた。それでも自民党には統一教会との関係の深かった議員たちはそのまま居座り、反省した様子もないまま大臣など重要なポストについている。本書では、宗教社会学者が「成長の家」から生まれた「日本会議」と自民党との関係、「統一教会」の足跡と、自民党との癒着の歴史を非常にわかりやすく説明した上で、「創価学会」と公明党の関係も含めて政教分離の重要性を説く。宗教団体の組織票が、なぜ民主主義と反しているのか、宗教団体の組織票と労組や経済団体などの組織票とはどのような点が違うのかということを、政教分離の大本である米国の宗教事情から解き明かすところなど、非常に説得力がある。著者が本書で主張しているように、特定の宗教の主張をそのまま政策としている自民党は非常に危険な状態にあると言えるし、夫婦別姓やLGBTQ関連法案での自民党の抵抗、「こども庁」発足にあたって、「こども家庭庁」にむりやり名前を改めさせた背景など、日本会議や統一教会の主張を丸のみしている現状には寒気すら覚える。こういった基本的な知見を示してくれるものは、より多くの人に読まれるべきやと思う。ぜひご一読を。
コロナ対策で多人数は病室に入れず。妹たちと入れ替わりで病室に。確かに容体はよろしくない。妹たちと交代で病室に詰め、ほぼ徹夜。始発の電車で妹たちはいったん帰宅して所用をすませる。私と妻はそこから午前中いっぱい病室に。
幸い母の容体はよくないながらも安定し、看護師さんの交代とともに、規定である15分のみの面会に切り替わった。病室にずっと詰めていたので朝食は私がたまたま持っていたチョコレートを食べたのみ。別に遭難したわけではないけれど、急いでたんで食べるものも用意してなんだのです。
妹が来てくれて交代。病院内のコンビニでサンドイッチなどを買い、イートインで朝昼兼用の食事を取る。兄妹全員揃うたところで、あとは病院に託してそれぞれ帰宅することに。阪急の準急で帰阪し、帰宅後私はすぐに午睡。妻は洗濯をしたりしながらビデオデッキのチェック。また勝手に高画質で録画しよって予約していた野球中継が録画でけんところやったとのこと。録画したけれど見てへん映画を削除してくれて、なんとか野球中継は録画でけたし、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」も録画でけた。
野球を急いで見る。試合は投手戦のロースコアで、MBSの中継時間内にすべておさまっていた。
てな訳で、昨晩から老体に鞭打つハードスケジュールでへとへと。明日から授業やけれど、大丈夫かしらん。
橋爪大三郎「日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す」(集英社新書)読了。安倍晋三射殺事件を機にカルト宗教の統一教会と自民党とのずぶずぶの関係が明らかにされた。それでも自民党には統一教会との関係の深かった議員たちはそのまま居座り、反省した様子もないまま大臣など重要なポストについている。本書では、宗教社会学者が「成長の家」から生まれた「日本会議」と自民党との関係、「統一教会」の足跡と、自民党との癒着の歴史を非常にわかりやすく説明した上で、「創価学会」と公明党の関係も含めて政教分離の重要性を説く。宗教団体の組織票が、なぜ民主主義と反しているのか、宗教団体の組織票と労組や経済団体などの組織票とはどのような点が違うのかということを、政教分離の大本である米国の宗教事情から解き明かすところなど、非常に説得力がある。著者が本書で主張しているように、特定の宗教の主張をそのまま政策としている自民党は非常に危険な状態にあると言えるし、夫婦別姓やLGBTQ関連法案での自民党の抵抗、「こども庁」発足にあたって、「こども家庭庁」にむりやり名前を改めさせた背景など、日本会議や統一教会の主張を丸のみしている現状には寒気すら覚える。こういった基本的な知見を示してくれるものは、より多くの人に読まれるべきやと思う。ぜひご一読を。