公衆電話がない [日常生活]
愛すれどタイガース「ライオンズに3連勝で再浮上」を更新しました。
今日は勤務日。昨夜は降雨で、そのためか朝出かけるときは少しひんやり。新聞休刊日なんで、コンビニで日刊スポーツの即売版を買うて車中で読む。そういえば朝の電車でスポーツ新聞を読んでいるおっさんというのは昔は必ずいたけれど、最近見かけんなあ。というわけで、今日は私が最近見かけんスポーツ紙を読むおっさんになったのでありました。
仕事はそれなりにでき、明日以降の準備もできた。定時に退出し、梅田の紀伊国屋で田中啓文さんの新刊を買い、帰宅。寝床で読書。「八咫烏シリーズ」も読み始めたら途中でやめられんなあ。
パソコンの修理に関しては連絡は取れず。私のスマホは送話マイクが壊れているので電話としての機能は果たせんし、坂道の学校には事務室前に公衆電話はないし、昼休みに外に出て探したけれど見当たらんし。そのため担当者に直接連絡はできず。帰宅してサービスセンターに電話しようか迷う。明日、担当者に自宅に電話をしてもろうても私は仕事やしなあ。職場に電話をかけてもらうというのはちょっと気が引ける。
明日、もう一度公衆電話を探してみよう。行きのバスの中から外を注視して緑色の電話を見つけるんや! 無理やったら帰宅してからサービスセンターに電話をしよう。それやったら木曜に自宅へ連絡してもらうということでいけるからな。
6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
今日は勤務日。昨夜は降雨で、そのためか朝出かけるときは少しひんやり。新聞休刊日なんで、コンビニで日刊スポーツの即売版を買うて車中で読む。そういえば朝の電車でスポーツ新聞を読んでいるおっさんというのは昔は必ずいたけれど、最近見かけんなあ。というわけで、今日は私が最近見かけんスポーツ紙を読むおっさんになったのでありました。
仕事はそれなりにでき、明日以降の準備もできた。定時に退出し、梅田の紀伊国屋で田中啓文さんの新刊を買い、帰宅。寝床で読書。「八咫烏シリーズ」も読み始めたら途中でやめられんなあ。
パソコンの修理に関しては連絡は取れず。私のスマホは送話マイクが壊れているので電話としての機能は果たせんし、坂道の学校には事務室前に公衆電話はないし、昼休みに外に出て探したけれど見当たらんし。そのため担当者に直接連絡はできず。帰宅してサービスセンターに電話しようか迷う。明日、担当者に自宅に電話をしてもろうても私は仕事やしなあ。職場に電話をかけてもらうというのはちょっと気が引ける。
明日、もう一度公衆電話を探してみよう。行きのバスの中から外を注視して緑色の電話を見つけるんや! 無理やったら帰宅してからサービスセンターに電話をしよう。それやったら木曜に自宅へ連絡してもらうということでいけるからな。
6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
秋期限定栗きんとん事件 [読書全般]
今朝も昨日録画したアニメ「烏は主を選ばない」、「怪獣8号」や「ブンブンジャー」、以前録画したドラマなどを見てから昼食。食後、少し午睡。修理に出したパソコンが2時から4時の間に届くという事で、読書などしながら待つ。3時半ごろに「パソコン宅急便」で到着。パソコンに特化した宅急便があるんやね。知らなんだ。
箱は夜にあけることにして、読書の続きや社説のダウンロードなどをしてから、昼に録画したデーゲーム中継を見る。今日はABCとNHKBSの両方で中継があったので、試合終了まで確実に放送してくれるBSを録画した。才木がノーヒットノーランをするかという投球をし、惜しくも8回にヒットを打たれたけれど、完封リレーでライオンズに3連勝。来週はバファローズとホークスという強敵。ここらに勝ち越したらほんまもんなんやけどね。
夕食後、パソコンの箱を開く。故障していたACアダプタのジャックは無事に差しこめ、充電ランプがついている。ところが、起動スイッチを押してもうんともすんとも。充電が足りてへんのかと、読みかけの本を読んでしまい、再度スイッチを押す。やはりうんともすんとも。なんたること。故障してなんだ箇所が壊れているんやないか。「もし起動しない場合はデータのサルベージをしてほしい」というてたのに。起動するかどうかの確認もしてへんのか。これでは納得がいかん。今日は時間も遅いし、明日再度電話して相談することにしよう。カスハラにならんように口調には気をつけんといかんな。
米澤穂信「秋期限定栗きんとん事件 上・下」(創元推理文庫)読了。「小市民」シリーズ第3弾。前作でコンビ別れした小鳩君と小山内さん。今回は全く別行動。そのかわり、新聞部の瓜野君が市内で起こる連続放火事件を校内新聞で取り上げ、友人の氷谷君や新聞部員を巻きこんで、次の放火場所を紙面で予測したりする話が中心となる。その間、小鳩君は同じクラスの仲丸さんと交際を始め、小山内さんは渦中の人である瓜野君と交際を始める。放火予想日に新聞部員を動員して犯人を見つけようとする瓜野君が現場で見つけた人物は……という話。小鳩君と瓜野君の一人称が交互に書かれ、放火事件のなぞ解きをしようとする瓜野君と、そのつもりはなかったのに事件解明を始めたらやめられなくなる小鳩君、事件の影に常にちらつく小山内さんの姿が描かれ、いろいろと張られた伏線が最後には一つに収束する。やっと読み応えのある本格ミステリになったという感じ。「小市民」を目指しているふたりは、それぞれ普通の彼氏彼女の前で「小市民」になることができるのかというのも読みどころのひとつ。ここまでのシリーズの中では最も楽しめた。のこりは外伝と完結編の2冊。秋のアニメ放送開始までには読んでしまえると思う。ただ、これは京都アニメーションの手になる「氷菓」みたいにうまくアニメ化できるんやろうか。どのエピソードをメインに持っていくかで出来不出来が分かれそうな気がするな。
