SSブログ

試験問題のさじ加減 [教育]

 今日は出勤日。お山の学校の定期考査最終日。試験監督が一コマ。あとは採点業務。目標のクラス平均に無事達していてほっとする。というのも、現代社会は担当者がそれぞれ独自の教材で進め、試験問題も各々で別なものをこしらえるんやけれど、担当者別に不公平になってはいかんので、受け持ちクラスの考査や評価の平均点は一定の幅の間にそろえることになっているのです。あまりにも難し過ぎる問題を作ってもいかんし、そやからというて簡単過ぎる問題も困る。ここらあたりのさじ加減は何度か試験をして、生徒の実力がどの辺にあるかを見極め、配点もどの問題に多くの得点を与え、どの問題に少なめの得点を与えるかを決めんとあかん。おそらくたいていの生徒が正解しそうな問題については少し高めの配点にし、あまり正答率が高くなさそうな問題については低めに設定しておく。こうすると、極端に得点の低い生徒も出んかわりに、よほどのことがない限り満点も出ない、という塩梅になる。
 前任校で養護学校から高校に転勤してはや21年。その前の中学校や定時制高校の常勤講師時代も含めると25年間試験問題を作り続けてきたわけで、その蓄積でさじ加減がわかるようになってきた。こんな問題、満点ばかり取られるんやないかと思うていたら、無残なまでに平均点が低かった、なんてこともあった。ちょっと難しくしてみたつもりやったのに、みんな高得点……というのはなかったな。
 なにぶん高偏差値の進学校には勤務したことがないんで、来年度の再任用でそういうところに配属されたとしたら、これまでつちかってきたノウハウをもとに、新たなさじ加減を模索していかんならん。でも、あまりお勉強が好きやない生徒の多い学校よりも、多少なりとも熱意を持って学んでくれる生徒が多い方が楽に決まっている。さて、4ヶ月後、私はどこでどうしているのやら。
 定時に退出し、帰宅後は主に寝床でどぶさっておりました。帰路、少しばかり小雨にあい、体力の消耗が激しかった。明日は定休日返上で出勤やし、なんとか体力は温存しておかねばね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

平等と大統領と首相と [教育]

 今日も出勤日。試験監督一コマと、出題した現代社会の試験が一コマ。こちらは特に平均点アップ作戦をとる必要がない。教科書をベースに私独自の教材を使用して、それをもとに試験問題を作っているからね。例えば「平等権」の単元ではただ「法の下の平等」や「外国人差別」「性差別」など教科書に掲載されているものだけやなくまさに「現代」の「社会」のトピックをとりいれて「親ガチャ」について生徒の考えを書かせたりした。その上で「機会の平等」と「結果の平等」の違いについて考えさせたいと思うたからね。「平等権」というとつい「結果の平等」のことととらえてしまう者もいてるやろうから、「法の下の平等」とは「結果の平等」とは限らんということを踏まえたうえで、では「平等」とは何かをとらえさせたいという思いで教材を作った。
 ただ、採点は昨日の世界史の続きをするのがやっと。雑事があれこれとあり、調べ物をしたりしていたら、今日の試験の採点まで手がまわらなんだのです。さて、生徒たちは私の投げかけた課題にどう反応してくれているやろうか。それは月曜日のお楽しみ。ちなみに世界各国の首脳の顔写真を並べて、どこの国の人で名前と肩書を書け、なんて問題も出している。ちゃんと授業でやったのですよ。「大統領」に権力のある国と「首相」に権力がある国の違いとかね。国王のいる国には大統領はいてへんのはもちろん、大統領はいてても象徴的な役割で、首相が実権を持っている国もある。ドイツやイタリアがそう。ファシズムの愚に懲りて、権威と権力をわけているわけですね。カナダの場合は英国王のもとに首相がいてるという、ここらあたりも押さえておいた。さすがにテストにトルドー首相の顔写真を載せるようなことはしてへんけれど。あ、英国王の名前を書かせてもよかったかもしれん。
 ぱらぱらと答案に目を通したら、米国大統領の名前がオバマになったりトランプになったりしてたのには苦笑した。バイデンさん、陰が薄いですよ。
 お山の学校は風が冷たく、体力をかなり奪われた。帰宅後、寝床にしばらくどぶさり、社説のダウンロードなど。夕食後は読書をしたりスマホをいじったり。
 明日は定休日。左耳はまだつまってるから、耳鼻科に行かねば。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

平均点アップのテクニック [教育]

