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はかどらぬ日 [日常生活]

 今日は一日中なんだか不調。午前中にアニメを見るのもはかどらず、夕刻、読書をするもはかどらず。夕食後は寝落ち。はかどったのは午睡ばかり。せめてプロ野球中継でもあればメリハリがついたんやろうけれど、リーグ戦再開は明日から。
 妻も一日中なんだか不調やったみたい。二人そろってはかどらぬ一日やった。
 こういう日もあるか。
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噂 殺人者のひそむ町 [読書全般]

 愛すれどタイガース「西勇輝、古巣から今季初完封」を更新しました。

今日も出勤日。快晴なり。とにかく暑く、体力の消耗が激しい。4コマの授業のうち、3コマは生徒に見せたかったマララ・ユフスザイさんのスピーチや、アドルフ・ヒトラーの演説、映画「独裁者」でのチャーリー・チャップリンのラストの演説などを見せる。知識を詰めこませるだけではいかん、自ら学び取る力をつけよ、という文科省の方針の下、教科書に書かれている知識を伝達するのではなく、私自身が心から見せたい映像を見せ、そこから生徒たち自身の力で学び取ってもらいたい。ほんまは試験範囲なんか度外視して「独裁者」や「ヒトラー最後の12日間」、「帰ってきたヒトラー」などの映画を立て続けに見せたいくらいですけど、共通テストに必要な知識も伝授せんならんから、そこまで好き勝手にはでけへんのですよねえ。
 定時に退出し、帰宅して寝床でどぶさっていたら、つい寝落ち。夕食時に妻に起こしてもらう。その後しばらく読書。明日はしっかり休みたい。
 レスリー・カラ/北野寿美枝・訳「噂 殺人者のひそむ町」(集英社文庫)読了。舞台はイギリスの地方都市。シングルマザーのジョアンナは、黒人のパートナーとの間に生まれたミックスの一人息子アルフィーが町の子供たちに受け入れられるようにとするあまり、母親たちとの会話に、かつて10歳で殺人を犯した女性が更生プログラムを終えて別な名前でこの町にひそんでいるという噂をつい口にしてしまう。彼女が口火を切ってしまった噂は、無関係な人物への攻撃に飛び火したり、また自分のSNSへ脅迫めいた書き込みがなされるなどして彼女を不安に陥れる。パートナーのマイクルはフリーの記者で、その殺人者について調べている。二人はついにその殺人者に関する重要証言をとりに行くのだが、その間に、その殺人者の被害家族が動き始め……という話。話をそらすためにした聞きかじりの噂話を口にした、ただそれだけのことが主人公をさいなんでいく。そのタッチは絶妙。また、町にひそむ殺人者の世を忍ぶ仮の姿はだれなのかという謎に迫る描写も、手掛かりの少なさからなかなか困難で、読者を惑わせる。非常にスリリングであり、殺人者の正体と、被害家族とのやり取りなども、人の心の闇をえぐり出す。難を言えば、殺人者の正体と主人公の関係など、ちょっとおもしろくするために都合の良すぎる展開になってしもうているところが残念。本書が作者のデビュー作とのことやけれど、読者にサービスしすぎた感がある。ただ、そやからと言うてがっかりしてしまうほどのものではなく、ちゃんと読者サービスは効果をあげている。残念ながらこれ以降の作品はまだ邦訳がないけれど、その後、どれだけの力をつけたか読んでみたい作家ではある。
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土砂降りのち快晴 [日常生活]