箱は夜にあけることにして、読書の続きや社説のダウンロードなどをしてから、昼に録画したデーゲーム中継を見る。今日はABCとNHKBSの両方で中継があったので、試合終了まで確実に放送してくれるBSを録画した。才木がノーヒットノーランをするかという投球をし、惜しくも8回にヒットを打たれたけれど、完封リレーでライオンズに3連勝。来週はバファローズとホークスという強敵。ここらに勝ち越したらほんまもんなんやけどね。
夕食後、パソコンの箱を開く。故障していたACアダプタのジャックは無事に差しこめ、充電ランプがついている。ところが、起動スイッチを押してもうんともすんとも。充電が足りてへんのかと、読みかけの本を読んでしまい、再度スイッチを押す。やはりうんともすんとも。なんたること。故障してなんだ箇所が壊れているんやないか。「もし起動しない場合はデータのサルベージをしてほしい」というてたのに。起動するかどうかの確認もしてへんのか。これでは納得がいかん。今日は時間も遅いし、明日再度電話して相談することにしよう。カスハラにならんように口調には気をつけんといかんな。
米澤穂信「秋期限定栗きんとん事件 上・下」(創元推理文庫)読了。「小市民」シリーズ第3弾。前作でコンビ別れした小鳩君と小山内さん。今回は全く別行動。そのかわり、新聞部の瓜野君が市内で起こる連続放火事件を校内新聞で取り上げ、友人の氷谷君や新聞部員を巻きこんで、次の放火場所を紙面で予測したりする話が中心となる。その間、小鳩君は同じクラスの仲丸さんと交際を始め、小山内さんは渦中の人である瓜野君と交際を始める。放火予想日に新聞部員を動員して犯人を見つけようとする瓜野君が現場で見つけた人物は……という話。小鳩君と瓜野君の一人称が交互に書かれ、放火事件のなぞ解きをしようとする瓜野君と、そのつもりはなかったのに事件解明を始めたらやめられなくなる小鳩君、事件の影に常にちらつく小山内さんの姿が描かれ、いろいろと張られた伏線が最後には一つに収束する。やっと読み応えのある本格ミステリになったという感じ。「小市民」を目指しているふたりは、それぞれ普通の彼氏彼女の前で「小市民」になることができるのかというのも読みどころのひとつ。ここまでのシリーズの中では最も楽しめた。のこりは外伝と完結編の2冊。秋のアニメ放送開始までには読んでしまえると思う。ただ、これは京都アニメーションの手になる「氷菓」みたいにうまくアニメ化できるんやろうか。どのエピソードをメインに持っていくかで出来不出来が分かれそうな気がするな。
身代わりの女 [読書全般]
今日も好天。それでも午前中はアニメ「ザ・ファブル」や「変人のサラダボウル」などを見てから、たまっているドラマを何本か見て、昼食後は午睡。夕刻後、起きてすぐに内科医へ。血圧の薬を処方してもらう。調剤薬局を出て、コンビニの前に行ったら、年配の女性から声をかけられる。老々介護というやつで、なんと100歳になる御母堂を車椅子から自動車に移動させるのを手伝うてほしいとのこと。確かに一人では無理。もっと若い人に声をかけたけれど、急いでいると断られたとのこと。私は急いでいるわけではないし、施設に入っている母のことを思うとお互いさまという気持ちにもなり、快く介助。とはいえ御母堂は寝ていて重い。失礼ながらお尻に手をまわして車の座席に何とか移動させた。そのあと少しばかり御婦人の話を聞く。誰かにそのしんどさを聞いてほしかったやろうから、無下にもできず。とはいえいつまでも立ち話もしていられず、切りのいいところで「お大事に」と打ち切った。
帰宅後、スマホで社説のダウンロードなどをしてから、昼に録画したデーゲーム中継を見る。今日の放送はMBS。解説は掛布さんと亀山さん。試合はビーズリーの好投と森下の活躍で連勝。とはいえ、ファンの方には申し訳ないけれど、今のライオンズに負けているようではどうしようもない。
夕食後は読書。
シャロン・ボルトン/川副智子・訳「身代わりの女」(新潮文庫)読了。ハイスクールを卒業し大学の合格通知を待つ6人の若い男女たちは、羽目を外し、飲酒運転で高速道路を逆走するという遊びに興じ、母娘3人の乗った自動車と接触、母娘たちは死亡してしまう。エリート層の5人を救うため、奨学金で進学していたメーガンが、彼らの身代わりとなり、罪をすべてかぶって自首する。殺人罪で20年も刑務所に入れられてしまうとは思いもよらず。そして20年後、政治家、弁護士、会社経営、母校の校長など社会的に成功した彼ら5人の前に、仮釈放されたメーガンが現れ、20年前に交わした「義務」を果たしてもらいに来る。その「義務」から目をそらした5人がとった行動は……という話。解説で大矢博子さんが書く通り、読みだしたら続きが気になって本を閉じられない。最初の事件の取り調べで警察に噓をつき通す5人の心理描写、メーガンと再会してからの彼らの動揺と計画、そして次々と何者かに襲われて殺される惨事……。いったい一番悪かったのは誰か。何重にも折り重なった「嘘」が登場人物たちをじわじわと苦しめていく様は読みごたえ満点。定休日に読み始めてよかった。仕事をしながらやったらとても辛抱でけなんだと思う。舞台は英国。エリート層と下層階級の格差など、リアルに描かれる描写がフィクション部分にリアリティを与えている。そして衝撃の結末。いやあ、書店で手に取ったときに働いた勘は外れてなんだ。お薦めの一冊であります。
