二つの黙祷……柴野拓美の死 [追悼]
今朝、5時半ごろには起き、テレビをつけて5時46分からの黙祷に自宅から参加。今年はハイチ地震の被災者の分もという思いで黙祷した。天井の蛍光灯の揺れ、布団の上で妻をかばうように覆いかぶさったこと、書棚から落ちた本で部屋が埋まっていた情景、なぜか運行していたK阪バスのバス停に妻とともに並んで出勤しようとしていたこと。なぜか運行していたK阪電車に乗り北浜で乗り換えようとしたらさすがに地下鉄は運休で職場に連絡して引き返したこと、妻は淀屋橋から歩いて出勤したこと……いろいろなことを一度に思い出す。今、ハイチでは30度を超える気温で瓦礫の下の死者の腐敗が始まっているという。私にはなにもでけん。そやけど、不安でいっぱいの人たちの思いを想像することはできる。
午後からは「たちよみの会」。湯川光之さんから柴野拓美さんの訃報を知らされる。死因は肺炎。享年83。柴野さんがSFファンダムの礎を築いてくれはらへんかったら、私みたいな者がものかきになるような道もなかったやろう。私が大学でファン活動を始めたころ、ファンジン大賞の授賞式の席で初めてご尊顔を拝した。私はファン活動を始める時期が遅かったのと、あんまりアクティヴなファンやなかったことから、柴野さんに親しく声をかけていただくことはなかったけれど、自分の編集しているファンジンを柴野さんに認めてもらいたいという気持ちで編集を続けていたという記憶がある。
その偉大な功績は私がここに書くまでもないやろう。
この日記を書く前に、本日2度目の黙祷を捧げた。
謹んで哀悼の意を表します。
午後からは「たちよみの会」。湯川光之さんから柴野拓美さんの訃報を知らされる。死因は肺炎。享年83。柴野さんがSFファンダムの礎を築いてくれはらへんかったら、私みたいな者がものかきになるような道もなかったやろう。私が大学でファン活動を始めたころ、ファンジン大賞の授賞式の席で初めてご尊顔を拝した。私はファン活動を始める時期が遅かったのと、あんまりアクティヴなファンやなかったことから、柴野さんに親しく声をかけていただくことはなかったけれど、自分の編集しているファンジンを柴野さんに認めてもらいたいという気持ちで編集を続けていたという記憶がある。
その偉大な功績は私がここに書くまでもないやろう。
この日記を書く前に、本日2度目の黙祷を捧げた。
謹んで哀悼の意を表します。
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