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キーウの大門? [音楽]

 今日は月例の京都の医者行き。朝から昨夜録画したアニメ「葬送のフリーレン」などを見てから、昼前に出かける。寒かったけれど天気は悪くなく、往路の阪急の快速特急では座れず、けっこう疲れた。診療後、これも月例になっている母の入所している施設に面会に。しゃべりにくい中「ありがとうね」という一言が嬉しく、10分間という短い面会時間の間ずっと手を握っていた。座りたかったので、帰路は準急に乗る。
 帰宅後、妻は日帰り帰省中やったので、本を読んだりスマホをいじったりして過ごす。
 妻の帰宅後、夕食。食後もしばらく読書。今日は午睡してなんだせいか眠くなり、少しうとうと。
 社説のダウンロードをしていたら、全国紙も地方紙もほとんどが「ロシアのウクライナ侵攻まる2年」がテーマに。ロシアへの停戦を求める記事ばかりで、まあ当然といえば当然。ところで、この2年の間で、ウクライナの首都の読み方がキエフからキーウに変更になったりしたわけなんやけれど、その時からずっと思うていたことがある。
 ムソルグスキー作曲の組曲「展覧会の絵」の終曲は「キエフの大門」と訳されていたけれど、今後、新譜や再発盤からはやっぱり「キーウの大門」に変わるんやろうか。国内版のCDはあまり買わんので、どうなっているのかよくわからん。最近の新譜ではレオンスカヤという女性ピアニストが原曲のピアノ版を録音したりしているけれど、配信でも和訳されてなんだので、やっぱりわからん。あるいはチャイコフスキーの交響曲第2番は副題に「小ロシア」とついているものと「ウクライナ」とついているものが混在しているけれど、これはやはり国際的にも「ウクライナ」で統一されるんやろうか。最近の新譜ではプレトニョフという指揮者(ピアニストとしても高名)がロシア・ナショナル管を振っているチャイコフスキー交響曲全集では“Little Russian”になっている。まあロシア人がロシアのオケを振っているんやから立場的には「小ロシア」になるわな。ウクライナ支援側の国の指揮者やオケの録音がどう表記するか、見ものかもしれんなあ。

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ピアニストと加齢 [音楽]

 今日も出勤日。ついに坂道の学校での初年度の授業がすべて終わる。明日から学年末考査。私の持ち科目の試験は無事完成。なんか一気に緊張感の糸が切れた感じ。
 朝から降ったりやんだりを繰り返してたけれど、夕刻から本格的に降りはじめる。
 なんやかんやで定時より少しだけ遅れて退出したら、バスが雨のせいかこれまた遅れていて、帰宅時間がどんどん後ろに押されていく。
 で、帰宅したらもうばてばてですぐに寝床でどぶさり、スマホをいじったりして過ごす。スマホでアルトゥール・ルービンシュタインの弾くベートーヴェンの月光ソナタを聞いていたら、妻が「誰の演奏?」と驚いていた。ルービンシュタイン75歳と晩年の演奏なので、かなりテクニックが衰えて力技で弾いている感じの演奏やったからね。指揮者はともかくピアニストはあまり歳をとり過ぎるとよくないように思う。ホロヴィッツとか……。アシュケナージやバレンボイムはもうピアノは弾かず指揮者の方が圧倒的に多くなっているしねえ。
 反田恭平みたいに今からもう指揮もやったりする若手ピアニストもいるくらいやから、特にテクニシャンのピアニストにとっては加齢でテクニックが落ちるのはきついものがあるんやろうな。
 さて、授業も終わったテストも作った終わった終わったなんて気分になっているけれど、本番はこれから。採点と成績算出、うまくいかなければまた職場にわざわざ遊びに行かんならんはめになる。そこらあたりもきっちり計画を練って、そして最後の大きな山である入試を乗り越えて新年度は気持ちよく仕事ができるようにしたいものです。

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ゼルキンとアバドのモーツァルト [音楽]

