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宇能鴻一郎の死 [追悼]

 今日も猛暑日。通勤だけで汗だく。しかも朝の登校指導、午前中3コマ連続授業ともうぐだぐだ。授業では各国首脳の写真をスライドショーとプリントで示して名前を答えさせるというのをやった。乗ってくれる生徒もいててよかった。今上陛下の御名はみんな知らんのやねえ。私の子どものころ浩宮殿下といえば「ナルちゃん」やったから、徳仁親王とすんなり出るんですけどね。トニー谷さんの歌で「あんたのお名前なんてェの」というのがあり、歌詞に「あんたのお名前なんてェの ぼくはナルちゃんと申しまちゅ」というフレーズがあった。それくらい浩宮殿下の御名は浸透していたんですよねえ。上皇陛下の昭仁という御名もわからんようやった。まあ、ニュースなどでは御名は呼ばれへんもんな。
 午後はぐったりしていたけれど、集めたプリントの採点をひたすらやって、定時に退出。
 地下鉄から出たら雨が降っていた。折り畳み傘を持っていたんでよかった。すぐに小やみになったし。でも打ち水のような効果はなく蒸し蒸ししていた。
 帰宅後、追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はサンテレビ。解説は福本さんと梨田さんという豪華なコンビ。ベイスターズに圧勝。とにかく突き放しておきたいよね。夕食時には録画した相撲中継を見る。琴櫻が敗れる。玉鷲が入門以来の通算連続出場記録で単独1位に。
 作家宇能鴻一郎さんの訃報に接する。享年90。死因は心不全。あまり熱心な読者やなかったけれど、中学生くらいの頃、官能小説というたら宇能さんでしたなあ。「あたし、感じちゃうんです」てな感じの文体が「官能小説」の文体やと思いこんでいた幼き日の私でありました。新聞の映画の広告でも、日活ロマンポルノではしょっちゅう「宇能鴻一郎の」と冠したタイトルの映画があったなあ。見たことないけどさ。
 子どもやったから読んだことはないのに「宇能鴻一郎」という名前だけは強烈に印象に残っていた。芥川賞作家やったと知るのももう少し後、高校生になってからでありますね。読もうと思うて買うた「鯨神」(中公文庫)はどこに埋もれているのかな。
 謹んで哀悼の意を表します。

 9月15日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。

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小原乃梨子の死 [追悼]