 今日は出勤日。ひにひに夜明けが遅くなり、もう出勤時には夜明け前で暗くなる季節になった。それくらいで鬱になることもないとは思うけれど、この季節になるともっと勤務先が近い方がええのになあと実感するのです。そしてこんな夜道を歩いて出勤せんならんのは嫌やなあと思うのです。これがもう8年続いているわけで、来年度は定年退職後の再任用ということになり、もう少し近いところに転勤できるようにと希望は管理職に伝えてあるので、そうなればええなと思う。
 今日は定期考査。私の作った世界史の試験。ここまで、どひゃっというくらい平均点が低いのが続いていたので、せめてクラス平均点が50点を上回るようにとあれこれ工夫を凝らした。そやからというて満点がバカバカ出るような簡単な試験にしたわけやない。ここらあたりのさじ加減はそれなりにキャリアを積んできたからできることと自負しております。ただ馬齢を重ねてきたわけではないのです。
 で、実際に採点してみたら……詳しいことを書くわけにはいかんけれど、目標は達成しているとだけ書いておく。ちょっとしたテクニックなんですけどね。一例をあげると、問題に図版を多めに入れる、などです。そうすると授業で見た図版とその事柄とが結びついて正答が多くなる。文字情報だけでは難しい問題も、図版を入れることによって記憶したことが出てきやすくなるのです。
 その他、保護者から学費関係の問い合わせが来て、学生支援機構に問い合わせたりと、精神的にあまりよろしくない仕事が多々あり、くたびれた。
 定時に退出。お山の学校近辺は風が強く、そろそろダウンジャケットが必要になるかなあという寒さ。そう、明日から12月なのです。ついに退職まであと4ヶ月か。週3日の勤務にしたこともあり、あれよあれよという間に時が過ぎていくのでありますね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

ルイ16世の息子は [教育]

 今日はお山の学校に出勤。ただし、特別時間割のため、授業はなし。受け持ちの3年生は校外学習。私は引率メンバーには入ってへんので、進路指導室で留守番。月末にある定期考査に向け、ひたすらテスト作成。世界史の問題を作る。試験範囲はフランスの絶対王政、イギリスのピューリタン革命と名誉革命、アメリカ独立戦争、フランス革命と言ったところ。
 時代的には大きな変動の時代で、教えていても非常に面白く、試験問題の選択肢のダミーを考えたりするのも楽しい。ただ、いかにももっともらしいフェイクを仕掛けなならんので、難しくもある。実例をここにあげるわけにはいかんので、書きたくても書かれへんのが残念やけれど、けっこう面白い選択肢を考えることができた。そのかわり、かなり時間がかかる。お山の学校の生徒さんたちは選択肢を作ったりしないと答えられなんだりする生徒が多いので、問題だけ作って「ルイ16世の息子の名を答えよ」なんていう風に問題だけポンと投げ出すともうお手上げやったりする。そこで選択肢を作り、「ルイ17世 シャルル1世 山田ルイ53世 ルパン3世」てな具合に選択肢を出してそこから選ばせんとあかんのです。この場合正解はルイ17世が正解なんやけれど、こんな簡単なダミーは並べません。あくまで例題ということで。実際にこんな問題は出しません。
 というわけで1日がかりで問題を作る。もうひと科目作らんならんので、まだまだほっとしてはいられへんのやけれどね。
 定時に退出して、眼鏡屋に寄る。またねじが緩んでレンズが外れた。経年劣化がはなはだしいので、そろそろ新調しなければならんなあ。
 帰宅して、録画した相撲を見たりスマホをいじったり。優勝争いはまだまだ先が見えません。豊昇龍は河津掛けで勝つ。かつては陸奥嵐、貴ノ浪といった力士がちょくちょくやっていた技やけれど、久しぶりに見た。陸奥嵐にしても貴ノ浪にしても規格外の力士やったなあ。豊昇龍も技の使い手としては規格外。今後どんな力士に成長していくのか楽しみです。

 11月20日は「たちよみの会」例会の予定です。新型コロナウィルス感染症についてはそろそろ第8波が来そうなので、今月も13:00~15:00の短縮バージョンで行いたいと思います。ご参加お待ちしています。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

染谷西郷講演会 [教育]