 今日は出勤日。毎週同じことを書いているけれど、月曜日は時間割がいっぱいいっぱいで非常にきつい。授業の合間に教材研究や教材作成をして、放課後は事務作業。予定通りに仕事をすませ、定時に退出。帰路、梅田で書店に寄ると林譲治さんの文庫新刊が出ていたので買う。林さんも精力的に執筆しているなあ。林さんの本も未読の分がけっこうたまってきているから一気に片付けたい。アニメなんか見ている場合やないぞ、ほんま。
 お山の学校に勤務している時は歩いている時間は短く、電車やバスに乗っている時間が長かったから車中での読書も進んだけれど、坂道の学校に転勤したら歩く時間が長くなり健康的ではあるけれど、車中の読書はあまりでけんのですね。
 帰宅後、読書の続きなど。夕食後もしばらく読書。相撲も野球もないから、こういう時期にたっぷり読んでおきたい。ただ、今日はへろへろなんで、読んでいるうちについうとうと。寝落ちまではいかんけれど、気がついたらもうこの日記を書く時間。やれやれ。
 ここのところ、毎日日記を書きながら聴いているのはルドルフ・ゼルキンのCDボックスセット。ほとんどがモーツァルトのピアノ協奏曲なんやけれど、これが思うていたよりもいい。ゼルキンの録音はこれまでほとんどベートーヴェンのピアノソナタや協奏曲しか聴いたことがなく、これがかなり私好みの演奏なんで気にいってはいたんやけれど、滑らかでかつ劇的な演奏スタイルでモーツァルト向きではないんやないかと思うてたんですね。やはり聴いてみんとわからん。非常に自然体で、滑らかなところに力点が置かれている感じ。これまでモーツァルトのピアノ協奏曲集といえばアリシア・デ・ラローチャやマレイ・ペライアを愛聴していたんやけれど、ルドルフ・ゼルキンもそれに加わった。若き日のダニエル・バレンボイムも悪くはないけれど、才気ばしったところがちょっと鼻につく。モーツァルトはあくまで自然体で演奏してほしい。ゼルキン盤はクラウディア・アバドの伴奏もいい感じで寄り添っている。アバドはフリードリヒ・グルダのモーツァルトでもええ伴奏をしているし、モーツァルト以外でもマルタ・アルゲリッチのチャイコフスキーなどピアノ独奏を引き立てるええ録音がようけ残っている。ヘルベルト・フォン・カラヤンなどはどうしてもオーケストラと独奏者が張り合うているような感じになってしまうから、聴いていてうっとおしかったりするけれど、アバドにはそれがない。協奏曲はアバド伴奏に限る、とまでは言わんけれど、アバドが独奏者をひきたてるええ指揮者やということだけは言えると思う。こんなたわごとを書いてんと、演奏に浸っていればええんですけどね。

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ティーレマン2度目のニューイヤーコンサート [音楽]

 元日からちょうど1週間。次々と深夜アニメも新番組が出そろってきた。「薬屋のひとりごと」のように前クールから引き続いて放送されているものもあれば「マッシュル」のように間があいて第2クールが始まったものもあり、「佐々木とピーちゃん」みたいに新たに始まったものもある。「佐々木とピーちゃん」は第1話だけ特別に1時間枠。よくある異世界ものかと思うたら、なんとエスパーものとからんだりして先が読めん。異世界転移もあれこれとバリエーションがあるなあ。
 午前中はひたすらアニメを見る。昼食後、昨日やっと放送された「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を見る。元日から1週間もたって見ると、もう正月気分も吹っ飛んでいるんで何やら間が抜けてしもうた感じ。むろん元日は能登半島の震災で放送がすっとんだんやから、これは仕方ない。そやけど何も律儀に予定通りに再放送の枠で見せんでもよかろうと思うな。
 で、指揮のクリスチャン・ティーレマンは4年ぶり2度目の指揮台。去年ウィーンフィルとブルックナーの交響曲全集を完成させ、それ以前にはベートーヴェンの交響曲全集も録音しているという、非常に関係を深めている指揮者。デビュー時からゆったりとした一時代前の巨匠風の指揮ぶりやった。「ウィーンのボンボン」あたり、ハンス・クナッパーツブッシュを意識したみたいなスローテンポ。そやけど「うわごと」をプログラムに入れているところを見ると、ヘルベルト・フォン・カラヤンも意識しているのかな。カラヤンは60年代にウィーンフィルとウィンナワルツを録音した時も70年代にベルリンフィルと録音した時も87年にニューイヤーコンサートで指揮した時も必ず「うわごと」を演奏している。ただ、他の指揮者はあまり演奏しない曲目なんですね。ウィンナワルツのオムニバスにもほとんど入ってへんしな。そんな曲をわざわざプログラムに入れているのには意味があるんやろうと思うね。毎年アンコールで演奏される「美しく青きドナウ」もゆったりしたテンポ。なんとブルックナーの「カドリーユ」なんて曲もあって、ブルックナーの交響曲とは全く違うかわいらしい曲なんでびっくり。
 めったに演奏されん曲も多かった。できたらもう少しポピュラーなワルツやポルカも入れてほしいなあ。軽快で楽しいカルロス・クライバーやチャーミングの極みやったジョルジュ・プレートルの時と比べたらあかんのやけれど、ニューイヤーコンサート向きの指揮者やないなあと再確認した次第。来年はリッカルド・ムーティが7度目の登場。初登場は1993年やから、これはこれですごい。
 午睡のあとは読書など。明日も休日。別に仕事は大好きやないけれど、こんなに休みが長いと、明後日がきつかろうなあ。

