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教師は生徒のなれの果て [教育]

 今日は午前中はずっと空き時間。ひたすら事務作業に徹する。休憩を上手にはさまんと集中力が途切れて数字が合わず何度も数え直し、なんてことも出てくる。実に非効率的、不経済であります。休憩も仕事のうち。ただ、府教委からは昼休憩は何時何分から何時何分までとお達しが来ていて、その時間以外は外出禁止とか、喫煙禁止とか、守らなんだら監査でつつかれる。別にさぼっているわけでなく、適宜一区切りつけるのにタバコの一服も許さんというのは厳しいですね。
 午後からは教員向けに心肺蘇生法の講習会。本来は消防署の方に来てもろうて、練習用の人形を使うたり、AEDの練習をしたりということになるんやけれど、今年はそれがでけん。お山の学校の管区内の消防署は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、署員の派遣を中止し、講習はこちらから小人数が出向くという形に変更になった。毎年確認せんと忘れるから、全員が受けることに意味があるのです。
 苦肉の策で、YuoTubeにアップロードされている心肺蘇生棒のやり方の動画と、今年の9月に放送されたNHK「あさイチ」で紹介された「新型コロナ禍での心肺蘇生法」を見てもらい、番組で紹介されていたペットボトルを活用した胸部圧迫の練習法を見てもらう。
 指導するには資格が要って、お山の学校の先生にはその資格を持っている人が見当たらず、テレビの真似を私がしてみせるというようなしまらないことになってしもうた。で、何人かペットボトルをもってきてくれている先生方がいたので、みんなの前でしませんかと声をかけたけれど、やってくれたのは一人だけ。教師も生徒のなれの果て。自分が授業をする時は「もっと手をあげろ」なんて言う人に限ってこういう場では自主的に前に出たりはしないのです。教育センターで研修をしても、発表役は譲りあいするしね。
 自分ができないことを人に強要するのは、私は好かん。私はなるべくこういう場では出るようにしている。また、授業で生徒の手が上がらんでもしかりつけたりはしないことにしている。「恥ずかしがり屋さんが多いなあ」と言うて切り替えることにしている。今日の講習も、あまりにも志願して出る人がいてへんので「恥ずかしがり屋さんが多いようですね」と、打ち切った。
 まあ、保健室の養護教諭も生徒がいてへんと気はお二人で中学生みたいな感じの会話で笑うてたりする時があるしねえ。人というのはほんま成熟に時間がかかるものでありますね。
 講習終了後は事務作業の続き。定時に退散して、帰宅後は雑誌を読んだりして過ごす。あと3日で冬休み。カウントダウンしながら仕事をしておる次第です。

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