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式辞とお言葉 [1月17日の記憶]

 朝、目覚めたらもう午前6時を回っていた。しもた。5時46分にはテレビ中継を前に黙祷するつもりやったのに。まあ仕方ない。
 午前中は録画してあった深夜アニメやら「カムカムエブリバディ」やらを見る。昼食時、NHKのニュースで「阪神淡路大震災追悼式典」のニュースをしていたんで、それに合わせて黙祷。兵庫県知事の式辞にはまるで何も感じなんだのに、今上陛下のお言葉を聞いていたら、何やら胸が熱くなり、こみあげてくるものがあった。皇太子時代に2度、雅子妃ととに被災者を訪問したという。その時に感じたことをご自分の言葉として語ってはると感じたんやろうか。心のこもらん上っ面の式辞と、心のこもったお言葉との違いを、私の中にあるセンサーが察知した、ということなのかもしれん。
 昼食後、午睡。夕刻起きて社説のダウンロード。各紙ともさすがに阪神淡路大震災について触れている。
 あれから30年。私は毎年1月17日にはあの日のことについて書き、風化することは仕方ないとも書いてきた。さすがに30年目ともなるとあの日について何らかの形でメディアは大きめにとりあげることになるんやなあ。
 そのあとは録画した相撲中継を見る。豊昇龍は豪ノ山を圧倒して1敗を守る。琴櫻はすっかり自信を失うた相撲で早くも5敗目。こんなに両大関にくっきりと明暗が分かれるとはねえ。王鵬、千代翔馬、金峰山が勝ちっ放し。各力士とも動きがいい。玉鷲に土がつく。こうやって平幕の勝ちっ放しの力士は少しずつ脱落していくんやろう。感じとしては王鵬が最後まで残りそうやけれど、負けギャンブラーの私がこう書くと、王鵬のファンの人たちは嫌な気分になるのかもしれません、
 日刊スポーツの一面はイチローさんの野球殿堂入り。震災から30年という区切りの時に、神戸で活躍したイチローさん、やはり地震を体験したタイガースの掛布さんが殿堂入りを決めたというのは、偶然かもしれんけれど、何か人知の及ばん力が働いているんやないかと思うてしまう。あの日以降、死生観の変わった人も多かろう。私が今こうして生きていて、毎日やくたいもないことを書けているのは、ほんまに奇跡的にたまたま生かされているだけ、と思う。
 今日は1月17日。そしてまた1年後、この日が巡ってくるんやなあ。

 1月19日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
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