みちのくこぼれ話

　先週の今ごろは一関やったんやなあ。
　というわけで、修学旅行のこぼれ話をひとつ。
　農家の体験実習で玉ねぎの収穫をしていた男子生徒。「手つきが良くなってきたべ」とほめられた。それに対して言うこと。
「長年玉ねぎの収穫をしてるからなあ」
　このボケに対して農家の方はどう対応してええか戸惑う様子。ここは助け舟とばかりに私がツッコむ。
「長年て、きみ、何年やってんねん」
「２日間」
　きれいに落ちた。農家泊の世話役をしている協議会の方も思わず笑う。
　帰りの車の中で、「私だったらどう返していいかわからなかったですよ」と言わはる。
「彼ら、子どもの頃からボケツッコミの会話で育ってますからねえ」
　東京の芸人さんから以前「大阪じゃ子どもの会話が漫才になってるんだせ、嫌んなる」と言われたことを思い出したのでありました。

みちのくへろへろ引率記千秋楽

　いよいよ修学旅行も最終日。まずは中尊寺へ。金色堂を見学。私はこれが楽しみやったのです。昔大河ドラマ「炎立つ」を見て以来、実物を一度は見てみたいと思うていたのです。
　写真などで見ていたのよりはコンパクトやったけれど、その分美と技術が凝縮されている感じで非常によかった。なんというても仏さんのお顔が上品やったこと、これに尽きる。不細工な仏さんはやっぱり、ねえ。
　金色堂は撮影禁止やったので、お寺の外側にあった「弁慶立ち往生の碑」を載せときます。弁慶ってほんまにいたんかどうかわからん人なんやけれど、こうやって立ち往生したのはここですよなんてもっともらしい石碑が、しかも非常に新しいものがあるのがおもしろい。
　昼食をとって、松島に移動。

　初日と同様雨模様。そやけどざざ降りやなかったから、遊覧船に乗ってもかもめが近くに寄ってきたりして、それを間近に見ることができてなかなか楽しい。いやあよかった。ただ、写真で見ていただいたらわかるように、遠くまで見渡せなくて美しさも半減したのは残念。
　土産物屋ではご当地ものの様々なキャラクターのストラップを見ているだけで楽しいけれど私の仕事はお買い物を楽しむことやなく、時間どおりに生徒を観光バスに帰らせること。声かけをしているうちに私の買い物の時間なんかなくなってしもうた。ま、いずれプライベートでもう一度妻と金色堂を見に来たいし、土産はその時にたっぷり買いましょう。
　仙台空港から大阪空港へ無事帰還。発熱などのアクシデントもあったけれど、なんとか生徒たち全員を返すことができて、担当の先生もほっと一息。
　私もへろへろになりつつ帰宅。でもね、帰宅してから「ニコニコ動画」で今日のタイガースとバファローズの試合を見ながら日記を書いてたりするんやから、へろへろという手もまだ余裕はあるかな。
　というわけで、この引率記も無事終了明日からは通常営業でお送りします。

みちのくへろへろ引率記３日目

　今日は農家とお別れし、小岩井農場に行く予定。ところが発熱した生徒が出たため、私はその生徒の付き添いで病院に行くことになった。
　診療し薬を処方してもらったけど、熱はまだまだ下がらず、農家宿泊の責任者の方の家に連れて行き休ませる。
　かなり寝かせてなんとか起きられるようになり、奥さんにお粥を作っていただきやっとのことで胃に物が入ると、風邪薬と解熱剤を服用させて熱が下がるまで待つ。
小岩井農場はもちろんパスして今晩の宿泊地である花巻に。一関の高速道路を使いやっとのことで花巻に着いた。
　アトラクションの鹿踊り等を生徒たちが見ている横で夕食をとる。発熱した生徒は別室でまた寝ている。
　廊下の見張り番などは予定通りこなしたけれどもうへろへろ。
　収穫は町起こしを真剣に考える世話役さんの話をたっぷりと聞けたことかな？
　さあ、へろへろ修学旅行も明日が最終日や。なんとかあとひと踏ん張りしまっせ！

みちのくへろへろ引率記２日目

　今日は農家で体験学習をしている生徒たちの巡回。地元の世話係の方の自動車で１日かかって１０数軒を回る。
　作物の品種改良をしている方、古民家を買い取り隠居生活を送っている方など、農家というても様々。
　どの農家の方々も、生徒たちに誠実に接してくれたはるのがわかる。また、生徒たちもそれにこたえて農村生活を楽しんでくれているので、やれやれよかった。
　しかしまあ、１日中自動車移動はほんまに疲れた。おいしい野菜を一口いただいたり、なかなか楽しくはあったけれどもね。
　天気がよかったのも幸いしたかな。
　明日からは、集団行動に戻る。我々の本番は実はこれからなのであります。
　早めに寝て鋭気を養いましょうかね。