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東京ブギウギ [音楽]

 今日の昼間は比較的気温は高めやったみたいやけれど、夕刻になるにつれて雲も出てきて風も吹き、だんだん寒くなってきた。明日は一気に真冬の気候になるらしい。ただでさえ底冷えのする京都に行く日にそんなに突如寒くなるなんてかなんなあ。明日はダウンジャケットでも着ていくか。
 というわけで、午前中は例によってHDDレコーダの奴隷となりを友とし、昼食後もしばらくドラマ「ブギウギ」の未視聴分を見てから午睡。夕刻起きて着替え、かかりつけの内科に。今月分の血圧とアレルギーの薬を処方してもらう。
 帰宅後は社説のダウンロードやら読書やら。夕食後、スマホで笠置シヅ子さんの歌う「東京ブギウギ」を妻といっしょに聴いたりする。発音は少し甘いけれど、音をしっかりととり、いらん装飾をしてへん。そやから耳に心地よいんやなあ。もう少し笠置さんの歌が配信されてたらええんやけれど。Apple musicでは「東京ブギウギ」のほか、「買い物ブギ」、「アイレ可愛いや」の3曲しか見つからなんだ。ちなみにエノケンは「伊達男」だけ。「ブギウギ」をきっかけに戦前の昭和モダンというような歌にも注目してもらいたいものです。
 それからしばらく読書。今日も寝落ちせずにすんだ。

 明日12月17日は「たちよみの会」例会の予定です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンで行います。ご参加お待ちしています。

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キャスリーン・バトル・エディション [音楽]

 今日は定休日。
 寝不足や疲れなどが重なっていたせいか、目覚めたのは、通常ならもう坂道の学校についているころ。録画した番組を見たりしながら朝食を取る。食後、また眠くなる。アニメなどを見たらやってしまいたいこともあったんやけれど、結局ちょっとだけ手をつけて、すぐに午睡。
 なんか変な夢(自分がルパン三世の一味に入っている、というようなの)を見て、夕刻目覚める。社説のダウンロードをしたり、読書をしたりして過ごし、夕食後も寝床で読書。
 今日はタイガースの試合はなく、ゆっくりと読書の時間がとれたけれど、読了には至らず。
 とにかくやるべきことはあってもくたくたでとてもとても……という一日になった。というわけで、日記の中身もスカスカ。
 せめて今聴いているCDの話くらい。
 今聴いているのは輸入盤のボックスセットで、「キャスリーン・バトル エディション」というもの。DGから出たCDだけやなく、EMIから出たものもセットにしてくれている嬉しいボックス。発売はオーストラリアの「ELOQUENCE」という、ユニヴァーサル傘下の会社。ここはかなり古い録音の復刻などもしているメーカーで、ボックスセットの場合、かつて出ていたレコードやCDのジャケットもそのまま復刻した紙ジャケット仕様。これもまたファンには嬉しい。そして非常に格安。ただ、アーティストによっては何十枚ものセットになってしまうこともあるので、そういうのは買いません。キャスリーン・バトルは1980年代後半から90年始めに人気絶頂やったソプラノ歌手。私は同系統のソプラノやとバーバラ・ヘンドリクスが好きやったので、バトルは2枚ほどアルバムを持っていただけやった。ただ、全盛時はカラヤンとウィーンフィルのニューイヤーコンサートで共演するなど引っ張りだこやったのに、DGレーベルからEMIレーベルに移籍したりしたこともあり、急速に単独のアルバムが出んようになった。とはいえ、その鈴を転がすような歌声と、表情豊かな歌い方は今聴いても魅力的。特にジェシー・ノーマンと共演した黒人霊歌コンサートは当時出てすぐに買い何度も聴いたくらい、楽しく素敵なアルバムやった。こうやって30年くらい前の録音を聞いているとやはり魅力あふれる歌手やったなあと再確認。お買い得のボックスセットです。