 今日は人間ドック。ゆっくり目に起き、朝食はもちろん取らず、朝から少しばかりアニメを見たり、検便を取るためにトイレにこもったりする。少し便秘気味のため、この3日、お通じがない。結局検便を取るのはあきらめて朝からカンカン照りの道を歩いて地下鉄で天六へ。共済組合指定の総合病院に。昨年は人間ドックの申し込みに落ちたので、2年ぶり。胃カメラを飲んだりエコー検査をしたり。昼頃には終了。検便は明日以降取れたら持っていくという事になった。
 軽食が出たので、それで昼食。そこから自宅に直帰。午後は半休を取っている。帰宅後、午睡。久々の胃カメラで体力がかなり落ちたか、爆睡。夕刻起きてもなんかずっとしんどい。社説のダウンロードなどをした後、プロ野球オールスターゲームを見る。なんとファイターズは1974年に日拓ホームフライヤーズからチームを買収した後の歴代のユニフォームや過去の企画もののユニフォームを出場した選手全員がそれぞれバラバラに着用。新庄監督の発案なんやろうけれど、本拠地のエスコンフィールドでの開催という事で、地元のファンは大喜び。かつて張本さんが着用したデザインのもの、江夏さんが着用したデザインのもの、西崎さんが着用したデザインのもの、下柳さんが着用したデザインのもの、そとて北海道移転後のもの。おっちゃんみたいなオールドファンには感涙ものでした。明日の神宮では日拓ホーム時代の7色のユニフォームや東映フライヤーズ時代の復刻ユニフォームで出場……はさすがにしませんなきっと。
 オールスターは派手な打ち合い。今季は投高打低といわれるけれど、ほんまかいなという感じ。岡田はんは恵比須顔。なんと代打にカープの床田投手を起用するという、岡田はんらしからぬ遊びまで。後半戦はそんな感じでいったらどないだ。
 試合終了後、大相撲名古屋場所10日目の録画を見る。なんと尊富士は2連勝したと思うたらまた休場。2勝して十両にとどまれそうなんでもまた休んだという感じか。ルール違反ではないけれど、個人的にはあまりいい気持ちはしないなあ。照ノ富士が10連勝。2敗で追うのは琴櫻のみ。照ノ富士の優勝が見えてきたな。
 声優の小原乃梨子さんの訃報に接する。享年88。病気療養中やったという。私が子どものころから見ていたテレビまんがや、テレビの洋画の吹き替えには欠かせない声やった。「ハリスの旋風」では大山のぶ代さんの国松と小原乃梨子さんのメガネが名コンビ。シンエイ動画版「ドラえもん」でも大山のぶ代さんのドラえもんと小原乃梨子さんののび太が名コンビ。そのころ、アニメ雑誌で「大山さんとコンビを組む時、必ず私は眼鏡をかけてる役なんです」なんて話してはった。
 むろん、タイムボカンシリーズのマージョ様、ドロンジョ様、ムージョ様、アターシャ様など「三悪」のリーダーとしての印象も強い。「もーこんなにゆーめいよ、ドロンボーよ。悪役主役よモテモテよ」というエンディングは今でも空で歌えます。そこでスカポンタンと顎で使うていたワルサー、トンズラー、ドンジューロー、ドワルスキーなどをあてていたたてかべ和也さんがドラえもんではジャイアン役でのび太をいじめていたというのも面白い。
 私はやはり「未来少年コナン」やなあ。第1話でラナの服を洗濯に行くときに「変なにおいー」と笑いながら駆け出して行ったのが印象的。少年役もジェーン・フォンダもブリジッド・バルドーも演じ分けられるそんな声優さん、なかなかいてませんよ。現役やと悠木碧さんがそういう演じ分けができそうな気がする。
 というわけで、テレビっ子やった私にとって、思い出深い声がまた一人、天に召されていった。三途の川の渡し船の前で八奈見乗児さんやたてかべ和也さんが今を遅しと待ってはるかもしれんなあ。
 謹んで哀悼の意を表します。

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正司照枝の死 [追悼]

 今日も出勤日。梅雨らしい曇り空で蒸し蒸しと暑い。ただ、私は時間割変更のために授業がなかったんで、昼休みに一服つけに行ったとき以外は社会科職員室でひたすら採点業務。最後の1クラスとなったテストの採点も、提出させたノートのチェックもすべてすまし、データをエクセルに入力する。明日は定休日やけれど出勤してテスト返却など。それから平均点などを見ながら微調整をし(採点ミスで訂正したデータ再入力が主やけれど)、校内ネットに入力したら、成績処理業務は終了。宿題までしたかいがございました。なにしろ去年は採点のペースがつかめずもたもたした上にミスだらけで多くの方に迷惑をかけたからね。二度とあんな真似はしたくない。辛い記憶です。
 定時を少し過ぎて退出。帰路、雨が降りそうで降らず。帰宅してから夜になって降り始めた。帰宅してすぐに追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はABCからサンテレビとKBS京都へのリレー中継。タイガースの連勝。しかも早めに試合が終わる。そのあとは社説のダウンロードなど。
 と、スマホにニュースの着信が。かしまし娘の正司照枝さんの訃報やった。享年91。死因は急性心臓死。1月に長女の歌江さんの訃報を聞いたばかり。かしまし娘についてはこちらでほとんど書いてしもうた。照枝さんの松竹新喜劇での舞台は、藤山寛美さんのセットにちゃんと記録されている。ここから漫才師正司照江やなく、女優正司照枝にならはったんやなあ。最近はええおばあちゃん役がぴったりとはまっていて、漫才時代のぼけ倒したり姉妹にかまわずしゃべり倒したりという芸風はもうどこにもその面影はなくなっていたね。とにかく愛嬌があり、どんなに歌江さんをいじっても嫌らしくならなんだ。当時の愛称は「てっちゃん」。照江やから「てっちゃん」なんやね。わたしも「てっちゃん」と呼ばれていたからなんやしらん親近感があったなあ。出と締めのテーマソングのハーモニーがきれいなんですよ。「うちら陽気なかしまし娘」あたりは覚えている人も多いと思うけれど、「ベリーグーッグーッ、ベリーグーッグーッ」からきれいなハーモニーになり、「おしゃべりお笑いミュージック。明るく歌ってナイト・アンド・デイ。ピーチクパーチクかしましい」までメロディも心地よい。締めの「それではみなさん」と掛け声をかけたあと、「ごきげんよう」とハモるのも粋でね。今の若い人たちは「歌ネタ」芸人でもほんまもんの「芸」まで昇華しているのはあまり見たことがないやろうからなあ。
 それにしてもわずか半年の間に2人のお姉さんを見送った花江さんの心境はいかばかりか。きっと辛かろうなあ。
 謹んで哀悼の意を表します。

