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異世界転生や悪役令嬢のこと [読書全般]

 今日も定休日。朝から録画したアニメをせっせと見る。先クールは「推しの子」「マイホームヒーロー」「地獄楽」「天国大魔境」などわくわくするものが多かったけれど、今クールはそこまでのものはない。ただ、第2シーズンということで以前放送されていたものの続きには面白いものが多く、そちらの方が楽しみ。やっぱりある程度の質を保つためには間をあけて製作した方がええんかな。
 最近飽きてきたのが「異世界転生」もの。今クールでは目先を変えて自動販売機に転生したり、パティシエが転生してやはりお菓子を作りたがったりと面白いものもあるんやけれど、よほどのことがない限り、前世の記憶を持って異世界に行くという設定は安易すぎるよなあと思うようになった。
 そのかわり乙女ゲームの悪役令嬢に転生するというパターンのものが今のところは面白い。バッドエンドになることがわかっているので、いかにそれを回避するかというところでいろいろと工夫の余地があるからやろう。ただこれもあまり多すぎるときっと飽和状態になるやろう。
 それにしても、若い書き手はなんで受けたジャンルに殺到して同じもののバリエーションを書きたがるのかなあ。「小説家になろう」などのサイトからそういう書き手が次々と出てきているみたいやけれど。書き手も読み手も「お約束」がある方が安心して読める、ということなんかな。そういう意味では書店に行ったら新しい時代小説が次々と出てきていて、そこにはかつてSFでデビューした人たちもけっこういてたりするんやけれど、いくつか手に取ってみても何か同じようなパターンのものが多いように感じる。ここでも「お約束」の上で書く作家と読者が多数いてるということなんやろうなあ。
 ただ、それに便乗して「なろう」サイトに投稿しようかと思うても、私には無理。設定などを考えてみたりもする。アニメ化されたりしたら一攫千金などといういやらしい下心でそういう設定を考えてみるんやけれど、やっぱりほんまに書きたいと思うものでないものを邪心から書こうとしても、いざ書こうと思うても文章が頭に浮かんでこん。あるいは情景を脳内に描いたりもでけん。
 学生時代、大学の創作サークルの先輩に「小説はテーマ」と教えられたけれど、一攫千金を狙う邪心にはテーマがないということか。あ、一攫千金を狙う邪心を抱いた奴を主人公にして異世界に転生させたら書けるかも。書かれへんて。
 午後は午睡、夜はナイター中継。今日はサンテレビ。タイガースがカープを下して1日で首位に返り咲いた。
 明日は外出予定。毎日猛暑で、明日も暑くなりそう。嫌やなあ。

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