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ベイスターズが王手 [プロ野球]

 今日は定休日。朝からたまっている深夜アニメをがしがしと見る。日曜から昨夜まであるので量も多く、すべては見切られん。昼食後、午睡。昨日までの疲労とアニメを見まくって疲れたため、爆睡。夕刻起きて、スマホをいじったりしてから読書。途中でまた眠くなり、うたた寝。夕食時に妻に起こされる。
 夕食時、ナイター中継を見る。ベイスターズが4-0でリード。ホークス打線は焦って早打ちになり、淡白な攻撃。結局9回にも追加点が入り7-0でベイスターズが3勝目。舞台は明後日の横浜スタジアムに移ることになった。みずほペイペイドームの3試合だけを見たらこのままの勢いでベイスターズが日本シリーズを制するみたいな感じなんやけれど、短期決戦はちょっとしたプレーで流れが変わる。3連勝のあと4連敗というシリーズを私は2度も見ている。また、タイガースが2003年に当時の福岡ダイエーホークスと戦うた時は、ヤフードームで連敗した後甲子園で3連勝し、あと1勝で日本シリーズ制覇と思われたけれど、福岡で連敗して優勝を逃したのも記憶している。
 1日の移動日が流れを変えることもある。2003年のシリーズは両チームがそれぞれ本拠地でのみ勝利したので「内弁慶シリーズ」と呼ばれたけれど、今季の日本シリーズはその逆で、いわば「外弁慶シリーズ」になっている。しかも土曜日は関東は雨の予報。2日間もあくと、勢いは途切れる可能性が高い。私としてはタイガースに勝って勝ち上がったベイスターズに頑張ってもらいたい気分なんやけれど、短期決戦だけは何が起こるかわからんからねえ。7戦目までもつれるんやないか。そうなったほうが一野球ファンとしては面白いんやけれどね。
 試合終了後はまたしばらく読書。もう少しで読み切れるところまできてるんで、明日には読了できそう。明日は午後から外出予定が入ったけれど、天気予報では午後から雨やとか。そんなに強く降るわけやないみたいやけれど、雨天時の外出はなんか嫌やなあ。
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1日4公演 [日常生活]

 今日も出勤日。朝起きた時はまだ少し雨模様。出勤時には何とかあがっていた。昼頃には晴れ。それでも少し肌寒さを感じたりする。ようやく秋が来たという感じがするけど、もう10月末でっせ、ほんま。
 今日は模擬選挙の授業が4コマ。芝居で言うたら、同じ演目を1日4公演するというようなことです。落語で言うたら同じネタを1日4高座。しかも同じような条件のようでも、聴衆はすべて入れ替わっていて、反応も4者4様。結構きついんですよ、あなた。
 定時に退出。梅田で書店をのぞいたりしただけで、直帰。帰宅して寝床にどぶさってたらもううとうと。妻に起こされて夕食。ナイター中継を見る。ベイスターズが連勝し、タイに持ちこむ。セ・リーグで9月に毎日トーナメント戦みたいに負けられん状況下で試合をしてきているからか、ベイスターズはしぶとい。対するホークスはほとんどぶっちぎりでここまで来ているせいか、逆境に弱いという感じがするなあ。
 試合終了後、寝床で社説のダウンロードをして。それから読書のつもりがまた寝落ちしかけた。1日4公演はけっこうこたえたみたいやなあ。明日はしっかり休もう。
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一山越して [日常生活]