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桂ざこばの死 [追悼]

 今日は定休日。朝から昨夜録画したアニメ「この素晴らしい世界に祝福を」や水曜までたまっていたアニメを見る。疲れがたまっていて、ちょっとうとうとしてしもうたりしたけれど。見られなんだ分はまた明日にという事で。
 パソコン修理のサービスセンターに電話し、担当の方から折り返し連絡をもらう。出荷時には起動していたという事で、比較的近くに来てはって、12時ごろに来訪。前回同様マンションのロビーで起動スイッチの部分を見てもらう。ちょっとてこずってはったけれど、なんとか起動。やれやれです。
 すぐに再起動し、内臓HDをまるままメモリスティックにコピーさせ始める。これがなかなか時間がかかっていて、午後11時半を過ぎてもまだコピー作業は続いている。寝る前までには終わると思うけれど。とにかくデータのコピーさえできたらええんやしね。なんとかなりそうでやれやれです。
 昼食後は午睡。かなり疲れていたのか爆睡。夕刻起きて追っかけ再生でナイター中継を見る。今日は地上波はカンテレでBSはBSフジ。というても放送時間が違うだけで内容は同じ。なにしろBSフジの放送やのに、放送席にはカンテレのマスコット「ハチエモン」がでかでかと貼られているもんね。解説は鳥谷さんと糸井さん。しあいはさくさくと進み、放送延長なしで収まる。ただ、西投手へのヒーローインタビューは途中で切れてしもうたので、そこだけDAZNで見直す。そのあとは寝床で社説のダウンロードや読書など。
 落語家二代目桂ざこば師匠の訃報に接する。享年76。死因は喘息。朝丸時代から知ってるからなあ。でもまだ80にはなってなんだんや。若くで売れたんやなあ。ショート落語の「動物いじめ」とか聞いていたし、「ウィークエンダー」で事件レポーターをしているのも見ていた。上岡龍太郎さんと「朝丸・上岡、俺に言わせろ」で激論していたなあ。その途中で二代目ざこばを襲名しはったんや。途中から「ざこば・上岡」にコーナーのタイトルが変わったときは変な感じがしたな。私は小米から枝雀に襲名したときとかはよう覚えてへんから、本格的な襲名の時期に接したというのはざこば師匠の時が初めてやったかもしれん。のちに米朝一門を中心に上方落語でも大名跡を襲名する落語家が増えたから、今はもう慣れたけれど。
 古典落語ではやっぱり「強情」かな。「ろくろ首」も面白かった。東京落語を移植した「子は鎹」もよかった。そんなに器用な落語家さんやなかったから、得意ネタを磨いていくほうやったと思う。そやから「ざこば・鶴瓶、らくごのご」の三題噺では器用にまとめる鶴瓶師と強引に攻めるざこば師の対比が際立っていて非常に面白かった。あの組み合わせは絶妙やったと今でも思う。
 私としてはゼロサム知事の応援団みたいなことだけはしてほしくなかったと、それは今でも思うてます。あの人物のどこを気に入ったのか。水と油みたいに見えるんやけれどなあ。
 枝雀師の死、米朝師の死、吉朝師の死などを経て、上方落語界でも重鎮扱いされるようになっていたけれど、ほんまはセンターに立つ人やなく、米朝師のような大きな柱があって、その周りでやんちゃしているというポジションが一番合う落語家さんやなかったかと思う。何度か生でも聞いていたけれど、多少噛んでもとちってもとにかく力押しに押す高座の迫力は他の落語家にはないもんやったと思う。「冥土筋」の米朝一門会はますます見ごたえ聞きごたえのある会になりそうですな。
 謹んで哀悼の意を表します。