 朝から土砂降り。坂道の学校に着いた時には足元がびしゃびしゃ。特にズボンのすそがひどく濡れる。こういう日に限って、登校指導の立ち番なんやなあ。まあ、自転車に乗ってくる生徒は少なく危険な場面はなくてよかったけれど。ますます足元はずぶぬれ。
 2時間目から3コマ連続の授業でもうへとへと。午後からはグロッキー状態。雨は昼頃にはやみ、退出するころには快晴。天気予報通りになったけれど、朝の土砂降りにはほんまにまいった。
 帰宅後、追っかけ再生でナイター中継を見る。雨天で延期になっていたファイターズとの交流戦の予備日で、これで交流戦は終了。テレビ中継はytv。もともと日程外の試合、なんとかねじこんでくれてありがたい。サブチャンネルで6時過ぎから中継してくれたのもありがたい。帰路の車中で試合の頭だけDAZNで見ておいた。
 試合は延長戦になって10時前までかかる。中継延長はなかったけれど、中継してくれただけで感謝せねば。9時以降はDAZNで続きを見る。
 試合終了後、スマホで社説のダウンロード。さすがに寝落ちしかけたけれど、何とか目覚めた。でもまだ眠い。日記を書いたりしてからすぐに寝よう。明日は真夏の暑さとか。ほんま、体に悪い天候ですこと。

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キング牧師のカリスマ性 [教育]

 今日は出勤日。土日と出かけたので結構疲れがたまってたらしく、空き時間は最低限の仕事しかできてないけれど、なんとか授業もできた。授業では差別と平等について教えているんやけれど、YOUTUBEで見つけたマーティン・ルーサー・キングJr.牧師のワシントン大行進の時の有名な演説の動画を見せている。
 あの「I have a dream that one day on the red hills of Geogia,the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.(私は夢見るのです。いつの日にか、ジョージアの赤い丘の上に、かつての奴隷の息子らとかつての奴隷主の息子らが兄弟愛というテーブルにいっしょになって腰を下ろすことになるであろうことを)」という演説ですね。
 で、何度もこの演説を聞いていると、あのアドルフ・ヒトラーのプロバガンダ演説と同じ手法を使うているみたいやなあと感じたりする。むろん演説の目的が違うから、ヒトラーとキング牧師をいっしょにするわけやない。ヒトラーは仮想敵を作って憎しみをかきたてるための演説、キング牧師は現実に起きている差別から黒人を解放するための演説。全く別物なんやけれど、手法としては同じ言葉を印象に残るように繰り返し繰り返し使い、次第に語調を強めて聴衆を熱狂させるところが共通している。
 この演説やと「私には夢がある」を何度も繰り返し、また、「自由の鐘が鳴る」を何度も繰り返して印象づけていて、繰り返されるごとに聴衆が熱狂していっている。そやから「あのキング牧師の“I have a dream”の演説」でだいたい通じるのですね。
 そういう意味ではキング牧師もまたカリスマ的な人物やったんやなあと強く感じた次第。
 放課後は事務作業をすませて、定時に退出。帰宅後は社説のダウンロードやら読書やら。夕食前についうとうと。食後は眠ってへんけれど、眠気は残っている。外は雨。明日の立ち番もまた雨か。なんか火曜日によう降るなあ。

 昨日の日記のおがわさとしさんの経歴について、ご本人から間違いの指摘がありました。おがわさんは教授まで昇任してはりました。また、定年前に自ら早めに辞任したとのことです。ここに訂正し、小川さんや読者の方々にお詫びいたします。経歴って大事やもんなあ。ほんま、申し訳ない。

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美麗なる作品集 [日常生活]

 今日は「たちよみの会」例会。今月は古参会員Y氏のほか、漫画家のおがわさとしさんが久々に顔を出してくれた。早速Y氏に「おがわ君、大活躍やなあ」などといじられている。なにしろSF大賞、直木賞作家の小川哲さんと読みがいっしょなもので、結構あちこちでいじられているんやろうなあ。おがわ君は軽くいなしていたけれど。
 京都精華大マンガ学部の教授を定年前に辞任した後、非常勤講師や出版の編集の仕事などをしているけれど、むろん本業は漫画家。自費出版の作品集ができたというので、私とY氏の分を持ってきてくれたのです。3冊とも実にデザインセンスが良く、美麗ですばらしい。コミティアで販売したとのこと。また、久しぶりの商業出版もあるとのことで、そちらも入手次第この日記でご紹介いたします。過去の作品などはamazonでキンドル版が販売されているので、おがわ君に成り代わって宣伝しておきます。「おがわさとし」と平仮名で検索してください。
 近況報告などをしたりしてから、「丸善」へ移動。おがわ君は「丸善」で本を見たりしてから帰り、私とY氏は「ドトールコーヒー」でおしゃべりの続き。5時を回ったあたりで散会。阪急で帰阪。
 帰宅後、昼間録画しておいたデーゲーム中継を見る。地上波ではABC、BSではBS-TBSで中継。サブチャンネルで試合終了とインタビューまで放送延長してくれるBS-TBSを録画予約しておいた。解説は槇原さん。わざわざ福岡まで出張ですか。試合は才木の好投と前川のグランドスラムで連敗ストップ。才木は毎試合勝つたびに連敗を止めているなあ。
 夕食後、社説のダウンロードや読書など。さあ、また明日からお仕事。クラスによってはDVDを見せたりするかもしれん。とにかくあの手この手で生徒を引き付けたいのです。