 今日は、昨日の日記に書いたように、お山の学校の人権講演会。花束がわりの菓子折りを持って、会場のホールに直行。電車の乗り換えなどいつもの時間よりも余裕があり、久しぶりにゆっくりと準備をしながらの出勤。
 会場に着くとすぐに担当の先生に菓子折りを渡す。私の今日の仕事はこれで完了。あとは生徒が入ってくるのに座席表を指示したり、その場その場で仕事を見つけ、久しぶりに講演会をじっくり聞くことができた。
 講師はFUNKISTというバンドのヴォーカルを担当している染谷西郷さん。アニメ「フェアリーテイル」第1期と第3期のオープニングの主題歌やTBS系「スーパーサッカー」のテーマ曲などを担当したバンドなのですね。私が担当していた時もお世話になった代理業者を通じての依頼やから、おそらく業者お薦めの人選に違いない。
 なんでそんな人が「人権講演会」で呼ばれたかというと、染谷氏は日本人を父親に、南アフリカ白人の母親に持つハーフで、子どもの頃は学校で「外人」と呼ばれていじめられ、母方の実家ではアパルトヘイト政策のため有色人種として白い目で見られ、非常につらい過去を持つ人なんやということ。そうしたいじめや差別の話と、自分のバンドの持ち歌のギターの弾き語りとを交互に行い、生徒たちをひきつけていた。
 私が担当していた頃もそうやったけれど、この業者は高校生たちを飽きさせない人選をしてくれる。講演の最後には生徒会長が、私が選んだ菓子折りを手渡してくれた。おいしく食べていただければ幸い。
 午後からは半休を取っているので、自宅に直帰。昼食は駅中のうどん屋ですませ、一度梅田に出る。せっかくなので、阪神百貨店のタイガースコーナーに寄り、デスクカレンダーを買う。これは毎年早めに買うておかんと年末に買いに行ったのではもう遅く、すぐに売り切れてしまうのです。壁掛けカレンダーもほしかったけれど、そちらは店頭には月末にしか置かれへんとのこと。これは毎年年末の買い物の時に買いに行っても間に合えし、そうでなくてもローソンなどで売ってたりするので、いずれ別の日に買えるでしょう。
 帰宅してしばらくは寝床でスマホをいじったりしていた。というのも、ガス会社が給湯器や床暖房の点検にくるというので、すぐに午睡というわけにはいかなんだのです。業者のくるのが遅く、妻が電話をかけて確認したら、「そば屋の『もう出ました』」よろしく「今外回りをしてますので、あと30分程お待ちください」という返事。おそらく電話をするまで業者が失念していて、急いで派遣したんやろう。20分ほどでやってきて、点検。終了後、妻は買物に。私はスマホをいじったりうたた寝をしたりしてから録画した相撲を見る。勝ちっ放しの力士がすべて敗れ、4日目にして土つかずの力士不在となった。両大関は2敗目を喫し、ほんまに誰が優勝してもおかしくないような展開になってきた。
 夕食後、読書をしたりスマホをいじったりしてたら、寝落ち。帰宅してすぐ午睡してたら疲れもすぐに取れたんやろうけどね。

 11月20日は「たちよみの会」例会の予定です。新型コロナウィルス感染症についてはそろそろ第8波が来そうなので、今月も13:00~15:00の短縮バージョンで行いたいと思います。ご参加お待ちしています。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

特攻という不条理 [教育]

 今日は出勤日。出る前に深夜アニメ「モブサイコ100」などを見る。
 今日は授業は2コマ。「映像で見る社会」の授業では太平洋戦争で日本が敗れていく様を当時撮影されたフィルムで構成した「ああ玉砕」を見せる。前期の生徒もそうやったけれど、後期の生徒もけっこう引き付けられていた。やはりリアルタイムでロシアとウクライナの戦争を見ているので、よけいに気になる部分なんやろう。このビデオは特攻を美化せず、戦闘機が戦艦に体当たりしている様子なども遠景ではあるけれど、それこそ淡々と見せているだけに、自分で考える余地があるんやろう。どんな演出をしようと、最初から死にに行く出撃なんていう狂気の沙汰は美化はでけんと思う。死ねと命令されたら嫌でも死にに行かなくてはならんという異常さと、それが当たり前やったり死んだことを讃えられたりすることの不条理さを感じ取ってくれたらええなあと、このビデオを見せるたびに思う。
 午後は月曜の授業で使う教材の作成など。会議も定時までぴっちりとあり、退出は少し遅くなった。帰宅してしばらくどぶさっていた。夕食後も寝床で社説のダウンロードなどをして過ごす。あまり本は読めず。
 明日は定休日やけれど、朝からちょっと片付けもせんならん。ほんまは帰宅してから少しやるつもりやったけれど、なんやかんやで疲れてエンジンがかからんのです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

当世進学模様 [教育]