帰宅後、スマホで社説のダウンロードなどをしてから、昼に録画したデーゲーム中継を見る。今日の放送はMBS。解説は掛布さんと亀山さん。試合はビーズリーの好投と森下の活躍で連勝。とはいえ、ファンの方には申し訳ないけれど、今のライオンズに負けているようではどうしようもない。
夕食後は読書。
シャロン・ボルトン/川副智子・訳「身代わりの女」(新潮文庫)読了。ハイスクールを卒業し大学の合格通知を待つ6人の若い男女たちは、羽目を外し、飲酒運転で高速道路を逆走するという遊びに興じ、母娘3人の乗った自動車と接触、母娘たちは死亡してしまう。エリート層の5人を救うため、奨学金で進学していたメーガンが、彼らの身代わりとなり、罪をすべてかぶって自首する。殺人罪で20年も刑務所に入れられてしまうとは思いもよらず。そして20年後、政治家、弁護士、会社経営、母校の校長など社会的に成功した彼ら5人の前に、仮釈放されたメーガンが現れ、20年前に交わした「義務」を果たしてもらいに来る。その「義務」から目をそらした5人がとった行動は……という話。解説で大矢博子さんが書く通り、読みだしたら続きが気になって本を閉じられない。最初の事件の取り調べで警察に噓をつき通す5人の心理描写、メーガンと再会してからの彼らの動揺と計画、そして次々と何者かに襲われて殺される惨事……。いったい一番悪かったのは誰か。何重にも折り重なった「嘘」が登場人物たちをじわじわと苦しめていく様は読みごたえ満点。定休日に読み始めてよかった。仕事をしながらやったらとても辛抱でけなんだと思う。舞台は英国。エリート層と下層階級の格差など、リアルに描かれる描写がフィクション部分にリアリティを与えている。そして衝撃の結末。いやあ、書店で手に取ったときに働いた勘は外れてなんだ。お薦めの一冊であります。
帰ってきた佐藤輝明 [プロ野球]
今日も定休日。いつものようにアニメを見たり、午睡したり。夕刻起きたら妻は日帰り帰省。社説のダウンロードや読書の後、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。今日もサンテレビ。なんとゲスト解説は田尾さん。レギュラー解説は中田さん。サンテレビ開局55年記念ということで、毎回ゲスト解説に他局の大物を呼んでいるんやろうなあ。
そして、ついに岡田はんは佐藤輝明を一軍に呼んだ。先制点につながるヒット、軽快な守備、そして何よりも、打席に入るときの雰囲気。スター選手は出ているだけで空気を変えるんやと改めて実感。相手がパ・リーグダントツ最下位のライオンズやったからというだけやなく、サトテルの出場で昨日まで委縮していたチームの雰囲気がガラッと変わったように見えた。打った打たんという話やないのです。そこにいてるかいてへんかという事なんです。その効果をわからず「無期限」とかいうてなかなかファームから一軍にサトテルを昇格させなんだ岡田はんは、監督として失格と思うていたけど、とにもかくにも「塩漬け」にせず、試合に出したんやから、サトテルの何が大事かという事はもうわかったでしょう。
かくしてタイガースの連敗は止まった。ヒーローインタビューにはサトテルの姿はなかったけれど、今日の試合の一番のヒーローはサトテルやと、私は思う。これでもうパ・リーグの各球団がサトテルのトレード話を持ち掛けてくることはないやろう。
これで藤浪晋太郎が戻ってきてくれたらもういう事なしなんやけどなあ。晋太郎も故障者リスト入りという名目で「塩漬け」にされてるからなあ。
そして、ついに岡田はんは佐藤輝明を一軍に呼んだ。先制点につながるヒット、軽快な守備、そして何よりも、打席に入るときの雰囲気。スター選手は出ているだけで空気を変えるんやと改めて実感。相手がパ・リーグダントツ最下位のライオンズやったからというだけやなく、サトテルの出場で昨日まで委縮していたチームの雰囲気がガラッと変わったように見えた。打った打たんという話やないのです。そこにいてるかいてへんかという事なんです。その効果をわからず「無期限」とかいうてなかなかファームから一軍にサトテルを昇格させなんだ岡田はんは、監督として失格と思うていたけど、とにもかくにも「塩漬け」にせず、試合に出したんやから、サトテルの何が大事かという事はもうわかったでしょう。
かくしてタイガースの連敗は止まった。ヒーローインタビューにはサトテルの姿はなかったけれど、今日の試合の一番のヒーローはサトテルやと、私は思う。これでもうパ・リーグの各球団がサトテルのトレード話を持ち掛けてくることはないやろう。
これで藤浪晋太郎が戻ってきてくれたらもういう事なしなんやけどなあ。晋太郎も故障者リスト入りという名目で「塩漬け」にされてるからなあ。
星野と落合のドラフト戦略 [読書全般]
今日は定休日。午前中はひたすらアニメ。昨日までの疲れとアニメ疲れで、午後は午睡。目覚めたらもう6時を過ぎていた。スマホで社説のダウンロードなどをしてから、追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はサンテレビ。廣澤さんと下柳さんのダブル解説。久しぶりの廣澤さんの蘊蓄解説はとにかく細かい。そこをうまくバックアップするのが下柳さん。結構ええコンビかも。試合はタイガースが3連敗してついに勝率.500ちょうどに。岡田はんはオーダーをいじって小手先で何とかしようとしているけれど、効果なし。そろそろ近本を一番に戻したらどうか。さすがに四番はタイプやなく、今日はノーヒット。サトテルはファームでまた打点を挙げている。点が取られんで苦しんでいるのに、打たれへん守られへんミエセスをベンチに置いてノイジーやサトテルをファームに置きっぱなし。やる気がないんかというように見えてるよ。岡田はんも指揮権をしばらく平田さんに預けるとかしてみたらと思うてしまう。昨年日本一になって思い切り持ち上げた手前、スポーツ紙各紙も岡田はんにきついことは書かれへんみたいな感じやしなあ。それでも記者たちから「佐藤輝を一軍に」という声があがり始めている。岡田はんがよけいそのことで意固地にならんかと心配している。古手のファンとしては昔ノムさんが今岡を二軍に落とした時と同じことをしていることに気が付いてもらいたいんやけどね。
