空棺の烏 [読書全般]
今日も出勤日。小雨が少々時折降った程度で、あとはとにかく曇天でじめじめ。この蒸し暑さはこたえる。1時間目に私の担当科目の試験があり、続いて2コマ連続試験監督。なかなか採点できない上に試験監督というのは特に何かすることもない分疲れは倍増。昼食後、外で一服つけたが、なんかもうバテバテで職員室に戻り採点し始めても集中できず。しばらく休憩し、10分ほど仮眠。これでなんとかリフレッシュし、採点に取り組む。とにかく1クラス分だけでも採点してしまう。気が付けば1時間くらい残業していた。これ以上はもう気力体力ともに続けられず、退出。
帰宅後は追っかけ再生で野球中継を見る。今日のカープ戦はテレビ大阪がサブチャンネルを使い10時前まで延長してくれたけれど、延長戦となり、10回裏、ピンチを迎えたところでついに中継終了。続きは配信で見る。なんとか逃げ切ってくれ、ヒーローインタビューまでスマホで見る。そのあと社説のダウンロードをしてからやっとパソコンを立ち上げた。
阿部智里「空棺の烏 八咫烏シリーズ4」(文春文庫)読了。本巻では雪哉が正式に金烏の側近となるべく、金烏直属の兵を養成する学校「勁草院」に入学する。そこでは金烏派と兄宮派が張り合うなど雰囲気はよくない。雪哉は平民出身の志望者たちとともに研鑽を積むのだが、金烏が即位できない事態が起こったりする中、再び「大猿」の影が……という話。まだ決着がついていない大猿たちとの本格的な闘争を前に、雪哉が成長していく姿が描かれる。とくに「勁草院」内での人間関係がじっくりと描かれ、また貴族階級と平民階級の関係性も、学校という狭い世界を舞台にくっきりとその性質を描いている。そこらあたりのさじ加減がうまいのだなあ。主人公は当然雪哉だが、貴族の子弟である明留(西家当主の息子)の視点で描かれた章もあり、それが不自然にならないのも作者のうまさか。次巻では「猿」たちとの闘争や、また「猿」とは何者なのかという事の秘密などもだんだん明らかになっていくのだろう。ますます楽しみになってきたぞう。
帰宅後は追っかけ再生で野球中継を見る。今日のカープ戦はテレビ大阪がサブチャンネルを使い10時前まで延長してくれたけれど、延長戦となり、10回裏、ピンチを迎えたところでついに中継終了。続きは配信で見る。なんとか逃げ切ってくれ、ヒーローインタビューまでスマホで見る。そのあと社説のダウンロードをしてからやっとパソコンを立ち上げた。
阿部智里「空棺の烏 八咫烏シリーズ4」(文春文庫)読了。本巻では雪哉が正式に金烏の側近となるべく、金烏直属の兵を養成する学校「勁草院」に入学する。そこでは金烏派と兄宮派が張り合うなど雰囲気はよくない。雪哉は平民出身の志望者たちとともに研鑽を積むのだが、金烏が即位できない事態が起こったりする中、再び「大猿」の影が……という話。まだ決着がついていない大猿たちとの本格的な闘争を前に、雪哉が成長していく姿が描かれる。とくに「勁草院」内での人間関係がじっくりと描かれ、また貴族階級と平民階級の関係性も、学校という狭い世界を舞台にくっきりとその性質を描いている。そこらあたりのさじ加減がうまいのだなあ。主人公は当然雪哉だが、貴族の子弟である明留(西家当主の息子)の視点で描かれた章もあり、それが不自然にならないのも作者のうまさか。次巻では「猿」たちとの闘争や、また「猿」とは何者なのかという事の秘密などもだんだん明らかになっていくのだろう。ますます楽しみになってきたぞう。