 朝から曇天。少し涼しいくらい。それでも平年よりは暖かかったりするのです。
 今日も出勤日。午前中3時間連続授業の火曜日。昼食をとるともうぐったり。それでも来週以降の授業準備をする。1コマだけ昨日も書いた「模擬投票」高校生の感覚では思いもよらない党が人気を集めたりするんやなあと驚く。明日は残り4クラスすべて「模擬投票」。最終的にどうなるのか。
 放課後、会議が一つ入り、それでも残業はせずに退出。帰宅後、寝床でどぶさりつつも社説のダウンロードなど。夕食時にはテレビで日本シリーズの第3戦を見る。今日の中継はカンテレ。なんとなんとこれまで日本シリーズ通算14連勝していたホークスからベイスターズが初勝利。これで明日連勝したりしたらなかなか楽しくなってくる。育成のホークスなんていうイメージがあったけれど、四番打者の山川と五番打者の近藤はFAで獲得した選手。対するベイスターズは移籍選手でも大物はいない。タイガースと同じセ・リーグでなじみがあるというだけではなく、自前でチームを作り上げてきたという感じがしてベイスターズに少し肩入れしたくなる。
 試合終了後、寝床でどぶさってたら、寝落ち。妻も今日は一日元気がなかったというし、気圧が下がってしんどいのかなあ。午後からぱらぱらとお湿り程度の雨は降ったけれど。
 ものかき関係のお手伝いの仕事は昨日完了。あ、そうか。私の場合は一つ仕事を片付けたんでほっとしたというのもあるかもしれんなあ。
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猿は木から落ちても [時事ネタ]

 今日は出勤日。コンビニで買うたスポーツ紙や、スマホで見られる朝日新聞の「紙面ビューアー」などを活用しながら、出勤してすぐに教材作成。大阪府の選管から配布された「模擬投票」の投票用紙を使い、今週各クラス2コマずつの時間を使い模擬選挙をさせることにする。ただ、「紙面ビューアー」のスクリーンショットを使うて作ったプリントは文字がつぶれて読みにくいので、ネットに掲載されていた各党の声明をコピペして読みやすくし、生徒たちの模擬投票の参考になるようにした。
 新聞には落選した「裏金議員」のがっくりした写真がいくつも掲載されていた。この人たちは今日から失業者になるんやなあと思うと、政治家という仕事は実は非常に不安定な職業なんやという事がわかる。
 昔読んだ戸川猪佐武「小説吉田学校」(角川文庫)で、大野伴睦が言うた「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」というセリフを思い出した。もっとも、もと政治家でテレビのワイドショーのコメンテーターをして生きながらえている杉村太蔵とか金子恵美みたいなタレント性のある人もいたりするから、落選しても「ただの人」にはならんケースもあるやろうし、「大物議員」やった人はただそれだけで企業の顧問やとか、なんか食いつなぐ道もあるやろう。今回落選したタレント議員なんかはしばらくしたらそんな感じでテレビに出てきたりするのかもしれんなあ。タレント性のない人はきつかろうけれど。
 そんな話は生徒にしても受けへんやろうから、もう少し真面目に解説したりしているけどさ。
 放課後は明日以降の授業準備をして、定時に退出。朝、少しばかり降っていた雨は早くにあがり、傘が荷物になって仕方ない。帰路、妻への「月刊フラワーズ」を駅前の書店で購入。帰宅後、なんか疲れて寝床でどぶさり、スマホで社説のダウンロードなど。夕食後もなんかだるくてだらだらごろごろ。そろそろものかき関係のお手伝いの仕事の続きもせんとあかんなあ。
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またもええ加減にしなはれTBS [時事ネタ]

 今日は午前中はテレビ漬け。日曜なんで、深夜アニメに加えて「仮面ライダーガヴ」や「ブンブンジャー」なども見てから昼食。食後、衆議院選挙の投票に行ってから、午睡。
 夕刻起きて、スマホで社説のダウンロードやらものかきのお手伝いの作業など。夕食時、日本シリーズを見ようとしたら、選挙速報が前面に出て、野球は画面の3分の1くらい。しかも音声は副音声。ええ加減にせいよTBSと、またぼやきたくなる。サブチャンネルで野球中継をするとか、BS-TBSで中継するとか、選挙速報と野球中継を分離する方法はあるやろうに。ドラフト会議の中継といい、プロスポーツに対する敬意というものがないと思わずにはいられん。NHKBSで見てもよかったんやけれど、よくよく見たらホークスが大きくリードしていたから、野球はあきらめて選挙速報を見る。一番面白かったのがテレビ東京。スタジオのゲストは人選がうまい。今回は池上彰さんをメインで呼べた局がなかったのは残念。きっと選挙の日程が急に決まったんで、スケジュール的に合わなんだんやろうな。
 事前の予想通り、自民党は苦戦。そらまあそうでしょう。私の清き一票は、小選挙区ではまた死票に。比例代表区ではどうなっているかはこれを書いている段階ではまだわからん。死票にならんことを祈るばかり。
 明日からまたお仕事。朝刊を活用しながらの授業になるんやろうなあ。まだちょっとプランが立ってへん。朝、新聞に目を通してから行きの電車の中で考えるか。
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日本シリーズとタラとレバ [プロ野球]