中田宗男「星野と落合のドラフト戦略 元中日スカウト部長の回顧録」(KANZEN)読了。サブタイトルにあるように、ドラゴンズで長年スカウトをしてきた著者が、自分がスカウトをしていた期間のドラフト戦略を年ごとに回顧したもの。なぜある選手をドラフト1位にしたか、なぜ他のチームで主力になった選手を指名でけなんだかなどが生々しく書かれている。著者によると、星野仙一監督はドラゴンズの5年後、10年後を見据えて高校生を獲得したりしていたのに対し、落合博満監督は毎年勝つために即戦力となる選手を優先し、時にはスカウトの意見を全く聞かなんだ時もあったという。スカウトがどういう視点でアマ選手を見ているか、フロントとスカウトと現場の監督の見方の違いなど、非常に興味深く読めた。ドラフト指名が成功した例も失敗した例ももれなく書いているほか、その年に他のチームが指名した選手についても記載してあるので、余計に興味深い。例えばタイガースの大山選手は実はその年の大学生野手では一番評価が高く、はずれ1位で狙われていたことやとか、近本選手は3位か4位の評価くらいやったとか、中野選手が下位指名やったのは特にとびぬけて優れた点があったわけではないと判断していたからやとか。村上投手が下位指名やったのは速球の速度に問題を感じていたからやとか、タイガースの昨シーズンの日本一はスカウトと現場の思惑が見事に一致してチーム作りがなされていた結果やったこともわかる。暴露本の類やなく、長年プロ野球を深く見てきたファンを満足させる内容のもの。結果だけやなく過程も愛するプロ野球ファンには特におすすめしたい。
中田宗男「星野と落合のドラフト戦略 元中日スカウト部長の回顧録」(KANZEN)読了。サブタイトルにあるように、ドラゴンズで長年スカウトをしてきた著者が、自分がスカウトをしていた期間のドラフト戦略を年ごとに回顧したもの。なぜある選手をドラフト1位にしたか、なぜ他のチームで主力になった選手を指名でけなんだかなどが生々しく書かれている。著者によると、星野仙一監督はドラゴンズの5年後、10年後を見据えて高校生を獲得したりしていたのに対し、落合博満監督は毎年勝つために即戦力となる選手を優先し、時にはスカウトの意見を全く聞かなんだ時もあったという。スカウトがどういう視点でアマ選手を見ているか、フロントとスカウトと現場の監督の見方の違いなど、非常に興味深く読めた。ドラフト指名が成功した例も失敗した例ももれなく書いているほか、その年に他のチームが指名した選手についても記載してあるので、余計に興味深い。例えばタイガースの大山選手は実はその年の大学生野手では一番評価が高く、はずれ1位で狙われていたことやとか、近本選手は3位か4位の評価くらいやったとか、中野選手が下位指名やったのは特にとびぬけて優れた点があったわけではないと判断していたからやとか。村上投手が下位指名やったのは速球の速度に問題を感じていたからやとか、タイガースの昨シーズンの日本一はスカウトと現場の思惑が見事に一致してチーム作りがなされていた結果やったこともわかる。暴露本の類やなく、長年プロ野球を深く見てきたファンを満足させる内容のもの。結果だけやなく過程も愛するプロ野球ファンには特におすすめしたい。
うろうろ舟 [読書全般]
今日も好天。坂道の学校は予定通り体育祭。私は警備担当。午前中は下足室で生徒が勝手に教室に戻らないようにしたり、保護者にトイレの場所を示したり……と体育祭での生徒の歓声は聞こえても何をしているのかさっぱりわからんという、まあ縁の下で柱を支えるような役割。午後は生徒たちの応援団のダンスをじっくり見る。お山の学校ではやってなかったし、去年は体育祭は定休日に行われていたから、ほんまにこういうものを見るのは久しぶり。みんな元気に踊ったり走ったりしていて、若さがまぶしいねえ。
体育祭終了後は昨日学校周辺に設置した「駐輪駐車禁止」の貼り紙の回収。私の後片付けの仕事はそれくらいやったんで、残りの時間は昨日していた事務作業の続き。定時に退出。
帰宅後はナイター中継を追っかけ再生で見る。今日はABCとサンテレビ、KBS京都のリレーナイター。解説は下柳さん。あとひとり押さえたら勝つところで、なんと岩崎が逆転ホームランを打たれて負けてしまう。なんというのか、1点差、あと1死で勝ちを逃すという呪縛にかかっているかのよう。
そのあと寝床でスマホをいじっていたら、寝落ち。さすがに疲れていたようです。明日はしっかり休みたい。もしかしたら2週間前に修理に出した前のパソコンについて業者から連絡があるかもしれんけれど。
