新しいものもやがて古くなる

　舛添氏が立ち上げた政党の名前が「新党改革」やとか。ひたすら新しくすることだけを追求する政党なんやろうね。何をどう「改革」したいのかが政党の名称から見えてこないのはまあよくあること。「たちあがれ日本」となるとつい「たちあがーれたちあがーれたちあがーれがんだむう」と口ずさんでしまう。立ち上がってどうしたいんですか。わかりません。
　それにしても「新党」という名前はどうにかならんのか。どんな政党でも発足時はみんな「新党」なわけで、新しいものもやがては古くなる。もしこの新党が１０年もったとしても、１０年たってもまだ「新党」のままやったとしたら明らかに日本語としておかしいと思う。
　その上に「改革」でしょう。もしうまくいって「改革」ができたら、「新党改革」は一度自分の手でこしらえたものをまた「改革」するんやろうか。常になにかを変えんと気がすまん人たちが集まった政党というような語感がある。
　以前も書いたけど、「新党」というのはたいていは長もちはしない。　それを理解したうえで「新党」を名乗ったとしたら、それはそれでたいしたもんです。まあたぶんそこまで考えている余裕はなかったみたいな感じやけどね。　

コメント 1

新劇も、ニューミュージックも、アール・ヌーボーも、ヌーベルバーグも、ニューウェーブもみんな古典になってしまいましたものね。
新党は古典になりそうもないけど。
by いぎたなし (2010-04-23 23:26)