プレッシャー

　今日は出勤日。試験監督が１コマ。続いて自分の持ち授業の試験が１コマ。
　蓄膿は少しましになってきたけれど、まだ青洟は残っている。そのせいかなかなか集中して作業がでけん。それでも午後は採点業務を行い、定時に退出。帰路、駅前のいつもの本屋さんで妻の「月刊フラワーズ」を買うてから帰る。
　帰宅後、へたりつつもナイター中継を見る。今日もＢＳフジのサブチャンネルでスワローズ戦。１点先制したもののなかなか追加点が取れず同点に追いつかれ、８回に原口のタイムリーで辛うじて勝ち越し、逃げ切る。
　実はスワローズ打線で一番怖いはずの村上宗が昨日と今日に限っては打線を分断しているということに気づいた。王貞治さんの記録を抜く年間５６本目のホームランを早く打ってしまいたいというプレッシャーに、さすがの村神様も負けてしまっている。そやから逃げていくボール球を追いかけて空振り三振したり、打ちにくい球に手を出してポップフライを打ち上げたり。どんなに村上宗の前に走者を出したとしても昨日と今日に関しては打たれそうな気がしない。打席の構えを見ても、投手側からのアングルでは５５番の背番号が丸見え。体の重心が後ろにいってしまい、スイングが遠回りしている。一番怖い時のまっすぐ立ってバットをボールの最短距離に引き付けて打つバッティングが崩れてしもうている。
　村神様も人間やということ。優勝が決まり、チームバッティングよりも自分のバッティングが優先となってしまうとかえって力が入るということか。こうやって見ると、まだ２２歳の若者なんやなあと思う。ただ、このプレッシャーの経験が来季さらにすごい打者になる糧となることは間違いない。次の日曜日の最終戦までに５６本目を放ってプレッシャーから解放されていたら……。やはり怖い打者やということに違いはないと思うた次第。
　タイガースの次期監督が岡田もと監督に内定した経緯、各スポーツ紙のサイトでの解説を読むと、昨日私が推測したのがほぼ間違いないことが分かった。ファンを何十年も続けていると、素人であってもけっこう的を射たことを書けるものなんですねえ。