霜島けい「うろうろ舟 瓢仙ゆめがたり」(光文社時代小説文庫)読了。新シリーズの開幕。狂言回しは「お伽屋」を名乗る銀次という男。巷で耳にした怪事を調べて確かに「怪談」といえるものを一つの話に仕立て、好事家に売るという不思議な仕事をしている。真夜中の川に現れる謎の舟について調べていると、人に見えない不思議なものが見える隠居した医師の瓢仙に出会う。銀次は瓢仙とともに舟の秘密について調べ始め、意外な謎を解き明かす。そして、「お伽屋」の仕事をするたびに瓢仙とともにあやかしたちと対峙するようになる……という話。「お伽屋」という設定がなかなか面白く、しかも銀次にはあやかしを見ることができず、瓢仙とだんだん「バディ」的な関係になっていくのが見どころ。ただ、霜島さんはそんなに立て続けに新刊を出す人やないので、未完の「のっぺら」シリーズや「九十九字屋」シリーズと並行して新シリーズを開始して大丈夫なのかしらんと、いらぬ心配をしてしまう。表題作のほか、夜に子どもの母親を食らい父親を脅すあやかしについてその正体を探る「お伽屋」と細かい細工物をする職人が作ったジオラマに突如現れる小さな人間の謎を探る「ひながた」を収録。どれも人の「真心」が怪事となって現れるという設定で、なるほど、これらのアイデアは今までのシリーズでは描きにくいものではあるなあと感じた次第。どのシリーズも読みやすく楽しいものばかりなので、霜島さんはパンクしない程度にどんどんと続きを書いていただきたい。粗製乱造型の作家やないことはわかっているから、はずれのないことだけは確か。次作も楽しみにしてますよ。
体育祭終了後は昨日学校周辺に設置した「駐輪駐車禁止」の貼り紙の回収。私の後片付けの仕事はそれくらいやったんで、残りの時間は昨日していた事務作業の続き。定時に退出。
帰宅後はナイター中継を追っかけ再生で見る。今日はABCとサンテレビ、KBS京都のリレーナイター。解説は下柳さん。あとひとり押さえたら勝つところで、なんと岩崎が逆転ホームランを打たれて負けてしまう。なんというのか、1点差、あと1死で勝ちを逃すという呪縛にかかっているかのよう。
そのあと寝床でスマホをいじっていたら、寝落ち。さすがに疲れていたようです。明日はしっかり休みたい。もしかしたら2週間前に修理に出した前のパソコンについて業者から連絡があるかもしれんけれど。
霜島けい「うろうろ舟 瓢仙ゆめがたり」(光文社時代小説文庫)読了。新シリーズの開幕。狂言回しは「お伽屋」を名乗る銀次という男。巷で耳にした怪事を調べて確かに「怪談」といえるものを一つの話に仕立て、好事家に売るという不思議な仕事をしている。真夜中の川に現れる謎の舟について調べていると、人に見えない不思議なものが見える隠居した医師の瓢仙に出会う。銀次は瓢仙とともに舟の秘密について調べ始め、意外な謎を解き明かす。そして、「お伽屋」の仕事をするたびに瓢仙とともにあやかしたちと対峙するようになる……という話。「お伽屋」という設定がなかなか面白く、しかも銀次にはあやかしを見ることができず、瓢仙とだんだん「バディ」的な関係になっていくのが見どころ。ただ、霜島さんはそんなに立て続けに新刊を出す人やないので、未完の「のっぺら」シリーズや「九十九字屋」シリーズと並行して新シリーズを開始して大丈夫なのかしらんと、いらぬ心配をしてしまう。表題作のほか、夜に子どもの母親を食らい父親を脅すあやかしについてその正体を探る「お伽屋」と細かい細工物をする職人が作ったジオラマに突如現れる小さな人間の謎を探る「ひながた」を収録。どれも人の「真心」が怪事となって現れるという設定で、なるほど、これらのアイデアは今までのシリーズでは描きにくいものではあるなあと感じた次第。どのシリーズも読みやすく楽しいものばかりなので、霜島さんはパンクしない程度にどんどんと続きを書いていただきたい。粗製乱造型の作家やないことはわかっているから、はずれのないことだけは確か。次作も楽しみにしてますよ。
烏に単は似合わない [読書全般]
今日は坂道の学校は体育祭前日準備。2時間だけ授業をして、あとは明日の予行と準備。私は準備直前の授業にあたってしもうた。進学校の生徒といえど、準備直前の授業ともなるとあまり集中でけん者もいてて、非常にやりづらかった。
私は準備は校舎周りに「駐輪駐車禁止」と書かれた貼り紙を学校のフェンスに貼っていく仕事くらい。明日の役割の打ち合わせをした後は、成績処理関係の事務作業に没頭。定時で退出。
帰宅後、社説のダウンロードなどスマホをいじってから、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。ついにサンテレビが甲子園から中継や。濱中さんとゲスト解説の梨田さんという異色の顔合わせ。梨田さんがしゃべるしゃべる。NHKの中継みたい。今季初のサンテレビの甲子園からの中継は延長戦。ホームチームのほうが有利なはずやのに、またゲラが打たれて負けた。今からでも遅くない。米国で塩漬けになっている藤浪晋太郎を呼び戻してリリーフで使おう! 佐藤輝は二軍で全打席ホームランを打つくらいやないと昇格させてもらわれへんらしい。解説で梨田さんが守備には目をつむって佐藤輝を昇格させるべきと言うてはった。たとえ打ててなくても、佐藤輝は打席に入っただけで相手は嫌がるやろう、とのこと。岡田はん、聞いてますか。