 今日も完全休養日。やっと今週初めの3日間の疲れが取れた。午前中は例によってアニメをたっぷりと見る。昼食後は午睡。割と早く目覚め、スマホで社説のダウンロードやらものかき関係のお手伝いの仕事やら。
 夕食時に日本シリーズを少し見る。ホークスが2点リード。あとでスポーツ紙のサイトで勝敗を確認したら、5-3でホークスが勝っていた。まあ、パ・リーグで圧勝して日本シリーズに進出してるんやから、セ・リーグ3位のチームにはそうそう負けられんやろうなあ。おそらくセ・リーグで辛うじて優勝したジャイアンツも敵やなかったやろうと、これは私の勝手な憶測。もしタイガースが進出していたとしても、打線がよほど調子よくなかったら勝たれなんだやろう。ただ、タイガースの投手陣は5点も取られてなんだやろうから、僅差で負けてたんと違うかと、これも勝手な憶測。まあ勝負ごとにタラとかレバを口にするのはよろしくない。ベイスターズに連敗してCSで負けた時点で終わってるんやからね。もっとも、シーズン前、私は実はタイガースは4位くらいに落ちると予想してたから、2位までいったのはたいしたもの。と、タイガースと何の関係もない日本シリーズを見ながら、ついタイガースについて考えてしまうのは虎党の業というか性というか。
 夕食後、またしばらくスマホでものかき関係のお仕事の続き。とはいえ頭を使うとしんどくなってしまう。ついスマホで漫画を読んだりしてしまいます。
 明日は衆議院選挙。いまだに誰に入れるべきか悩んでいる。というか、入れたくない候補はもう決まっていて、消去法で残った人、という事になるんやろうけれど。比例代表も、ここという政党がないので、悩んでます。困ったもんです。
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監督の人脈とコーチの縁 [プロ野球]

 今日も定休日。昨日と同様なかなか疲労は取れず、午前中には例によってアニメを見ていたけれど、途中で疲れて早めに見るのを打ち切る。
 昼食後はすぐに午睡、爆睡。寝ている間に妻は日帰り帰省。
 夕刻起きて、ものかき関係のお手伝いの仕事を再開。疲れているのでなかなか手をつけられてなんだけれど、いつまでもほっておかれんので、少しずつ始める。
 妻の帰宅後、夕食時にはサンテレビ「熱血!タイガース党」を見る。ドラフトの話題や新任のコーチの話題など。監督が代わると必ずその人脈で新任のコーチが来る。矢野監督の時はドラゴンズ時代の人脈で井上一樹コーチが着任した。その時のタイガースのユニフォームの姿が印象に残っているから、来季のドラゴンズの新監督としてドラフト会議の会場に姿を現した時はなんか変な感じがした。いや、ほんまはタイガースのユニフォームを着ている方ドラゴンズファンには変な感じやったと思うんですけどね。
 藤川球児人脈というのはどういうものかはわからんけれど、来季、元ファイターズ、バファローズの小谷野コーチと元カープの梵コーチが初めてタイガースのユニフォームに袖を通すことになった。こういうのも縁なのですね。岡田人脈では水口コーチ、馬場コーチがやはり初めてタイガースのユニフォームを着た。水口コーチは岡田はんとともに退団したけれど、馬場コーチは来季から二軍コーチに。まだまだタイガースのコーチとして若手を鍛えてくれるのは嬉しい。金村暁コーチが復帰したのは、以前何年もブルペン担当としてコーチをしていて、その時に現役やった球児監督がその手腕を高く評価していたという事やろうから、そちらも楽しみ。特に岩崎投手の起用法に関しては今季はかなりテレビ解説で注文をつけていた。岩崎投手も安心してブルペン調整をできることでしょう。
 夕食後は、スマホでものかき関係の続きをしたり。まだまだこれから頑張らんならん。考査の採点が終わったら、今度はすぐにものかき関係のお手伝いと、スケジュール的には重複してへんからよかったけれど、なかなか頭を使うというところでは疲労回復が出けへんなあ。
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ええ加減にしなはれTBS [テレビ全般]

