楳図かずおの死 [追悼]
今日は出勤日。懇談週間という事で、授業は午前中のみの短縮。とはいえ火曜日の私のスケジュールは午前中に3コマ連続授業というものなので、そういう意味では普段とさして変わらず。
午後は教材作成などをしてから退出。帰りにコンビニに寄り道をしたりしていたので少し帰りが遅くなってしもうた。夕食前後に社説のダウンロードや読書などをして過ごす。明日出勤したら、また休み。今週は土曜出勤が入っているので、なかなか生活リズムが安定しませんねえ。
漫画家楳図かずおさんの訃報 に接する。享年88。私がまだ子どもやったころ、「少年サンデー」で連載したはった「おろち」が楳図さんとのファースト・コンタクトでありました。そらもうあなた怖かった。「おろち」という不思議な力を持つ少女がいろいろな家庭に入りこみ、人の持つ醜さを観察するというシリーズで、そんなに怖かったら読まなんだらええのに、人間の本質をえぐり出す筆致に思わず続きを読まずにいられなんだのです。私の母はこういう怖い話が好きやったみたいで、母に頼まれて「おろち」のコミックスを全巻買いに行ったり、「鬼姫」などほかの作品も買いに行きました。ちなみに「少年サンデー」では「ウルトラマン」のコミカライズもしていて、テレビのウルトラマンとは違い、やはり怪奇趣味が満載のものでした。大人になってから復刊されたのをそろえた。実は「ウルトラセブン」は桑田次郎さんがコミカライズしていて、こちらはとてもスタイリッシュなウルトラセブン。どちらもテレビの方とはかなり味わいが違うのが面白い。
で、「アゲイン」という新連載を読んだら、おじいさんが若返って学校でドタバタな大騒ぎをするというナンセンスギャグで驚いた。ホラーとギャグは表裏一体であるという事をこの時に知った。ホラーも視点を変えるとギャグになる。それを実作で示したのが「アゲイン」と、そのスピンオフとして始まった「まことちゃん」やったのですね。そあ、「まことちゃん」は「アゲイン」の主人公の孫やったのです。そして「漂流教室」でホラーに戻った。これがまたもう怖くて怖くて、さすがに続きを読む事ができなくなった。なので、そのあとの作品はもう最初から読んでないのです。
それでも子ども時代に楳図さんの作品に触れたことで、ほんまに怖いマンガとはどういうものか、そしてホラーとギャグの関係性などを知る事ができたのは、貴重な体験やったといえる。まさに鬼才というべき漫画家やった。長いこと「おろち」を読んでへんなあ。実家に行ったときに貸してもろうて読み直してみようかな。今読んだらどんな風に感じるのやろう。子どもの頃とは見え方がかなり違うと思う。
謹んで哀悼の意を表します。
午後は教材作成などをしてから退出。帰りにコンビニに寄り道をしたりしていたので少し帰りが遅くなってしもうた。夕食前後に社説のダウンロードや読書などをして過ごす。明日出勤したら、また休み。今週は土曜出勤が入っているので、なかなか生活リズムが安定しませんねえ。
漫画家楳図かずおさんの訃報 に接する。享年88。私がまだ子どもやったころ、「少年サンデー」で連載したはった「おろち」が楳図さんとのファースト・コンタクトでありました。そらもうあなた怖かった。「おろち」という不思議な力を持つ少女がいろいろな家庭に入りこみ、人の持つ醜さを観察するというシリーズで、そんなに怖かったら読まなんだらええのに、人間の本質をえぐり出す筆致に思わず続きを読まずにいられなんだのです。私の母はこういう怖い話が好きやったみたいで、母に頼まれて「おろち」のコミックスを全巻買いに行ったり、「鬼姫」などほかの作品も買いに行きました。ちなみに「少年サンデー」では「ウルトラマン」のコミカライズもしていて、テレビのウルトラマンとは違い、やはり怪奇趣味が満載のものでした。大人になってから復刊されたのをそろえた。実は「ウルトラセブン」は桑田次郎さんがコミカライズしていて、こちらはとてもスタイリッシュなウルトラセブン。どちらもテレビの方とはかなり味わいが違うのが面白い。
で、「アゲイン」という新連載を読んだら、おじいさんが若返って学校でドタバタな大騒ぎをするというナンセンスギャグで驚いた。ホラーとギャグは表裏一体であるという事をこの時に知った。ホラーも視点を変えるとギャグになる。それを実作で示したのが「アゲイン」と、そのスピンオフとして始まった「まことちゃん」やったのですね。そあ、「まことちゃん」は「アゲイン」の主人公の孫やったのです。そして「漂流教室」でホラーに戻った。これがまたもう怖くて怖くて、さすがに続きを読む事ができなくなった。なので、そのあとの作品はもう最初から読んでないのです。
それでも子ども時代に楳図さんの作品に触れたことで、ほんまに怖いマンガとはどういうものか、そしてホラーとギャグの関係性などを知る事ができたのは、貴重な体験やったといえる。まさに鬼才というべき漫画家やった。長いこと「おろち」を読んでへんなあ。実家に行ったときに貸してもろうて読み直してみようかな。今読んだらどんな風に感じるのやろう。子どもの頃とは見え方がかなり違うと思う。
謹んで哀悼の意を表します。