阿部智里「烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1」(文春文庫)読了。アニメがあまりに面白いので原作を読んでみたくなった。若干20歳で松本清張賞を受賞したという、これが受賞作。和風異世界ファンタジーなんやけれど、松本清張賞作品らしくミステリとしても面白く読めた。烏に変化することのできる人々の世界で、朝廷にあたる山内で、金烏と呼ばれる次の宗家当主に嫁するため、東西南北の四家から妃候補が集められる。物語は東家の妃候補のあせびを中心に動き、それぞれの候補たちや、そのバックにいる各家の勢力争いや陰謀が描かれる。彼女たちが嫁する金烏の若宮は本巻ではほとんど顔を見せず、大詰めで現れてそれまで複雑に絡んでいた糸を一気にほぐしていく。その筆致の鮮やかなこと。20歳でこれだけのものが書けたというのはすごいことです。アニメ化も実に丁寧にされているけれど、それは原作の面白さがあってこそ。幻想的な側面が強いアニメ版より、この原作はもっと人間臭さが前面に出ていて、それが本作の魅力となっている。アニメのおかげで異世界ファンタジーミステリというどえらいものを読むことができた。シリーズはもう買いそろえてあるので、ぼちぼちと読破していく予定です。出勤の車中、仕事を休んで一気に読んでしまいたくなったぞ。
私は準備は校舎周りに「駐輪駐車禁止」と書かれた貼り紙を学校のフェンスに貼っていく仕事くらい。明日の役割の打ち合わせをした後は、成績処理関係の事務作業に没頭。定時で退出。
帰宅後、社説のダウンロードなどスマホをいじってから、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。ついにサンテレビが甲子園から中継や。濱中さんとゲスト解説の梨田さんという異色の顔合わせ。梨田さんがしゃべるしゃべる。NHKの中継みたい。今季初のサンテレビの甲子園からの中継は延長戦。ホームチームのほうが有利なはずやのに、またゲラが打たれて負けた。今からでも遅くない。米国で塩漬けになっている藤浪晋太郎を呼び戻してリリーフで使おう! 佐藤輝は二軍で全打席ホームランを打つくらいやないと昇格させてもらわれへんらしい。解説で梨田さんが守備には目をつむって佐藤輝を昇格させるべきと言うてはった。たとえ打ててなくても、佐藤輝は打席に入っただけで相手は嫌がるやろう、とのこと。岡田はん、聞いてますか。
阿部智里「烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1」(文春文庫)読了。アニメがあまりに面白いので原作を読んでみたくなった。若干20歳で松本清張賞を受賞したという、これが受賞作。和風異世界ファンタジーなんやけれど、松本清張賞作品らしくミステリとしても面白く読めた。烏に変化することのできる人々の世界で、朝廷にあたる山内で、金烏と呼ばれる次の宗家当主に嫁するため、東西南北の四家から妃候補が集められる。物語は東家の妃候補のあせびを中心に動き、それぞれの候補たちや、そのバックにいる各家の勢力争いや陰謀が描かれる。彼女たちが嫁する金烏の若宮は本巻ではほとんど顔を見せず、大詰めで現れてそれまで複雑に絡んでいた糸を一気にほぐしていく。その筆致の鮮やかなこと。20歳でこれだけのものが書けたというのはすごいことです。アニメ化も実に丁寧にされているけれど、それは原作の面白さがあってこそ。幻想的な側面が強いアニメ版より、この原作はもっと人間臭さが前面に出ていて、それが本作の魅力となっている。アニメのおかげで異世界ファンタジーミステリというどえらいものを読むことができた。シリーズはもう買いそろえてあるので、ぼちぼちと読破していく予定です。出勤の車中、仕事を休んで一気に読んでしまいたくなったぞ。
若生智男と増山江威子の死 [追悼]
愛すれどタイガース「才木の完封で交流戦初勝利」を更新しました。
今日は出勤日。朝イチで教材の印刷などをし、パワーポイントを使うたりしながら授業。ただ、生徒たちは明後日に迫った体育祭の準備で疲れているみたい。明日は授業を一部カットして体育祭準備。天気はまずまずの予報なんで、雨天延期でへろへろになるというようなことはなさそう。
定時で退出し、書店に寄ったりして帰宅。帰宅後はスマホをいじったり、夕食後は読書をしたりして過ごし、少し寝落ちしかける。やはり休み明けの月曜はかなり疲れますね。
元オリオンズ、タイガース、カープの投手若生智男さんの訃報に接する。享年87。死因は肝臓癌。私が子どものころ、まだタイガースの選手をそれほど覚えてなんだけれど、変わった苗字ですぐに覚えた。名前は若生なのになんか年寄みたいな顔の投手やったという記憶だけはある。というのも、本格的にテレビで野球を見出した時には安仁屋投手とのトレードでカープに移籍してしもうたから。それでも私がまだ赤ん坊のころにタイガースで日本シリーズに出たりしてた主戦投手やったというのを後から知った。どちらかというと、投手コーチとしての記憶のほうが強いのは仕方ない。確か父はけっこう若生投手のことが好きで、幼かった私にしきりに「ほら、若生やで」と声をかけていたのを覚えている。選手として、そしてコーチとしてタイガースに深くかかわった割に若いファンにはそのことをあまり知られてへんのやないか。まあスポーツ紙のお偉方も私と同世代という時代ですからね。語り伝える人が少なくなっても仕方ないか。村山投手や江夏投手のようなスターを支えていたのが若生さんみたいな地味やけれどしっかりローテーションを守っていた人なんやと、来年発行されるやろうタイガース創立90年記念のムックなどでしっかり書いてほしいものです。
また、声優増山江威子さんの訃報にも接する。享年89。死因は肺炎。「ルパン三世」の峰不二子を降板してから長い間その声を聞かんようになったなあと思うていたら、なんともう89になってはったんやね。私の記憶では日曜の夜にやっていた「アンデルセン物語」のキャンティ(相棒のズッコの声は山田康雄さん!)とか、「天才バカボン」のママとか、そっちの印象のほうが強いなあ。「ルパン三世」で二代目峰不二子の声を聞いた時、思わず「バカボンのママ!」と思うたもんね。昔の声優さんはどなたも芸域が広かったけれど、増山さんも子どもの声から大人の声まで、いろんな役をしてはったなあ。あ、キューティーハニーも増山さんやったか。でも、私にはやっぱり増山さんはバカボンのママ。早くに亡くなったパパ役の雨森さんやハジメ役の貴堂さんとあちらで再会してほしいのだ。それでいいのだ。また、子どものころから耳になじんでいた声が聞かれなくなったんやなあ。「カリオストロの城」あたりをBDで見て追悼しようか。