 今日は定休日。ここ3日、かなり濃密な仕事をしていて、疲労が中途半端やなかったと見える。朝起きてからたまっている深夜アニメを見たりしていたんやけれど、気がついたら寝ていたりしていた。昼食後、すぐに午睡。爆睡。
 夕刻起きてしばらくスマホをいじったりしてから、追っかけ再生でプロ野球ドラフト会議の中継を見る。例年より放送枠を拡大していたから、今季は2巡目以降の使命の模様も放送するのかなと思うていたら、やっぱり会場からの中継は1巡目のみ。そのあとは例年別枠で放送していた、ドラフトにかかりそうな選手の事前取材などを延々と見せるという、私にはどうでもええものを続きで見せていた。
 これ、例年は別な番組にしていたのを一つにまとめただけやんか。ええ加減にしなはれTBS。「今年は放送枠を拡大してお送りします」なんて番組冒頭で言うから騙されてしもうたやんか。まあ、新聞のテレビ欄を見て、「今年は“家族たちのドラフト会議”はやらんのかな」と気がつくべきやったね。
 そういえば、「2巡目以降はU-NEXTで配信中」みたいなテロップが出ていたか。あれ、サブスクと違うたか。ほんま、ええ加減にしなはれTBS。
 夕食後は社説のダウンロードなど。
 寝落ちしかけたけれど、何とか日記だけはこうやってかけたなあ。緊張感が切れて反動が来たとはいえ、こんなにきついとは思わなんだ、という1日でした。
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システム・クラッシュ [SF]

 今日も出勤日。昨日と同様、坂道の学校に行くバスを1本早め、寸暇を惜しんで採点業務の続きをする。午前中、授業が二コマ、会議が1件入っていたけれど、会議が思うたより早めに終わったので、昼食までとにかく寸暇を惜しんで採点業務。なんとか午前中にすんだ!
 奇跡、というわけではないけれど、よう間に合うたもんです。午後は答案返却が二コマ。間に空き時間が一コマあったけれど、そこでは眼科検診の生徒誘導業務が入っていたんで、できたのはせいぜいクラス別の平均点計算くらいか。
 最後のクラスの答案返却と、計算ミスの訂正が終わり、放課後は成績処理を全て済ませ、定時に退出できた。なんというか、この3日、フルスペックを使うてようやったと思う。珍しく自分で自分をほめてやりたい、という気分になりましたとも。
 帰宅後は寝床にどぷさってスマホをいじったり読書したりして過ごし、夕食後は少しうとうと。さすがに疲れた。明日はゆっくり休みますよ、ほんま。
 マーサ・ウェルズ/中原尚哉・訳「マーダーボット・ダイアリー システム・クラッシュ」(創元SF文庫)読了。シリーズ第4弾。物語としては、第2弾の「ネットワーク・エフェクト」の続きにあたる。植民惑星の異星遺物汚染事件はまだ片付いていなかった。植民惑星に移住していた人々の子孫が惑星に残っていたのですね。その人々を奴隷的契約で連れ去ろうとするBE社に対して、「幣機」マーダーボットはペリヘリオン号の乗務員たちと協力して救出作戦を敢行するのだが……という話。主人公の「幣機」の自嘲ぶりは相変わらずやけれど、何しろ相手のBE社が思いのほか手ごわく、自嘲ばかりしていられん。本書ではシリーズ中最も「幣機」に余裕がなく、アクションシーンが多い。第1弾を読んだ時のユーモア感覚がいささか薄くなっているのが気になる。解説で池澤春菜さんがかなり煽ってはるけれど、シリーズ中最も読むのに苦しんだというのが私の偽らざる感想。ユニークなユーモア感覚が薄くなればなるほど、凡庸なアクションSFでしかなくなるというのが読後感。さて、今後、このシリーズはどちらに向かっていくのか。あまり「幣機」に過酷すぎるピンチを与えないでほしいものです。それを切り抜けるために、持ち前の自虐的な個性を前に出せなくなると思うので。シリーズとして期待が大きかっただけに、ちょっとがっかりというのが偽らざる感想ですね。続巻に期待したいけれど、期待しすぎると失望も大きいので、本書のような感じで続くものと覚悟しておくことにします。
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旭國斗雄の死 [追悼]