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初めての曲と初めての奏者 [音楽]

 今日は定休日。午前中は録画した番組を見て過ごす。HDDレコーダの残容量が少なくなってきているので、かなりたまっていて、私が見れば削除できるものをなるべく多く見るようにする。実はじっくりと音楽を楽しみたいと思い「題名のない音楽会」をかなり見ずにためこんでいた。そこで、企画もの(例えばジャニーズとオーケストラのコラボ、みたいなもの)を中心に選び、6回分ほど見る。音楽の部分はむろん等倍で聴くけれど、間のおしゃべりなどは倍速で聞くなどして、なるべく間のおしゃべりの多そうなものを選ぶ。新進気鋭の奏者の音楽をじっくり聴かせるというような回はあとまわしにして、まだ置いてある。
 それでも音楽を聴く時は耳づまりもあって、集中せんと細部まで楽しめんので、立て続けに聴くとやはり疲れるね。自分のCDを聴く時などはおなじみの好きな曲を好きな奏者で、という感じで聴くことが多いけれど、「題名のない音楽会」などでは初めて聴く曲も多いので、聞き流したりなんかでけん。
 今、この日記を書いているBGMはチェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルのハイドンのロンドン交響曲なんやけれど、曲自体なじみがあり、CD自体も何度か聴いているし、何度でも聴くことができる。
 初めて聴く曲やったり、初めて聴く奏者やったりすると、やはりじっくりとどんな曲か、どんな演奏かを楽しみたいからね。
 というわけで、午後は疲れて午睡。夕刻はスマホをいじったりなんかして過ごす。
 今日は聖バレンタインの日。妻からチョコレートをいただく。というても手渡しやなく、私のカバンの上にちょこんと板チョコが乗っていて、私が気づくまで知らん顔をしていた。なるほど、その手があったか。職場に持っていっておいしくいただくことにしましょう。

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ウェルザー=メストのニューイヤーコンサート2023 [音楽]

 今日は月曜日やけれども元日の振り替え休日で、カレンダー上では日付が赤くなっている。そやけど正月三が日はだいたい休みやからとりたてて意味はないんやないか。振り替え休日を1日損したような感じですね。
 録画してあったドラマを見ながら朝食。そのあと、昨日録画したけれど帰省していたので見られなんだウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを見る(聴く)。今年は10年ぶりにフランツ・ウェルザー=メストが指揮。前回の指揮の時はこんなこと を書いている。あれから10年、どう変わったか注目していたんやけれど、なんとほとんどの曲がニューイヤーコンサート初登場。初めて聴くか、CDで一度くらいは聴いたことがあるけれど覚えてへんような曲ばかり。フランツ先生、ずるいですよ。他の指揮者との聴き比べもでけんし、前回との比較もでけん。強いて言えばニューイヤーおなじみの遊びがなかったなあとか、観客はぎっしり詰まってるのにマスクしてへんやんかとか、花はオレンジでまとめているなあとか、日本人(たぶん)バレリーナが悪目立ちしてるなあとか、演奏とは関係のないことばかり。久々のニューイヤーご指名でこれまでの2回ではでけなんだことをやってやろうと手ぐすね引いて待ってたということかなあ。というわけで、曲目の選定で勝負するという、ウェルザー=メストらしいといえばそういえるようなニューイヤーコンサートでした。来年はティーレマン。ここのところブルックナーの全曲録音などに力を注いでいるティーレマンだけに、なんか重々しい演奏になりそう。
 昼食後、午睡。昨日の日帰り帰省で疲れたのかたっぷり睡眠。夕刻起きて、読書をしたりスマホをいじったり。夕食後もそんな感じでだらだら過ごす。明日もテレビ漬けの正月になりそう。そんなこんなで三が日が過ぎていくのですね。

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井上道義の第九 [音楽]