 6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。

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若生智男と増山江威子の死 [追悼]

愛すれどタイガース「才木の完封で交流戦初勝利」を更新しました。

 今日は出勤日。朝イチで教材の印刷などをし、パワーポイントを使うたりしながら授業。ただ、生徒たちは明後日に迫った体育祭の準備で疲れているみたい。明日は授業を一部カットして体育祭準備。天気はまずまずの予報なんで、雨天延期でへろへろになるというようなことはなさそう。
 定時で退出し、書店に寄ったりして帰宅。帰宅後はスマホをいじったり、夕食後は読書をしたりして過ごし、少し寝落ちしかける。やはり休み明けの月曜はかなり疲れますね。
 元オリオンズ、タイガース、カープの投手若生智男さんの訃報に接する。享年87。死因は肝臓癌。私が子どものころ、まだタイガースの選手をそれほど覚えてなんだけれど、変わった苗字ですぐに覚えた。名前は若生なのになんか年寄みたいな顔の投手やったという記憶だけはある。というのも、本格的にテレビで野球を見出した時には安仁屋投手とのトレードでカープに移籍してしもうたから。それでも私がまだ赤ん坊のころにタイガースで日本シリーズに出たりしてた主戦投手やったというのを後から知った。どちらかというと、投手コーチとしての記憶のほうが強いのは仕方ない。確か父はけっこう若生投手のことが好きで、幼かった私にしきりに「ほら、若生やで」と声をかけていたのを覚えている。選手として、そしてコーチとしてタイガースに深くかかわった割に若いファンにはそのことをあまり知られてへんのやないか。まあスポーツ紙のお偉方も私と同世代という時代ですからね。語り伝える人が少なくなっても仕方ないか。村山投手や江夏投手のようなスターを支えていたのが若生さんみたいな地味やけれどしっかりローテーションを守っていた人なんやと、来年発行されるやろうタイガース創立90年記念のムックなどでしっかり書いてほしいものです。
 また、声優増山江威子さんの訃報にも接する。享年89。死因は肺炎。「ルパン三世」の峰不二子を降板してから長い間その声を聞かんようになったなあと思うていたら、なんともう89になってはったんやね。私の記憶では日曜の夜にやっていた「アンデルセン物語」のキャンティ(相棒のズッコの声は山田康雄さん!)とか、「天才バカボン」のママとか、そっちの印象のほうが強いなあ。「ルパン三世」で二代目峰不二子の声を聞いた時、思わず「バカボンのママ!」と思うたもんね。昔の声優さんはどなたも芸域が広かったけれど、増山さんも子どもの声から大人の声まで、いろんな役をしてはったなあ。あ、キューティーハニーも増山さんやったか。でも、私にはやっぱり増山さんはバカボンのママ。早くに亡くなったパパ役の雨森さんやハジメ役の貴堂さんとあちらで再会してほしいのだ。それでいいのだ。また、子どものころから耳になじんでいた声が聞かれなくなったんやなあ。「カリオストロの城」あたりをBDで見て追悼しようか。
 お二人に、謹んで哀悼の意を表します。


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今くるよの死 [追悼]