お二人に、謹んで哀悼の意を表します。
今日は出勤日。朝イチで教材の印刷などをし、パワーポイントを使うたりしながら授業。ただ、生徒たちは明後日に迫った体育祭の準備で疲れているみたい。明日は授業を一部カットして体育祭準備。天気はまずまずの予報なんで、雨天延期でへろへろになるというようなことはなさそう。
定時で退出し、書店に寄ったりして帰宅。帰宅後はスマホをいじったり、夕食後は読書をしたりして過ごし、少し寝落ちしかける。やはり休み明けの月曜はかなり疲れますね。
元オリオンズ、タイガース、カープの投手若生智男さんの訃報に接する。享年87。死因は肝臓癌。私が子どものころ、まだタイガースの選手をそれほど覚えてなんだけれど、変わった苗字ですぐに覚えた。名前は若生なのになんか年寄みたいな顔の投手やったという記憶だけはある。というのも、本格的にテレビで野球を見出した時には安仁屋投手とのトレードでカープに移籍してしもうたから。それでも私がまだ赤ん坊のころにタイガースで日本シリーズに出たりしてた主戦投手やったというのを後から知った。どちらかというと、投手コーチとしての記憶のほうが強いのは仕方ない。確か父はけっこう若生投手のことが好きで、幼かった私にしきりに「ほら、若生やで」と声をかけていたのを覚えている。選手として、そしてコーチとしてタイガースに深くかかわった割に若いファンにはそのことをあまり知られてへんのやないか。まあスポーツ紙のお偉方も私と同世代という時代ですからね。語り伝える人が少なくなっても仕方ないか。村山投手や江夏投手のようなスターを支えていたのが若生さんみたいな地味やけれどしっかりローテーションを守っていた人なんやと、来年発行されるやろうタイガース創立90年記念のムックなどでしっかり書いてほしいものです。
また、声優増山江威子さんの訃報にも接する。享年89。死因は肺炎。「ルパン三世」の峰不二子を降板してから長い間その声を聞かんようになったなあと思うていたら、なんともう89になってはったんやね。私の記憶では日曜の夜にやっていた「アンデルセン物語」のキャンティ(相棒のズッコの声は山田康雄さん!)とか、「天才バカボン」のママとか、そっちの印象のほうが強いなあ。「ルパン三世」で二代目峰不二子の声を聞いた時、思わず「バカボンのママ!」と思うたもんね。昔の声優さんはどなたも芸域が広かったけれど、増山さんも子どもの声から大人の声まで、いろんな役をしてはったなあ。あ、キューティーハニーも増山さんやったか。でも、私にはやっぱり増山さんはバカボンのママ。早くに亡くなったパパ役の雨森さんやハジメ役の貴堂さんとあちらで再会してほしいのだ。それでいいのだ。また、子どものころから耳になじんでいた声が聞かれなくなったんやなあ。「カリオストロの城」あたりをBDで見て追悼しようか。
お二人に、謹んで哀悼の意を表します。
夏期限定トロピカルパフェ事件 [読書全般]
今日も完全休養日。朝から録画したアニメや「ブンブンジャー」などを見た後、昼食後はしばらく読書。それから午睡。空は曇りがちやったけれど、気温は高め。予想以上に寝てしまう。目覚めてから社説のダウンロードなどをしてから昼間録画したデーゲーム中継を見る。今日はNHK総合で中継なので完全中継。解説は宮本さん。森下の先頭打者ホームランの1点を才木が守りきり、完封勝利。ミエセスはエラーはするヒットも打てん。そんな選手をスタメンで起用するくらいなら、多少エラーしても打つほうは快調なサトテルをなぜ一軍で使わんのか、岡田はん、今季はどうかしてますよ。1週間ほどファームの和田監督と交代したらどないですか。和田さんも一軍監督経験者やから、代理監督は十分つとまると思うぞ。
夕食後はしばらく読書。明日から仕事なんで、少しでも読み進めておきたい。
米沢穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」(創元推理文庫)読了。「小市民」シリーズ第2巻。互恵関係にある小鳩君と小山内さんの関係が大きく変わる。高2の夏休み、小山内さんは「小山内スイーツコレクション・夏」なる計画を立て、小鳩君と一夏中スイーツを食べ歩く。互いの行動に干渉しないはずの互恵関係なのに、なぜかアクティブな小山内さんに疑問を感じつつもスイーツ巡りに付き合う小橋君。ところが、夏祭りの夜、小山内さんは何者かに誘拐されてしまう。わずかなヒントを手掛かりに小山内さんを探す小鳩君と友人の堂島君。小山内さん誘拐事件の真相は……という話。第1巻と違い、警察もかかわる大きな事件に発展。小山内さんの謎の行動もちゃんと理由があり、解決に向けて様々な伏線も張ってあり、それらはきれいに収束する。さらに1巻で示唆された小鳩君と小山内さんの中学時代までの本性と、「小市民」を目指す動機や、「小市民」になり切れないふたりのジレンマなど、読みどころは満載なんやけれど、何か食い足りないものを感じてしまう。それはこのシリーズのテーマである主人公ふたりの関係性というものがまだはっきりとしないまま進んでしまうからやろう。おそらくそれはシリーズ完結編で明らかになるんやろうから、そこまで付き合うしかないけれど、どうも読んでいてワクワクもドキドキもしないからなんやろうと思う。高校生の世界の狭さをきちっと描けている作者の手腕には感心するけれど、そこに大人がからんでこないのがもどかしさの原因かもしれん。狭い世界に、親や教師が無遠慮に踏みこんでくるということがないのはどうも不自然に思えるのは私だけやろうか。まあ、読みやすくてすぐに読了できるから、シリーズ完結編まですぐに読もうと思えば読めると思うけれどね。