 今日は大晦日。それやのに、朝から録画したドラマをまとめて見たりしているんやから。ええ歳して何してるんだか。
 というわけで、心を入れ替えて年賀状のあて名書きに没頭。昼食後も集中力を切らすことなく書き続け、午後4時ごろには完了。買い物に行く妻に投函を託す。これでなんとか新年を迎えられます。まあ、とても元日には間に合わんけれどね。
 妻が買い物に行っている間、さすがに疲れたので寝床でどぶさってました。それでも社説のダウンロードとか、読書とかをぼちぼちと。
 夕食は晦日蕎麦ということで、どん兵衛天そばを食す。例年晦日蕎麦はこれです。
 そして、大晦日恒例のNHK交響楽団の「ベートーヴェン交響曲 第九番 合唱付き」を聴く。今年の指揮者は井上道義さん。私は30数年前、井上さんと京都市交響楽団の演奏を生で聴いているので、それ以来の井上さんの第九ということになる。
 いや驚いた。第一楽章、まるでブルックナーみたいにほとんど聞こえんくらいの音で始まると、一転して小林研一郎もかくやとばかりの気合の入った演奏に。全ての音が鳴り切っている。第三楽章はフルトヴェングラーばりのスローテンポで心地よい音楽を歌いあげる。このテンポについていけるN響はさすが。そして終楽章、声楽よりも管弦楽を前面に押し出し、自在にテンポを操って、コーダまで音を響かせる。コーダは見れはフルトヴェングラーの狂気に満ちた速さとまではいかぬものの、雪崩落ちるような速度で曲を締めた。
 N響の第九では、ブロムシュテットの荘厳な演奏以来の名演と違うかな。宇野功芳の言葉を借りれば「切れば血の出る演奏」です。
 さて、この後はテレビ東京系のジルヴェスターコンサートで年越し。なんかコロナウィルスに感染してからは、鼻と耳に悩まされ続けた1年やった。来年には耳づまりが治るとええのにな。
 今年の日記はこれで終了。今年もお付き合いいただきありがとうございました。来年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

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五嶋みどりのベートーヴェンのソナタ [音楽]

 今日は完全休養日。いつもなら朝起きてすぐ録画したアニメを見たりするんやけれど、デッキが自動でいろいろと調整しているランプがついていたんで、それが消えるまで新聞を読んだりスマホをいじったり。これがけっこう時間を食うたんで、かなり早起きしたのに、思うてたよりすべての時間が遅れて進行。なんとか見てしまいたいアニメや「仮面ライダー」「ドンブラザーズ」を見たあと、睡魔に襲われちょっとうとうと。
 昼食後も何か知らんだらだら過ごし、いつもならパソコンに向かうているのにそれも面倒になり、しばらく読書。また眠くなり、布団にもぐりこむけれど、午睡を始めた時間が遅く、夕食前に目覚める。
 食後、またしばらく読書をしたり社説のダウンロードをしたりしてから、スマホをいじっていたらやめられなくなり、日記を書こうとパソコンに向かう時間も遅くなった。
 こんな感じでだらだらしてしまうのは珍しい。だらだらせず午睡し、夕刻に起きて……というのがいつものパターンなんやけれどね。
 この日記を書きながら五嶋みどりのジャン=イヴ・ティボーデによるベートーヴェンのヴァイオリンソナタ集を聴いているんやけれど、予想はしていたけれど、みどりのヴァイオリンがストイックすぎ、ティボーデのピアノがまたそれに真っ向勝負を挑むような感じなもんやから、聴きものはクロイツェル。ソナタくらい。これはなかなか聴きごたえがある。そやけど、スプリング・ソナタみたいな大らかで心地よい曲まできりきりと締めつけるような演奏になっているので、全体的に私の求めるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集とはちょっと違う。ベートーヴェンのヴァイオリンソナタというのはベートーヴェンの愛くるしい一面が出た曲が多く、聴いていてうきうきするような演奏が私の好みなんです。五嶋みどりというヴァイオリニストはテクニックはすごいし、音を極めようとしている感じで嫌いやないけれど、この全集はそれが裏目に出たという感じがする。バッハの無伴奏ソナタとパルティータの全集もやはり裏目に出た演奏やったけれど、これもそんな感じ。ベートーヴェンに常に厳しさを求める聴き手にはええのかもしれんけレジ、わたしはベートーヴェンの茶目っ気に魅力を感じている方なんでねえ。

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