 台風1号の影響で朝から雨。なんで私が登校指導の立ち番の日になると雨が降るんや。
 今日も空き時間はひたすら採点。放課後、日直当番で校内の巡視。体育祭が近く、応援旗を描く3年生が熱心に活動中。下校時間には帰るようにと声をかけたりしてから、また採点。定時から1時間くらい残業。さすがに集中力が続かなくなり、あと少しというところやったけれど退出する。明日返却のクラスには十分間に合うやろうというところまで進めたし、ええか。
 雨は昼頃最も強く、一服つけに外に出ただけで足元はずくずく。帰宅時は弱まっていたけれど、それでもまだ降り続いている。夜になってやっとあがった。
 帰宅後、夕食を取って寝床でどぶさってスマホをいじっていたら寝落ち。甲子園のタイガースの試合は当然中止。さすがの阪神園芸もこれだけ降ったらお手上げというところか。
 漫才師今くるよさんの訃報 に接する。死因は膵癌。年齢は未公表やけれど、おそらく70は過ぎていたと思う。※後に享年73と発表。
 訃報の見出しには「どやさ」のギャグでおなじみの、とあるけれど、これは本来は腹叩きのギャグを売り物にしていたのが、痩せて腹を叩いても音が響かなくなったので、代わりに考え出したものやと思う。まだ売れてなんだころ、NHKのラジオ「上方演芸会」で今いくよくるよの漫才を初めて聞いた。やはり腹叩きと、いくよさんの厚化粧いじりのネタが中心やった。1980年代の漫才ブームでは、プロデューサーの澤田隆治さんは、実は若井小づえみどりを東京に呼ぶつもりやったのが、吉本興業の関係者が勘違いしていくよくるよを「花王名人劇場」出演のメンバーに入れてしもうたと、澤田さんご本人の講演で聞いた。ところがこれがいくよくるよには幸運を呼んだ。放送された「漫才新幹線」で見たネタは、かつてラジオで聞いたものと全く同じものやったけれど、館内は大爆笑。あっという間に売れっ子になった。いくよさんもくるよさんも愛嬌があり、ビジュアル的にもよかったんやと思う。大学時代に今は亡き京都花月でご両名の漫才を直接聞いたけれど、自信に満ちあふれていて、同じネタとわかっていても思わず笑わせてしまうだけの勢いと迫力があった。
 高校時代、ソフトボール部でいっしょやった二人は、くるよさんの誘いで今喜多代さんのもとに弟子入りしたけれど、とにかく売れず、副業のスナックで何とか生活していたという。吉本興業のマネジャーの取り違えがなかったら、解散していたかもしれん。前述したように、くるよさんは病気で痩せて腹叩きの芸ができなくなった。そこで「どやさ」を編み出したんやけれど、やはり全盛期の奇抜な衣装と腹叩きが印象に残る。どちらも未婚のまま、いくよさんが早世。ピン芸人として活躍してはったけれど、やはり漫才コンビは相方あってのもの。あの、京都花月で感じた勢いはいまだに忘れられん。互いをいじりあっても嫌な感じが全くしないという稀有な女性コンビやった。度胸と愛嬌では歴代の女性コンビの中でも随一やったんやないかと思う。
 謹んで哀悼の意を表します。


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キダ・タローの死 [追悼]

 今日は出勤日。考査前最後の授業が4コマ。とにかく予定の試験範囲まで全クラス進めておかなあかん。多少しんどくても今日は必死のパッチで仕事をせんならんかったんですわ。
 放課後、まだまだ作業の続き。疲れて頭が働かん。こんな時は必ず失敗してしまう。少しゆっくりめの退出。
 パソコン故障中やけれども明日以降、手書きで作業の続きをできるように宿題を持ち帰る。
 帰宅後、ナイター中継を追っかけ再生で見る。今日はサンテレビが名古屋から中継。試合終了まできっちりと見て、その後大相撲中継の録画を見る。霧島はやはり力が入っておらず、苦しい土俵。
 眠くなってきたけど、社説のダウンロードなどをする。
 そしたら、ニュース速報で作曲家のキダ・タローさんの訃報。享年93。死因はまだ非公表。
 愛聴盤の中に、「浪花のモーツァルト、キダ・タローのすべて」がある。子どもの頃から慣れ親しんだコマソンやテレビ主題歌など、音源が手に入るものを網羅したもの。
 ずっと以前、川縁の学校に勤務していたころ、吹奏楽部の顧問をしていたある先生がけっこうマジで「浪花のモーツァルト」という愛称に対して怒っていたのを覚えている。クラシック音楽を一段上のものと考えてる方やった。
 私はええ曲はジャンルを問わず好きな方なんで、そんなにマジで怒らんでもええのになあと思うたのを今も覚えている。
 言葉のイントネーションを大切にする作曲家やった。しゃべった時の音を自然にメロディにし、歌詞の変なところで曲が途切れたりするのを嫌うたはった。そういう音作りやったから、耳に心地よく、親しみやすいメロディを作り続けられたんやろう。最高傑作はやはり「アホの坂田」かな。「アホ、アホ、アホの坂田。アホ、アホ、アホの坂田」というフレーズを本格的なバックコーラスで展開するイントロはいつ聴いても感動する。
 大阪のテレビ番組には欠かせない音楽家として、その名は数多くの曲と共に残るやろう。
 謹んで哀悼の意を表します。
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曙太郎の死 [追悼]

