寅さんやら昔の大河ドラマやら [テレビ全般]
大相撲小言場所「令和七年初場所展望〜琴櫻と豊昇龍の同時横綱昇進なるか~」を更新しました。
今日は月例の京都の医者行き。朝から昨夜録画した深夜アニメを見る。あれ、「薬屋のひとりごと」がないぞ。地上波の枠やと録画番組が重なるからBSで録画することにしたのかな。
昼前に家を出て、阪急の特急で上洛。幸い座れたので車中で読書。医者も混んでなかったんで、さくさくと進む。その足で母の施設に行き、今年初めての面会。例によって「男はつらいよ」のDVDを持っていき、先月持って行ったものと入れ替える。いくら認知症が進んでいるからというても、ずっと同じものを見せられるよりも変化があった方がええやろう。デッキのDVDを入れ替え、今日持って行った「男はつらいよ 純情編」を再生したら、母の視線はテレビ画面に釘付け。私もついつい見てしまう。宮本信子が若い! しかもマドンナ役ではなく、旅先で寅さんが助ける若い母親という役どころ。その父親役に森繁久彌! 「男はつらいよ」にはゲストで大物俳優が必ず出演しているんやけれど、まだ現役バリバリの名優たちの演技がみられるだけでも持っておいて損はない。マドンナ役は若尾文子。これまた若く美しい。「美人女優」という言葉が生きていた時代なんやなあ。
30分に面会時間がのびたので、ゆっくりと声掛けができ、元気そうに返事してくれたのでひと安心。阪急の特急で帰阪。
帰宅したら、妻は日帰り帰省でまだ帰宅してなんだ。すぐに暖房を入れ、社説のダウンロードなどをして帰りを待つ。妻の帰宅後はしばらく読書。夕食時には録画したBSの「大相撲どすこい研 突き押し」や「大河ドラマ」の特番などを見る。ゲストの石坂浩二さんと渡辺謙さん、高畑淳子さん、そして昨年亡くなった西田敏行さんの名場面ダイジェストが中心。ところどころで緒形拳さんがでてくるのが嬉しいね。ミスター大河ドラマは緒形拳さん、石坂浩二さん、西田敏行さんというところか。実は脇役ながら佐藤慶さんの出演回数もかなり多いのでした。ところで、旧ジャニーズ所属の人たちの場面が一切なかったぞ。NHK的にはまだまだ使えんということか。アメリカで賞をとった真田広之さんの場面もなかったな。タイムリーな話題に便乗するかと思うたけれど、これは渡辺謙さんがメインで出演してるから、そこらあたりの配慮かしらん。
さあ、明日からは初場所が始まるぞ。2週間、相撲をたっぷり楽しみたい。
今日は月例の京都の医者行き。朝から昨夜録画した深夜アニメを見る。あれ、「薬屋のひとりごと」がないぞ。地上波の枠やと録画番組が重なるからBSで録画することにしたのかな。
昼前に家を出て、阪急の特急で上洛。幸い座れたので車中で読書。医者も混んでなかったんで、さくさくと進む。その足で母の施設に行き、今年初めての面会。例によって「男はつらいよ」のDVDを持っていき、先月持って行ったものと入れ替える。いくら認知症が進んでいるからというても、ずっと同じものを見せられるよりも変化があった方がええやろう。デッキのDVDを入れ替え、今日持って行った「男はつらいよ 純情編」を再生したら、母の視線はテレビ画面に釘付け。私もついつい見てしまう。宮本信子が若い! しかもマドンナ役ではなく、旅先で寅さんが助ける若い母親という役どころ。その父親役に森繁久彌! 「男はつらいよ」にはゲストで大物俳優が必ず出演しているんやけれど、まだ現役バリバリの名優たちの演技がみられるだけでも持っておいて損はない。マドンナ役は若尾文子。これまた若く美しい。「美人女優」という言葉が生きていた時代なんやなあ。
30分に面会時間がのびたので、ゆっくりと声掛けができ、元気そうに返事してくれたのでひと安心。阪急の特急で帰阪。
帰宅したら、妻は日帰り帰省でまだ帰宅してなんだ。すぐに暖房を入れ、社説のダウンロードなどをして帰りを待つ。妻の帰宅後はしばらく読書。夕食時には録画したBSの「大相撲どすこい研 突き押し」や「大河ドラマ」の特番などを見る。ゲストの石坂浩二さんと渡辺謙さん、高畑淳子さん、そして昨年亡くなった西田敏行さんの名場面ダイジェストが中心。ところどころで緒形拳さんがでてくるのが嬉しいね。ミスター大河ドラマは緒形拳さん、石坂浩二さん、西田敏行さんというところか。実は脇役ながら佐藤慶さんの出演回数もかなり多いのでした。ところで、旧ジャニーズ所属の人たちの場面が一切なかったぞ。NHK的にはまだまだ使えんということか。アメリカで賞をとった真田広之さんの場面もなかったな。タイムリーな話題に便乗するかと思うたけれど、これは渡辺謙さんがメインで出演してるから、そこらあたりの配慮かしらん。
さあ、明日からは初場所が始まるぞ。2週間、相撲をたっぷり楽しみたい。
「べらぼう」第1話 [テレビ全般]