みちのくへろへろ引率記初日

　朝から雨。しかも伊丹空港行きのモノレールが車輌事故とかでダイヤが乱れまくり。波瀾に満ちた出足であります。
　仙台空港も雨。昼食場所の松島も雨。日本三景もこれではよさがわかりにくい。雨に煙る松島も悪くはないんやけどね。
　土産物屋でどひゃーなポスターを発見。宇宙戦艦ヤマトと松島の関連性が私にはわからなんだ。どなたか詳しい方がいたらご教示ください。
　石巻市で震災の語り部ボランティアの方が津波の体験を話してくれる。東北弁でとつとつと話すので、かえって生々しい感じがした。あくまでも東日本大震災は私にとっては他人事、ではあるけれど、こうやって話を聞くといろいろと考えさせられるなあ。
　生徒を農家の方々に引き渡す。これであとは教員は打ち合わせのみ。
　ただ、宿につくとやはりほっとして疲れました。温泉に入りほっとひと息。
　なんだかんだでやっぱりへろへろであります。

九州縦断旅行長崎編

　ああしもた！
　昨日の日記で勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つと書かなんだからとんでもない負け方をしてしもた。
　はい、明日からタイガースは、勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ！
　ドラゴンズは負ける！
　これでよし！

　それはそうと今日は修学旅行最終日。生徒は班別自由行動。教師は適宜生徒のまわる場所を巡回であります。
　私はグラバー園から大浦天主堂、眼鏡橋から出島、そして新地中華街と市街地を駆け足で移動。
　なんかどこに行っても坂本龍馬だらけ。
　まあかきいれ時やからなあ。仕方ないか。
　チリンチリンアイスを食す。高知のアイスクリンといい、シャーベット系のアイスはおいしいなあ。疲れがとれますわ。
　というわけで修学旅行が無事終了。
　帰阪したら寒いのなんの。明日はお疲れ休み。今晩は爆睡しそう。

九州縦断旅行島原編

　本日の旅程は島原の口之津から船に乗りイルカウォッチング。長崎市内に入り、稲佐山ロープウェイで山頂へと上り夜景観覧。
　イルカウォッチングが目玉であります。私ら素人にはわからんが、観覧船の船頭さん（船長さん？）にはイルカのいる場所がだいたいわかるらしい。
　もっともわからなんでも魚群探知器を使うたりするらしいけど。
　で、やはり間近にイルカが来て海面を跳ねたりするのを見たら、なんやしらん嬉しいもんです。
　夜景はロープウェイが来るのを延々と待たされたりした上に、生徒たちがわあわあ言う中で見るのはあまりにもムードが違いすぎ。夜景はカップルで見るに限ります。
　かなり疲れがたまってきた。明日は帰阪。なんとかあと一日もたせねば！

九州縦断旅行阿蘇編

　本日の旅程は、球磨川清流下りと阿蘇火口見学。生徒を３グループに分け、ラフティング組と川下り組と阿蘇鉄道トロッコ列車組に編成。
　私は清流下り組に付き添う。川下りは天気もよくまことに快適なり。
　阿蘇火口見学は時間の関係でゆっくり見られなかったのが残念。
　ホテルでは生徒指導の合間をぬいタイガースの試合経過をチェックするが、負けたやないか！
　勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ！
　ああ、野球中継を見たい！

九州縦断旅行知覧編

　てなわけで、現在修学旅行引率中であります。
　今日は大阪空港から鹿児島空港まで飛行機で移動。生徒たちのハイテンションなのにあてられつつも、バスで知覧へ。
　知覧では特攻平和会館で、地元の語り部のご老体から話を聞く。
　歴史認識にいささか偏りはあるように思えたが、特攻隊の非情さは伝わったかな。
　宿についても廊下の立ち番やらなんやらで、せっかく霧島温泉に来ているのに、入れそうにない。
　深夜０時に風呂場が閉まるんやもんなあ。
　さて、今からまた立ち番や。あと一息がんばりましょう。
（写真は知覧文化会館）

私はブログ生徒はツィッター

　ほーらね、ほらね。勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つと言い続けてたら勝つのです。あと９回。勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ。タイガースは勝つ！
　そやのにテレビの放送権を持ちながら深夜にハイライト録画中継しかしない毎日放送のすかたん！　まあ亀田大毅の試合の中継を東京から配信されてたら、それを押しのけてタイガースの試合は中継でけんか。動くお金の額が違いますもんね。
　それやったら放送権をサンテレビに譲れー。

　今日は休日出勤。期末考査に修学旅行の結団式、中学生向けの学校説明会に、本日欠席した生徒への連絡やとかあれこれと忙しい。
　結団式の様子を勤務校のホームページに設置してあるブログにアップする予定やったのに、すっかり忘れてた。夜になって思い出し、やっとアップ。遅すぎますて。
　旅行中は、学校のブログとこちらのブログとそれぞれこまめにアップする予定。こんどこそ今日みたいなタイムラグがないようにしたい。とはいえ、担任してますから、何かあったらブログどころやないか。安心してブログを更新し続けられるように頼むぞ、生徒たちよ。
　生徒の一人が修学旅行先からツィッターで発信してクラブの先輩後輩に対してつぶやき続けるそうな。「阿蘇山なう」とか書くのでしょうな。くそー、生徒に負けずにブログを更新し続けてやる！
　そんなんで張り合うてどないしまんのや。