 今日は勤務日。かなりがんばって作った教材で臨んだ現代社会やったけれど、生徒の反応は今ひとつ。というのも、3年生は大半が進路を確定し、安心し切っている感じなんですね。とりあえず単位さえ取れたら……という空気になっている。少子化に伴う大学や専門学校の広い門戸が生んだ現象と申しましょうか。2月の一般入試で勝負しようという生徒は少なく、AO入試や指定校推薦などで早々と進学が決まってしまう。人手不足なので、企業も高校生の採用に積極的やったりする。青田買いというのか、少ない人材に早く唾をつけておこうというようなところが多い。進路指導室にいてるとそういう現状がようわかる。
 一浪して予備校で必死で勉強してなんとか関関同立のうち2校の合格を勝ち取った私から見たら、とにかく楽に入れるところやったらどこでもええ的な生徒たちを見てると「入試をなめんな」という気持ちになったりする。まあ、私の若い頃……40年ほど前とは時代状況が違うということもあるんやけれどね。
 今日はそれほど気温が低くなかったけれど、なんか一日だるかった。それでも授業は手を抜かず、定時に退出。帰路、耳鼻科に寄る。鼻の状況はあまり変わってへんのか、同じ薬を処方してもらい、帰宅。患者さんが多くて診療が終わるのが遅くなったため、帰宅したらすぐに夕食。食後、スマホで社説のダウンロードをしていたら、寝落ちしてました。
 休日にちょっとだらけ過ぎたのかなあ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

子どもは戦いが好きか [教育]

 今日は普通に水曜日。昨日は火曜日やったけれど、休み明けの上に月曜日の時程で仕事が動いていたから、この半年で体に染みついたリズムでは定休日のような感覚。それを無理矢理水曜日の平常運転で動くもんやから、何か無理をしている感じになる。出勤した時点で体が重い。それでもなんとか仕事をこなし、教材作成もまあまあうまくいく。
 現代社会の授業の平和主義のところをわかりやすくまとめたプリントを作ったんやけれど、以前の授業で使った教材も一部組みこむ。「子ども番組では正義のヒーローが戦う戦隊シリーズやプリキュアシリーズなどが長年続いているが、子どもたちはそんなに戦いが好きなのだろうか」という戦争と平和の問題とはちょっと視点をずらした質問。
 で、以前作った時は8年前、転勤してきたばかりの時。あまりに教科書がつまらないのでかなり好き勝手な教材を作ったんやけれど、それをそのまま使うとテストが作りにくいので、今回はその質問だけ使用することにした。ちなみに8年前の教材では、「機動戦士ガンダムのように未来を舞台にした戦争アニメがあるが、本当に人間はそんなに戦争をやめられないものだろうか」なんて質問を作って自分の考えを書かせていたのです。むろん答えに「これが正解」というものはない。十人いれば十通りの「正解」があるはず。その時はそんな教材ばかりやらせていたので定期考査の時に非常に困ったのでありますね。その轍だけは踏みたくない。その時のプリントには、当時の生徒が小学生の頃の戦隊の写真を張り付けた。8年前の教材は「ハリケンジャー」でした。今の生徒たちが小学生低学年の頃の戦隊はなんやったか調べたら「ゴセイジャー」やった。うわっ、そうかあ。ちなみにプリキュアはというと「ハートキャッチプリキュア」。うーむ、何かついこの前見たような、かなり昔に見たような、微妙な古さやねえ。
 定時に退出。今日は電車もダイヤ通り運行していた。そんな毎日人身事故があってたまるかと思うていたら、ホームの電光掲示板でJRの路線で人身事故があったので振り替え輸送をしているという表示が出ていた。毎日人身事故はあるんやなあ。
 帰宅してしばらくはどぶさっていて動けず。スマホをいじったりしていた。夕食後は読書をしたりスマホをいじったり。明日は祝日でお休み。ちょっとばかり体を休めねばね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

あたらしい憲法のはなし [教育]