今日も定休日。冷え込みが厳しくなってきた。午前中は例によって昨夜録画した深夜アニメをたっぷりと見る。新番組が多くて、昨日同様集中して見ているから疲れたね。ほかに、再放送の「カムカムエブリバディ」やら大河ドラマ「べらぼう」の第1話を見る。吉原の描写など、作りこみが細かく、若き蔦重が老中と直接話をするという「そんなことあらへんやろう」という場面もあったけれど、そんな直訴をしたために吉原の決まりで罰を食らうという描写を入れるなどして、そのあり得へんことをしたために蔦重に落とし前をつけさせるという形で筋を通している。これは期待できそう。蔦重に関しては世間一般ではどうか知らんけれど、私にとっては以前書いたように写楽がらみでどんな役割を果たした人物かということを若い頃から知っていたので、前から楽しみにしていたし、直近でも「写楽まぼろし」を読んだりしていたから、こうやってクローズアップされるだけで嬉しかったりするわけですけれどね。
昼食に餅を食べ、食後は午睡。夕刻起きて社説のダウンロードなど。
夕食時にはサンテレビ「熱血!タイガース党」を見る。今週のゲストは木浪内野手。こういう玄人好みの人選をするところが、この番組のええところ。昨季はあまり成績が振るわなんだだけに、今季に賭ける思いは強いようで頼もしい限り。今季は小幡や高寺、山田あたりとのポジション争いも激しくなりそうやからね。
夕食後はしばらく読書。お腹が張って眠くなって少しうとうと。明日は外出予定なんで、休めるときに休んでおかんとね。
昼食に餅を食べ、食後は午睡。夕刻起きて社説のダウンロードなど。
夕食時にはサンテレビ「熱血!タイガース党」を見る。今週のゲストは木浪内野手。こういう玄人好みの人選をするところが、この番組のええところ。昨季はあまり成績が振るわなんだだけに、今季に賭ける思いは強いようで頼もしい限り。今季は小幡や高寺、山田あたりとのポジション争いも激しくなりそうやからね。
夕食後はしばらく読書。お腹が張って眠くなって少しうとうと。明日は外出予定なんで、休めるときに休んでおかんとね。
日本の指揮者とオーケストラ [読書全般]
今日は定休日。今週は深夜アニメの新番組が多く、一本ずつ集中して見んとあかん。で、もう見んでええというものをふるいにかけていかんとあかん。疲れますな。
昼食後は午睡。夕刻起きて社説のダウンロードなどをしてから読書。夕食後も読書の続き。寝落ちはせなんだけれど、寒くて寒くて一度布団にもぐりこんだらなかなか出られんのですねえ。
本間ひろむ「日本の指揮者とオーケストラ」(光文社新書)読了。明治以降に日本に海外の音楽が入ってきたところからどのような指揮者が現れ、どのようなオーケストラが作られ、どのように発展していったかを、カギになる指揮者やオーケストラをピックアップする形で紹介したもの。近衛秀麿、山田耕筰、貴志康一、朝比奈隆、齋藤秀雄、小澤征爾、岩城宏之、山本直純、小林研一郎、井上道義、高関健、小泉和裕、山下一史、佐渡裕……そして新世代の指揮者たち。オケではNHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー管弦楽団と新日本フィルハーモニー管弦楽団などなど。非常にコンパクトにまとまっていてわかりやすく、特に日本におけるクラシックの発展で小澤征爾の果たした役割にかなり力を入れている。私は実は実演で小澤征爾指揮の演奏を聴いたことはなく、CDなどでしか接することはなかったんやけれど、大量の録音のわりにあまりその演奏でぐっと来たことがないので、なんで世間で小澤小澤と騒がれていたかよくわからなんだんやけれど、本書を読んでその理由がやっとわかりました。ただ、演奏するというだけやなく、人脈を広げ、人材育成のための組織を作り、そこから多くの音楽家が生まれ育っていったという、そこでの貢献度がかなり高かったんやね。巻末には本文で触れられなかった地方オケや指揮者のお薦めCDが紹介されているのも嬉しい。ただ、紙幅の問題もあって、もっと突っ込んだ記述がほしいという部分もあったけれど、入門書としてはこれ一冊で十分。思うていたほど日本のオケについて私は知らなんだんやなあ。著者の日本のクラシック音楽界に対する愛情がひしひしと感じられた。
昼食後は午睡。夕刻起きて社説のダウンロードなどをしてから読書。夕食後も読書の続き。寝落ちはせなんだけれど、寒くて寒くて一度布団にもぐりこんだらなかなか出られんのですねえ。
本間ひろむ「日本の指揮者とオーケストラ」(光文社新書)読了。明治以降に日本に海外の音楽が入ってきたところからどのような指揮者が現れ、どのようなオーケストラが作られ、どのように発展していったかを、カギになる指揮者やオーケストラをピックアップする形で紹介したもの。近衛秀麿、山田耕筰、貴志康一、朝比奈隆、齋藤秀雄、小澤征爾、岩城宏之、山本直純、小林研一郎、井上道義、高関健、小泉和裕、山下一史、佐渡裕……そして新世代の指揮者たち。オケではNHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー管弦楽団と新日本フィルハーモニー管弦楽団などなど。非常にコンパクトにまとまっていてわかりやすく、特に日本におけるクラシックの発展で小澤征爾の果たした役割にかなり力を入れている。私は実は実演で小澤征爾指揮の演奏を聴いたことはなく、CDなどでしか接することはなかったんやけれど、大量の録音のわりにあまりその演奏でぐっと来たことがないので、なんで世間で小澤小澤と騒がれていたかよくわからなんだんやけれど、本書を読んでその理由がやっとわかりました。ただ、演奏するというだけやなく、人脈を広げ、人材育成のための組織を作り、そこから多くの音楽家が生まれ育っていったという、そこでの貢献度がかなり高かったんやね。巻末には本文で触れられなかった地方オケや指揮者のお薦めCDが紹介されているのも嬉しい。ただ、紙幅の問題もあって、もっと突っ込んだ記述がほしいという部分もあったけれど、入門書としてはこれ一冊で十分。思うていたほど日本のオケについて私は知らなんだんやなあ。著者の日本のクラシック音楽界に対する愛情がひしひしと感じられた。