 本日も採点三昧。出勤時、いつもはやり過ごして次に来るバスに余裕をもって乗っているんやけれど、大急ぎで早い方のバスに乗り、5分だけでも早く職場につき、すぐに採点を始める。そんなこんなで、日程的に本日までに返却しなければあかんクラスの分はすべて採点をすます。
 午後からは明日返却する分の採点を始めたけれど、昼食後、腹の皮が突っ張ると目の皮がたるむというやつで、20分ほどうとうと。それがかえってリフレッシュになったか、ひとクラス分が完了。残業1時間で最後のクラスの4割まで完了。とはいえもうゲシュタルト崩壊を起こしかけていて、これ以上やるとミスが増えてしまう予感がしたので、中断して退出。まあ、明日返却できるめどはついたかな。
 帰宅してすぐに夕食。食後は社説のダウンロードなどをして、すぐに寝落ち。そらあんたもうへろへろですねん。なに、あと1日。それにもう返却さえすませたら昨日今日みたいな強行軍はする必要はないしね。
 大相撲元大関の旭國斗雄さんの訃報に接する。享年77。相撲を見始めたころ、とにかく小兵でしぶとく食らいついたら離れん力士がいて、膵臓病で入院しているのに「土俵で死ねたら本望」と病院から場所に通うた力士に夢中になった。旭國斗雄。「ピラニア」の異名を持つ力士。
 本命は貴ノ花やったけれど、私は地味に旭國を応援していた。旭國は少しずつ実力をつけ、とったりなどの技の切れだけやなく、正攻法でも相手を圧倒する相撲を見せるようになり、ついに大関に昇進。ただ、一度も優勝をすることはかなわなんだ。
 惜しかったのは14勝1敗という星を残した場所。普通なら文句なしに優勝という星なんやけれど、この場所優勝したのは15戦全勝の横綱北の湖。横綱最盛期でした。小兵の旭國は真っ向から突っこんでいき、圧倒されて寄り切られた。
 引退後は大島部屋を創設し、横綱旭富士、関脇旭天鵬、小結旭鷲山、旭道山など個性豊かな力士を輩出し、名伯楽としても知られた。特にモンゴル力士を初めて入門させ、現在のモンゴル力士の活躍への道を開いた。定年後は部屋を閉じ、力士を友綱親方に預けた。弟子の旭天鵬が友綱を継ぎ、友綱部屋の師匠となったけれど、名跡を交換して大島親方となり、師匠の開いた部屋を再興した。旭國さん、嬉しかったやろうなあ。あとは大島部屋から次に旭國のしこ名を継ぐ力士が出て来てくれたらもっと嬉しかったやろうに。
 常に満身創痍で、膵臓に爆弾を抱えながらも大関まで上り詰めた旭國の異名は「ピラニア」から「相撲博士」に変わっていた。それだけたゆまぬ努力を周囲が認めたという事なんやろうね。
 高見山のまわしを取って出し投げを繰り出した相撲をリプレイで見たら、まわしではなくサガリやったという一番も忘れ難い。横綱輪島との優勝決定戦で惜しくも叩き落とされた相撲も強く印象に残っている。その決定戦に出たことで大関に昇進できたんやもんな。
 目いっぱい相撲を取ってはったからやろうか。77歳で逝くのはまだ早いと思わんではないけれど、それだけ中身の詰まった力士、親方人生やったんやろう。関脇麒麟児といっしょにサントリービールのCMに出演し、アサヒ国とキリン児がサントリービールを飲む加山雄三さんに「あんたが主役」というコミカルなものやった。そういう仕事も受ける茶目っ気のある一面もあったんやね。横綱三重ノ海、大関貴ノ花とは大の親友として知られていた。もと三重ノ海の石山五郎さんは寂しい思いをしてはるんやろうなあ。
 書き出したらいっぱい思いがあふれてくる。それくらい大好きな力士やった。
 謹んで哀悼の意を表します。
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