歯噛みする門左衛門 [読書全般]
今日も午前中は録画したアニメなどを見たり寿司ばかり読書をして過ごす。昼食後、午睡。夕刻起きて、内科に行く。まだ鼻の調子はよくなく、鼻ポンプ治療の再開はできず。帰宅後、社説のダウンロードなどをしてから、デーゲーム中継を録画で見る。今日はカンテレ。土曜のカンテレはサブチャンネルで4時間たっぷり放送してくれる。1点差で勝っていたけれど、岩崎が打たれて逆転負け。絶対的な守護神がいてへんのがきついなあ。
夕食後、しばらく読書するけれど寝落ち。こんなんばっかりですね。
田中啓文「歯噛みする門左衛門 元禄八犬伝 三」(集英社文庫)読了。本書も2編を収録。表題作はさもしい浪人網干左母二郎は心中ものの水死体を発見してしまう。近松門左衛門が懸命に取材し、なんとか芝居にしたようとするが、ライバルの芝居小屋に先を越されてしまう。並四郎はその芝居小屋で見た軽業師に弟子入りしたが、そこで心中事件の前からその事件そのままの台本が裏方に渡されていたことを知る。さらにまだ起こっていない次の事件の台本についても知ってしまう。かくして左母二郎たちは犬坂毛野とともに心中事件の真相に迫る。もう1編は、寺の門に掲げられていた眠り猫の額を狙う賊と左甚五郎の贋作をめぐり、犬村角太郎と左母二郎たちが猫にまつわる謎の真相に迫っていく「眠り猫が消えた」。いずれも金になるかもしれない事件におなじみの連中が首を突っ込み、人助けをしてしまうという筋立て。左母二郎はますます善人ぽくなってしまうのはシリーズの構成上仕方ないが、そのかわり八犬士たちのキャラクターが誇張されて変人の集まりのようになっているのが面白い。ミステリとして読むと、それほど凝ったことはしてないので幾分物足りないけれど、八犬士に振り回される左母二郎たちの姿を楽しめるシリーズになってきた。まだ伏姫と八つの球の秘密は全く手がかりなしなので、そろそろ進展が欲しいところ。全5巻なので、次巻あたりそろそろ、と期待している。なお、この日記ではタイトルの「歯噛み」を略字体で書いているけれど、本来は正字体。ただ、ネット上では表示されない場合もあるので、やむを得ず略字体を使用した。悪しからず。
明日、6月18日は「たちよみの会」例会の予定です。新型コロナウィルス感染症については5類に分類されましたが、実は患者数は増えていたりするので、今月も13:00~15:00の短縮バージョンで行います。ご参加お待ちしています。
夕食後、しばらく読書するけれど寝落ち。こんなんばっかりですね。
田中啓文「歯噛みする門左衛門 元禄八犬伝 三」(集英社文庫)読了。本書も2編を収録。表題作はさもしい浪人網干左母二郎は心中ものの水死体を発見してしまう。近松門左衛門が懸命に取材し、なんとか芝居にしたようとするが、ライバルの芝居小屋に先を越されてしまう。並四郎はその芝居小屋で見た軽業師に弟子入りしたが、そこで心中事件の前からその事件そのままの台本が裏方に渡されていたことを知る。さらにまだ起こっていない次の事件の台本についても知ってしまう。かくして左母二郎たちは犬坂毛野とともに心中事件の真相に迫る。もう1編は、寺の門に掲げられていた眠り猫の額を狙う賊と左甚五郎の贋作をめぐり、犬村角太郎と左母二郎たちが猫にまつわる謎の真相に迫っていく「眠り猫が消えた」。いずれも金になるかもしれない事件におなじみの連中が首を突っ込み、人助けをしてしまうという筋立て。左母二郎はますます善人ぽくなってしまうのはシリーズの構成上仕方ないが、そのかわり八犬士たちのキャラクターが誇張されて変人の集まりのようになっているのが面白い。ミステリとして読むと、それほど凝ったことはしてないので幾分物足りないけれど、八犬士に振り回される左母二郎たちの姿を楽しめるシリーズになってきた。まだ伏姫と八つの球の秘密は全く手がかりなしなので、そろそろ進展が欲しいところ。全5巻なので、次巻あたりそろそろ、と期待している。なお、この日記ではタイトルの「歯噛み」を略字体で書いているけれど、本来は正字体。ただ、ネット上では表示されない場合もあるので、やむを得ず略字体を使用した。悪しからず。
明日、6月18日は「たちよみの会」例会の予定です。新型コロナウィルス感染症については5類に分類されましたが、実は患者数は増えていたりするので、今月も13:00~15:00の短縮バージョンで行います。ご参加お待ちしています。