クローディアの秘密 [読書全般]
今日は始業式。インフルエンザの流行もあり、昨年末の終業式と同様、教室で放送を聞くという形で行われる。で、2時間目から通常授業。出勤2日目でいきなり3時間の授業。そして出欠入力は新システムに切り替えのため、その手順をマニュアルを見ながら行うなどちょっとてこずる。そらまあ疲れますわなあ。
定時に退出し、梅田で書店に寄ったりしてから帰宅。しばらく読書。夕食後は社説のダウンロードなど。なぜかスマホがネットに接続しにくくなっていて難渋する。気がつけば寝落ち。そらまあ疲れてますからなあ。
明日からまた休みが続く。それもあってよけいに緊張感が切れて疲れがどっと出たか。
E.L.カニグズバーグ/松永ふみ子・訳「クローディアの秘密」(岩波少年文庫)読了。1970年代に書かれた児童書。あと少しで12歳になる少女クローディアと9歳の弟ジェイミーは綿密な計画を立てて家出を決行。ニューヨークのメトロポリタン美術館に潜り込み、そこで寝泊まりをすること1週間。おりしも美術館ではミケランジェロの作かもしれないという天使像が大人気。クローディアとジェイミーの姉弟はその天使像の秘密を探り始める。そしてついにその天使像をオークションに出品した老婦人のもとへ……という話。子どもたち2人の、大人から見たら無謀な、しかし彼女たちにとってはワクワクするような冒険の日々が綴られる。大人にしたらあっという間の1週間やけれど、子どもたちにとっては濃密な1週間。そのわくわくする日々を聞きたがる老婦人の存在は、読んでいる自分にも重なる。そう、子ども時代に読んでいたとしたら、全く読み方が変わっていたことやろう。「秘密」を持つことのワクワクする気持ちを持つ少女たちと、それを見守りながらもそのワクワクを知りたい老婦人の対比が、本書をただの子どもたちのいたずらに終わらせないものにしている。失われつつある童心を思い起こさせてくれる、おっさんとしてはなんか気持ちのよい佳作。作者のほかの作品も岩波少年文庫から刊行されていたんやけれど、残念ながら本作以外は絶版。執筆当時、子どもを育てている真っ最中の若い母親やった作者が、他にもどんなものを書いているのか興味深かったんやけれど、わざわざ古本を探して読もうかというほどの気持ちにまではなれんなあ。それでも子どもたちの冒険心を肯定する作者の視線は読んでいて心地よかったね。
定時に退出し、梅田で書店に寄ったりしてから帰宅。しばらく読書。夕食後は社説のダウンロードなど。なぜかスマホがネットに接続しにくくなっていて難渋する。気がつけば寝落ち。そらまあ疲れてますからなあ。
明日からまた休みが続く。それもあってよけいに緊張感が切れて疲れがどっと出たか。
E.L.カニグズバーグ/松永ふみ子・訳「クローディアの秘密」(岩波少年文庫)読了。1970年代に書かれた児童書。あと少しで12歳になる少女クローディアと9歳の弟ジェイミーは綿密な計画を立てて家出を決行。ニューヨークのメトロポリタン美術館に潜り込み、そこで寝泊まりをすること1週間。おりしも美術館ではミケランジェロの作かもしれないという天使像が大人気。クローディアとジェイミーの姉弟はその天使像の秘密を探り始める。そしてついにその天使像をオークションに出品した老婦人のもとへ……という話。子どもたち2人の、大人から見たら無謀な、しかし彼女たちにとってはワクワクするような冒険の日々が綴られる。大人にしたらあっという間の1週間やけれど、子どもたちにとっては濃密な1週間。そのわくわくする日々を聞きたがる老婦人の存在は、読んでいる自分にも重なる。そう、子ども時代に読んでいたとしたら、全く読み方が変わっていたことやろう。「秘密」を持つことのワクワクする気持ちを持つ少女たちと、それを見守りながらもそのワクワクを知りたい老婦人の対比が、本書をただの子どもたちのいたずらに終わらせないものにしている。失われつつある童心を思い起こさせてくれる、おっさんとしてはなんか気持ちのよい佳作。作者のほかの作品も岩波少年文庫から刊行されていたんやけれど、残念ながら本作以外は絶版。執筆当時、子どもを育てている真っ最中の若い母親やった作者が、他にもどんなものを書いているのか興味深かったんやけれど、わざわざ古本を探して読もうかというほどの気持ちにまではなれんなあ。それでも子どもたちの冒険心を肯定する作者の視線は読んでいて心地よかったね。
黒牢城 [読書全般]
今日は仕事始め。私と同様に今日が仕事始めの方は多かった。久しぶりに職員会議に出る。通常の職員会議は私の定休日と必ず重なってるから、何か月も職員会議には出てへんのです。
