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雲上雲下 [読書全般]

 今日も好天、高気温。扇風機にあたりながら午前中はひたすら深夜アニメを見る。どれもまだ1回目なんで、今後の展開を見てみないと途中で見るのをやめるかどうか決められん。「小市民」シリーズはアニメの監督がかなり「氷菓」を意識して京都アニメーションみたいな絵作りをしようとしている。となると、小山内さんをかなりミステリアスにしないとアニメ的には面白くない。1話を見てたら、小山内さんはただ甘いものが好きなだけの小鳩くんの彼女、という感じになっている。これではなぜ二人が「小市民」を目指しているのかとか、二人が「互恵関係」にあるとかいう事がわからん。さて、2回目でどうなるか。
 昼食後、午睡。夕刻起きて社説のダウンロードや読書をしてから追っかけ再生でナイター中継を見る。今日もサンテレビ。解説は福本さんと能見さん。試合は互いのエラーが目立つ荒れた試合になり、タイガースのサヨナラ勝利。試合終了後、またスマホをいじったり本を読んだり。宿題は昨日すませてしもうたんで、ちょっと余裕がある。去年みたいなバタバタはもうせんですみそう。
 朝井まかて「雲上雲下」(徳間文庫)読了。いつもの朝井作品とは違い、年功を経た「草どん」に小狐が昔話を聞かせてとねだり、そこに山姥も加わり、比較的よく知られた昔話を作者流にアレンジしたものが続く。で、そのまま話が進むのかと思えば、途中から聞き手の小狐たちの物語になり、そして語り手の物語になっていく。その展開の推移の妙味とが手練れの作者らしい。昔話のアレンジもパスティーシゅ的なものではなく、昔話そのものを深めたものになっているところが作者ならでは。そして現代文明との関わりであるとか、物語ることの意味であるとか、そのような仕掛けも含まれている。私としては「現代文明との関わり」はいささかあざとさを感じないではなかったけれど、全体の構成を考えると、そうならなければならんという感じに仕上がっているあたりはさすがというべきでしょう。作者の得意な「女性の評伝」とはまた違う境地の作品。こういうものも書けるんやと驚かされた一冊。
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