教育にひそむジェンダー [読書全般]
今日は出勤日。朝から曇り空。そのせいか一日全体にだるかった。授業は3コマ。空き時間は教材作成と印刷などに費やす。定時に退出。ぱらぱらと小雨が降ってきていた。常備している折り畳み傘をひらく。
帰路、地下鉄の駅前の本屋さんで妻の「月刊フラワーズ」を買うてから帰宅。ああ、相撲は昨日で終わったんやなあ。
トイレが詰まってしもうている。じわじわとは流れているんやけれどね。妻があれこれ試してくれていたけれど、通らん。そろそろ家の部屋もあちこちが傷んできている。仕方ないことやけれど。
帰宅後、寝床でどぶさって社説のダウンロードなど。それからしばらく読書。夕食後も読書。寝ころんだら動くのが面倒になる。明日はまた少し寒いらしい。通勤が辛いなあ。
中野円佳「教育にひそむジェンダー――学校・家庭・メディアが『らしさ』を強いる」(ちくま新書)読了。著者は日経新聞の記者を経て、フリージャーナリストから東大の准教授というキャリア。自分の子ども時代から学生時代、社会に出て、そして大学で学生と接し、2児の母という経験から、男女の性差について考察する。幼児期、子どもは本来は好きなものは男女差はないが、親がどう望んでいるかをうかがいながら、男の子は男の子らしいもの、女の子は女の子らしいものを選び取るようになってくる。さらに保育園や幼稚園で、男女はグループ分けされ、小中学校、高校、大学という空間でその性差は固定される。大学で教えた学生たちの感想をところどころではさみながら、社会の中で規定されてしまう性差について考察していく。高校や大学は共学がいいのか、男女別学がいいのか。その利点と欠点を探る。教育現場で悩んでしまうようなところを痛いほどついてくる。特に私は理系クラスの授業を多く受け持っており、理系クラスに女子が少なめであるという実態も知っているだけに、本書の「なぜ女子に理系が少ないのか」を指摘した部分など、いろいろと学ぶところが多かった。長く人権教育にもだずさわってきた者として、改めて授業でどのような点に気をつけるべきかを考えさせられる一冊やった。
帰路、地下鉄の駅前の本屋さんで妻の「月刊フラワーズ」を買うてから帰宅。ああ、相撲は昨日で終わったんやなあ。
トイレが詰まってしもうている。じわじわとは流れているんやけれどね。妻があれこれ試してくれていたけれど、通らん。そろそろ家の部屋もあちこちが傷んできている。仕方ないことやけれど。
帰宅後、寝床でどぶさって社説のダウンロードなど。それからしばらく読書。夕食後も読書。寝ころんだら動くのが面倒になる。明日はまた少し寒いらしい。通勤が辛いなあ。
中野円佳「教育にひそむジェンダー――学校・家庭・メディアが『らしさ』を強いる」(ちくま新書)読了。著者は日経新聞の記者を経て、フリージャーナリストから東大の准教授というキャリア。自分の子ども時代から学生時代、社会に出て、そして大学で学生と接し、2児の母という経験から、男女の性差について考察する。幼児期、子どもは本来は好きなものは男女差はないが、親がどう望んでいるかをうかがいながら、男の子は男の子らしいもの、女の子は女の子らしいものを選び取るようになってくる。さらに保育園や幼稚園で、男女はグループ分けされ、小中学校、高校、大学という空間でその性差は固定される。大学で教えた学生たちの感想をところどころではさみながら、社会の中で規定されてしまう性差について考察していく。高校や大学は共学がいいのか、男女別学がいいのか。その利点と欠点を探る。教育現場で悩んでしまうようなところを痛いほどついてくる。特に私は理系クラスの授業を多く受け持っており、理系クラスに女子が少なめであるという実態も知っているだけに、本書の「なぜ女子に理系が少ないのか」を指摘した部分など、いろいろと学ぶところが多かった。長く人権教育にもだずさわってきた者として、改めて授業でどのような点に気をつけるべきかを考えさせられる一冊やった。