 今年度も木曜はなにもでけん日になるんやろうなあ。
 朝から、昨日録画したナイター中継を見る。球場でリアルタイムで見てたん違うんかという人もいてるかもしれんけれど、アルプス席の前の方なんかほとんど細かなところはわからんのです。リプレイもないしね。
 というわけで、結果はわかっているけれど、アップにしたらどうなんかとかちゃんと確かめるように見る。そのあと、たまっている番組を何本か見て、昼食後は午睡。爆睡。疲労がたまっていた上に甲子園に行ったりしたからね。
 夕刻、社説のダウンロードなどをしてから、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。今日はNHKBS。緊迫した投手戦で、頼みのゲラが1点だけ取られ、打線は全く機能せずに連敗。岡田監督自体が「普通に」やってへん。セオリーやとあそこにゲラを持ってくるのはおかしい。とはいえ打線のつながりがないのはどうしようもない。投手はがんばってますねん。
 試合終了後、しばらく読書をしていたら寝落ち。こんなんばっかりや。
 大相撲64代横綱 曙太郎さんの訃報に接する。享年54。死因は心不全。
 ここ数年、病魔との闘いを続けていて、時折その姿は新聞や雑誌で見ることができたけれど、テレビ解説などはとうていでけん状況やったという。
 若貴兄弟とは初土俵が同じで、終生ライバルとして君臨した。若貴兄弟よりも先に横綱に昇進した。先輩横綱が次々と引退し、横綱不在の中で、先に頭一つ抜け出したという形。とにかく破壊力は抜群で、巨漢特有のもろさもあまりなかった。「後藤の親方」と呼ばれた当時の木村庄之助親方に心酔し、横綱土俵入りの型などは実は庄之助親方の指導を受けていたという。四股の足はあまり高くなかったから「美しい」とは誰も呼んでなかったけれど、下の段の構えからせりあがる姿は腰が入り上半身の力が抜けた見事な堂々たるもの。私はあれほど見事な構えとせり上がりを見せた横綱を他に見ない。故実に最も通じた人の指導を受けたという点では、日本出身横綱の誰よりも立派やったといえる。
 強かったなあ。若貴のライバルということで、敵役になってしもうた面があったのは気の毒やったけれど、逆に、貴乃花のライバルというおそらく他の力士には耐えきれんくらいのポジションを守り通したんやからたいしたものです。
 残念ながら師匠との確執などもあったとかで、協会から去ることになり、総合格闘技やプロレスにその舞台を移すことになったけれど、親方としてどんな力士を育てたかと想像すると、相撲ファンとしてはちょっと残念。
 それにしても、若貴兄弟、そして曙さんと、あの時期の土俵の主役がすべていなくなってしもうた相撲協会というのは何なんや。また、曙さんのあと、若貴から朝青龍につなぐ役割を果たした横綱武蔵丸の武蔵川親方への待遇も低過ぎないか。
 そういう意味では旧態依然とした相撲協会の犠牲になった一人といえるかもしれんなあ。
 とにかく、あの馬力と出足の早さ、破壊力は今の力士では歯が立つまい。まさに若貴のライバルにふさわしい名横綱やったと、私は思うております。
 謹んで哀悼の意を表します。

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山本弘の死 [追悼]