明日から早速授業があるので、その準備をしたり、たまっているプリントのチェックをしたりというのが私の仕事始め。ずっと毎日だらだら過ごしていたんで疲れたなあ。東京に行ってきた方やら奄美大島やら韓国やらのお土産のお菓子がどっさり。私は年末に梅田で買い物をしたのと正月に実家に日帰り帰省したくらいで、土産物を買うというような外出はしてへんからね。もろうてばっかりは何ですなあ。まあ、3月には相撲を見に行くから、そこで土産を買うくらいか。
定時を過ぎても空は明るい。日没の時間がだんだん遅くなってきているんやなあ。でも風が強くて寒かった。
帰宅後は社説のダウンロードやら読書やらで過ごす。明日出勤したら、またしばらく休みやな。だらだら生活はまだ続くか。
米澤穂信「黒牢城」(角川文庫)読了。あの「古典部シリーズ」や「小市民シリーズ」など学園ミステリ中心の作者が戦国時代を舞台に書いた歴史ミステリ。直木賞を受賞している。主人公は織田信長を裏切った荒木村重。黒田官兵衛を地下牢に閉じ込めていたことで知られる。戦支度をしている中で、人質の少年が射殺されたが、凶器の矢が見つからない。村重は地下牢の官兵衛に知恵を出してもらい解決する。城の中では次々と不可思議な殺人が続き、そのたびに村重は官兵衛の知恵を借りることになる。そして、それらの殺人が重なる中で毛利の援軍が絶望的になり、村重は人心が自分から離れていくのを感じ始める。その陰で動く何者かがいるが、それが誰かはわからず…という話。荒木村重と黒田官兵衛の話はいろいろな戦国ものに登場するけれど、その史実をうまく活用し、城内で起こる事件の謎ときと、次第に村重を追い詰めていく謎の存在がうまくリンクし、追い詰められた村重がなぜ城を放棄したかという史実に対する答えも、そして黒田官兵衛という希代の策士の執念の源泉も解き明かしていく。その構成は見事の一語に尽きる。ただ、歴史小説を専門に書いている作家でないので、戦国時代の持つ独特の雰囲気があまり感じられないのがちょっと食い足りない。戦のむごたらしさなどを描き切れてないのですね。荒木村重にしても黒田官兵衛にしても作者はその人物像をしっかりと描いているにもかかわらず、今一つ深まってこない。ここらあたりは今村翔吾とか朝井まかてとか木下昌輝などを読んでいる時に感じる「凄み」はない。むろん作者の作風からしてそういった「凄み」をえぐり出すようなタイプではないから、ないものねだりかもしれんのやけれど。どうしてもミステリのテクニックの方に気がいってしまう。ただし、作者の狙いは謎解きにあるんやろうから、それはそれで十分に楽しめる。戦国ミステリというあまり描き手のいないところに目をつけたあたり、なかなかやるなあと感心した次第。
明日から早速授業があるので、その準備をしたり、たまっているプリントのチェックをしたりというのが私の仕事始め。ずっと毎日だらだら過ごしていたんで疲れたなあ。東京に行ってきた方やら奄美大島やら韓国やらのお土産のお菓子がどっさり。私は年末に梅田で買い物をしたのと正月に実家に日帰り帰省したくらいで、土産物を買うというような外出はしてへんからね。もろうてばっかりは何ですなあ。まあ、3月には相撲を見に行くから、そこで土産を買うくらいか。
定時を過ぎても空は明るい。日没の時間がだんだん遅くなってきているんやなあ。でも風が強くて寒かった。
帰宅後は社説のダウンロードやら読書やらで過ごす。明日出勤したら、またしばらく休みやな。だらだら生活はまだ続くか。
米澤穂信「黒牢城」(角川文庫)読了。あの「古典部シリーズ」や「小市民シリーズ」など学園ミステリ中心の作者が戦国時代を舞台に書いた歴史ミステリ。直木賞を受賞している。主人公は織田信長を裏切った荒木村重。黒田官兵衛を地下牢に閉じ込めていたことで知られる。戦支度をしている中で、人質の少年が射殺されたが、凶器の矢が見つからない。村重は地下牢の官兵衛に知恵を出してもらい解決する。城の中では次々と不可思議な殺人が続き、そのたびに村重は官兵衛の知恵を借りることになる。そして、それらの殺人が重なる中で毛利の援軍が絶望的になり、村重は人心が自分から離れていくのを感じ始める。その陰で動く何者かがいるが、それが誰かはわからず…という話。荒木村重と黒田官兵衛の話はいろいろな戦国ものに登場するけれど、その史実をうまく活用し、城内で起こる事件の謎ときと、次第に村重を追い詰めていく謎の存在がうまくリンクし、追い詰められた村重がなぜ城を放棄したかという史実に対する答えも、そして黒田官兵衛という希代の策士の執念の源泉も解き明かしていく。その構成は見事の一語に尽きる。ただ、歴史小説を専門に書いている作家でないので、戦国時代の持つ独特の雰囲気があまり感じられないのがちょっと食い足りない。戦のむごたらしさなどを描き切れてないのですね。荒木村重にしても黒田官兵衛にしても作者はその人物像をしっかりと描いているにもかかわらず、今一つ深まってこない。ここらあたりは今村翔吾とか朝井まかてとか木下昌輝などを読んでいる時に感じる「凄み」はない。むろん作者の作風からしてそういった「凄み」をえぐり出すようなタイプではないから、ないものねだりかもしれんのやけれど。どうしてもミステリのテクニックの方に気がいってしまう。ただし、作者の狙いは謎解きにあるんやろうから、それはそれで十分に楽しめる。戦国ミステリというあまり描き手のいないところに目をつけたあたり、なかなかやるなあと感心した次第。