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若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある [読書全般]

 今日は月例の京都の医者行き。朝から録画した番組を見てしまい、昼前に出発。薄雲はかかっていたけれど、暑い。阪急の快速特急で上洛。座りたかったけれど、外国人客が開いた座席をまるまる荷物置き場にし、スーツケースなどで満杯。下車駅に着いたところで車掌がその客に注意していた。もっと早く車掌に言うたらよかった。
 診療後、いつものように母の施設に面会に行く。今月から面会時間が20分間になったので、ちょっとゆっくり話ができた。もっとも「なんですかあ」と何度も聞き直されたりしたけれど。元気そうで何より。阪急の特急で帰阪。復路は座れた。やれやれ。
 帰宅後、少し午睡。夕刻、社説のダウンロードなどをしてから、DAZNの配信でプロ野球観戦。なんでかしらん、今日だけタイガースの試合は関西での中継はなく、BSもなし。福岡からの中継やから、サンテレビもネットする局がなかったのかな。ライオンズ戦やとテレ玉、マリーンズやとちばテレとネットしてるけどね。試合はビーズリーが今季初KO。6点差をひっくり返すほどの打線のつながりはない。明日はytvでデーゲーム中継があるからええけどね。
 スマホで野球を見ながら夕食というお行儀の悪いことをしてしまう。生徒には見せられんなあ。
 田中啓文「若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある」(実業之日本社文庫)読了。(おそらく)新シリーズの開幕。田中さんには珍しく江戸が舞台。もっとも探偵役の若旦那は大阪の商家のぼんぼんで、道楽が過ぎて勘当され、東下り。江戸で昔命を助けた岡っ引きの伴次のもとに転がりこむ。「猪はどこに行った」では忠臣蔵の芝居をかけている花形役者の死を、「黙って座れば殺される」ではインチキ占い師に騙された商家の女将が心中に見せかけた死体で発見され、「七不思議なのに八つある」では貧しい稽古屋の若いお師匠さんが言い寄る侍を殺してしまったことから強請られる事件をそれぞれ若旦那が解決する。物語はすべて倒叙推理もの。まず殺人のシーンが描かれ、若旦那がしつこく下手人のもとに現れて問い詰めるというもの。おそらく田中さんは一度「刑事コロンボ」をやってみたかったに違いない。私と同様、中学生くらいの頃、コロンボに夢中になっていたと思われる。ただし、日本版コロンボは「福家警部補」や「警部補古畑任三郎」という秀作がすでにあるから、時代小説でやってみたというところか。居候の若旦那は下手人を油断させる格好のキャラクター。お得意の地口も入れこみながら、歌舞伎などの考証も例によってしっかりとやっている。そういう意味では安心して読めるけれど、下手人の犯行は完全犯罪やないので、たやすく謎が解けてしまうところが幾分物足りないかな。どちらにしても安心して楽しく読めるいつもの田中啓文節であります。

 明日、6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。

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大相撲の不思議3 [読書全般]

