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爆笑鑑賞会 [演芸]

 今日は勤務校の「芸術鑑賞会」。私がチーフとして仕事を進めてきたんやけれど、なんとか当日にこぎつけた。今年は「落語会」。
 実は、当初はトリは林家染丸師匠にお願いしていたんやけれど、先週、軽い脳梗塞で入院してしまい、企画会社の方と入院の翌朝相談し、代演に笑福亭福笑師匠をお願いすることになった。私はむろん異存はなし。今、脂の乗り切った師匠のことやから、生徒たちに落語の楽しさをしっかりと刻みこんでくれることやろうと期待する。
 午前中、授業などをこなし、少し早めに会場の吹田メイシアターに。舞台袖で企画担当の方と打ち合わせなど。今回は開演前に私が舞台に出て、諸注意などをする。
 一番手は桂あやめさん。枕では小話を交えて落語の楽しみ方を非常にわかりやすくレクチャーしてくれる。そしてお得意の先輩に恋する高校生ネタ(タイトル失念、失礼!)。女子たちに特に受けていた。
 二番手は桂かい枝さんの英語落語。英語に関するあれこれおもしろい話を枕に、「動物園」の最後のところを英語で。とてもわかりやすく、かい枝さんが英語落語を完全に自分のものにしておられることを改めて実感。
 続いては桂春駒師匠のガイドでお囃子の実演。春駒師匠は今回の落語会のプロデュースをしてくださっていて、福笑師匠の代演がすぐに決まったのも春駒師匠の迅速な動きのおかげであります。
 モタレは腹話術の川上じゅんさん。なんと勤務校の卒業生であることを直前に舞台袖で知り、びっくり。生徒たちも大先輩の出演とあって、より演芸を身近に感じてくれたんやないかな。人形だけやなく、ホワイトボードやら会場から選んだ生徒をパペットにしたりするというみごとな芸。むろん生徒たちも大いに楽しんでいた。
 トリは福笑師匠の「平林」。福笑師匠らしく、無筆のおっさんたちと丁稚のやり取りをぐっとふくらませ、子どもには受ける「たーいらばやしかひらりんか……」と丁稚が言うてまわるくだりはばっさりカットし、サゲまでいかずに笑いが盛り上がったところで切り上げる。こういう演出もありかあ。「平林」という前座ネタを、高校生向けの鑑賞会でこれだけ爆笑落語に仕立てるのはさすが。
 というわけで、まだ後始末などちょこちょこと仕事は残っているけれど、とりあえず本番が無事終了してほんまによかった。明日から通常業務に戻ることになるので、積み残していた仕事を少しずつ片付けていこう。
 演者のみなさん、企画会社のみなさん、ホールのスタッフのみなさん、ほんまにありがとうございました。

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