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爆弾娘と裁判員 [時事ネタ]

 腰の張りは少しずつ和らぎつつある。こりがほぐれたのか薬が効いているからなのか。ま、コルセット巻きつつなんとか今日も乗り切った。明日はゆっくり身も心も休めたいものです。
 オウム裁判で、元「走る爆弾娘」が逆転無罪。私はずっとウォッチングしてきたわけやないので、真偽のほどはわからんけれど、要は証拠不十分というところでしょう。
 一番問題にしたいのは、一審が裁判員の判断で有罪になり、二審が裁判官の判断で無罪となったこと。裁判員にしても、海外の陪審員にしても、心証が悪ければ有罪となってしまう。映画「十二人の怒れる男」はそういう陪審員の心理を描きだした傑作であるけれど、素人の感覚で裁判が行われるとこういうことになる。
 一審では心証が悪くて有罪となり、二審では証拠不十分で無罪となる。これは今後も裁判員制度を続けていく上でずっとつきまとう問題なんやろうな。ただ、こういう社会的にも注目されていて裁判員が先入観をもちやすい事件の一審に裁判員を加えてしもうた事が問題なんやないかな。裁判に市民の視点を、という考え方は必ずしも悪いことやないと思うけれど、「空気」が醸成されているような場合は、公正さを欠くことがあるということは頭に置いておかんならんやろう。
 特に今の日本は「空気」に敏感な人が少なくない。論理的公正さよりもその場を支配する「空気」を重く見る人はけっこうな割合でいてるんないか。そういう意味では「裁判員制度」というやつ、あまり日本向きやないのかもしれんねえ。

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