 今日も定休日。ゆっくり目に起きたので、昨夜以前に録画したアニメを見たけれど、少しだけ残してしまう。まあ仕方ない。昼食後、午睡。寝いてる間に妻は日帰り帰省。夕刻起き、スマホで社説のダウンロードなどをしてから追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はNHKの地上波とBS朝日。どちらも完全中継してくれるんやけれど、ローカル民放の中継は、公平に実況しようとしていてもついつい地元チームへの愛がこぼれだしてしまうのが楽しいので、BS朝日を録画。解説は今福さん。おお、中継ぎ投手でジャイアンツにも在籍した非常に地味な選手ではないですか。ローカル放送ならではの「この人が解説してるんや」的な人材ですね。関西では狩野さんとか、広島では天谷さんとか。現役時代の実績からいうとキー局では決して起用されへんよな、という人選。試合は伊藤将投手が好投したけれど、モイネロ投手の前に例によって「あと1本」が出ず完封負け。
 試合途中で妻が帰宅し、夕食。試合終了後、しばらく読書。
 パソコンを立ち上げ、昨日古いパソコンから取り出したデータが新しいパソコンで見られるかどうかを確認。前のパソコンで途中になっていた作業などを行う。
 内館牧子「大相撲の不思議 3」(潮新書)読了。月刊誌連載をまとめた第3弾。本巻では巻末にやはり相撲通の嵐山光三郎さんと南伸坊さんとの鼎談も収録されている。連載時に問題になっていた白鵬のエルボースマッシュに対するまっとうな批判などその折々のトピックスもあるけれど、特に「女人禁制」については古い経文などを引用したりしながら、なぜ女性が「不浄」とされていたのかを解き明かしていく。そして、「土俵が神聖で女性をあげられないというのなら、クールビズの軽装で表彰式に登壇する国会議員に対して正装しないと土俵にはあげられない」と協会は突っぱねるべきだ、と説く。むろん、横綱審議委員当時に協会幹部にもそのように訴えたが、誰一人それに対してまともに答えられなんだそうや。正装についての挿画で南伸坊さんはあの「パンアメリカン航空会社のD・ジョーンズさん」を描いている。ジョーンズさんはちゃんと黒紋付の羽織袴姿やった。ジョーンズさんは土俵の神聖さをちゃんと理解してはったんやという事がわかるのですね。鼎談では横審当時のエピソードなどが様々に語られ、とても楽しい。相撲ファンにはまたもこたえられん一冊です。
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桂ざこばの死 [追悼]

 今日は定休日。朝から昨夜録画したアニメ「この素晴らしい世界に祝福を」や水曜までたまっていたアニメを見る。疲れがたまっていて、ちょっとうとうとしてしもうたりしたけれど。見られなんだ分はまた明日にという事で。
 パソコン修理のサービスセンターに電話し、担当の方から折り返し連絡をもらう。出荷時には起動していたという事で、比較的近くに来てはって、12時ごろに来訪。前回同様マンションのロビーで起動スイッチの部分を見てもらう。ちょっとてこずってはったけれど、なんとか起動。やれやれです。
 すぐに再起動し、内臓HDをまるままメモリスティックにコピーさせ始める。これがなかなか時間がかかっていて、午後11時半を過ぎてもまだコピー作業は続いている。寝る前までには終わると思うけれど。とにかくデータのコピーさえできたらええんやしね。なんとかなりそうでやれやれです。
 昼食後は午睡。かなり疲れていたのか爆睡。夕刻起きて追っかけ再生でナイター中継を見る。今日は地上波はカンテレでBSはBSフジ。というても放送時間が違うだけで内容は同じ。なにしろBSフジの放送やのに、放送席にはカンテレのマスコット「ハチエモン」がでかでかと貼られているもんね。解説は鳥谷さんと糸井さん。しあいはさくさくと進み、放送延長なしで収まる。ただ、西投手へのヒーローインタビューは途中で切れてしもうたので、そこだけDAZNで見直す。そのあとは寝床で社説のダウンロードや読書など。
 落語家二代目桂ざこば師匠の訃報に接する。享年76。死因は喘息。朝丸時代から知ってるからなあ。でもまだ80にはなってなんだんや。若くで売れたんやなあ。ショート落語の「動物いじめ」とか聞いていたし、「ウィークエンダー」で事件レポーターをしているのも見ていた。上岡龍太郎さんと「朝丸・上岡、俺に言わせろ」で激論していたなあ。その途中で二代目ざこばを襲名しはったんや。途中から「ざこば・上岡」にコーナーのタイトルが変わったときは変な感じがしたな。私は小米から枝雀に襲名したときとかはよう覚えてへんから、本格的な襲名の時期に接したというのはざこば師匠の時が初めてやったかもしれん。のちに米朝一門を中心に上方落語でも大名跡を襲名する落語家が増えたから、今はもう慣れたけれど。
 古典落語ではやっぱり「強情」かな。「ろくろ首」も面白かった。東京落語を移植した「子は鎹」もよかった。そんなに器用な落語家さんやなかったから、得意ネタを磨いていくほうやったと思う。そやから「ざこば・鶴瓶、らくごのご」の三題噺では器用にまとめる鶴瓶師と強引に攻めるざこば師の対比が際立っていて非常に面白かった。あの組み合わせは絶妙やったと今でも思う。
 私としてはゼロサム知事の応援団みたいなことだけはしてほしくなかったと、それは今でも思うてます。あの人物のどこを気に入ったのか。水と油みたいに見えるんやけれどなあ。
 枝雀師の死、米朝師の死、吉朝師の死などを経て、上方落語界でも重鎮扱いされるようになっていたけれど、ほんまはセンターに立つ人やなく、米朝師のような大きな柱があって、その周りでやんちゃしているというポジションが一番合う落語家さんやなかったかと思う。何度か生でも聞いていたけれど、多少噛んでもとちってもとにかく力押しに押す高座の迫力は他の落語家にはないもんやったと思う。「冥土筋」の米朝一門会はますます見ごたえ聞きごたえのある会になりそうですな。
 謹んで哀悼の意を表します。

