SSブログ

キダ・タローの死 [追悼]

 今日は出勤日。考査前最後の授業が4コマ。とにかく予定の試験範囲まで全クラス進めておかなあかん。多少しんどくても今日は必死のパッチで仕事をせんならんかったんですわ。
 放課後、まだまだ作業の続き。疲れて頭が働かん。こんな時は必ず失敗してしまう。少しゆっくりめの退出。
 パソコン故障中やけれども明日以降、手書きで作業の続きをできるように宿題を持ち帰る。
 帰宅後、ナイター中継を追っかけ再生で見る。今日はサンテレビが名古屋から中継。試合終了まできっちりと見て、その後大相撲中継の録画を見る。霧島はやはり力が入っておらず、苦しい土俵。
 眠くなってきたけど、社説のダウンロードなどをする。
 そしたら、ニュース速報で作曲家のキダ・タローさんの訃報。享年93。死因はまだ非公表。
 愛聴盤の中に、「浪花のモーツァルト、キダ・タローのすべて」がある。子どもの頃から慣れ親しんだコマソンやテレビ主題歌など、音源が手に入るものを網羅したもの。
 ずっと以前、川縁の学校に勤務していたころ、吹奏楽部の顧問をしていたある先生がけっこうマジで「浪花のモーツァルト」という愛称に対して怒っていたのを覚えている。クラシック音楽を一段上のものと考えてる方やった。
 私はええ曲はジャンルを問わず好きな方なんで、そんなにマジで怒らんでもええのになあと思うたのを今も覚えている。
 言葉のイントネーションを大切にする作曲家やった。しゃべった時の音を自然にメロディにし、歌詞の変なところで曲が途切れたりするのを嫌うたはった。そういう音作りやったから、耳に心地よく、親しみやすいメロディを作り続けられたんやろう。最高傑作はやはり「アホの坂田」かな。「アホ、アホ、アホの坂田。アホ、アホ、アホの坂田」というフレーズを本格的なバックコーラスで展開するイントロはいつ聴いても感動する。
 大阪のテレビ番組には欠かせない音楽家として、その名は数多くの曲と共に残るやろう。
 謹んで哀悼の意を表します。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