 今日は定休日。新年度開始でフル回転した疲れが出て、午前中、録画した番組を見たあと、少しうとうと。昼食後、すぐに午睡。寝ている間に妻が日帰り帰省した時も気づかぬくらい爆睡。夕刻目覚め、タイガースのナイター中継を追っかけ再生で見る。今日も中継はカンテレ。タイガースの投手陣もよく踏ん張ったけれど、打線の差でベイスターズに敗れる。なにしろ宮崎と関根が猛打賞。関根に至っては打率が7割を超えてるんやからなあ。それでも1点差で踏ん張ったんやから投手陣はようがんばったと思うよ。タイガースは木浪があかんな。小幡を先発で使うてみるのも手やないかと思う。中野もしんどいな。糸原を起用してみてもええんやないか。大山も打つ方はどん底。ただ、守備のことを考えると外されん。ノイジーも前川も好調なんで、ノイジーを一塁で使えんものかな。アクセルが3人並ぶベイスターズと、ブレーキが要所要所にいてるタイガース。その差が出た。
 スマホで社説のダウンロードをしていたら、SF作家山本弘さんの訃報に接する。享年68。死因は誤嚥性肺炎。
 個人的な接点はほとんどなかった(学生時代に「星群祭」合宿の麻雀部屋で卓を一度囲んだことがあったか)けれど、若い頃から作家として活躍したはったし、特に「と学会」の本に掲載されていた文章は軽妙かつ真摯で、何度も繰り返して読み楽しませてもろうたものです。「MM9」はドラマ化され、まだ「カーネーション」でブレイクする前の尾野真千子さんや「おんな城主直虎」でブレイクする前の高橋一生さんが出演していたのを見ていた。原作を読もうと文庫化されたのを買うたのに積ん読にしてしもうてるなあ。そう、なぜか山本さんの本、私は積ん読が多いんです。代表作などもちゃんと買うているのに。読んだら面白いのはわかっているのにねえ。
 というわけで、私にとっては「トンデモ本を楽しく紹介し、きっちりと批判する方」というイメージの方が強かったりするのでした。
 とはいえ、若い頃、少しばかりご自身との接触もあり、年齢もそう離れてへん方がなくなるのはやはりつらい。そろそろ積ん読の中から掘り出してちゃんと読んでみんとあかんな。
 謹んで哀悼の意を表します。

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鳥山明とTARAKOの死 [追悼]

 大相撲小言場所「令和六年春場所展望~新大関琴ノ若昇進、宮城野部屋の危機~」 を更新しました。

 昨日、今日と訃報が続く。昨日は漫画家の鳥山明さんがくも膜下出血で、今日は声優のTARAKOさんが。鳥山さんは68歳。TARAKOさんは63歳。平均寿命が延びている今、60代の訃報は早いと言うしかない。
 鳥山さんといえば、私には「Dr.スランプ」。その画力には驚かされた。キャラクター造形といい、ギャグ感覚といい、のびやかで楽しかった。おそらく「ドラゴンボール」もその路線で始めたはずやったのが、発表媒体が「週刊少年ジャンプ」やったせいか、アクション中心のものになり、人気が続いている間は連載をやめることができなかったのか、次から次へと強敵が現れて修行して強くなり、戦い続けるというパターンに陥ってしもうたのは残念。しかも「Dr.スランプ」のような丁寧でのびやかな線ではなくなり、途中から絵が明らかに荒れてしもうた。結局「ドラゴンクエスト」などのキャラクターデザインが仕事の中心となっていったのも漫画家としてはもったいなかった。それでも漫画家として一時代を築いたのは間違いない。
 TARAKOさんは、まだ「ちびまる子ちゃん」の声優になる前、私が初めてスタッフとしてかかわったSFイベント「ユニコン」でスタッフの一人がプッシュしてコンサートをしたことでその名を覚えた。まさかまる子役の声優として30年以上もお茶の間に親しまれるようになるとはその時は想像もしてなんだ。そやから私のイメージとしてはTARAKOさんは声優よりもミュージシャンの方が強かったりするのです。
 自分が歳をとったということもあるけれど、世代の近い人の訃報が少しずつ増えてきた。きついなあ、と思う。
 ご両名に謹んで哀悼の意を表します。

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