天山の巫女ソニン5大地の翼 [読書全般]
今日から職場では仕事始め。ただ、私は年次休暇をとって正月休みを1日のばしました。こういう時期やないと年休は消化でけへんからね。朝から雨。初出勤の日に雨やとしんどかったやろうから、年休をとっていて正解。偶然とはいえついてます。
午前中は昨夜録画した深夜アニメ「全修」やら「劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」、「劇場版 ボルテスVレガシー」などを見る。さすがに劇場版を2本も見ると疲れますな。
昼食に餅を食し、それから午睡。夕刻目覚めて社説のダウンロードなどをしてからひたすら読書。夕食をはさんで読書の続き。晴読雨読ですわ。読めるときに読んどかんとね。明日はちゃんと出勤します。きちっと切り替えんと。
菅野雪虫「天山の巫女ソニン5大地の翼」(講談社文庫)読了。本伝の完結編。ついに巨山王は沙維への侵略戦争を始める。江南とは同盟を結び、巨山の軍に補給物資を提供させる。クワン王子は同盟に反対するが、そのため謹慎の身に。イウォル王子はクワン王子をひそかに沙維に亡命させる。一方巨山のイェラ王女は父のたくらみを阻止するため、沙維と戦いながら、わざと敗走する。長引く戦争を終結させるために、イウォル王子とクワン王子、そしてイェラ王女の打った手とは。そしてそこでのソニンの役割は……という話。力を誇示するために自国の少数民族を酷使することもいとわない巨山王。江南の第一王子ハヌルに失望し、同盟を盾に戦力を要求する巨山の態度に厭戦気分の漂う江南の民。民に寄り添うことで沙維をまとめあげるパロル王と三国の様子が描かれるが、移ろいやすい民衆の世論の不確かさや、自分というものをしっかりと持っているものの強さなど、作者が社会というものをしっかりととらえていることがよくわかる。しかも、それを児童文学という形で幼い読み手に対してもちゃんと理解できるように記していく作者の手腕は見事というしかない。なによりもソニンという主人公が、自分の弱さを認めたうえで何ができるかを模索していく姿や、常に自分のできることを考えて行動に移す友人のミンなどの人物造形も確かなもの。3つの国の関係の変化を5冊というシリーズものとしては比較的少ない巻数できっちりとまとめ上げる構成力も素晴らしい。本伝はこれで完結したけれど、外伝が2巻あるので、まだこの魅力的な登場人物たちとは別れないですむのは嬉しい。できればイウォル王子とクワン王子、そしてイェラ王女とソニンの大人になった姿も知りたい。作者の中では完結しているんやろうから、それは無理としても、そう思わせるだけのシリーズであることには違いない。
午前中は昨夜録画した深夜アニメ「全修」やら「劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」、「劇場版 ボルテスVレガシー」などを見る。さすがに劇場版を2本も見ると疲れますな。
昼食に餅を食し、それから午睡。夕刻目覚めて社説のダウンロードなどをしてからひたすら読書。夕食をはさんで読書の続き。晴読雨読ですわ。読めるときに読んどかんとね。明日はちゃんと出勤します。きちっと切り替えんと。
菅野雪虫「天山の巫女ソニン5大地の翼」(講談社文庫)読了。本伝の完結編。ついに巨山王は沙維への侵略戦争を始める。江南とは同盟を結び、巨山の軍に補給物資を提供させる。クワン王子は同盟に反対するが、そのため謹慎の身に。イウォル王子はクワン王子をひそかに沙維に亡命させる。一方巨山のイェラ王女は父のたくらみを阻止するため、沙維と戦いながら、わざと敗走する。長引く戦争を終結させるために、イウォル王子とクワン王子、そしてイェラ王女の打った手とは。そしてそこでのソニンの役割は……という話。力を誇示するために自国の少数民族を酷使することもいとわない巨山王。江南の第一王子ハヌルに失望し、同盟を盾に戦力を要求する巨山の態度に厭戦気分の漂う江南の民。民に寄り添うことで沙維をまとめあげるパロル王と三国の様子が描かれるが、移ろいやすい民衆の世論の不確かさや、自分というものをしっかりと持っているものの強さなど、作者が社会というものをしっかりととらえていることがよくわかる。しかも、それを児童文学という形で幼い読み手に対してもちゃんと理解できるように記していく作者の手腕は見事というしかない。なによりもソニンという主人公が、自分の弱さを認めたうえで何ができるかを模索していく姿や、常に自分のできることを考えて行動に移す友人のミンなどの人物造形も確かなもの。3つの国の関係の変化を5冊というシリーズものとしては比較的少ない巻数できっちりとまとめ上げる構成力も素晴らしい。本伝はこれで完結したけれど、外伝が2巻あるので、まだこの魅力的な登場人物たちとは別れないですむのは嬉しい。できればイウォル王子とクワン王子、そしてイェラ王女とソニンの大人になった姿も知りたい。作者の中では完結しているんやろうから、それは無理としても、そう思わせるだけのシリーズであることには違いない。