夕食後はしばらく読書。明日から仕事なんで、少しでも読み進めておきたい。
米沢穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」(創元推理文庫)読了。「小市民」シリーズ第2巻。互恵関係にある小鳩君と小山内さんの関係が大きく変わる。高2の夏休み、小山内さんは「小山内スイーツコレクション・夏」なる計画を立て、小鳩君と一夏中スイーツを食べ歩く。互いの行動に干渉しないはずの互恵関係なのに、なぜかアクティブな小山内さんに疑問を感じつつもスイーツ巡りに付き合う小橋君。ところが、夏祭りの夜、小山内さんは何者かに誘拐されてしまう。わずかなヒントを手掛かりに小山内さんを探す小鳩君と友人の堂島君。小山内さん誘拐事件の真相は……という話。第1巻と違い、警察もかかわる大きな事件に発展。小山内さんの謎の行動もちゃんと理由があり、解決に向けて様々な伏線も張ってあり、それらはきれいに収束する。さらに1巻で示唆された小鳩君と小山内さんの中学時代までの本性と、「小市民」を目指す動機や、「小市民」になり切れないふたりのジレンマなど、読みどころは満載なんやけれど、何か食い足りないものを感じてしまう。それはこのシリーズのテーマである主人公ふたりの関係性というものがまだはっきりとしないまま進んでしまうからやろう。おそらくそれはシリーズ完結編で明らかになるんやろうから、そこまで付き合うしかないけれど、どうも読んでいてワクワクもドキドキもしないからなんやろうと思う。高校生の世界の狭さをきちっと描けている作者の手腕には感心するけれど、そこに大人がからんでこないのがもどかしさの原因かもしれん。狭い世界に、親や教師が無遠慮に踏みこんでくるということがないのはどうも不自然に思えるのは私だけやろうか。まあ、読みやすくてすぐに読了できるから、シリーズ完結編まですぐに読もうと思えば読めると思うけれどね。
ワインレッドの追跡者 [読書全般]
今日も好天。朝は早めに起き、昨夜録画したアニメ「ザ・ファブル」などを見る。「ザ・ファブル」はむやみに面白く、二度も見てしもうた。その後、午前中はずっと読書。昼食後、午睡。夕刻起きて社説のダウンロードをしてから録画したデーゲーム中継を見る。今日の中継はMBS。鳥谷さんと狩野さんが解説なんで関西ローカルですね。残念ながら中継延長はなし。試合は同点のまま延長戦に入ったので、見逃し配信をDAZNで見る。今日もリードしながら追いつかれ、サヨナラ負け。負の連鎖が続く。ファームではサトテルがまたタイムリーを打っている。DHでええからサトテルをすぐにでも昇格させて起用しようよ、岡田はん。
アリスン・モントクレア/山田久美子・訳「ワインレッドの追跡者 ロンドン謎解き結婚相談所」(創元推理文庫)読了。シリーズ第4巻。今回は、結婚相談に訪れて断った女性がなぜかアイリスの部屋で銃殺死体で発見され、アイリスが容疑者として逮捕されてしまう。グウェンは主治医からこれまでのように事件に首を突っこまないよう注意され、動きが取れない。かつての情報部の上司の力で釈放されたアイリスは、自力で人脈をフルに使い、真犯人を探し出そうとし、グウェンは自分に近づいてきた謎の女性について調べ始め……という話。これまで以上にアイリスやグウェンの過去に踏みこんだストーリーとなっていて、シリーズが長期化するという感じがしてきた。殺された女性の正体を暴かなければ真犯人も探しようがない。第二次大戦中の独ソ諜報戦や、戦後のポーランド独立など歴史の暗部に触れながら真相が暴かれていく様子はなかなかスリルに富んでいて、これまでの作品とは幾分趣を異にしている。作者がその筆力の幅を広げてきたということだろう。事件から身を離していたグウェンが最後に活躍するところなどは、このコンビがどんどんと近づいてきている様子を示していて興味深い。すでに第5巻は昨年刊行されているそうなので、邦訳を楽しみに待ちたい。
アリスン・モントクレア/山田久美子・訳「ワインレッドの追跡者 ロンドン謎解き結婚相談所」(創元推理文庫)読了。シリーズ第4巻。今回は、結婚相談に訪れて断った女性がなぜかアイリスの部屋で銃殺死体で発見され、アイリスが容疑者として逮捕されてしまう。グウェンは主治医からこれまでのように事件に首を突っこまないよう注意され、動きが取れない。かつての情報部の上司の力で釈放されたアイリスは、自力で人脈をフルに使い、真犯人を探し出そうとし、グウェンは自分に近づいてきた謎の女性について調べ始め……という話。これまで以上にアイリスやグウェンの過去に踏みこんだストーリーとなっていて、シリーズが長期化するという感じがしてきた。殺された女性の正体を暴かなければ真犯人も探しようがない。第二次大戦中の独ソ諜報戦や、戦後のポーランド独立など歴史の暗部に触れながら真相が暴かれていく様子はなかなかスリルに富んでいて、これまでの作品とは幾分趣を異にしている。作者がその筆力の幅を広げてきたということだろう。事件から身を離していたグウェンが最後に活躍するところなどは、このコンビがどんどんと近づいてきている様子を示していて興味深い。すでに第5巻は昨年刊行されているそうなので、邦訳を楽しみに待ちたい。