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予期せぬハイキング老人たち [日常生活]

 エンジン付きの車しか通ったらあかん小さな道がある。本線がバイパスになっていて横切られんので、その下をくぐるような形で小さなトンネルになっている。支線から急角度で曲がり、対向車線の支線に出るようになっている。
 私もスクーターでよく通る道で、慣れもある。それでも急カーブなんでかなりスピードは落とさんと曲がられん。そこを先日すっと通ろうと曲がったら、いきなりハイキング姿の老人の隊列に出くわした。
 予期せぬものに出会ったときというのは、ほんまに体が硬直するんやねえ。ほとんど止まりかけというくらいスピードを落としてたからよかったけど、まさか人が、しかもこっちに向かってくる形で現れるとは思うてなんだだけに、ほんま、固まりましたよ。
「ああこわ」
 これ、私の言葉やございません。ハイキングスタイルの老人たちの口から出た言葉です。
 怖いのはこっちじゃあ。
 こういう場合、もし接触してたらどっちの過失になるのかな。トンネルの急カーブ、しかも人は歩いたらあかん道。それでも立場的にはスクーターの方に過失があることになるのかな。
 老人というのはこちらが思いもよらんことをする。道があるから歩いた、ただそれだけなんやろうけれど、思考力のどこかが衰えていて、そこが車道か歩道かなんて考える余地がなくなってしまうのかな。
 最近特に自分の親にこの類の「老い」を感じることがよくあって、そのせいでかなり悩んだりストレスがたまったり苦しんだりわやくちゃになったりしてるんやけれど、年をとるとこうなるということはこういうことと心しておかなならんということなんでしょう。
 そして、あと25年も生きてたら、私かてそないなるんやと、それもまた心しておかんならんことなんやろう。
 それでも言いたい。
 人は車道を歩くなあああああっ!

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