ブンブンジャーに山田裕貴 [テレビ全般]
昨日の深夜はどひゃっとアニメが増えたんで、午前中はずっとテレビ漬け。
「ブンブンジャー」でゴウカイブルーがゲスト出演。なんと山田裕貴がゲスト出演。これまで戦隊ものではOBが出てきても売れっ子になった人は出演せず、脇役で芸能界に生きながらえているという感じの人たちばかりやったけれど、「ブンブンジャー」はこの前も「トッキュウジャー」の志尊淳が出演したりしてて、大河ドラマや朝ドラにレギュラーで出るようになった人が出るようになったかと、感慨深いものがあるのです。もしかしたら「ゴセイジャー」の千葉雄大とか、「シンケンジャー」の松坂桃李や高梨臨あたりも出てくれるんやないかとちょっと期待たいところ。横浜流星はしばらく「べらぼう」で忙しいやろうから難しいかな。純烈がゲスト出演とか……ないかな。もしくは純烈がテーマソングを歌う、というのもありそうにないな。ともかく、長期にわたって続いているシリーズのOBが、過去を恥じずに出てくれるようになったというのは、東映のスタッフは誇っていいと思うぞ。昔ヒーローをしていた人がそれを黒歴史みたいにしていた時代を知っているからねえ。
昼食後、すぐに午睡するつもりが妻とおしゃべりしていてかなり後ろにずれたので、目覚めたときはもう外は真っ暗。社説のダウンロードをした後、夕食をはさんで読書。BGMにはアーノンクール指揮ヨーロッパ室内管のメンデルスゾーンとか、コンビチュニー指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管のブラームスとか。一気に読めるかと思うたけれど、時間切れ。明日には読んでしまいたいなあ。
「ブンブンジャー」でゴウカイブルーがゲスト出演。なんと山田裕貴がゲスト出演。これまで戦隊ものではOBが出てきても売れっ子になった人は出演せず、脇役で芸能界に生きながらえているという感じの人たちばかりやったけれど、「ブンブンジャー」はこの前も「トッキュウジャー」の志尊淳が出演したりしてて、大河ドラマや朝ドラにレギュラーで出るようになった人が出るようになったかと、感慨深いものがあるのです。もしかしたら「ゴセイジャー」の千葉雄大とか、「シンケンジャー」の松坂桃李や高梨臨あたりも出てくれるんやないかとちょっと期待たいところ。横浜流星はしばらく「べらぼう」で忙しいやろうから難しいかな。純烈がゲスト出演とか……ないかな。もしくは純烈がテーマソングを歌う、というのもありそうにないな。ともかく、長期にわたって続いているシリーズのOBが、過去を恥じずに出てくれるようになったというのは、東映のスタッフは誇っていいと思うぞ。昔ヒーローをしていた人がそれを黒歴史みたいにしていた時代を知っているからねえ。
昼食後、すぐに午睡するつもりが妻とおしゃべりしていてかなり後ろにずれたので、目覚めたときはもう外は真っ暗。社説のダウンロードをした後、夕食をはさんで読書。BGMにはアーノンクール指揮ヨーロッパ室内管のメンデルスゾーンとか、コンビチュニー指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管のブラームスとか。一気に読めるかと思うたけれど、時間切れ。明日には読んでしまいたいなあ。
同志少女よ、敵を撃て [読書全般]
朝からアニメを何本か見て、昨日録画しておいたKBS京都「京の響」を見る。井上道義指揮、京都市交響楽団によるブルックナー交響曲第8番(第2稿 ノヴァーク版)の演奏。昨年11月に演奏されたもので、昨年限りで引退を表明している井上道義さんの京響との最後の演奏会。非常に中身の濃いブル8で、聴き終えたところでもうぐったりしてしまうくらい。井上さんと京響のブル8はすでにCD化されたものも出ているけれど、今回の演奏もぜひ商品化すべきやと思うたね。私はブルックナーの交響曲はそんなに好きやというわけやないけれど、この演奏はまさに渾身の演奏。おそらくCD化はされんやろうから、BDにダビングして置いておこう。
そのあと昼食に餅を食し、妻と一緒に桂枝雀師の落語「くっしゃみ講釈」を見て、こちらも大熱演に苦しくなるほど笑い、それから午睡。
目覚めた後は社説のダウンロードをしたりしてから、ひたすら読書。夕食後も読書。一気に読んでしまう。こちらも中身が濃く、読了後しばらく余韻に浸っていた。音楽と落語と読書で満腹の一日でありました。
逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」(ハヤカワ文庫JA)読了。本屋大賞を受賞した時から気になっていた作品で、ついに文庫化されたので読み始めたら、これが実にもう夢中になってしまうくらい面白かったんやけれど、特に戦争の場面など描写が濃密で切りのいいところで本を閉じては一息ついたりしていた。第二次大戦時に村をナチスドイツ軍に襲われ、一人生き残ったところをソ連赤軍に助けられた少女セラフィマが主人公。彼女は助けられた元狙撃手のイリーナのもとで、狙撃手として教育を課され、仲間たちとともに一人前の狙撃手へと変貌していく。何のために戦うのか、常に葛藤しながらも殺人兵器と化したセラフィマは仲間の死や、スターリングラード包囲網戦での死闘などを経て次々と敵兵を殺していく。彼女の標的はドイツ軍の凄腕の狙撃手。そしてついにケーニヒスブルクの戦闘で標的を指呼におさめることになるのだが……という話。第二次大戦のソ連の女性兵士については戦後に「戦争は女の顔をしていない」でその証言がまとめられたんやけれど、作者はそこから踏みこんで一人の少女が戦時という非人道的な空間で変容していく様を描き、さらには主人公の真の「敵」は何だったかということを読み手に問いかける。本書の親本がベストセラーになった後、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、この物語は現代にも地続きな物語であることを読み手にも、そして作者にも突きつける(あとがきで作者が心情を吐露している)。戦うことの大義名分の虚しさも、人として何かを麻痺させなければ兵士になどなれないということを、本書はえぐり出してくる。今日は結末まで一気に読んだ。読まずにはいられなんだ。結末まで読まんと、絶対安心して寝られへんと思うた。読後、いろいろな感情が渦巻いて、しばらくぐったりした。これがデビュー作とは思われんくらい完成度が高く、本屋大賞を受賞したのにも納得がいった。特薦の1冊であります。
そのあと昼食に餅を食し、妻と一緒に桂枝雀師の落語「くっしゃみ講釈」を見て、こちらも大熱演に苦しくなるほど笑い、それから午睡。
目覚めた後は社説のダウンロードをしたりしてから、ひたすら読書。夕食後も読書。一気に読んでしまう。こちらも中身が濃く、読了後しばらく余韻に浸っていた。音楽と落語と読書で満腹の一日でありました。
逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」(ハヤカワ文庫JA)読了。本屋大賞を受賞した時から気になっていた作品で、ついに文庫化されたので読み始めたら、これが実にもう夢中になってしまうくらい面白かったんやけれど、特に戦争の場面など描写が濃密で切りのいいところで本を閉じては一息ついたりしていた。第二次大戦時に村をナチスドイツ軍に襲われ、一人生き残ったところをソ連赤軍に助けられた少女セラフィマが主人公。彼女は助けられた元狙撃手のイリーナのもとで、狙撃手として教育を課され、仲間たちとともに一人前の狙撃手へと変貌していく。何のために戦うのか、常に葛藤しながらも殺人兵器と化したセラフィマは仲間の死や、スターリングラード包囲網戦での死闘などを経て次々と敵兵を殺していく。彼女の標的はドイツ軍の凄腕の狙撃手。そしてついにケーニヒスブルクの戦闘で標的を指呼におさめることになるのだが……という話。第二次大戦のソ連の女性兵士については戦後に「戦争は女の顔をしていない」でその証言がまとめられたんやけれど、作者はそこから踏みこんで一人の少女が戦時という非人道的な空間で変容していく様を描き、さらには主人公の真の「敵」は何だったかということを読み手に問いかける。本書の親本がベストセラーになった後、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、この物語は現代にも地続きな物語であることを読み手にも、そして作者にも突きつける(あとがきで作者が心情を吐露している)。戦うことの大義名分の虚しさも、人として何かを麻痺させなければ兵士になどなれないということを、本書はえぐり出してくる。今日は結末まで一気に読んだ。読まずにはいられなんだ。結末まで読まんと、絶対安心して寝られへんと思うた。読後、いろいろな感情が渦巻いて、しばらくぐったりした。これがデビュー作とは思われんくらい完成度が高く、本屋大賞を受賞したのにも納得がいった。特薦の1冊であります。
しばらく餅三昧 [日常生活]
今日で職場の正月休みも終わり、なんやけれど、よう考えたら昨日と今日は正月やなくても定休日。なんや損した気分ですね。
朝からまだ見ないで残っていたアニメやら昨日の深夜に録画したアニメ「アオのハコ」やら「ONI」やら見たりして過ごす。
昼食は餅を食す。しばらくは昼食は餅三昧になりそう。なるべく銀シャリは節約するためにここのところずっと昼食はパン食なんやけれど、正月はずっと餅になる。まあ毎年、餅を余らせんように正月の昼食は餅ばかり食べているんやけれどね。
夕刻起きて社説のダウンロードなどをしてから、夕食はパスタ。夕食をとりながら大河ドラマ「べらぼう」の番宣を見る。はるか昔、写楽の正体は何かという本をまとめて読んでいたんで、蔦屋重三郎には関心があったんで、まさか蔦重を主人公にした大河ドラマが始まるなんてと、非常に期待しているのです。特におそらく最後の方で写楽が出てくるはずなんで、このドラマで写楽をどんな風に描くことになるのか、それが一番楽しみ。現在の定説になっている能楽師を写楽の正体にするのか、それとも意外な人物をもってくるのか。この前読んだ「写楽まぼろし」みたいなまさに意表を突く人物やと面白いんやけれど。脚本は森下佳子さん。期待できそうです。