 6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。

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天才肌の弱点 [プロ野球]

 今日も出勤日。朝は何とか起きられたけれど、その時点でもうばてている。そやからというて、授業の進度を考えたら水曜日には1クラスだけ遅れているクラスの授業があるので休まれん。なんとか出勤。とにかく蒸し暑く、フェイスタオルが手放せん。ちょっと油断したら汗だくだく。
 7時間目までなんとか授業を進め、来週の教材を印刷したりしてから少し遅めの退出。
 梅田で書店に寄ったり、コンビニでたばこを買うたりしていたら帰宅が思うていたより遅くなる。すぐに追っかけ再生でナイター中継を見る。地上波ではカンテレ、BSではBSテレ東が中継。完全中継予定のBSテレ東で見る。解説はタイガースOBの西岡剛さんとバファローズOBの坂口智隆さん。普段は聞くことのでけんコンビ。それはええんやけれど、タイガースは全く無抵抗の完封負け。あのね、岡田はん、なんか抵抗してよ。リリーフはかなり休ませてるんやから、先発の大竹が苦しくなったら細かく継投して失点を防げるでしょう。相手投手に対しても各選手は淡白な打撃で5回表まで完全試合ペース。やっとランナーが出ても代走を出して撹乱するでもなし、セーフティバントやセンター返しをしつこくして食い下がるでもなし。四番には相変わらずヒットの出なくなった近本を据えている。タイプとしては長打の出る森下あたりを思い切って四番に抜擢してもええのに。
 岡田はんはこと野球に関しては天才肌で、試合前からもう勝敗が見えてしまうんやないかというきらいがある。交流戦に入る直前に「こんなんやったら交流戦では打たれへん」と断言していたけれど、その通りになっている。解説者やったらそれでええ。監督やったらそこを何とかするのが仕事でしょう。あかんと見通したら、なんもせんのは前の監督の時と同じ。ジャイアンツに大逆転を許して退任した2008年、毎日サヨナラ勝ちで選手は盛り上がってるのに「こんな勝ち方では優勝でけん」と冷や水をぶっかけ、この試合で負けたらもうあかんという試合にリーソップというあてにならん新外国人投手を先発させて惨敗し、優勝を逃した。負けるんやからだれを先発させても一緒、みたいな謎の起用。今でも忘れられん。なんとか流れを引き戻そうとあがいたりしないのですね。
 この交流戦もそう。もっとあがいてなんとか流れを引き戻してほしいのに、何もしない。
 かつて長嶋茂雄監督は自分で起用した代打選手を送り出した後で、ベンチで「打てないな」と言うたという。彼もこと野球に関しては天才肌。岡田はんに通じるものを感じる。あかんと見通しているんやったら起用すんなよ、と言いたくなる。きっと今日の試合も「負けたな」と最初から見通していたんやろう。そやからもがいたりあがいたりしない。もしかしたらそれで見通しが変わるかもしれんのに。
 きっと今季が終わったところで契約通り退任するんやろう。でも、契約の中には指導者の後継を育てるという内容も含まれていたはず。現状、そうしようというような動きもない。あがく監督やったらコーチの入れ替えとか指揮権を後継者と目した人物に任せてみるとかしそうなもんやけれど、今のところその様子もなし。
 天才肌の監督はうまくはまればチームを日本一に導くこともできるかわりに、あかんとなったら何もしない。おそらく岡田はんは今季の結果ももう見通しているんやろう。
 そやからこそいう。岡田はん、あがけよ、もがけよ。古手のファンとしては動く気のない監督なんかいらんのです。江本さんの“名言”をもじってこう言いたい。
 ベンチが天才やから野球がでけへん。