 今日はお山の学校の文化祭。よって、土曜日やけれど出勤日。私の仕事は金券売り場の当番と、貸し出した物品の返却当番。1時間ごとに売り場に行き、金券販売や未使用分の払い戻しなどをする。もっと忙しいかと思うたけれどそうでもなく、コロナ禍のために食品模擬店をしようと思うたら衛生面などかなりハードルが高いので、それほど金券を使う場所がなかったということらしい。
 昨年は外部からの来客禁止ということになっていたけれど、今年は少し緩和して家族のみ招待券を発行できるということになった。これは警備の担当の先生にとってはかなり楽。なにしろ友だちまで招待客を広げると、マナーのなってない人もかなり混じってしまい、注意したりトラブルが発生したりと大変なんですわ。
 空いた時間は教材作成。「憲法の三大原則」の単元のプリントを作る。ただ、この内容は小学6年生から中学3年生と、何度も繰り返して教わっているいわば常識。日本国憲法前文の写経をさせるという手もあるけれど、何も意味を頭に入れずにただ書き写すだけという生徒が多いやろうから、却下。そこで、日本国憲法公布後に当時の文部省が小学生向けに作成したテキスト「あたらしい憲法のはなし」が「青空書房」のサイトでダウンロードできるんで、そこから重要な部分を抜粋してプリントに掲載するという手を使うことにした。
 このテキストは平易な文章で「主権在民」や「基本的人権」を説明してあり、しかも本質的なことを非常にわかりやすく説いている。高校生にそんなテキストをと思う人もいてるかもしれんけれど、「人権」や「主権」の概念の説明というのはなかなか難しいのです。このテキストは軍国教育を受けてきた子どもたちに噛んで含めるように民主主義について書いてあり、まったくわかってへんことを一から教えるために書かれたものやけれど、わかってるつもりで実はわかってへん人にも最適なもの。今一番読ませたいのは現役の政治家やね。特に「平和主義」を説いた章は、その当時の人たちの「戦争はもうこりごり」という気持ちが強く現れていて、ちょっとばかり心打たれるものがある。
 ま、一度「青空書房」のサイトで探してみてください。
 仕事が一通り終わってくつろいでいたら、生徒がやってきてどひゃっというような相談をしてきた。守秘義務があるのでここには書かんけれど、とらかくその場にいた教員みんながどひゃっとなってしもうた。最後の最後でどえらいしんどい目におうた上に、帰路は土日祝日ダイヤなんでバスや電車の本数が少なく、帰宅にけっこう時間がかかってしもうた。帰宅後少しどぶさってから、夕食。テレビをつけて日本シリーズ第6戦を見たら、バファローズが連勝して優勝まであと1勝に迫った。もし明日スワローズが勝ったら、日本シリーズ史上2回目の第8戦が行われることになるけれど、勢いはバファローズにある。明日は一気に勝負をつけそうな雰囲気やね。もちろん勝負は27個目のアウトを取るまでわからん。どうなることやら。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

互換性なし [教育]

 今日から9月。授業も6時間フルとなる。私は午前中の2コマのみ。
 1時間目、「歴史新聞」作成の最終日。生徒は一人あたり1台ずつ貸し出されているタブレット「クロームブック」を使い、歴史上の人物についてグーグルで検索して調べたり、あるいはグーグルクロームのワープロソフトで文書作成をしたりする。当初、pdfファイルの形式で保存させて私のUSBメモリにコピーさせるつもりやった。なにしろ私らの使用しているパソコンのOSはwindowsなんで、グーグルクロームとの互換性がないのです。そやから互換性のあるpdfファイルにさせたんやけれど、だいたいクロームブックなる者を私は使いこなせんから、生徒からどう保存するかと聞かれてもまともに答えられんありさま。
 結局、午後のホームルームの時間に「グーグルクラスルーム」のサイトに設置した授業用のフォルダに保存させておくことになった。それはええんやけれど、今度はこれを私が何らかの形でプリントアウトして評価をつけんならん。「GIGAハイスクール構想」なる事業でタブレットを使用した授業を推奨させるのはええけれど、教員にもクロームブックを同じように使わせてくれんと指導が難しいやないですか。大阪府教育庁にはなんとかしていただきたいものです。
 4時間目に映画「アイ・アム・サム」を最後まで見せる。しっかりと見ていてくれた生徒たちはいろいろと考えて感想を書いてくれていたので、非常によかった。さて、次は何を見せようか。いや、もう決めてあるのですけれどね。
 午後は月曜の授業のための準備を中心にずっと事務作業。お山の学校周辺は朝から豪雨と小雨の繰り返し。幸い通勤時には小雨やったんで持っていった傘を使うことはなかったけれど、自転車通学の生徒たちはずぶぬれになり体操服に着替えたりしていて大変そうやった。
 定時に退出し、帰宅後、サンテレビでナイター中継を見る。解説は掛布さんと阪急ブレーブスのエースでタイガースやファイターズなど様々な球団で投手コーチをつとめた佐藤義則さん。この組み合わせも初めて。いろいろと興味深い話も聞けて、ローカル放送にはもったいない布陣でした。試合途中に豪雨で中断し、再開したら5分ともたずに中断。結局降雨コールド勝ちに。試合終了後は少し読書していたが、さすがに疲れてうたた寝してしもうた。最後まで読み切ってから日記を書くつもりやったけれど、断念。明日こそ読み切ってしまおう。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校