そのあとはしばらく寝床でスマホをいじったり本を読んだり。
明日からは土日で休みが続く。しっかりと読書に集中したい。
朝からまだ見ないで残っていたアニメやら昨日の深夜に録画したアニメ「アオのハコ」やら「ONI」やら見たりして過ごす。
昼食は餅を食す。しばらくは昼食は餅三昧になりそう。なるべく銀シャリは節約するためにここのところずっと昼食はパン食なんやけれど、正月はずっと餅になる。まあ毎年、餅を余らせんように正月の昼食は餅ばかり食べているんやけれどね。
夕刻起きて社説のダウンロードなどをしてから、夕食はパスタ。夕食をとりながら大河ドラマ「べらぼう」の番宣を見る。はるか昔、写楽の正体は何かという本をまとめて読んでいたんで、蔦屋重三郎には関心があったんで、まさか蔦重を主人公にした大河ドラマが始まるなんてと、非常に期待しているのです。特におそらく最後の方で写楽が出てくるはずなんで、このドラマで写楽をどんな風に描くことになるのか、それが一番楽しみ。現在の定説になっている能楽師を写楽の正体にするのか、それとも意外な人物をもってくるのか。この前読んだ「写楽まぼろし」みたいなまさに意表を突く人物やと面白いんやけれど。脚本は森下佳子さん。期待できそうです。
そのあとはしばらく寝床でスマホをいじったり本を読んだり。
明日からは土日で休みが続く。しっかりと読書に集中したい。
ムーティは丸くなった? [音楽]
今日の午前中は昨夜録画したアニメ「火の鳥」の再放送や昨年の暮れに録画した「Fate」の特番などを見、少し読書してから昼には妻とお雑煮を食べる。正月なんやなあ。
それから昨日録画した「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を見る(聴く?)。今年の指揮者はすっかり巨匠然としたリッカルド・ムーティ。もう何度もニューイヤーの指揮台に立っていて、今年のプログラムは「ウィンナ・ワルツ、ポルカ名曲集」に必ず入っているような曲が中心。「ジプシー男爵」序曲とか、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」とか「アンネン・ポルカ」とか「加速度円舞曲」とか。若手指揮者はよく「こんなん聴いたことない」というような曲を引っ張り出してくるし、若き日のムーティもそうやった。しかも四角四面の指揮で優雅さもチャーミングさもないウィンナ・ホルツを聴かせていたもんやった。そやけどさすがに年を取って丸くなったか、第一部の「加速度円舞曲」なんかおお、こんなにゆったりと演奏できるんやと驚かせてくれた。でも、どのワルツもコーダのところで引っ張ってまるでベートーヴェンの交響曲のコーダみたいに終わる。巨匠と呼ばれるようになったからというていかにも巨匠然とした重々しさを出さんでもええのに。まあそれでも若き日のムーティとは違うぞという感じではありました。
ウィンナ・ワルツやポルカをたっぷり楽しんだ後は午睡。夕刻起きて、やはり昨年の暮れに録画したMBS「上方漫才トラディショナル」を少しだけ見る。なにしろ36組の漫才師が出演しているという番組なんで、一気に見るのはさすがにしんどい。途中まで見て、残りは明日以降。夕食後は読書など。大好きなウィンナ・ワルツや漫才を堪能した一日になりました。
それから昨日録画した「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を見る(聴く?)。今年の指揮者はすっかり巨匠然としたリッカルド・ムーティ。もう何度もニューイヤーの指揮台に立っていて、今年のプログラムは「ウィンナ・ワルツ、ポルカ名曲集」に必ず入っているような曲が中心。「ジプシー男爵」序曲とか、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」とか「アンネン・ポルカ」とか「加速度円舞曲」とか。若手指揮者はよく「こんなん聴いたことない」というような曲を引っ張り出してくるし、若き日のムーティもそうやった。しかも四角四面の指揮で優雅さもチャーミングさもないウィンナ・ホルツを聴かせていたもんやった。そやけどさすがに年を取って丸くなったか、第一部の「加速度円舞曲」なんかおお、こんなにゆったりと演奏できるんやと驚かせてくれた。でも、どのワルツもコーダのところで引っ張ってまるでベートーヴェンの交響曲のコーダみたいに終わる。巨匠と呼ばれるようになったからというていかにも巨匠然とした重々しさを出さんでもええのに。まあそれでも若き日のムーティとは違うぞという感じではありました。
ウィンナ・ワルツやポルカをたっぷり楽しんだ後は午睡。夕刻起きて、やはり昨年の暮れに録画したMBS「上方漫才トラディショナル」を少しだけ見る。なにしろ36組の漫才師が出演しているという番組なんで、一気に見るのはさすがにしんどい。途中まで見て、残りは明日以降。夕食後は読書など。大好きなウィンナ・ワルツや漫才を堪能した一日になりました。