 6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
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烏は主を選ばない [読書全般]

 朝、アラームで目覚めるがすぐに起きられず。それでも起きてからはサクサクと動き、早めに家を出られる。今日も出勤日。午前中3コマ連続の授業はさすがにきつい。空き時間は課題プリントの採点や、生徒に見せるためのBD「映像の世紀」と「チャップリンの独裁者」の内容確認。あまり時間に余裕がないので、どの場面をピックアップするか社会科教室にあるデッキを使い、見ていたら、ついつい「独裁者」の「地球儀のダンス」や「ハンガリー舞曲第5番の髭剃り」など名場面を見てしまう。生徒に見せるつもりのない場面なんですけどね。特に「髭剃り」は社会科の内容と全く関係ない。見せたいのはラストのチャップリンの渾身の名演説なんやけれどね。いつ見ても、あの時期にこんなシーンをよく撮ったもんやと思うなあ。
 定時には退出し、帰宅後、寝床でどぶさり社説のダウンロードなどをしていたら夕食前なのに寝落ち。目覚めたらもう8時を回っていた。妻に起こされて夕食。パソコン修理の件に関しては明日電話しよう。食事をとりながら、追っかけ再生でナイター中継を見る。地上波はMBSやったけれど、BSはBS朝日。完全中継をしてくれるBSを選んで録画予約を入れていた。テンポの良い投手戦で試合は早く終わったけれど、とにかく打線が打てん。満塁で見逃し三振するかミエセス。一発を期待される打者やったら空振りでええから打つ気概を見たかった。
 阿部智里「烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2」(文春文庫)読了。デビュー作でもある前巻では後宮に入ろうとする女性たちを軸に物語が進み、肝心の金烏である若宮はチョイ役。実は前巻で女性たちが家の威信をかけて火花を散らしていたあいだ、若宮が何をしていたかが本巻で描かれる。狂言回しとして、急遽若宮の側仕えをすることになった少年、雪哉。前巻ではやはり急遽お妃候補となったあせびが狂言回しやった。かれらは状況が全く分かってへんという設定。つまり、読者の代わりなんですね。読者は彼らといっしょに事件に巻きこまれ、そして真相に近づいていく。ここらあたりの構成が実にうまいと唸らせる。本巻では若宮の兄を金烏代にさせようとする勢力と金烏の暗闘が描かれる。ここらあたりはもうすでにテレビアニメで見てストーリーはわかっていたけれど、アニメでは描き切れなかった内面描写など、思わず引きこまれてしもうた。いやあ、こういう2巻で裏表という仕掛けをデビューした時点でやってしまうという作者の力量に脱帽。さて、次巻からは全く白紙で読むことになる。非常に楽しみですねえ。

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